09節:ベガルタ仙台2-1G大阪、攻撃的4バック、永戸同点、長沢AT逆転弾

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2019J1 09節 4月28日(土)13:00 ベガルタ仙台2-1ガンバ大阪 ユアスタ仙台


ハモン ジャーメイン
    (長沢)
石原崇  吉尾 
(関口)  
松下 富田
(椎橋) 
永戸 常田 金 蜂須賀

シュミット

サブは、 関、大岩、椎橋、関口、石川直樹、長沢。G大阪は、ファンウイジョ、アデミウソン、MF矢島、今野、倉田、小野瀬、DFオジェソク、金 英權、米倉、三浦、GK東口。食野、遠藤、田中達也はベンチスタート。

今節の相手は、勝ち点7で15位と、ベガルタにとっては直上といっていい、「当面のライバル」ガンバ大阪。

ベガルタも、勝ち星から遠ざかっているのところで、2016年末以来の4バックに回帰、元気のないG大阪相手とはいえ、攻守にアグレッシブなプレーを展開。選手の距離間やカバーリングも冴えて、前半からシュートの雨を降らすが決めきれない。

攻めながら決めきれないでいると、32分、コーナーから金にヘッドを決められ先制許す。この試合唯一といっていい決定機を決められた。しかし、前半ATに、左サイドから永戸が、右足で思い切ったシュートを打つとDFに当たってゴールインいい時間帯に追いつく。

後半、疲れてきて相手にボールをまわされる時間も増えたが、粘り強い守備で、相手のパスミスを誘い、終盤へ。

関口、長沢を投入、ATに右にいたハモンのパスを関口がつなぎ、石原タカチョウが、中央やや右から絶妙のスルーパスを出すと、DFの裏に一歩先に抜け出た長沢が、右足アウトサイドで、東口の逆を突き、劇的逆転弾!ようやく今季2勝目をもぎ取った。

4バックもひさしぶりなら、逆転勝ちは去年8月以来。G大阪の倍以上、17本のシュートをほとんど枠内に打ち続け、絶対に前にこぼさなない、名手東口をこじ開けた試合だった。

その他にも、ジャーメインはキレキレの動きでボールをキープ、ゴールは決まらなかったが、チームに勢いをもたらした。富田、松下、そして常田も、球際に厳しいプレーで、勝利に貢献した。

前半。
いつもと逆にコートをチェンジして試合開始。ベガルタは前半風下。やや強い風が吹いている。
そして、ベガルタは、ルヴァンカップの試行を経て、2年半ぶりの4バック。

開始40秒、ハモンがスルーしてジャーメイン、再びハモンが受けて、左からクロス、これは流れる。その後、ボールが行き交う、互いに慎重な立ち上がり。ベガルタの方が、間で受けてジャーメインでも収まり、つながる。3分、G大阪右からのクロス、クリア。4分、右コーナーを得る。吉尾のキック、クリアのこぼれを蜂須賀シュート、キーパー。

6分、金の縦パス、通らず。7分、常田から永戸、トラップミス。9分、ファンのクロスはシュート性、シュミットダニエル(ダン)抑える。その後、ベガルタも中央への浮き球、ジャーメイン裏に行くがファール取られる。10分、左奥40mでフリーキックを得る。永戸のキックに、GK東口飛び出て触れず、がら空ゴールも、ベガルタ押し込めず。11分、ベガルタのスローインから、ジャーメインうまくかわして、ボックス内侵入、角度無いながら強烈シュート、枠内もキーパー

12分、米倉?が侵入もオフサイド。その後、石原崇からパスを受けた永戸のクロス、こぼれをハモン、打てず。13分、右奥30mでフリーキックを得る。吉尾のキック、こぼれを石原崇が、ミドルシュートもクリアされる。14分、左の永戸から富田、ジャーメインとつなぐが、ファール取られる。15分、左のアデミウソンから、ファンにパスを通され、反転即シュート、枠内も、ダンが反応、掻き出す。これで左コーナーを与える。

