16節:ベガルタ仙台1-0名古屋、猛攻しのぎ、水曜男マルティノスが決勝ゴール

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2021J1 16節 5月26日(水)19:03 ベガルタ仙台1-0名古屋グランパス 豊田スタジアム


西村  皆川
  (カルドーゾ)
加藤 マルティノス
    (中原)
松下 フォギーニョ
(上原)(匠)
石原 吉野 アピ 真瀬
(蜂須賀/シマオ) 
ヤクブ スウォビィク

サブは、小畑、シマオマテ、蜂須賀、中原、佐々木匠、上原、カルドーゾ。

名古屋は、GKランゲラック、DF中谷、木本、吉田、成瀬、MF米本、長澤、稲垣、FW柿谷、マテウス、斎藤学。前田、山崎、相馬、ガブリエルシェビエルはベンチスタート。

共に中3日連戦ので、ベガルタはスタメン6人、名古屋は丸山の大けがもあり、2人を代えての対戦。

内容的には、名古屋に攻め続けられ、厳しい試合だったが、全員がボール際に厳しく詰めて、相手の勢いを削ぎ、少ないチャンスでも、マルティノスにボールを集めて、1-0の粘り勝ち。

名古屋は、7割のボール保持から、ペナ内にクロス、スルーパスを出し、ミドルシュートなど、ベガルタの3倍の14本のシュートの雨を降らせた。

しかし、ベガルタは間合いのいい寄せ、ペナ内のこぼれ球に、名古屋よりも速く反応でき、最後は、GKクバ神の攻守連発もあって完封。名古屋は丸山の大けがで不在。連戦のマテウス、柿谷らに好調時のキレがなく、ベガルタの守備に嵌った。

ベガルタの攻撃では、休養十分のマルティノスもプレスに参加、前半42分に、マルティノスの寄せで、西村がボールを奪い、皆川の落としとテンポ良くつなぎ、最後は右に流れたマルティノスが、右足で決めた。

この1点を守りきり、2位のチームからアウエーで勝ち点3をゲット。

前半
名古屋がボールを保持。さらにの前からプレスで、ベガルタがカウンターでも、前に送れない。

【名古屋】6分、ベガルタ吉野のスルーパスをカット、カウンターも右に流れる。

【名古屋】8分、左の成瀬のクロスは、クリアされる。マテウスの左コーナーからシュートも、クリアされる。

【名古屋】14分、ベガルタ石原のパスミスを、ゴール前で回し、最後は斎藤学がフリーでシュート、マルティノスが寄せ、枠外。

【名古屋】16分、マテウスの落としからゴール前で回し、最後は、米本が中央からミドルシュート、アピがブロック。
今日のアピアタウィア久は、ボールへの反応、ヘッドでのクリアと気迫あるプレーを見せた。

【ベガルタ】19分、左サイド皆川からのパスを受け、マルティノスが、フリーでドリブル、パスを出すが、オフサイド。

【ベガルタ】21分、フォギーニョからマルティノスへのパス、クロスを上げて加藤がヘッドで落とし、最後西村がシュート。途中ハンド取られるが、ようやくリズム。

【名古屋】飲水タイム後も、名古屋がボールを回す。25分、右サイド35mのマテウスのフリーキック、26分、右から長澤のコーナーキックを攻めるが、ベガルタがクリア。

【ベガルタ】28分、中央で西村が、前方のマルティノスへスルーパス。マルティノスは、DFの間を抜け出しフリーだったが、トラップが大。

【ベガルタ】32分、名古屋の攻撃をしのぎ、西村からパスを受けた真瀬が上がって、えぐってのクロス、ペナ右角マルティノスがフリー、ダイレクト右足シュート枠内も、GKランゲラックのセーブに会う。左コーナーをマルティノスが蹴るが、決まらず。

【ベガルタ】34分、真瀬倒れてもボールをキープ。ファールを貰う。

【名古屋】39分、中央やや右35mのフリーキック。マテウスのキックは壁。

【ベガルタ】⚽43分、マルティノスが中央で名古屋の選手にプレス、こぼれたボールを西村がキープして、皆川へ。皆川DF背負いながら、ワンタッチで右のマルティノスへ。ここで、フォギーニョが上がってきてDFを引き付けると、マルティノス、右に流れながら、ペナ右角から右足のシュート。吉田を足をかすめて、ファーサイドに決まり、ゴール、1-0。
連携が決まって、ベガルタが耐えた後に、注文通りの先制。

【名古屋】44分、ベガルタの右サイドを斎藤学がえぐり、パスを受けた柿谷が、流れながら反転シュート、サイドネット。アピが詰めていた。その後の名古屋のコーナーもしのぐ。

