18節:対C大阪2-2、西村、蜂須賀ゴールで逆転も、ATで失点、痛恨ドロー

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2018J1 18節 2018年7月28日(土)19:00 ベガルタ仙台2-2セレッソ大阪 ユアスタ仙台

西村 石原
(阿部) 
中野   蜂須賀
(マイク)    
矢島 奥埜
(永戸)  
富田

板倉 大岩 平岡

サブは、シュミットダニエル、永戸、古林、椎橋、ジャーメイン良、阿部、ハーフナーマイク。C大阪はFW高木、杉本、MF山村、福満、ソウザ、山口、DFマテイヨニッチ、木本、丸橋、松田、GKキムヒジョン。柿谷、水沼、オスマルはベンチスタート。清武は欠場。

台風12号よる大雨は避けられたが、スリッピーなピッチと蒸し暑いスタジアム。C大阪の攻勢をしのいでいたが、前半12分、丸橋のフリーキックが直接入って先制許す。しかし後半石原が再三パスカットからチャンスをつくり28分中野のドリブル侵入からグラウンダーのパス、これを西村が押し込んで同点

さらに、終盤ハーフナーマイクを投入。攻撃の幅を広げたベガルタは、後半38分、コーナーのこぼれの永戸のクロスを蜂須賀がヘッド決めて、2-1勝ち越し。しかし、追加時間の最後で。関のゴールキックを相手のキーパーがすぐ出して、柿谷がえぐり、最後丸橋のキックがゴールに飛び込み、土壇場で勝ち点2を失った。


観測史上初?の西向きコースをたどる台風12号の影響は、仙台に関しては、通常の雨程度で、試合開始までには、ほぼ上がり、気温26度。ただ湿度が高く、蒸し暑いユアスタ。ピッチは当然スリッピー。

ベガルタは、サマーユニとして、ホーム戦夏季限定の黒ユニ(キーパーは水色)着用。

前半。
開始1分、セレッソパスミス。2分、C大阪は、GK関へプレスをかける。3分、ベガルタが右サイドでつなぐ。蜂須賀のクロスは、クリアされる。5分、中野から石原、中央でキープしてから、反転ミドルシュート、キーパ。ここまで矢島がボールに関われていない。6分、左から西村が、ドリブルでの仕掛けで、ヨニッチをかわすが、ライン割る。

9分、ベガルタがつないで、中央から左の中野、最後は、パスを受けた奥埜がシュートもブロックされる。その後、C大阪のカウンター、高木の右からのクロス、ソウザがミドルシュート狙うが、これはブロック。10分、ベガルタエリア左奥で、C大阪がフリーキック。キッカーは丸橋。巻いたボールは、壁の上を超え落ちて、関の前で弾み、そのままゴール。先制を許す。関正面もタイミングが合わなかったか。今日もホームで、ビハインドのベガルタ。

12分、ソウザが左からドリブルで侵入、これは守る。ベガルタのカウンター、石原がキープ、右の蜂須賀へ。蜂須賀のクロスは合わず。14分、左CBの板倉の大きなサイドチェンジが、蜂須賀にどんぴしゃ。蜂須賀ドリブルからの仕掛け、グラウンダーのパスは、クリアされる。16分、C大阪がハンドで、C大阪エリア中央25mでフリーキックを得る。矢島の巻いたキックは枠外。

18分、矢島が裏へのロングボール、西村が走り出てキープ、ドリブルから蜂須賀へ。さらにつないで、最後は中野のクロスも、クリアされる。20分、高木にクロスを入れられるが、クリア。その後、ベガルタがワンツーでつないで、右サイドの西村が、グウランダーでパスを出すが、クリアされコーナーを得る。22分、右コーナーは奥埜が蹴る。蜂須賀がフリーでヘッドも枠外

24分、奥埜がカットされ、フリーの杉本がドリブルからシュートも、ブロックする。25分、山村がカットインからつないで、シュートもブロック。26分、また板倉のロングボールが、蜂須賀に合って、フリーでの折り返し、少しボールがバウンドして、中央石原のダイレクトシュートは浮いて、枠外。このパスに対して、石原が「浮かせるな」と怒る。

さらに中央奥埜から西村、ブロックされる。その後、C大阪のカウンター、福満がミドルシュートもブロックする。これで右コーナーを与える。キッカーはソウザ。一度関がパンチング、さらにこぼれを打たれるが、これもクリア。28分、石原がパスカット、左の中野へ。中野が左からドリブルで侵入、グラウダーでキーパー前への絶妙パス、西村がDFに引っ張られながも、背中でブロックして踏ん張り左足で押し込み、1-1同点

