05節:ベガルタ仙台2-2札幌、相手10人2点差から追い付かれる。ジャメ、椎橋ゴール

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2020J1 5節 7月18日(土)18:00 ベガルタ仙台2-2北海道コンサドーレ札幌  ユアスタ仙台(3400名制限)


長沢(赤崎)
ゲデス ジャメーイン
(西村)(山田)  
関口   道渕
(田中)  
椎橋

石原 平岡 吉野 蜂須賀
(柳)   
小畑

サブは、ヤクブスウォビィク、柳、アピアタウィア 久、田中渉、赤﨑、西村、山田。
札幌は、GK菅野、DF進藤、宮澤、福森、MF白井、荒野、菅、深井、チャナティップ、FWドゥグラス オリベイラ。ジェイ、ルーカルフェルナンディス、金子、キムミンテはべンチスタート。

再開後3試合目は、3400名の制限ながら待望のホームの観客入り試合。ジャーメインのカウンターからゴール、前半相手退場の後、後半、椎橋の持ち上がりゴールで2点リードしたものの、チャティップのヘッド、コーナーからのして失点て追い付かれる。

札幌のGK36歳菅野の好セーブで2-3点防がれ、18歳小畑もどフリー2点止めて、新旧キーパーの競演は、見ごたえがあったが、後半のベガルタの急ぎ過ぎの攻め、連携いまいちの点は、課題が見えた。

ジャーメインは再開初戦に次いで今季2ゴール目。椎橋は2017年以来、3年ぶりのリーグでのゴールで、チームJ1通算500ゴール目。

以下、簡単に経過。

時折、小雨も混じる湿度90%のユアスタ。再開3試合目で、ようやく3400名の入場が可能になったが、まだ声無し応援、2席空けの制限付き。
それでも、元気に選手はプレーを、サポーター・ファンは、生観戦ができるのは、ありがたい。当方はDAZNで観戦。

前半。
立ち上がりから、札幌が長短のパスでボールを回し、ベガルタがしのいでカウンターを狙う展開。

開始40秒、右サイド、ジャーメインが落として、蜂須賀のクロス。クリアされる。1分、札幌進藤がキックミス。ピッチはスリッピーか。2分、札幌、福森がベガルタの右から左に展開。さらに右に戻すが、ハンド。ベガルタが反撃、3分、吉野のパスカットからカウンター、ジャーメインがボックス内侵入、早いクロスを入れるが、キーパー。

4分、ジャーメインが倒され、右ライン際35mのフリーキックを得る。キッカーは関口。6分、FKのこぼれを吉野がシュート、枠外。7分、ベガルタがカウンター、左サイド、ゲデスからつなぐも、シュートには至らず。8分、左奥40mでフリーキックを得る。キッカー関口。長沢のヘッドも、ゲデスとかぶり気味、枠外。10分、道渕が後ろからカットされ、札幌が中央縦パス、ベガルタヘッドでバックパス。その後、蜂須賀からゲデスへのサイドチェンジ、寄せられる。

12分、道渕が抉ってのクロス、長沢の落とし、シュートは打てない。その後、札幌のカウンター、しかし、ベガルタも戻り、スローダウンさせる。12分、札幌左からつないで白井のクロス、小畑キャッチ。すぐにジャーメインがドリブル、道渕追い越してのクロス、流れる。13分、札幌のカウンター、チャナティップがキープ、戻しして、菅のシュート、枠外

14分、椎橋がパスカット、ベガルタゆっくり回す。15分、椎橋のパスから蜂須賀のクロス、中央道渕がヘッド、枠外16分、オリベイラのポストプレー、チャナティップから、進藤が侵入も、小畑を蹴ってファール。18分、ベガルタ、相手GKに、関口、長沢と次々にチャージ。ベガルタのスローインに追い込む。19分、札幌がカウンターからのスローダウン、後ろで回す。

その後、ゲデスから長沢、うしろからチャージされる。20分、ジャーメインから蜂須賀の左足クロス、キーパー。21分、チャナティップから、裏のオリベイラにスルーパス出され、フリー。至近距離のシュートには、小畑がいち早く飛び出てブロック、枠外。危ない。これで札幌の右コーナー。キッカーは福森。これはクリア。しかし、セカンドを拾われ、回される。

23分、ベガルタがカットして、カウンター。ゲデスキープ、長沢、関口とつなぎ、道渕も並走。中央関口が、絶妙タイミングで右にスルーパス。ジャーメインが走り抜けて、左足インサイドで狙いすましたシュート、決まって先制!ジャーメイン今季2点目。ベガルタがワンチャンスをものにして、ホームのスタジアムをどよめかした。

