ベガルタ・マヴォイ

2021J1　21節　7月3日（土）19:00　ベガルタ仙台0-0浦和レッズ　ユアスタ仙台

サブは、ストイシッチ、蜂須賀、アピアタウィア久、上原、氣田、エマヌエルオッティ、フェリペカルドーゾ。

浦和は、GK西川、DF西、トーマスデン、槇原、明本、MF田中達、柴戸、伊藤、汰木、FW小泉、キャスパーユンカー。興梠、武藤、関根、山中はベンチスタート。

前半は、浦和のサイド攻撃から、ユンカーにフリーのヘッドを撃たれたり、後半早々にも、小泉、ユンカーに立て続けに強烈シュートを打たれるが、いずれも、GKクバが立ちはだかり、ベガルタの攻めは、浦和GK西川に止められたが、スコアレスドロー。

GKクバことヤクブ スウォビィクが、今季Jリーグ最高の外国人FWユンカーと小泉、天敵興梠にもゴールを許さず、上り調子の浦和を無得点に抑え、勝ち点1を得た。


前半は、浦和のワイドな攻撃から、ユンカーに決定機を作られるが、クバのセーブでゴールを割らせず。また、19分には、西村が突然のアクシデントで退場し、急遽カルドーゾが入るが、ポストプレーやキープで、前線で時間を作るなど、チームを疲弊させない働きもあって、無失点。

後半は、開始早々にパスカットされ、フリーで小泉のシュート、こぼれをユンカーにシュートと枠内に強烈に打たれるピンチも、クバが反応良く止め、またまたしのぐ。

ベガルタも、後半は、ハーフスペースに石原が上がったり、両サイドで細かくつないでフィニッシュまで持っていったが、加藤のシュートはポスト、松下、赤﨑の枠内シュートは、いずれも西川に反応され、こちらも決まらず。

浦和が興梠を投入すると、裏に走りこまれ、フリーで打たれるが、これもクバが止める。

守備的に臨みながら、後半は浦和の攻めに対応して、チャンスも作り、枠内シュートも打った。
最後は、互いにキーパーが好セーブを見せ、スコアレスドロー。今の浦和から勝ち点1は悪くない。

まず早い時間に失点せず、後半で相手に対応して、反撃を仕掛けるという事が、上位相手でもできれば勝ち点は稼げる。ただ、

試合は、両チーム激しいコンタクトで、ヒートアップする場面もあった。また、西村が前半19分に突然座り込んで退場したのには心配したが、今日5日の情報では、問題はなさそうなので、一安心。

また、この試合メンバー入りしていなかったフォギーニョも、日曜の練習試合に出るなど、メンバー揃ってきたので、今後に期待したい。

以下、主な経過。

前半
立ち上がりから、浦和がボールを回す。時折ベガルタがカウンター。

【ベガルタ】2分、右サイドでボールを回し、富田が上がりつなぎ、最後は松下がミドルシュート、枠外。

【浦和】5分、ベガルタの右、槙野からロングボールを受けた、左の西のクロスに、DFの間に、フリーで入り込んだユンカーの、高い打点のヘッド。クバが胸で止めてセーブ、こぼれた所は真瀬がクリア。危ない。

【ベガルタ】6分、左サイドで西村のシュートから、左コーナー。関口のキックのこぼれ、吉野が狙うが打ち切れず。

【浦和】11分、浦和のカウンターから、ユンカーがキープ。浮き球からミドルシュート打たれるが、クバ抑える。その後のコーナーはしのぐ。

【ベガルタ】14分、右サイドでつないで、松下から中央の加藤へ、そのあとつなげず。

【浦和】16分、浦和がゆっくり回した後、ロングボールから、西がダイレクトシュート、ミス。

【ベガルタ】19分、相手陣で、西村突然しゃがこみ、両脛当てを外す。倒れこんだ後、一度は歩きかけうが、担架で退場。21分、急遽カルドーゾが入る。

【浦和】24分、左の田中からのクロスに、フリーでユンカーがヘッド、これもクバがセーブ。

【ベガルタ】【浦和】31分、コンタクトプレーをめぐり、関口と小泉が小競り合い。両者にイエロー。

【ベガルタ】36分、関口、加藤と、裏に走り込むが、ラストパスは通せず。

【ベガルタ】41分、石原から関口、真瀬とつなぎクロス。左サイドの加藤が、DFと競りながらシュートも枠外。

追加時間4分もしのぎ、前半はスコアレスで終了。

後半
【浦和】1分、富田のボールを小泉が引っ掛け、そのままフリーで侵入シュート、逆を取られたＧＫクバが反応、ワンハンドで掻き出す。こぼれを、さらにユンカーにシュート打たれるが、これもクバ連続セーブ！決定的。

【ベガルタ】7分、松下から関口、パスを受けた加藤が左からペナ内侵入、シュートはポスト！こぼれを関口がつないで、赤﨑がタイミングずれながらもシュートを枠内へ、これは西川にセーブされる。

【浦和】8分、赤﨑に倒された後、トーマスデンが手でボール抑えた疑惑も、VRでノーファール、一度出たイエローも取り消し。

【浦和】14分、左コーナー、2本連続。ユンカーのヘッドには平岡が競る。尚、この試合、浦和のセットプレーでは、基本的に加藤がユンカーに体を当てていて、結構イラつかせた。

【ベガルタ】16分、カウンターからカルドーゾがキープ、真瀬が追い越し右コーナーを得る。松下のキックから左コーナーとなって、関口のキック。こぼれ打ち切れず。

【ベガルタ】21分、松下から真瀬、パスを受けたカルドーゾ、右に流れてシュートも、サイドネット。

【浦和】22分、田中に代え興梠、トーマスデンに代え岩波を入れる。

【浦和】25分、汰木の右コーナーキックに、ユンカーのヘッド、枠外。

【浦和】30分、小泉のパスに、興梠が裏に走りこみ、フリーでシュートも、角度無く、クバ抑える。

【ベガルタ】35分、関口に代え氣田が入り左へ。加藤が右に回る。

【ベガルタ】38分、小泉のシュートを平岡がクリア。カウンターから氣田がキープして、ファール貰う。自陣からのフリーキック。
【浦和】汰木に代え関根を入れる。

【ベガルタ】41分、赤﨑に代え上原、加藤に代えオッティを入れる。オッテイは右に回る。

【ベガルタ】オッティが右でキープもファール取られる。

追加時間は5分、のちに6分に変更。

【ベガルタ】1分、カルドーゾにイエロー。

【浦和】2分、明本に代わり山中、ユンカーに代わり武藤が入る。

【ベガルタ】3分、カウンターで松下上がるも山中に蹴られ、右奥でフリーキック。山中にイエロー。

【ベガルタ】4分、右奥から上原のフリーキック、こぼれを松下シュートも枠外。

結局、試合はベガルタ8本、浦和が10本のシュートを放ちながら、共にキーパーはじめ守備陣が守り切って、スコアレス・ドロー。


尚、この試合には、川崎から2018年、ベガルタに1年レンタル移籍し、その後プレミアのマンチェスターシティーに移籍、オランダのフローニンゲンにレンタルされ、今季は、リーグ戦フル出場するなど主力を務め、東京五輪日本代表となった、板倉滉選手が来訪。ハーフタイムには挨拶を行った。また記念のイタッチグッズが急遽作成され完売。

義理堅い男の、五輪での活躍を期待します。


シュート数: 8-10　CK:4 -8 　FK:10 - 12　得点:なし　　警告:関口、カルドーゾ　（浦和）小泉、西、山中　　主審:今村義朗　VAR:清水勇人　　入場:8,243人