G大阪左コーナーのこぼれを、シュート打たれるが、決まらず。17分、ジャーメイン反転してボールをキープすると、前のハモンへスルーパス。しかし流れる。ジャーメイン、今日はパスを受けてから、フリーになるまでの動きが切れていたが、その後がもうひとつ。14分、G大阪のカウンター、ファンのシュート、これはククリア。

18分、G大阪の左コーナー。クリア。21分、アデミウソンがワンツーで侵入してるくるが、金が押し出す。その後、ジャーメインから裏のハモンへのパス、もう一歩。決まらないが、相手のDFを動かす。22分、永戸が左ライン際40mのフリーキック。きまらず。23分、ベガルタがボールを回し、最後は、上がってきたCB常田が、左足の強烈ミドルシュート、キーパー。

左コーナーを得る。永戸のキックに、常田のヘッド、わずかにバーの上。24分、パスカットした吉尾から、ジャーメイン裏に抜け、キーパーと1対1、ぎりぎりかわしての左足シュートは、回転がかかり、わずかに枠外。惜しい。26分、ベガルタエリア左ライン際、G大阪のフリーキックは決まらず。27分、倉田が執拗に松下をひっぱり、イエロー。29分、ジャーメインからパスを受けたハモンが、ドリブル前進、裏へのパスは通らず。

31分、右サイド裏に入られるが蜂須賀クリア。これで右コーナーを与える。元ベガルタ、矢島の巻いたコーナーキック、今野がダンをブロックしたのか、前に出きれないところを、G大阪の金にヘッドを決められ、0-1。ベガルタが攻勢ながら、先に失点。しかし、今日のベガルタは慌てなかった。ベガルタの金がスローダウンした球さばきで、ボールを回す。

33分、ボックス内侵入され、アデミウソンに折り返しのパス、ここはクリア。G大阪のコーナーキック。今度はクリア。35分、ベガルタのカウンター、石原崇のパスを受けたハモンが左からシュート、キーパー。さらに36分、石原崇がドリブルからのシュート、キーパー前にワンバンさせるが、東口こぼさずキャッチ。

39分、ベガルタがボールを回し、石原崇のクロス、これはキーパー。41分、ジャーメインから永戸、これで左コーナーを得る。決めらず。42分、富田から裏のハモンへパスが通り、右コーナー、決まらず。

追加時間1分、左サイドを持ちあがった永戸が、右足での強烈ミドルシュート、DFの頭に当たってコースが変わり、ゴール。1-1。いい時間帯。永戸は、プロ初ゴール。前半は、攻勢ながら先に失点も、追いついて、いい流れで後半へ。

後半。
風上になったベガルタも。風はやんでしまう。開始20秒、ジャーメインがキープ、ハモンにつないで、左コーナーを得る。永戸のキックも、中でファールで終了。2分、永戸がキーパー前に、ワンバンのシュート性クロス、飛び込む選手なし。3分、G大阪のカウンター、石原崇と松下が挟んで止める。5分、松下がキープして、最後は吉尾のミドルシュート、キーパー。東口は入りづらい。

7分、G大阪のパスミスをカットして、ハモンがシュート、枠外。9分、ベガルタのカウンター、裏のハモンにパスも、キーパー。その後、G大阪がパスを回す。左からのクロスはクリア。11分、左からファンのクロスもクリア。13分、G大阪にクリアボールを拾われ、ボックス内侵入からシュート打たれるが、サイドネット

14分、松下から吉尾へのパス。倒されるがノーファールの判定。15分、吉尾の浮き球に裏に出たジャーメインがシュート、バーの上。16分、こぼれを拾った永戸が、シュートもキーパー正面。18分、G大阪が右コーナー。これはしのぐ。20分、G大阪がカウンターからボックス内侵入してくるが、常田がクリア。21分、左サイドでキープされ、最後は侵入されるが、クリア。これで左コーナーを与える。

22分、クリアボールを拾われ、シュート打たれるが角度無し。そのあとベガルタがカウンター、石原から永戸、クロスはキーパー。25分、矢島からファンへのパスを通されるが、クリア。流れがいまいちのベガルタ、ここで、吉尾に代わり関口が入る。そのまま右MF。26分、ベガルタのカウンター、関口と蜂須賀のワンツー、最後は左から永戸がシュート、キーパー正面。

