07節:対名古屋3-2、石原先制、西村2ゴール、最後は10人で守る

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2018J1 7節 2018年4月10日(水)19:00 ベガルタ仙台3-2名古屋グランパス パロマ瑞穂

ジャーメイン
(中野)
西村  石原
(平岡)(金)
永戸  蜂須賀

野津田 富田

椎橋 大岩 菅井

シュミット

サブは、川浪、平岡、常田、金、梁、中野、茂木。名古屋は青木、深堀、和泉がFW、MF長谷川、小林裕紀、秋山、DF畑尾、櫛引、管原、宮原、GKランゲラック。ジョー、寿人、ワシントンは、ベンチスタート。シャビエルは怪我で欠場。

阿部の怪我と、中3日ということで、ジャーメイン、椎橋、菅井、シュミットがスタメンに。

前半はベガルタペース。相手に飛び込ませない、ロングボールとワンタッチで、サイドをえぐったり、サイドチェンジで、次々とチャンスを作る。

すると、石原が押し込むゴール、西村は、左右の展開の後、ダイレクトの豪快なシュートを決め、前半で2-0とマルチ得点でリード。

しかし名古屋にジョーが入ってきてターゲットができた後半、一瞬の隙をつかれ1点返される。ベガルタは西村の今日2点目のゴールで3-1と突け放すが、終了間際のPKで2-3と迫られる。しかし、10人でも、なんとかしのぎ、勝ち点3を奪った。

前半。
雨模様でスリッピーなピッチ。前半はベガルタが攻勢。
名古屋は連敗中のためか、あまりプレスしてこない。3バックにしてきた。2分、富田から西村への浮き球、打てず。3分、ゴールキックから蜂須賀、西村とつなぎ、右からシュート、キーパー。その後、カウンター、名古屋もエリア内侵入、シュートはブロック。

4分、右から西村のクロス、カットされ、名古屋のカウンター、しかし取り返す。大岩からのロングボール、ジャーメインもう一歩。6分、右から蜂須賀のクロス、西村がヘッドで流し、永戸がダイレクトシュート、枠外。7分、野津田が自陣からの、大きなサイドチェンジ、永戸が走りこむが滑る。8分、名古屋がクロスも、誰もいない。

10分、富田の中央ワンツー、さらには蜂須賀のクロス、クリアされる。11分、永戸がグランダー、西村から最後はジャーメイン、もう一歩。名古屋は連携いまいちで、パスがつながらない。15分、右からワンツーで上がった蜂須賀のクロス、さらに菅井も上がって、蜂須賀、ジャーメイン、最後は石原もう一歩。コーナーを得る。

左コーナーは永戸が蹴る。ファールで終了。16分、野津田がエリア内侵入、浮き球を石原打てず。18分、名古屋深堀のカウンター、大岩がぎりぎり抑え込む。19分、ジャーメインが追い込んでスローインを得る。その後ゴールキックから富田走りこむが、オフサイド。23分、永戸の抉りのクロスを、ジャーメインが落とし、西村がシュート、ゴール内で、こぼれを蹴り出そうとするDFより先に、石原がボールを抑え、体ごと押し込んで先制。石原今季3点目。

直後、名古屋がベガルタゴールやや左25mのフリーキック。青木のキックは、壁。そのあと、櫛引にイエロー。25分、ジャーメインが、ひとりワンツーで上がっていくが、打てず。29分、ダンのゴールキックから、蜂須賀、西村とつなぎ、またぎフェイントから左足のシュート、バーの上。西村、地元愛知で躍動。

31分、ワンツーから、なんと菅井が侵入、折り返すがクリアされ、コーナーを得る。右は野津田が蹴る。ニアに飛び出た椎橋が頭ですらし、ファーへの浮き球となるが、石原もう一歩。34分、左ライン際で名古屋のフリーキック。これをカットして、石原から裏のジャーメインにクロス、右コーナーを得る。これは決まらず。35分、蜂須賀から西村、最後は石原がフリーでシュートも、ポスト。

37分、左から椎橋のクロスを、蜂須賀が頭で落とし、浮き球の落ち際を、西村がダイレクトシュートで決め2点目。今季初のリーグ戦マルチ得点を、前半であっさり達成。38分、名古屋は深堀を下げ、元ブラジル代表192cmのジョーを入れる。39分、すると名古屋がジョーにパスを通し、右からシュート、ブロックでしのぐ。41分、野津田からの縦パス、中央ジャーメイン、シュートは打てず。

42分、パスカットした野津田、さらに左から石原がクロス入れるが、キーパー。43分、今度は名古屋が、右から青木がフリーで侵入、シュミット飛び出てブロック。さらに、右からクロス入れられるが大岩クリア。44分、カウンターからジャーメインが走りこむが倒され、エリアすぐ外で、フリーキックを得る。永戸のキックはクリアされる。

