2022 J2 25節 7月6日(水)19時03分 ベガルタ仙台 3-0 ヴァンフォーレ甲府 ユアスタ仙台
中山 皆川
(富樫)
(氣田 加藤
(名倉)
中島 フォギーニョ
(デサバト→鎌田)
内田 キム 平岡 真瀬
(福森)
杉本
サブは、小畑、蜂須賀、福森、鎌田、デサバト、名倉、富樫。
甲府は、GK河田、DF須貝、浦上、関口、大和、MF鳥海、山田陸、石川、小林岩魚、長谷川、FWウィリアンリラ。宮崎、飯島、ブルーノライバはベンチスタート。
前節町田戦、後半一気に3得点と快勝ペースながら、終盤易々と2点取られたところから、今節は、しっかりと勝ち切る試合が求められていた。
その課題に対して、この試合では、全員が寄せを早め、コースを限定しての、相手のパスコース読んでのカットで、カウンターに持ち込む事ができた。特に、氣田のパスカットが、冴えていた。
相手の放り込みには、中央でキムと平岡がしっかり競って、相手のワントップ、リラに寄せ、楽に打たなかった。
首相撲になれば、キムは1対1で勝てるので頼もしいw
さらに、この試合では、復調の中山が、時折下りてきてのキープから、前向きにパスを出してチャンスメーク。これは今後も、守備から攻撃へと、幅が広がりそう。
また、終盤まで、皆川がボールを追いかけて、時間を作るなど、90分の集中した全員守備が、久々の完封をもたらした。
試合は、甲府が、あまり前から来ず、攻撃にスピードが無かった事もあるが、ベガルタが球際強く、いつもより速いテンポでパスを回して、ぺースを掴み、攻勢。
⚽すると前半25分、中島が、ペナ側のフリーキックを、鮮やかに決めて先制、1-0。
中島は2試合連続、今季3点目。フリーキック直接は2点目。左45度から、右足インサイドでしばき上げ、巻いて急激に落とす「ドロップ・ゴール」。DAZN解説の財前さんも、完璧と言っていた。
⚽さらに、38分には、中山が左サイド裏へのパス-氣田が侵入・ためて-内田が追い越しクロス-加藤がニアでスルー、最後は、中央の中山が右足で合わせゴールと、きれいに崩し、追加点2-0。
得点力に悩む甲府にダメージを与えた。中山は今季7点目で、ついにチーム内トップに。
甲府の攻撃では、16分、中央でリラの反転シュート、バーの上、26分、コーナーからリラのヘッドも枠外と、散発の攻撃にとどめる。
しかし、後半、甲府がペースを掴み始めると、ベガルタは、16分、中島に代えデサバト、中山に代え富樫を入れる。
すると、前掛の相手の背後を脅かすプレーで、再び押し戻す。26分には、内田に代え福森を入れ、締めに入る。
31分、デサバトが怪我で、鎌田に代わるアクシデントも、鎌田がドリブルで、再三ボールを前に運び、相手陣でのプレーを増やす。
⚽そして34分、相手陣右で鎌田が運び、人数をかけてボールを渡さず、最後は、密集の中で、名倉がシュートを決め、3-0とトドメ。名倉は今季3点目。
終盤、甲府も3枚代えで反撃を試みてくるが、ベガルタの守備の集中は切れず、放り込みも跳ね返して、3-0と快勝した。
連敗中で、やや精彩に欠ける甲府相手ではあったが、緩むことなく攻守に詰め、今季一番の結果につながった。
惜しかったのは加藤。
前半13分に、中島のクロスに左から飛び込んでヘッド、後半22分、任された中央30mのフリーキックは、サイドネットと、惜しいシュート。
攻守にアグレッシブさを維持して90分走り、リーグ戦の得点も、まもなくの感じ。楽しみである。そして左右のポジションがこなせるのも、得難い。
一方、気になるのは、後半出場して削られ、足首を気にして10分で退場したデサバト。歩いて戻ったが、大きい怪我でない事を願いたい。
連戦続きの中、2点取って、主力を早めに交代できたのはいいが、怪我人が増えて来たのが悩みの種。
それでも、この試合では、鎌田が前向きプレーで、いい味出していた。デサバトに代わり、しっかりと締める役割を果たしてくれれば、チーム力も向上していくだろう。
いい準備を。そして勝利を!
シュート数: 12-7 CK: 2- 4 FK: 16-9 得点:中島元彦(FK)、中山仁斗、名倉 巧 警告:内田 (甲府)宮崎 主審:柿沼 亨 入場:5,488人