<ここで飲水タイム>

25分、平岡のロングボール、ジャーメインが落とし、道渕、裏はもう一歩。27分、道渕のクロスに長沢ヘッド、競られて枠外。このとき跳ね返りを札幌DFが、手を横に延ばした状態のハンドも、ノーファールの判定。VR無しなので止むなし。28分、その後、福森のロングボールは合わず。29分、石原とゲデスのワンツー、石原が上がっての速いクロス、弾かれ、コーナーを得る。左コーナー、キッカーは関口。こぼれを再び関口がクロスも、キーパー。

30分、札幌のカウンターは、石原が戻って、チャナティップを抑える。その後、蜂須賀のサイドチェンジ、ゲデスが、肩トラップからキープ試みるが寄せられる。31分、中央で荒野が、関口と競った後、報復キックを関口のアキレス腱に当て、目の前で見ていた主審が、一発レッドを提示。札幌10人。

34分、平岡から長沢へのスルーパス、オフサイド。惜しい。35分、チャナティップがパスカット、ためて、オリベイラへのスルーパス、フリー、しかし吉野も詰めて、シュートはふかす。決定的、危なかった。その後、こんどは平岡がバックパスをミス、小畑が慌てて戻るがゴールは逸れ、左コーナーを与える。キッカーは福森。これはなんとかクリア。

35分、石原からジャーメイン、シュートは詰められる。さらに長沢、関口、ゲデスとボックス内でつなぐが、ゲデスのクロスはキーパー。39分、道渕からパスを受けたジャーメインが、えぐって右足でのクロス、クリアされる。41分、駒井から白井がクロス、オリベイラがヘッドを叩きつけるが、小畑抑える。43分、ベガルタのカウンター、ジャーメインがドリブル前進、菅にファールで止められる。菅にイエロー。44分、こんどは札幌のカウンター、駒井のスルーパスはつながらず。

その後、蜂須賀の裏へのパスから、道渕がクロス。ライン割る。
追加時間は3分間。1分、道渕がドリブルから左足シュート、枠内も、GK菅野がパンチング。惜しい。これで左コーナー。関口のキック、キーパー。2分、ジャーメインが左足のミドルシュート、これもグラウンダー枠内も、菅野が弾き出す。今度は右コーナー。関口のキックにゲデスがヘッド、クリアされる。

3分、さらに左コーナー。これもクリアされる。結局、前半は1-0でリードも、菅野のファインセーブもあり、相手10人になってから追加点取れず、終了。

後半。
10人の札幌は、深井に代え田中駿汰を入れボランチ。白井に代え、ルーカスフェルナンディスをベガルタの左サイドに置く。
1分、札幌が回すが、クリア。2分、さらに札幌。ゆっくり回したからのロングボールは関口カット。関口がサイドチェンジ、蜂須賀のクロスにジャーメインがヘッド、ポスト!惜しい。さらに石原のクロス、これは流れる。

4分、関口の巻いたクロスに長沢がフリックヘッド、枠内も、またも菅野が左手1本でクリア。惜しい。5分、これで右コーナー。関口のキック、弾かれ、札幌のカウンター、関口がファールで止める。関口にイエロー。6分、札幌菅のクロス、オリベイラはもう一歩。

8分、札幌がカウンター、左右に振ってくる。最後はオリベイラのシュート、弾いて、左コーナーを与える。ヘッド打たれるがクリア。9分、札幌がベガルタボックス左横でフリーキック。セカンドボールをまた狙われるが、小畑がワンハンドではじき出す

10分、さらに札幌に回され、宮沢の折り返しからオリベリラにダイレクト、フリーでシュート打たれるが、またも小畑が、左手1本でクリア。小畑も菅野に負けていない。しかし相手10人ながら、セカンド拾われ、ピンチの連続。11分、長沢に代わり赤﨑、関口に代わり田中渉が入る。12分、札幌がベガルタ右奥35mでフリーキック。くれもセカンドを回される。

13分、ベガルタがカウンター、赤﨑のクロス、ゲデスは打てず。
14分、中央で椎橋が飛び出てパスカット、そのまま自分でドリブル前進からのミドルシュート、強烈に左隅に決まって2点目。押されていたところで、貴重な追加点。椎橋は2017年以来のゴール。そして、相手10人で2点リード、有利かと、思われた。直後の15分、チャナティップのパスは田中渉がカット。

⚽16分、ルーカスフェルナンデスが、左から精度の高いクロス。オリベイラの後ろのチャナティップが、小柄ながら蜂須賀を弾き飛ばして、ヘッドでゴール、1-2とされる
。敵ながら、チャナティップの体幹の強さはあっぱれ。追加点直後の失点で、ベガルタに余裕がなくなる。