27分、アデミウソンがパスミス。どうも今日は、味方と呼吸が合わないシーンがあった。29分、右ライン際から、関口、ハモンとつなぐが決まらず。30分、松下からハモンへのパスはミス。疲れが出てきたか。32分、ベガルタエリア左奥30mのフリーキック。キッカーは矢島。ヘッドは枠外。ここでベガルタは、松下に代え椎橋を入れる。リーグ戦は今季初出場。G大阪もアデミウソンに代えベテラン遠藤が入る。

34分、ロングボールに合わされるが、ダン抑える。36分、ジャーメインに代え、長沢が入る。これでDFの金とFW長沢の二人のG大阪出身者がピッチ上に。37分、ハモンのクロスはキーパー。38分、ベガルタの左で回され、最後はファンのシュート、バーの上。39分、G大阪は小野瀬に代え田中達也が入る。


40分、関口から蜂須賀のクロス、これで左コーナーを得る。永戸のキックは決まらず。42分、G大阪は、倉田に代え食野が入る。この時間帯、G大阪にゴール前で回されるが、ベガルタも粘り強い守備。41分、ようやくベガルタがボールを回し、最後は、中央から椎橋のミドルシュート、バーの上。

AT1分、右サイドのハモンから関口へ、ボックス内右でフリーだった石原崇がパスを受けると、すぐ裏へのスルーパス、長沢が一瞬早く右足アウトサイドで、東口の逆をつくワンタッチゴール、決まって2-1、逆転。場内大興奮。長沢はリーグ戦、今季初ゴール。ルヴァンカップでは、3試合連続ゴールを水曜に決めて、勢いをつなげた。

その後は、うまくボールをキープして時間を使い、逆転勝利。ようやく今季2勝めを、アグレッシブな攻守の中であげた。

正直、G大阪は、元気がなかった。ベガルタの天敵、渡邉千真や藤春が怪我、ファンとアデミウソンも不調、中盤人手不足な感じで、前からプレスに来ることもなく、「負けたくない」試合運びで、助かった面もある。

しかしながら、ベガルタの方も、4バックがフィット、ボランチの動きがスムーズになり、ボールを奪われてもカバーリングができていた。それと、今日はゴールはならなかったが、ジャーメインが、フリックでボールをキープし、抜け出す動きが良く、チャンスを何度か作った。

左サイドは永戸、石原崇で何度もゴールに迫り、右のジャーメイン、裏にでるハモンで相手DFを疲弊させ、最後は右に攻撃陣をスライドさせ、石原崇が右から絶妙スルーパスと、ローボールに強い長沢のゴールで、チャンスを決め切った。

試合前のバス出迎えチャントから、間断のない応援に、選手も応え、局面で、びくびくせずに球際にきびしく、攻撃時はCBも攻撃に参加するなど、積極的なプレーが出ての勝利だったと思う。また、先行されても、逆転できる、という自信は大きい。

ともかくも、ようやく2勝目。まだまだ厳しい戦いは続くが、ひとつ自信のもてる戦い方ができて、次に進めると思う。次は王者川崎と、アウエーで対戦だが、相手のパス回しに粘り強く寄せて、チャンスでは思い切ったシュート、こぼれに詰めるで、勝利をもぎとりたい。

シュート数:17-8 CK:6-6 FK:11-2 得点:永戸勝也、長沢 駿 (G大阪)金 英權  警告:小野瀬、倉田 主審:山本雄大 入場:16,004人


さて、この試合では、ベガルタとコラボして、グッズほか展開の松本零士先生が来場、グッズ購入者へのサイン会やハーフタイムにお話しがあった。
また、復興ライブは、試合前とハーフタイムにスタジアム内で畠山美由紀さん。美声に乗せて、勝ち点3を呼び込んでいただきました。

そして、御存知のように、地下鉄駅では00分に、ファンファーレとカントリーロードが流れま始めました。

もともともっと、もともともっと、闘志躍動で勝利を。