19節:対名古屋1-2、守備に綻び、ホームでの勝利遠く

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2018J1 19節 2018年8月1日(水)19:00 ベガルタ仙台1-2名古屋グランパス ユアスタ仙台

西村 石原
(阿部) 
中野   蜂須賀
  
矢島 奥埜
(永戸)   
富田

板倉 大岩 平岡
(マイク) 

サブは、シュミットダニエル、永戸、梁、古林、椎橋、阿部、ハーフナーマイク。名古屋は、FWジョー、前田、MF玉田、古林、和泉、ガブリエル シャビエル、DF金井、丸山、中谷、宮原、GKランゲラック。

平日開催のJ1、ベガルタ仙台は中3日で、名古屋とホームで対戦。スタメン前節同じ。観測史上最高の37.3度の仙台。しかし、ユアスタは一気に冷える結果。

前半でベガルタの守備の甘さを突かれ2失点。後半、蜂須賀から中野で1点返したが、同じリズムの攻撃が多く、チャンスも決めきれず、最下位名古屋に16試合ぶりの勝ち点3をプレゼントした。

中3日のベガルタに対し、名古屋は前節、台風の影響で試合中止で、休養十分。しかも夏移籍で、DF金井(横浜FM) 、MF前田直輝(松本)、FD丸山 (FC東京)、MFエドゥアルド ネット(川崎)、DF中谷(柏)と大量の補強をしているが、フィットさせる時間も増えた。

19時で30度の暑いピッチ。中3日。未知のメンバーが多い相手。いろいろ言い訳はできるだろうが、対策は十分だったのか、ビハインドになった時のメンタルは、去年から言われているが、どうだったのか。


日中37度超えで、照り返しも厳しい仙台だったが、少し雲が出て、陽が沈み、ようやく風も多少涼しくなったユアスタ。ただ、やはりこの暑さは、名古屋に有利か。

前半。
1分、相手ゴール前でつなぎ、蜂須賀のクロス。流れる。さらに中野から裏の奥埜へ、回して最後は石原のシュート、キーパー。2分、ベガルタが回すが、中野のクロスは流れる。3分、ベガルタがパスカット、奥埜から西村、つながらず。4分、関のゴールキックから、蜂須賀が頭で落とすも、つながらず。5分、西村のドリブルから蜂須賀の仕掛け、キーパー。

ここまで、ベガルタがボールを持つが、足元へのパスが多く。シュートまで行けない。名古屋の攻めは、パスカットできている。7分、矢島がドリブル最中に自傷、ハムストリングか?担架で退場。一時ベガルタ10人。8分、急遽、矢島に代え永戸が入り、左WBへ。中野がインサイドへ。11分、ベガルタ、平岡、板倉も上がって、ゴール前で細かくつなぎ、最後は奥埜のヘッド、枠外

12分、中央やや左32mのフリーキック。名古屋は、ボックスライン上に6人並ぶ守備。奥埜のキックは外。14分、相手のパスカットから、西村、奥埜へ。キープして蜂須賀、決まらず。その後名古屋がつなぐ。15分、大きなサイドチェンジで、左の永戸がフリー、キーパー前を横切るクロスも反応できず。16分にも、左サイドで回し、西村がクロス。キーパー。19分、パスカットから回すが、クロスは流れる。

20分、名古屋が回す。ベガルタは体力温存か、あまり寄せず、持たせる格好。シュートから左コーナーを与える。2本連続、関がパンチング、こぼれも回されるが、クリア。ここから名古屋のペース。21分、ジョーがヒールパスで、フリーを作られるが板倉カット、25分、ベガルタエリア左奥40mで、名古屋のフリーキック。これはクリア。26分、名古屋が平岡の裏をえぐってのクロス、シュートは枠外。

28分、ベガルタがフリーキックをクイックスタート、永戸が走り抜けるが、クロスは力んでミス。29分、名古屋のジョーが、ベガルタの右サイドに流れキープ、エリア内の前田に当て、前田がヒールで落とすと、走りこんで一瞬フリーのジョーが、シュート、決められ先制許す。うまくDFを分散させられた。

32分、名古屋がゆっくりと回す。ここでもベガルタは、あまりプレスに行かない。33分、蜂須賀がクロス、名古屋DFがクリアミスで、あわやオウン。キーパー抑える。34分、板倉が持ち上がり、左に流れていくが、出しどころがない。最後は蜂須賀のクロス。その後も名古屋がパス回し、ベガルタは最小限だけ動く時間。

38分、名古屋の中盤から、速い縦パスが中央の前田へ、一瞬で反転、板倉を抜き去った前田がシュート、決められ0-2。ゆったり回しておいて、スペースが見つかった瞬間、ラストパスを出された。逆転の少ないベガルタ、前半から苦しい展開。やむなくベガルタも、前から行くようになるが、名古屋は守備を固める。43分、蜂須賀のクロスに、走りこんだ西村がヘッドを合わせるが、キーパー正面