17分、ベガルタはゲデスに代え西村を入れる。札幌は福森に代え同じレフティーの高嶺を入れる。18分、ベガルタ、スローインから赤崎侵入も囲まれる。19分、左サイド、札幌のトラップミスを拾って、西村がフリーでドリブル、侵入も収まらず打てない。その後、ルーカスフェルナンデスの飛び出しは、石原。20分、ベガルタボックス左角で札幌のフリーキック。高峰のキックは緩くファーを狙うが、小畑が止める。

22分、田中渉からジャーメイン、さらに道渕のクロス、クリアされる。23分、札幌のゴール前、石原?のパスを西村スルー、赤﨑がダイレクトの落とし、田中渉には合わず。このあたりの息がいまいち。

<飲水タイム>

24分、札幌はオリベイラに代えジェィを入れる。25分、ジャーメインと西村のパス交換から最後西村、シュート打てず。さらに、田中渉、道渕、蜂須賀とつなぐが決まらず。26分、田中渉のサイドチェンジ、流れる。

27分、札幌のロングボール、流れる。その後、石原からのパスを受けた西村ドリブルでボックス内えぐり、シュートは打たず折り返し、赤﨑には合わず。角度無かったが、ここは西村に勝負してほしかった。28分、蜂須賀のクロスに中央赤崎のヘッド、ヒットせず、キーパー。29分、宮澤から菅にパスを通され、ジャーメインが戻って守備。

30分、札幌がベガルタ右奥35mでフリーキック。こここで札幌は菅に代え金子を入れる。FKはジャーメインがクリア。札幌のコーナーキックへ。ジェイにヘッドをたたきつけられるが、ポスト!危なかった。32分、カウンターで道渕がドリブル前進、チャナティップがファールで止め、イエロー。33分、札幌エリア中央やや左30mでフリーキックを得る。田中渉が狙うが、バーの上。

35分、ベガルタゴール前で回され、クロス、ジェイのシュートはクリア。36分、ジャーメインに代え山田、石原に代え柳を入れる。その後も、札幌が回す。セカンドも拾われる。37分、右サイド、道渕から山田、かぶり気味も、最後は道渕がシュート、枠外。38分、相手のフリーキックをしのいで、椎橋が左の柳に振る。柳のクロスは、赤﨑に届かず。

39分、札幌のスルーパスに、抜け出たチャナティップがフリー、シュート打たれるが、小畑が弾く。40分、さらに札幌が回す。ベガルタ防戦一方。ルーカスのシュートは道渕クリア。さらにチャナティップにシュート打たれるが、枠外で助かる。42分、ベガルタのカウンター。西村から道渕、中央ドリブル前進も倒される。
アーク線上の絶好の位置で、フリーキックを得る。壁に赤﨑、山田が膝ついて。

キッカーは結局、西村。巻いたフリーキックはわずかに枠外。45分、宮沢のミドルシュート、枠外。追加時間は6分間。

1分、宮沢のシュートに触っており、札幌の右コーナー。ルーカスのキック、ジェイが当て、跳ね返りが札幌田中に当たり、ゴール、2-2同点とされる。ここでは、小畑が触れなかった。2分、西村のクロスが裏の赤﨑にはもう一歩。

4分、蜂須賀のクロスに赤﨑ヘッドで、右コーナーを得る。田中渉のファーへのキックもヘッドはキーパー。5分。札幌が40mのフリーキック。その後、宮沢にイエロー。6分、柳が追い込んで左コーナーを得る。田中渉が蹴るが、決まらず。結局2-2、またしても、勝ち切れずドロー。


2点目までは、両チームのキーパーの競演の中、カウンターやパスカットから、狙い通りの点が取れた。
しかし、相手10人、2点リードとなったところで、すぐに1点返され、焦りが出た。攻撃陣は、「カウンターで仕留める」ばかりが頭によぎって、しっかり守備して、時間も使いながら、相手を走らせる、という方向には行かなかった感じ。

ベンチにも、MFは田中がいただけで、クローズさせるための流れが作れなかった。
久々のパワープレーとはいえ、2点リードの試合を勝ち切るために、攻守をどうしていくのか、ベンチも含め意思統一が必要になりそう。

シュート数: 16-13 CK:7-5  FK:15-15 得点:ジャーメイン良、椎橋慧也 (札幌)チャナティップ、田中駿汰  警告:関口、石原 (札幌)荒野=退場、菅、チャナティップ、進藤、宮澤  主審:飯田淳平  入場:2,597人