追加時間は1分。結局前半は、ジョーが出てくるまでベガルタペースで、2点リードで終了。

後半。
名古屋は、畑尾をワシントンに代え、4バックに変更。
開始20秒、菅井のプレスから、石原の落とし、中央合わず。1分、大岩とジョーが競り合い。4分、青木がカットインからのシュート、枠外。ジョーが入って起点でき、勢いづく名古屋。6分、ベガルタの右からジョーが低いクロス、流れる。8分、名古屋が右からのクロス、中央大岩が一瞬下がったところ、フリーとなったジョーの高い打点のヘッド、ゴール隅に決められ、1点返される、2-1

9分、ベガルタのカウンター、蜂須賀のシュートは枠外。10分、名古屋の左コーナーキック。シュートはキーパー。11分、ジャーメインに代え中野を入れる。12分、秋山がドリブルからのクロス、大岩クリア。これで名古屋にコーナーを与える。ショートコーナー、ワシントンのヘッドは枠外。

14分、名古屋、左からのクロス、ジョーが落とし、秋山がシュート、ぎりぎり富田が寄せて、枠外。16分、ベガルタのカウンター、野津田の左足ミドルシュート、枠外。17分、今度は名古屋のカウンター、中央トラップミスでキーパー。名古屋が次第にプレスを強めてくる。18分、ベガルタがボールを奪い、蜂須賀のクロス、中央エリア内にいた富田が、ニアに入ってダイビングヘッド、頭を振るが惜しくも枠外

21分、スルーパスを通され、侵入されてコーナーを与える。ショートコーナー、ここはシュミット。23分、ベガルタのカウンター、中野のボールはカットされるが、こぼれを、猛然と走りこんだ西村が掻っ攫って、ドリブル前進。左45度からDFの間をグラウンダーで狙いすましたシュート、ファーサイド隅に決まって3点目。西村プロ初マルチ得点で、相手の流れを断つ。

24分、椎橋のスルーパスに中野が飛び出るがオフサイド。26分、ジョーが左からのクロス、中央合わず。27分、名古屋は小林に代え、佐藤寿人を入れる。28分、ワシントンにイエロー。29分、ベガルタ押し込み、エリア左横、ゴールライン近くでフリーキックを得る。しかし、シュートは打てず。31分、名古屋のカウンター、ジョーと大岩、シュミットがもつれるが、キーパー・チャージで、ジョーにイエロー。

35分、石原が足攣り。すかさず、石原に代えDFの金を入れる。椎橋がボランチ、野津田が前に上がる。椎橋がいることで、柔軟な構成が可能に。西村がワントップか。36分、右から秋山のクロス、クリア。37分、ベガルタエリア左角で名古屋のフリーキック。青木のシュートはシュミット触って、コーナー。2本連続、最後のクロスはキーパー。

その後、カウンターから西村、もう一歩。39分、名古屋がボールを回す。41分、名古屋の連続攻撃、シュミットが出てきたところをつながれ、空いたゴールへシュート打たれるが、ゴール内に飛び込んだ大岩が背面でクリア。このとき肘を使ったとして、レッドカード、一発退場、PK。横っ飛びの背面で、ハンドでないようにも見えるが。。。

44分、このPKをジョーに決められ、土壇場で2-3と、1点差に詰められ、ベガルタは10人のスクランブル。やむなくFWの西村を下げ、平岡を入れる。追加時間は5分。1分、名古屋が左右に振り回す、最後は寿人が右足のシュート、ふかす。2分、クロスを入れられるがシュミット出る。3分、浮き球を入れられるが、しのぐ。4分、長谷川アーリアジャスールのファールで助かる。ベガルタ自陣でフリーキック。そのまま逃げ切り、今季初のマルチ得点で勝ち切った。


前半は、元気のない名古屋の3バックにも対応、ワンタッチや速いパス回しで相手を振り回し、ゴール前では石原と、西村がストライカーらしいゴールで一気に先制。しかし、名古屋にジョーが入ってくると、起点、ターゲットが作られ、後半はサイド攻撃を仕掛けられた。疲れの出る後半での集中は、今後とも課題となるが、西村のカウンターからのシュートで3点目を上げたことで、勝ち点3をアウエーで手にできた。

攻撃での連携は、日増しに高まっている。ただ、今後、連戦の中、勝ち切っていくには、ボールを落ち着かせて、ゲームをコントロールする時間も求められるだろう。それにしても、西村のシュートは2本とも見事だった。

シュート数:10-10、CK:3-5、FK:13-20 得点:石原直樹、西村拓真2 (名古屋)ジョー2(PK1) 警告:大岩(退場) (名古屋)櫛引、ワシントン、ジョー、長谷川アーリアジャスール 主審:岡本拓人 入場:9,297人