26節:ベガルタ仙台対FC東京1-0、守備集中、相手オウンゴールで勝利

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2018J1 26節 2018年9月15日(土)14:00 ベガルタ仙台1-0FC東京 ユアスタ仙台

石原
(ハモン)
阿部 野津田
(椎橋)  
関口   蜂須賀
(永戸)    
奥埜 富田

板倉 大岩 平岡
 
シュミット

サブは、関、永戸、梁、中野、椎橋、ハーフナーマイク、ハモンロペス。
東京FCは、FWディエゴ オリヴェイラ、永井、MF東、高萩、橋本、大森、DF太田、森重、チャンヒョンス、室屋、GK林。富樫、リンス、米本はベンチスタート。

代表戦中断で2週空いたあとは、ホームで目下3位のFC東京と対戦。ユニフォームシャツ17,000枚配布もあって、17,887人の入場。
試合は互いに激しい寄せのボールの奪い合いで、完全に崩した決定機は少なかった。前半は、FC東京がベガルタのパスをカットして、しばしば侵入。ゴールはDF陣が体を寄せて阻止。ベガルタは関口が室屋を、蜂須賀が太田を、あまり自由にさせなかったので、中央からの攻撃を囲んで防ぐ。

前半14分、FC東京高萩が、意表をつく30mの強烈ミドルシュート、ポストに救われる。その後は膠着状態で、ベガルタは、前線にボールをつないでも、打ち切れずシュートは、ゼロ。

後半4分、攻め上がった阿部が右からクロスをいれると、FC東京東のクリアがシュートになって、オウンゴールで先制。その後は、ベガルタもワンタッチパスで、FC東京の中盤の寄せをかいくぐり、ゴール前までいけるようになる。ディエゴには富田、板倉らが厳しく体を寄せ、簡単には前を向かせない。パス出しに回るディエゴ。

ベガルタも、石原、阿部、蜂須賀らがシュートを狙うが、追加点は取れず。

終盤、FC東京は、リンスや富樫を投入してくるが、ベガルタも阿部に代え、椎橋をボランチ入れて奥埜を前に出し、ATには、今日、即ベンチ入りしたハモンロペスが、強烈シュートを1本放つなど、相手にペースを渡さず勝ち切った。

(前半)
開始3分までは、両チーム中盤でのせめぎあい。阿部が戻って、相手基点に、体をぶつけて遅らせる守備。4分、永井が裏に侵入するが、関抑える。5分、FC東京が回す。ベガルタカウンターも、左サイドで遅攻。そのあと、野津田倒され、左ライン際45mでフリーキック。しかし、中央を固めたFC東京の守備は、なかなか崩せない。

7分、東?のドリブル突破は蜂須賀が戻りクリア。8分、ベガルタカウンターも、押し込めず、ボールを徐々に戻す。互いにラストパスまで行かずに、カウンター合戦。ベガルタは奥埜が厳しいマークを受ける。10分、富田の大きなサイドチェンジ、関口、もう一歩。さらに野津田が縦にスルーパス、阿部前進も、挟まれて通らず。11分、東がパスミス。今日は芝がぬかるみ気味のせいか、両チームにパスミス散見。

13分、左の奥埜から、ロングボールが蜂須賀に通る。ドリブルからゴール前に横切るパスも、届かず。さらに板倉からのサイドチェンジが蜂須賀に通り、最後は石原、もう一歩。14分クリアボールを拾われ、高萩に、意表をつく、30mの強烈ミドルシュート打たれるが、ポスト!助かる。さらにFC東京にボールを回され、シュート打たれるが、シュミット。

16分、FC東京の左コーナー。キッカーは太田。ショートコーナーから、再び放りこんで来るが、ライン割る。18分、蜂須賀がキープも、トラップミスを奪われて、攻められるが、FC東京もミスで右コーナーを得る。キッカーは野津田。ショートコーナー、関口との息あわず。FC東京のカウンター受けるが、ファールで終了。

20分、FC東京が連続ファールで、右ライン際45mでフリーキックを得る。22分、野津田のパスをカットされ、ディエゴに持ち込まれ、シュートされるが、枠外。これが触っていたか、FC東京の右コーナーとなる。太田のキックから、シュートが枠内に行くが、ベガルタDFがクリア。さらに、こぼれを回され、再び右コーナーを与えるが、守る。

