15節:ベガルタ仙台2-1大分、流血の死闘、西村先制、加藤千尋決勝ゴール

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2021J1 15節 5月21日(土)14:03 ベガルタ仙台2-1大分トリニータ ユアスタ仙台


西村  赤﨑
(カルドーゾ) 
氣田   関口
(加藤)(松下)
富田 フォギーニョ
(アピ)   
石原 平岡 吉野 照山
     (真瀬)
ヤクブ スウォビィク

サブは、小畑、真瀬、アピアタウィア久、加藤千尋、松下、マルティノス、カルドーゾ。

大分は、GK ポープウィリアム、DF香川、三竿、坂、エンリケレヴィザン、羽田、MF松本、町田、下田、FW渡邉新太、長沢。高澤、藤本はベンチスタート。

流血といっても荒れたわけでなく、大分の長沢とベガルタの平岡が、他選手とヘディングで激しく寄せての出血ということ。
ベガルタは、前半5分に、西村のゴールで先制したものの、長沢にすぐ追いつかれ、大分のワイドな展開に苦しむも耐え、後半から真瀬、加藤投入で逆襲、35分、ベテラン富田のクロスを、加藤が頭で決めて勝ち越し。ライバルに勝ち切った。

共に勝ちに恵まれず、当面のライバルとして、何としても勝ち点3が欲しい同士の対戦。

ベガルタは、水曜のルヴァン杯広島戦で、控え組中心にのびのびプレーで、ホームで3-0快勝。この勢いを受けてのホーム連戦だけに、レギュラー組も乗っていきたいところ。

試合は、フォギーニョ起点の連係で、5分に西村が先制。しかし、12分に長沢に同点とされた後、大分のワイドな展開に振り回され、ピンチもあったが、なんとかしのぐ、

後半、真瀬、加藤を投入など、メンバーを変えてボールをつなぎ、ベテラン富田が攻撃参加すると、35分の加藤のヘッドで勝ち越し。終盤にはカルドーゾがうまい足元、ポストプレーなどで時間を作る。ATには、長沢のヘッドを弾く、GKクバのファインセーブもあって締め、勝ち切った。


朝方の雨が、試合頃には上がったが、当然ピッチはスリッピー。スタジアムはサポ有志により、万遍なくベガルタカラーで染まる。

前半
【大分】1分、ベガルタ右から左へと展開、ロングボールは、GKクバ。西村のドリブルは囲んで奪う。

【ベガルタ】⚽4分、中盤でフォギーニョが競り勝ちボール奪取、そのまま上がり氣田へ。氣田からパスを受けた赤﨑が、絶妙スルーパスを、前方の西村に通すと、西村が左に流れながら、左足シュートをDFの足にたたきつけると、ボールはキーパーの頭上を越えゴール、先制!
フォギーニョは左、中央と動き、DFを引き付ける動きもしていた。

【大分】大分がワイドな攻撃を展開。特にベガルタの右から、香川がフリーで再三クロスをいれてくる。8分、左からのクロスに、フリーでシュート打たれるが、クバが弾く。こぼれも打たれるが、再びセーブ。危なかった。

【大分】11分、⚽右サイドの裏を、香川にフリーで走りこまれ、クロスから、中央フリーでボレーシュートを許す。クバが反応するも、弾いたところを長沢に押し込まれ、1-1と同点。