追加時間は2分間。ベガルタが回して、最後は板倉がシュートするが、キーパー正面。前半は0-2とリードされて終了。

後半。
開始1分、名古屋が、ベガルタエリア左奥30mでフリーキック。これは関。3分、パスカットから、中野が蜂須賀へパスを出すが、トラップミス。4分、名古屋に回されるが、関抑える。5分、ベガルタが回して、中央30mのフリーキックを得る。シュートはブロックされ、名古屋のカウンター。これは押さえる。8分、右サイド蜂須賀が侵入、ゴールライン際からの折り返し、中野が、エリア内でスラィデイングシュート、弾かれるが、倒れたまま押し込んで1点返す。中野は、今季リーグ戦初ゴール。

11分、ベガルタエリアやや左25mで、板倉がぴっぱり、フリーキックを与える。ジャビエルのキックは壁。13分、ベガルタが左コーナーを得る。キッカーは永戸。こぼれを打ち切れなかったが、右コーナーを得る。これも永戸。合わず。名古屋のカウンター、ジョーがドリブル前進もクリア。15分、蜂須賀の折り返しに奥埜シュートはクリアされるがコーナーを得る。決まらず。

17分、ベガルタ回してクロスも、石原にはつながらず。18分、板倉のスルーパスから、永戸がパス、流れる。19分、名古屋は玉田に代え、児玉を入れる。21分、ジョーがキープするが、富田がカット。そのまま蹴りだす。しかし、さらにカットされカウンターを受ける。22分、中野がドリブルから、カットイン・シュートはクリアされ、右コーナーを得る。永戸の右コーナーはクリアされる。

24分、石原のヘッドから西村につないで、蜂須賀のシュート、ふかす。その後、西村に代え阿部が入る。25分、回され左からシュート打たれるが、関。26分にも回されシュート打たれるが、関。28分には、裏に阿部が走り込むが、オフサイド。31分、左サイドで回すが、石原収まらず。そのあと、平岡と蜂須賀がスイッチ、平岡がグラウンダーのパス、中央でフリーの石原がダイレクトでグラウンダーのシュート、ポストに当たって外。惜しい。

キーパー触っていたのか、コーナーを得る。ファールで終了。32分、名古屋は和泉に代え八反田が入る。34分、ベガルタも板倉に代え、ハーフナーマイクを投入。永戸がCBへ。中野がWBに、石原がシャドウか。35分、攻められるが、蜂須賀が戻ってパスカット。37分、永戸のクロスに、ニアでマイクが、ダイレクトシュート、キーパ弾き、ゴール方向へ転がるが、ライン上で抑える。惜しい。

38分、上がった平岡から蜂須賀がクロス、決まらず。39分、ベガルタ回して、マイクの落としに、蜂須賀クロス、石原のヘッドは枠外。この後、名古屋はシャビエルに代え、DFの新井を入れる。42分、中野がドリブル、倒され、エリア左角でフリーキックを得る。永戸のキックは決まらず。43分、永戸のクロスにマイクの落とし、ここあら蜂須賀のクロスでコーナーを得る。決まらず、その後、前田に侵入されるが、守る。

追加時間は4分間。なんとか追いつきたい。ジョーがボールを蹴りだして、遅延でイエロー。2分、中野のアーリークロスはキーパー。阿部のロングシュートもキーパー。そのまま試合終了。またしても、ホームでは勝てず。


日程的にきつく、暑い中でも同じメンバー。動きが重くなるのは当然。工夫といえば、ビハインドになった時、持たせたことか。しかし、これで、相手のリズムを作らせ、致命的な2点目を与えた。リードされると、攻めていても焦りからか、決定力が落ちるのが、去年からの課題。

守備では、ベガルタは、はがされた時の、粘り、スピードが無いので、守り方の工夫は必要になるだが。それと攻撃の方も結局、同じリズムで、サイドに展開、中央ではひとり、ふたりが待っているが、抑えられてボールに触れず、というのを繰り返している。サイドの選手でも、フリーなら時には、打っていいし、奥埜が持った瞬間に、中央の二人が動くという、名古屋がやったような形も有効ではないか。

ベガルタに対する対策は、相手監督の「自分たちは場所を攻めるのではなく人を攻めるということ、2ゴールともそうだったと思います。ですからやはり、人を破ることでスペースがなくてもサッカーができるということを、今日はゴールで証明してくれたと思います。」という言葉がある。こっちも、時には、仕掛けられる選手で、これをやり返したい。


シュート数:14-7 CK:5-2 FK:12-12 得点:中野嘉大 (名古屋)ジョー、前田  警告:(名古屋)ジョー  主審:福島孝一郎 入場:13,968人

尚、この試合の復興ライブは、おなじみのニホンジン(試合前のみ)でした。