追加時間は2分。
【ベガルタ】1分、西村がドリブル前進、マルティノスが折り返し、真瀬がカットインから左足シュート、クリアされる。その後のコーナーも決まらず。

猛攻しのいで先制、1-0で前半終了。

後半
【名古屋】1分、斎藤学が、ドリブル前進から、そのままシュート、ヒットせず。

【名古屋】その後も名古屋が次々とクロスを入れるが、ベガルタにクリアされる。

【名古屋】11分、ベガルタの右を上がってきた吉田が、キーパー前を横切る絶妙のパス。しかし合わず。その後のこぼれを米本がシュート、バーの上。

【名古屋】12分、斎藤に代え前田、長澤に代え山崎が入る。

【名古屋】14分、マテウスをアピが抑えるが、ファール。ベガルタBOX横30mで名古屋のフリーキック。シュート打たれるがクリア、再びマテウスのクロスは、GKクバ正面。

【名古屋】17分、カウンター、ベガルタの左から成瀬のシュート、こぼれに前田が飛び込んでシュート、これはクバが止める。

【ベガルタ】18分、カウンターから西村がキープ、最後は皆川がシュート、枠外。

【名古屋】19分、速攻、成瀬とのワンツーから、前田が左足でシュート、これもGKクバ。

【ベガルタ】24分、飲水タイム後、マルティノスに代わり中原、皆川に代わりカルドーゾが入る。カルドーゾのワントップか。

【名古屋】25分、ベガルタが上がった裏、こぼれ球が、フリーのマテウスの前にこぼれるが、クバが飛び出し、足でクリア。間一髪。

【名古屋】26分、マテウスに代わり相馬、柿谷に代え、ガブリエルシャビエル入れる。これで前線がすべて代わる。

【ベガルタ】27分、右サイド真瀬から西村とつなぎ、コーナーを得る。キッカーは中原、決まらず。

【ベガルタ】31分、カルドーゾが前線でキープ、右サイドの西村にパス。西村がドリブル前進、引き付け、横パス。上がってきたカルドーゾがフリーで、枠内シュートも、DFに寄られ、GKランゲラックに反応され、決まらず。

【ベガルタ】ベガルタ左コーナー。松下に代わり上原入る。コーナーは決まらず。カウンター受けるが、西村が戻って守備。

【名古屋】34分、米本に代わり森下が入る。その後、スピードある森下にベガルタが苦しむ。

【名古屋】38分、左右の展開から、森下がフリーでシュート、枠外。

【名古屋】40分、前田がベガルタの左から進入、折り返しにシャビエルシュートも、枠外。

【名古屋】42分、森下の右からのスルーパスから、中央に飛び出た相馬の至近距離のシュートも、クバがワンハンドのビックセーブ!

【ベガルタ】43分、前田を中原が抑える。

【ベガルタ】44分、石原に代え蜂須賀、フォギーニョに代え匠を入れる。

追加時間は5分間。
【名古屋】2分、前田が右からループ気味に狙う。吉野がヘッドでクリア。この時、頭を打ったのか、倒れ、クバが蹴りだす。

【ベガルタ】4分、吉野脳震盪疑いか、6人目の交代特例で、シマオマテが代わりに入る。吉野は歩いて退場。

【名古屋】6分、センターライン付近のフリーキック。GKランゲラックも上がり、攻撃参加するが、シュートは打てず。

ベガルタが名古屋の猛攻をしのぎ、少ないチャンスを決め切って、勝ち点3をゲット。やってみそ勝つw

GKクバ神のファインセーブ連発はもとより、アピの跳ね返し、出ずっぱりの西村が、攻守に粘りの運動量、マルティノスのゴールの影に、DFを引き付けるフォギーニョの動きなどもあり、苦しい試合でも勝ち切る形ができてきた。

ムラッ気のあるマルちゃんも、休養十分スタメンで、球際への寄せ、前線から自陣まで長躯戻っての守備、そして相手ゴール前では、「倒れても高速の起き上がり」も見せw、右足で決め切った。

マルちゃんは、12日の川崎戦、19日ルヴァン杯広島戦、そしてこの試合と、いずれも水曜にゴールを決め、通算3点目。いずれも勝ち点、勝利につながり、ようやく本領発揮か。


そして、川崎戦のドロー以来、選手全体が、自信を深め、思い切ってプレーできているのが、いい結果につながっている。

ただ、この試合でも、マイボールでのイージーミスや、自陣ペナ内でのこぼれが危ない場面も、少なからずあったので、さらに、集中を高めて、勝ち点を積み上げていってほしい。

シュート数: 5-14 CK: 6-3  FK: 10-16  得点:マルティノス  警告:(名古屋)木本  主審:松尾 一  VAR:上田益也  入場:4,999人