24分、阿部がドリブル前進、左でフリーの野津田にパスが通るが、野津田が折り返したパスが弱すぎ、チャンスを逃す。ここは、自分で打ってほしかった。25分、FC東京が右からの攻め、クロスはシュミット。26分、パスを受けた関口が持ち上がるが、カットされ、逆にFC東京に右コーナーを与える。シュートは決まらず。

28分、阿部がパスカットからのカウンター、しかしファールで止められす。後ろからのチャージが多いFC東京。28分、FC東京のカウンター、室屋がスピードアップしたドリブルで上がっていくが、関口もスピードを上げ、抑える。31分、板倉から蜂須賀のへのロングボールは通らず。この時間まで、ベガルタはサイドチェンジ多様するが、選手間の距離が空き過ぎて、単発に終わる。

32分、野津田から石原へのスルーパス、もう一歩33分、今度はFC東京がスルーパスからのシュート、クリア。これで左コーナーを与える。キックはライン割る。35分、FC東京がカウンター、回してからのクロスはライン割る。その後、阿部がフリーでパスを受けるも、トラップ大きくて取られる。

37分、蜂須賀が切り返しからの、左足クロス、つながらず。38分、FC東京が左からのクロス。こぼれを打たれ、左コーナーを与える。ヘッド合わせられるが、枠外。40分、FC東京が細かくつなぐ。しかし、蜂須賀がパスカット。カウンターにかかるが、富田が自陣で引っ張られ、止められる。

42分、ベガルタラインの裏にパスを通され、ディエゴがフリー、ここはシュミットが上がりクリア。43分、永井にイエロー。44分、阿部がエリア内侵入も囲まれるが、こぼれを回す。追加時間1分。阿部が戻って、シュートブロックの守備。

前半は、押されながらも、体を張った守りで無失点。攻撃では、サイドチェンジのロングボールが多くなった。ベガルタは少ないチャンスで、少し慌てて、シュート無し。

後半。
いきなり永井がえぐってのクロス。シュミット。1分、FC東京の左からのクロスは、関口がクリア。4分、ベガルタのカウンター、石原から、野津田、最後は右にいた阿部がキープ、パスを出したところ、戻っていた東のクリアがシュートとなってゴール・イン。オウンゴールでベガルタ先制、1-0。前半の耐えた時間が、思わぬ点を呼び込んだ。

さらに、板倉がドリブルで上がり、倒され、フリーキックを得る。つなぐ。5分、富田のパスを受けた蜂須賀がドリブルで仕掛け、右コーナーを得る。野津田のキックはキーパー直。7分、野津田がタメて、蜂須賀が上がり、さらに石原と右サイドでワンタッチでつなく。石原はうまく体で相手抑えながら、関口へパスを出すが、ブロックされる。

8分、板倉がディエゴを何度もカチあげるが、倒れない。ただ、これまで、富田や大岩にも削られているディエゴは、イライラ模様。それでも、キープしたディエゴのクロスから、左コーナーを与える。ヘッドを打たれ枠内も、蜂須賀がクリア。9分、ボールを受けた石原が、左に流れながら、左足シュート、枠内もキーパ。ようやくベガルタもシュートが出た。

10分、ベガルタつないで、最後は関口から阿部、左足シュートは枠外。11分、永井にするすると裏に上がられ、シュートされるが、枠外。12分、ディエゴがパスミス。13分、阿部のドリブルうからクロス、受けた蜂須賀がシュートも枠外。そのあと、大森に侵入されるが、シュミット抑える。

14分、FC東京が回す。左コーナーを与えるが、シュミット抑える。15分、阿部にイエロー。16分、右40mでフリーキックを与える。太田のキック。こぼれを打たれるが、シュミット。さらに、左から室屋に侵入され、シュートされるが、ブロック。その後、ベガルタは奥埜がキープ、さらに回す。シュートは打てない。

18分、野津田にイエロー。19分、FC東京は永井に代わりリンス、大森に代え、富樫が入る2枚代え。20分、石原から関口へのパス、もう一歩。22分、FC東京が回してクロス、シュミット抑える。23分、富田がパスカット、石原につなぐが、スローインへ。さらに関口粘って、奥埜がキープ、するとアーク左付近で倒され、フリーキックを得る。22m、野津田が直接狙うが、バーの上。