【大分】以降、大分の時間が続く。左右をワイドに間を取り、食いつくと、中に人が上がったり、中央のボランチが左右に展開と、後追いの守備になるベガルタ。

【ベガルタ】しのいで、カウンターとなっても、パスが噛み合わず、ボールロストするベガルタ。

【大分】35分、長沢の落としから、渡邉が裏に抜けてフリー、シュートもオフサイド。

【ベガルタ】44分、パスカットしたフォギーニョから、パスを受けた氣田、仕掛ける前に囲まれる。

【ベガルタ】AT2分、つないでフォギーニョがペナ内侵入、シュート放ち、大分ハンド気味(腕が体についてはいた?)にブロックされ、決まらず。


後半
【ベガルタ】ハーフタイムに、右SBの照山に代え、真瀬を入れる。

【ベガルタ】3分、大分陣右サイドのスローインから、富田が裏に出し、裏に出た真瀬の折り返し、右にいた氣田が、ダイレクトでシュートも、キーパーのセーブに会う。

【大分】7分、羽田からの展開、下田のクロスに、長沢のヘッド、枠外。

【ベガルタ】11分、富田からの裏のへのパスを、西村が頭で落とし、赤﨑がヘッド狙うが、オフサイド。

【ベガルタ】14分、赤﨑からつないで、氣田がキープ、最後は富田がシュート、左コーナーを得る。フォギーニョのキックはクリアされる。

【大分】18分、渡邉に代わり藤本入る。
【ベガルタ】氣田にかわり、加藤千尋が入る。

【大分】21分、ベガルタゴール前でボールを回し、最後は長沢がシュート、枠外。

【ベガルタ】⚽29分、吉野からパスを受けた真瀬がフリックで背後へ、上がっていた富田が、右からのクロス、左から加藤が中央に切れ込んで、DFの上から高い打点でフリックヘッド、キーパーの手を弾き、ゴール!2-1と勝ち越し。赤﨑がニアで引き付ける動き。

【ベガルタ】30分、赤﨑に代わりカルドーゾが入る。クバからのキックを、ヘッドで足元で落とし、キープするなど、うまさを見せる。

【大分】長沢が石原の頭をヘッドしてしまい、鼻血を出す。一時ピッチ外。

【大分】36分、大分が右サイドから攻め、右コーナーを得る。ここはファールで終了。
37分、松本に代わり井上、町田に代わり小出、エンリケに代わり高澤を入れる3枚代え。

【ベガルタ】38分、左サイド裏に抜けた西村が、えぐっての折り返し、右から関口が、ダイレクトシュート、寄せられ、枠外。

【大分】41分、左からのクロスに長沢がシュート、吉野が寄せて枠外。

【ベガルタ】44分、関口に代わり松下、富田に代わりアピアタウィア久を入れ、3バックに移行。

追加時間は4分間。

【大分】AT2分、左コーナーのこぼれから、再び下田のロングボールに、長沢が枠内ヘッド、GKクバが、ワンハンドで掻き出すスーパーセーブ!

【大分】AT3分、さらにコーナー。浮き球つないで、高澤のヘッド、ここは平岡が突っ込んで、シュートはクバ正面。
【ベガルタ】このプレーで、平岡が左目上を裂傷、出血。腫れ上がる。高澤も返り血浴びて、血だらけ。平岡包帯をして復帰。中断数分。

【ベガルタ】AT6分、相手のゴールキックは、アピが競りながらヘッド、真瀬が蹴りだすなど時間を使う。

試合は、そのまま終了2-1で、柏戦以来、リーグ戦でのホーム2勝目。ルヴァン杯に次ぐホーム連勝でもある。

西村は、リーグ戦は3得点目でチームトップ。加藤は、ルヴァン杯からの連発、リーグ戦2点目。ルヴァン杯は2得点で、計4点をあげて、共に乗ってきた。


それにしても、フォギーニョが守備を締めてくれるので、ベテラン富田も前に上がって、スルーパスやクロスを出し、それをルーキー加藤が決めるという、たまらないゴールもあった。

また、カルドーゾは、ハイボールを収めたり、対人でのキープ力はそこそこありそう。今日はシュートチャンスは無かったが、絞れてきて、軽ドーゾになれば、ゴールも期待できると夢想。

これでオッティが戻ると、チーム内競争も激化して、刺激し合い、いい方に向かってくれることを願う。

ただ、前半大分に苦しめられたように、ワイドな展開に、大分より、もう一段速いドリブラーや、決定力のある選手が2列目からこられると、厳しくなる。その辺の課題もチェックしながら、上位チームからも勝ち点を奪い取ってほしい。

そして、平岡が終了直前のヘッドで倒れこみ、担架で退場したが、大事無いことを願う。

中3日で名古屋戦、C大阪戦と強敵が続く。ここから挑戦のスタートだ。


シュート数:7 -9 CK: 1- 4 FK: 13-10  得点:西村拓真、加藤千尋 (大分)長沢  警告:なし  主審:小屋幸栄  VAR:木村博之  入場:5,045人