06節:ベガルタ仙台3-0サガン鳥栖、厳しい寄せ、若手躍動で快勝

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2019J1 06節 4月6日(土)14:00 ベガルタ仙台3-0サガン鳥栖 ユアスタ仙台


ハモン ジャーメイン
兵藤 吉尾 
(シマオ)(梁)
石原崇   蜂須賀

富田 
金 常田 平岡
  (大岩)
シュミット

サブは、関、シマオマテ、大岩、松下、梁、関口、長沢。鳥栖は、FW金崎、MFクエンカ、原川、福田、高橋秀人、高橋義希、DF三丸、カルロブシッチ、高橋祐治、藤田、GK大久保。トーレス欠場、豊田、小野、趙 東建はベンチスタート。今節の対戦相手は、1勝1分け3敗15位と、"当面の"目標である鳥栖との対戦。

ベガルタはジャーメインやハモンらが前からプレス、クエンカのドリブルには苦しみながらも、しのいで、15分、吉尾のクロスにジャーメインが先制ヘッド決めリズムつくると、後半9分、相手のミスから吉尾のシュートがポストに当たるところを、兵藤が押し込み追加点。

終盤でもカウンターから、追加点を狙い、AT3分には、石原崇がキープしてつなぎ、最後はハモンが見事なダブルタッチ?でDFの間から決めダメ押しと、快勝。初スタメン常田、金も、落ち着いた守りと正確なフィードを披露。今季初勝利。


10m以上の風が吹き荒れ、恒例の北エントランスのイベントや、グルメが中止となる、春の嵐の仙台。
スタジアムでは、試合前の選手紹介の時から、試合中も、間断なくベガルタのチャントが続き、この試合へのサポの思いが、伝わってくる。久しぶりの3-0快勝は、応援の後押しが呼び込んだ。

さて、試合前のコイントスで、いつもと逆位置からのスタートなった試合。フォーメーションは、監督談では3-1-4-2と、ハモン、ジャーメインの2トップに、兵藤、吉尾のインサイド、アンカーに富田という布陣。CBには常田を中央、左に金も起用するなど、ルヴァンで勝ってきた選手をスタメン起用した。

鳥栖は、トーレスが欠場、金崎がワントップで、クエンカ中心の構成。豊田を使ってこなかったのは、ベガルタにはラッキー。

前半。
強い風のスタジアム。風は巻いているが、ベガルタ前半は風下が多い。ベガサポの連続チャントに乗って、ベガルタは攻撃が躍動。ハモン、ジャーメイン、吉尾は前からプレス。

30秒、つないでいくがオフサイド。1分、ベガルタのカウンターから吉尾、ジャーメインとつなぎ、石原崇兆のクロスは、シュート性、流れる。3分、鳥栖の攻撃をしのいで、カウンター、吉尾からハモン、クロスは流れる。さらに崇兆からハモン、左からパスもキーパー。

4分、鳥栖に回され、クリアし切れず、シュミットダニエル(ダン)が飛び出て、がら空のゴール、シュートされるが枠外。これは危ない。これで左コーナーを与える。原川のキックのこぼれ、ミドル打たれるが、枠外。6分、左奥35mのフリーキック。吉尾が蹴るがつながらず。いったん風止む。7分、左から攻められるが、ダン。9分、ジャーメインからハモン、最後は兵藤あと一歩。10分、カウンター、ハモンからジャーメインのパスは合わず。

12分、ベガルタCB間でつないで、蜂須賀から吉尾、ドリブルからのシュート狙うが、ブロックされる。その後、鳥栖にカウンターされるが、ブロックで、押し戻す。

14分、蜂須賀から、中央から右サイドに走りこんだ前方の吉尾に、パスが通る。左に持ち替えての吉尾のクロス、相手CBの背後に入り込んだジャーメインに、どんぴしゃ、捻ったヘッドが決まって先制!久しぶりの先制弾が、いい流れから決まった。ジャーメイン、リーグ戦の初ゴール。カップ戦と合わせ3得点目。