25分、阿部のドリブルから、奥埜、蜂須賀とつなぎ、左足シュートも、枠外。26分、FC東京のゴール前の攻撃をしのいで、ベガルタカウンター、野津田から奥埜へパスが通るが、奥埜ミスキック。疲れてきたか。28分、室屋がドリブルで上がってくるが、関口が追いかけ、コース限定。クロスは大岩クリア。29分、ベガルタゴールエリア内の芝生が、めくれる珍事。シュミットらが踏み固める。審判は時計を差して、止めているジャスチャー。

31分、FC東京の攻め、折り返しのパスがミスとなり、ベガルタのカウンター。蜂須賀から関口、合わず。32分、ベガルタが回すが、平岡キックミス。疲れが出る時間帯か。33分、FC東京に回され、阿部が戻って守備。35分、ゴール前で回され、最後は高萩のシュート、枠外。

ベガルタここで、阿部に代わり椎橋を入れる。ボランチへ。奥埜が前線に上がる、このところのクローズ体制。26分、カウンター仕掛けるが、パスカットされる。37分、FC東京は東に代え、米本入れる。そのあと太田がドリブル前進からのクロス、流れる。相手も疲れている。

38分、関口に代わり永戸が入り、そのまま左WB。40分、FC東京のカウンター、平岡が戻ってクリア。41分、攻められ、FC東京にクロスを入れられるが、ゴール右で、奥埜がジャンピング・ボレーで蹴り出す。これがオウン気味で場内ためいき。これで右コーナーを与える。ヘッド打たれるが枠外。

43分、ベガルタがカウンター、石原倒され、フリーキックを得る。35m。決まらず。44分、板倉のロングボール、石原へのボールだったが、キーパー。45分、室屋にイエロー。フリーキックを得る。追加時間は3分。ここでベガルタは石原に代え、ハモンロペスを入れる時間使い。場内大声援。フリーキックは、オフサイド。

その後、太田に長いクロスを放り込まれるが、シュミット正面。ベガルタのカウンター、左からドリブルで仕掛けたハモンロペスが、左足の強烈シュート、キーパー弾く。そのあと、FC東京につながれ、室屋がドリブルでエリア内侵入するが、永戸が体を張って阻止。ゴールキックへ。そのまま試合終了。

厳しい試合だったが、ベガルタが守備での集中をきらさず、得点した後は、何度か追加点を狙いながらも、終盤は蜂須賀も上がらないなど、リスク管理もして、勝ち切った。リンスやディエゴに、エリア内でボールをキープされても、囲んで、自由にさせず、決定的な仕事をさせなかった。

加入したばかりのハモンは、シュート1本だが、今後が期待できる、強烈シュートだった。

FC東京の両サイドのケアと、相手の堅い中央のために、後半になるまで、なかなか連動した攻めができず、ロングボールで狙うが、1本通ってもラストパスには、なかなかいけなかった。後半は、細かくパスをつなぎ、カウンターでフリーになる場面もあったが、野津田、奥埜が落ち着けず、追加点は奪えなかった。

それでも、オウンゴールで得た得点を、粘り強い守りと、カウンターからの攻めで、完封勝ちに持っていけたのは大きい。
今節、ベガルタと勝ち点で並んでいた札幌が、川崎に0-7の大敗を喫して、得失差もベガルタと並び、札幌が1試合少ない暫定ではあるが、ベガルタが抜いて4位に浮上した。それもこの勝ち点3があるから。

シュート数:7-12 CK:2-9 FK:16-10  得点:FC東京オウンゴール 警告:阿部、野津田 (FC東京)永井、室屋  主審:柿沼 亨 入場:17,887人


尚、この試合は、先着17,000名に、ユニフォームTシャツ無料配布行われた。サポ席以外でも、自由席南などもベガルタカラー率が95%を超え、一定の成果を上げたと思われる。初見の方には、このシャツがあれば、サポ自での応援も、その他の席での観戦もいろいろできると、教えてあげてほしい。

また、この試合の復興ライブは、「陸前高田市立第一中」吹奏楽部のみなさんが、日本フィルの方と共に、試合前の北エントランスと、スタジアム内で演奏しました。