今日も得点シーンはいい形。西村は2試合連続、今季8点目。中野の精度の高いラストパスも良かった。30分、また石原が詰めてパスカットからのカウンター、つないで、最後はエリア内侵入の奥埜がドリブル、いったんDFに、ふっ飛ばされるが、起き上がり、すぐ枠内シュートも、キーパーが足で弾く。惜しい。

32分、板倉から石原、中央でキープしてファール貰う。ようやく。今日の主審は、ファールはほとんど笛を吹かない。33分、パスカットから中野、石原スルー、その奥の蜂須賀には合わず。34分、C大阪が右コーナー、今度はレフティの丸橋が蹴る。ヘッドで折り代えされるが、クリア。いろいろやってくるC大阪。

35分、C大阪がパスミス。中2日のC大阪は、時々、呼吸が合わないパスミスがあった。37分、板倉から奥埜、さらに石原が落とし、奥埜がアウトサイドでダイレクトパス、裏に走りこんだ矢島シュートも枠外。38分、ソウザを奥埜がブロック。この試合は、二人のマッチアップ続く。39分、杉本が、自陣の背後から来たボールを、トラップ即反転のミドルシュート、関の手の先、やられたか!?。ポストに当たり枠外。助かったポストのプレー。

その後ベガルタのカウンター、西村がドリブルで上がっていくが、カットされる。40分、右コーナーを得る。奥埜のキックのこぼれ、西村が中央からシュート、平岡頭ですらすが、キーパー。41分、さらに矢島の放り込み、キーパー。42分、大岩が杉本をチャージして、パスカット。43分、C大阪エリア左横でフリーキック。奥埜が蹴るがクリアされる。

追加時間2分間。裏に入ってきた山村、板倉止めるがファール。ベガルタエリア中央35mでC大阪のフリーキック。ソウザが蹴って、ヘッドを合わせられるが、枠外。結局、前半は1-1で終了。五分五分か。

後半。
開始20秒、ベガルタエリア中央で、ベガルタが寄らないルーズボール、石原が戻って守備。今日の石原は攻守で嗅覚鋭く動き回っている。1分、C大阪が左からのクロス、蜂須賀止める。2分、丸橋から裏の高木へのパス、蜂須賀追いついて守る。3分、板倉から西村、さらに蜂須賀、クロスは流れる。

その後、C大阪ソウザがサイドチェンジ、松田のクロス、シュート性、DFに当たりコースが変わり、枠内も、関が反応、パンチで弾く。4分、これでC大阪が左コーナー。丸橋のキック、関パンチング。5分、杉本がカットインからのシュート、ブロック。6分、C大阪が左からのクロス、流れる。8分、矢島に代え永戸が入る。左WBへ。中野がインサイドへ。

9分、中野から永戸へ。永戸がダイレクトで巻いたクロスを入れるが、西村と、石原かぶり、打てず。10分、C大阪のカウンター、ドリブルで福満が前進、そのままシュート、枠外。12分、今度はベガルタの攻め、中野から椎原、さらには蜂須賀とつながり、クロス、石原のボレーシュートは枠外。

13分にも自陣から西村、さらに蜂須賀、クロスを入れるがクリアされる。これで左コーナーを得る。キッカーは奥埜、決まらず。15分、板倉が飛び出し、相手ボールをカット、そのままドリブルで持ち上がる。最後は永戸のクロス、でまた右コーナーを得る。奥埜のキック、ニアで、大岩が足で合わせるが枠外。17分、C大阪のカウンター、クロスを入れられ、コーナーを与える。関のパンチのこぼれを、中央から山口がミドルシュート、これもクリア。

20分、C大阪が左からの放り込み、しかし山村のハンドで終了。21分、相手陣内のスローインから、西村がドリブル前進、ひとりで侵入していくが、囲まれカットされる。ここはパス出しを。その後、C大阪は高木に代え柿谷、福満に代え水沼を入れる2枚代え。23分、C大阪がワンツーでつないで、最後は水沼のミドルシュート、枠外。24分、水沼のクロスをクリアしてカウンター、蜂須賀がクロスも流れる。ここで、ベガルタは西村に代え阿部を入れる。