16分、ベガルタのカウンター、蜂須賀から吉尾、さらにハモンとつなぐも、キープできず。17分、鳥栖の福田が足を痛め交代、松岡が入る。19分、中央富田からのロングボール、キーパー。鳥栖もロングボール入れてくるが流れる。今日の鳥栖、要所でパスミスが出ている。20分、蜂須賀がパスカットされるが、カバーして戻る。最後は相手のファールで終了。21分、ダンのゴールキックから、ハモンがキープ、蜂須賀につないで、ドリブル前進もカットされる、

24分、ジャーメインのパスから吉尾のシュート、ブロックされる。すこしタイミングが正直すぎるか。25分、左サイドをえぐって、ハモン得意の高速クロス、ジャーメインがニアに走りんで、ダイレクトで合わせるが、枠外。惜しい。26分、クエンカに二人、三人と抜かれて、ドリブルキープされパスを出されて、最後は中央フリーの金崎が、速いタインミングのシュートも、ダンが反応、弾き出す

これで鳥栖が右コーナー。シュート性のクロスはダン。28分、ベガルタが右奥35mのフリーキック。ハモンのヘッドは枠外。27分、吉尾が右サイドから、低い弾道で正確なサイドチェンジ、崇兆に合い、場内がうなる。31分、左ラインぎわ45mのフリーキック。ジャーメインがCBにプレスしていく。33分、鳥栖がボール回すが、最後はパスミス。34分、パスをうけたジャーメインがドリブルで粘り、左コーナーを得る。ここはシュート打てず。

37分、ベガルタエリア左奥35mで鳥栖のフリーキック。回されるが、クロスはライン割る。40分、金のクロスにジャーメインのヘッドはブロックされる。さらに、右でつないで、蜂須賀のクロスに、ハモン打てず。41分、平岡から、相手の間に入り込んだ吉尾にパスが通り、シュートするもキーパー。

42分、右からのクロスにジャーメイン、シュートは枠外。さらに兵藤から吉尾でシュート狙うもブロックされる。43分、鳥栖のカウンター、クロスはダン。44分、サイドチェンジのボールを受けた蜂須賀がドリブルからのカットイン、二人かわしてのシュートはバーの上。

前半は、ベガルタがボールにきびしく寄せ、CB陣や吉尾の展開で、待望の先制点を奪い、1-0で終了。

後半。
ベガルタ風上が多くなる。1分、いきなりクエンカが、えぐって左からのクロス、ファーで松岡がフリーでヘッド、ダン正面でワンハンドで掻き出す。鳥栖の左コーナー、流れる。3分、ハモンがキープするも、クリアされる。しかし、後半、暖まってきたハモンの動きが良くなっていく。4分、クエンカがドリブルからのキープも、ファール。7分、スローインからハモンの強引シュート、枠外。

8分、左からジャーメインが折り返しのパス、ハモンの胸トラップは流れるが、相手のミスを拾った吉尾海夏が、中央から狙いすました左足シュート、ポスト!跳ね返りにつめていた兵藤が、足裏で合わせてゴール、2点目。なかなか追加点が取れなかったところで、しつこい攻めがゴールにつながった。しっかり詰めていた兵藤青信号、移籍後初ゴール。

9分、右奥30mでフリーキックを得る。吉尾が巻いて落とす、右下枠内直接シュートも、キーパーに弾かれる。これで右コーナー。ジャーメインヘッド、クリアされで2本目。こぼれに、中央、平岡フリーでシュート狙うが、バーの上。12分、こぼれ球を拾った兵藤が、ドリブル前進、吉尾にパスも、クリアされる。13分、ベガルタエリア中央やや右で、鳥栖の35mのフリーキック。ファールで終了。

