02節:ベガルタ仙台3-2水戸、運も味方、中山、吉野、遠藤のゴールで逆転勝利!

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2022 J2 02節 2月27日(日)14時 ベガルタ仙台3-2水戸ホーリホック Ksスタ



中山 富樫
(カルドーゾ/皆川)
氣田  名倉
(真瀬)(遠藤)
富田 吉野
(梁)    
内田 平岡 若狭 加藤

杉本

サブは、ストイシッチ、福森、真瀬、遠藤、梁、カルドーゾ、皆川。赤﨑は欠場。
水戸は、GK中山、DF黒石、楠本、鈴木喜丈、大崎、MF平塚、前田、新里、曾根田、FW木下、安藤。唐山、梅田がベンチスタート。

内容では水戸に軍配の試合で、先制も許したが、ベガルタ主力が要所でゴールを決め切って、AT逆転勝ち。ここから内容アップで連勝を。


両チーム合わせて、シュートが37本、交互に得点のシーソーゲーム。

と言いたいところだが、強い風、走らないピッチに加えて、水戸のハイプレスからの、鋭い仕掛けに、何度もペナ内のシュートを許し、ベガルタの方が、ピンチの連続。

「ベガルタ仙台は緩かった」と、水戸の監督に言われてしまったが、セカンドボールを悉く拾われ、両サイドをどんどん上がられ、ゴール前では、人数いてもかわされと、苦しい展開だった。

それでも、GK杉本の強い股間(表現があれだがw)、恐れない寄せで、1対1をしのいだり、CB二人がかわされながらも、最後でシュートブロックするなど、ぎりぎりで、連続失点を防ぎ、結果的に、終了間際の遠藤の勝ち越しゴールにつなげた。

ボールの取りどころや、カバーリングなど守備面での課題はかなり残るが、ともかくも、2019年5月以来の3年ぶり逆転勝利。

しかも、中山、吉野、遠藤と、主力が点を取っての勝利は勢いづく。まずは勝ち癖、盛り返し癖をつけて、修正を加えながら、前に進みたい。


以下、簡単に経過。
強い風が吹くKsスタジアム。前半ベガルタは風上だったが、あまり活かせず。

序盤は完全に水戸のペース。190cmで、空中戦に強く、足元もうまい木下が収め、自ら仕掛けたり、パスを出してくる。ベガルタは、水戸の連続攻撃に防戦一方。

16分、ペナ付近でパスを受けた木下に、素早い右足シュートで、先制許す

ベガルタは、立ち上がり20分頃までは、セカンドボールを悉く拾われ、前を向けなかった。水戸は、ベガルタ守備陣の背中を取っての連続攻撃で、これは前節の繰り返しかと思われた。

流れが変わったのは、20分過ぎから。ようやく水戸の圧、ピッチに慣れ、パスが多少つながるようになり、内田のクロスに中山のヘッドと、チーム2本目のシュートが出たが、30分ごろ。

そして33分、攻撃参加した吉野が、中央からシュートすると、これを水戸DFがハンド。スローVTRで見ると微妙な感じもするが、主審は、真正面からはっきりと見ていたので、迷わずPK。

35分、このPKを、武将こと中山が、ゴール隅にきっちりと決めて1-1同点。2試合目にして、中山の移籍後初ゴールは、古巣への恩返し弾。これでベガルタも落ち着いた。

その後は、富田のスルーパスから氣田のシュートがキーパー正面。富田のプレゼントパスも、何とかしのいで、1-1で前半終了。

後半。
風下になるかと思われたが、風向き代わって、またもベガルタが風上。後半は次第に間延びして、シュートの打ち合いになる。水戸が6本、ベガルタ10本。

開始早々、裏を取られフリーも、杉本のセーブでしのぐ。

ベガルタも、ようやくパスが前向きでつながるようになり、距離感を縮め、パス交換で水戸をかわして、シュートまで行けるようになる。

9分、左サイドでつないで、最後は氣田の斜めのパスに、裏の中山、もう一歩。

10分、水戸はMF二人を曾根田に代わり高井、平塚に代わり村田を入れる。

12分、氣田のえぐっての折返しに、富樫がシュート態勢もブロックされる。

15分、ベガルタは中山に替えカルドーゾを入れる。16分、コーナーから氣田がシュートも、キーパー。

20分、水戸は、ベガルタを苦しめたFW二人、安藤に代え梅田、木下に代え唐山が入る。木下がいなくなったのは、ベガルタ的には助かった。

23分、ベガルタも氣田に代え真瀬、富樫に代え皆川を入れる。加藤が前に上がり、名倉が左へ。

29分、名倉からパスを受けた吉野が、左45度からドリブル前進して、そのままシュート、これが決まって2-1と勝ち越し。

揺り籠ダンスも久々に見たw

逆転を許した水戸は、するどくCBの裏狙いを仕掛けてくる。

⚽3分後の32分、ベガルタの右サイドの裏のペナ内に、スルーパスを出され、するすると高井が細かいタッチのドリブルでDFをかわし、シュート、決められ2-2とされる。

盛り返した水戸の圧に、ボールを奪われるシーンも出てきた。

34分、ここで満を持して、名倉に替え遠藤、富田に代わり梁を投入して、勝ちに行く。

40分、カウンター攻撃から、水戸ペナアーク付近でフリーキックを得る。ここは近すぎて梁のキックは壁。

41分、水戸の前田にフリーでシュート打たれるが、枠外で助かる。

そしてAT6分の5分目。
左サイド、内田のサイドチェンジのボールが右サイドの真瀬に、どんぴしゃ。これを真瀬がヘッドで折り返すと、ゴールファー隅で張っていた、遠藤の前にころがり、フリー、右足で蹴りこんで3-2と勝ち切った。

遠藤は、出身のなかのFCの後輩のリクエストに応えて、「かっちかちのふくらはぎ」ゴールパフォーマンスもやっていたとの事。


それにしても、水戸はいい選手が揃っている。2、3人、牛タン食べにこないかw

原崎監督の初勝利、中山の移籍後初ゴール、遠藤、吉野の仙台組アベックゴール(たぶん初)と、苦しいながら、メモリアルな勝利。このまま今季初連勝と行きたい。


シュート数:16 -21 CK: 5-3 FK:13 -13  得点:中山仁斗(PK)、吉野恭平、遠藤 康 (水戸)木下、高井  警告:富樫、真瀬 (水戸)大崎、 鈴木喜丈、前田  主審:窪田陽輔  入場:4,673人