25分、中野がカットインからのシュート、こぼれを蜂須賀クロスで入れるが、クリアされる。27分、永戸のクロス、ライン割る。29分、ベガルタがカウンター、蜂須賀のクロスから、右コーナーを得る。こぼれを平岡がクロス、石原がヘッドで狙うが枠外。30分、中野に代えハーフナーマイクが入る。ベガルタでの初出場。ワントップへ。阿部と石原がシャドウか。31分、マイクがキープして、蜂須賀のクロスにつなげるが、ボールは頭上を通過。

32分、大岩と関の呼吸が合わず、ボールを奪われそうになるが、クリア。これで左コーナーを与える。キッカーはソウザ。シュートされるがライン割る。33分、蜂須賀からのクロスを、マイクが落とし、最後は石原ヘッド、合わず。34分、C大阪がボールを回し、クロスも、関抑える。35分、右奥35mでフリーキックを得る。キッカーは永戸。クリアされる。

36分、奥埜のからのパスをマイクがキープ、最後は石原のシュート、ブロックされる。38分、永戸が右足でのクロス。クリアされて右コーナーを得る。CKキッカーは永戸、コーナーのクリアボールが、永戸に足元に入り、副審が旗を上げ、C大阪が止まった一瞬、永戸のクロスが、ゴール中央の蜂須賀の頭にどんぴしゃ、ヘッドで叩きつけ、2点目勝ち越し!C大阪の選手は、オフサイドとの抗議も、主審が自分で見たと断言、ゴール。蜂須賀、今季3点目。揺りかごダンスのベガルタ。

42分、阿部が左からドリブル、シュート、キーパー。その後、C大阪の放り込み、クリア。43分、C大阪は杉本に代え、山内を入れる。44分、C大阪は攻めながらパスミス。43分、ベガルタのカウンター、中央マイクが走るがオフサイド。追加時間は4分間。ベガルタ回し、相手ゴール前で奥埜がフリー、シュートは打たず回すが、カットされカウンター受ける。ロングボールはカット。1分、石原からマイクへのパス、オフサイド。

2分、C大阪の放り込み、ソウザがヘッドで合わせるが枠外。これでゴールキック。関のキックは直接C大阪のGKへ。これをつないで、C大阪のカウンター、柿谷がゴールライン際までえぐっての折り返し、エリア内でクリアし切れず、最後は丸橋のキックがDF当たってコースが変わり、決まって2-2。土壇場で追いつかれる。直後に笛。

またしても、勝利目前でバタついて、ホームで勝利できず。これで4月以降、ホームではドローか大敗が続いている。
C大阪は中2日で、時々パスミスも出るなど、逆転した時点で勝ったとベガルタは思ってしまったのか。マイクに点を取らせたいと欲が出たのかもしれないが、時間を使えば、確実に勝利できる場合は、しっかりとコーナーでキープするなどして欲しかった。

ただ、今日もゴールシーンでは、いい連携が出ていたし、西村はゴール前で自信をもって決めている。板倉の精度高いサイドチェンジ、永戸、中野のパスも良かった。また石原が、攻守に嗅覚鋭く相手の嫌がるプレーしていて、最近にない好調ぶり。ただ、残念なのは、最初の失点で、少し関が動揺していたのと、再三のチャンスでの蜂須賀のクロスの精度がいまいちだったこと。次は、しっかりと結果につなげてほしい。

矢島はまだ、本来の力が出ていない感じだが、少しずつチャンスに絡めてきた。あまりゴールを焦らず、チャンスに絡む事を、何度でもトライし続けてほしい。マイクは期待大。ベガルタに最近無かった、「高さ」で、ジャンプしなくても落とせるし、ワンタッチで味方に出すポストプレーも、チャンスにつながりそう。「マイク3D攻撃」を、これまでの攻撃に加えることで、間違いなくチャンスは増えるだろう。

勝ち点2は失ったが、勝ち点1は得た。終盤失点は、高い授業料ではあったが、次への布石も見える試合。中3日で、ホーム名古屋戦。今度はしっかり勝って、勝ち点3のゲームを、ホームで見せてほしい。


シュート数:14-12 CK:6-3 FK:12-11 得点:西村拓真、蜂須賀孝治  警告:なし  主審:家本政明 入場:14,911人

尚、この試合の復興ライブは、八神純子さん(ピッチ内試合前18:00、ハーフタイム)、マカニオルオルフラスタジオ(北エントランス)でした。