13分、鳥栖は原川に代え趙東建が入る。14分、右奥35mでフリーキックを得る。吉尾の延びるキックに場内沸くが、ファールで終了。17分、鳥栖がゴール前つないでいくが、パスミス。18分、崇兆からのパスにハモン、もう一歩。この後、クエンカのミドルシュート、ダン正面。19分、ベガルタが鳥栖ゴール前でワンタッチでのつなぎ、最後はハモンからやさしいパスでるが、崇兆は打てず。20分、右コーナーを得る。ハモンの強引ミドルがDFに当たり、枠内、キーパー触って、今度は左コーナー。これは決まらず。

21分、平岡に代わり今日スタメンを外れていた大岩が入り、そのまま右CB。23分、蜂須賀とジャーメインのワンツー、蜂須賀のドリブルからのクロス、クリアされ右コーナーを得る。これはクリアされる。24分、ハモンがキープして、左コーナーを得る。ここはキーパー。25分、鳥栖はクエンカに代え小野が入る。26分、クリアボールをカット、ジャーメインシュートは打てず。

27分、金崎のシュートは枠外。28分、兵藤に代えシマオマテが入る。30分、崇兆がパスカット、ドリブルでDF二人の間をいくが、もう一歩。32分、金からパスを受けた富田のクロス、キーパー。34分、ジャーメインが自陣に戻っての守備、スローインとする。35分、ハモンがキープし、ファールを貰う。左奥35mのフリーキック。さらにコーナーを得る。こぼれをジャーメインがパス、ハモンとの競り合いで鳥栖がハンドでPKゲット。いい時間帯。

PKはハモンが蹴るが、助走短い。コロコロシュートでポストに当たり、さらにキーパーの背中?にあたり、詰め切れず。右コーナーも決まらず。39分、崇兆がいい守備からファール貰い、時間使い。41分、吉尾に代わり梁が入る。今日はクローザーか。42分、早速梁から、ハモンへのスルーパス、オフサイド。44分、鳥栖がベガルタエリア右横でフリーキック。決まらず。追加時間は5分間。鳥栖のロングクロスはダン。

1分、常田から裏のハモンへパスも、ハモン転ぶ。2分、左からジャーメインからパスを受けた崇兆が、ドリブルで、中央へ、パスを受けたハモンがDF二人の間でダブルタッチから、キーパーの動きを見て、逆をつくコロコロシュート、決まって3点目。PK失敗しても、技を見せて、チーム内トップのw2ゴール目。

そのまま試合終了、決定力不足、トーレス無しの鳥栖とはいえ、圧倒しての3-0快勝で、ようやく今季初勝利。

吉尾、ジャーメイン、ハモンの活躍は言うまでもないが、メモにはあまりかけなかった、CB中央常田の精度の高いロングキックや、遠くに飛ばすヘッドで、相手のスペースをつく攻撃につながっていた。守備でも、金崎をマークしていらつかせた。さらに崇兆が、今期一番の出来で、攻守にいいプレーで右の吉尾へのマークを拡散させた。ナイスゲーム。

守備では、厳しい寄せ、前線からの守備で、相手のスピードアップを許さなかった。ただ、クエンカに引きずられて危ない場面もあり、これからドリブラーと当たる場合は、課題である。

ひとまず、開花。これを満開へと導くために、さらに攻守の連係を高め、勝利を積み増してほしい。声を枯らしての応援サポの皆さんも。お疲れさまでした。ここからです!

シュート数:15-9 CK:9-3 FK:15-16 得点:ジャーメイン 良、兵藤慎剛、ハモンロペス  警告:なし 主審:岡部拓人 入場:11,235人


尚、この試合の復興ライブは、おなじみティーナ・カリーナさん。試合前にピッチ内でミニライブ。雨女から「勝利の女神」へ昇格!?グッズを作るとイマイチ・ジンクスも、兵藤信号が打ち破るw

ベガコッペは、九州のチキン南蛮竜田揚げ。

また、モザンビーク・サイクロン被害支援の募金が、行われました。ご協力ありがとうございました。