19節対川崎2-1粘り勝ち、松下1ゴール1アシスト

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J1 2013年8月3日(土)19:00 ベガルタ仙台2-1川崎フロンターレ ユアスタ仙台


赤嶺
ウイルソン 太田
(武藤)(ヘベルチ)
梁   松下
    (佐々木) 
富田
  
石川角田鎌田菅井

サブは、桜井、蜂須賀、ジオゴ、ヘベルチ、佐々木、武藤、柳沢。川崎は大久保、レナト、アランの3トップ。中村憲剛、稲本、中澤先発。森谷、風間宏矢ベンチ入り。

川崎の多彩な攻めをコンパクトな布陣と粘り強い寄せでしのいだベガルタが、前半13分松下のクロスにウイルソンのヘッドで先制。しかし32分にウイルソン負傷退場で、苦しい展開に。

後半になると川崎に縦横無尽にゴール前でつながれ、耐える時間が続くが、新外国人DFクロス・バーとポストマンの二人が再三のクリアでゴールを割らせず。



しかし、26分、つに中村憲剛に縦パスをレナトに通され、ワンタッチから素早くシュートされ同点とされる。

ウイルソン不在、他の選手にも中2日の疲れが見える中、守備で耐えいたベガルタが、32分、角田のロングボールに菅井が走りこんでえぐると、ニア角に詰めていた松下に折り返し、これを松下鮮やかに決めて2-1勝ち越し。その後は時間をかけながら守り、勝ちきった。

前節、湘南のサンターナの前にPKをはずした大久保が、呪われたように、どフリーを次々はずしてくれる。最後はいらだってイエローを貰う始末。今日は粘りの守備がツキを呼んだ。あとは、べンチで足首を冷やしていたウイルソンの怪我が軽いことを祈るのみ。(どうやら捻挫のよう)

梅雨の明けた仙台。予想に反して蒸し暑い午後となったが、陽が落ちると涼しくなってきた。中2日での試合。14,365人。

前半。
立ち上がりは互いに様子見。前半の川崎はベガルタに持たせておいて、横パスを狙う作戦のように見えた。ベガルタは富田がアンカー、CB角田、左SB石川の4-3-3か。2分、川崎がベガルタの両サイドを揺さぶり、クロスが飛んでくるが林。4分、ベガルタが回す。松下のクロスに、中央でウイルソンがダイレクトでグランダーのシュート、キーパー正面。

6分、太田のドリブル、クロスから中央で富田のミドルシュート、バーの上。7分、川崎のコーナー。レナトのキック、こぼれを再び放り込まれるが、林がキャッチ。今日の林はハイボールへの対応が安定していて、こぼす事がなかった。そのあと、川崎がカウンター、中村からアランへとつながり、クロス。しかし決まらず。11分、太田が右サイドの裏を走りぬけての、折り返し、赤嶺と合わず。

そして13分、松下が右サイドに流れて、速いクロス、中央ウイルソンにピンポイントで合って、ひねりヘッド、ファーサイドに決まって、先制。ウイルソン、2試合連続得点。もうひとつシュートが打てない時間が続いていたので、これで流れを呼び寄せたかに思えた。しかし、川崎もボールを回してくる。ベガルタやや守備意識。これまで、何回も得点の後にやられているからか。

14分、ベガルタ右サイドで川崎のフリーキック。壁に当たり浮くが、林がおさえる。15分、梁から赤嶺へパスが通り、すかさず左足のシュート、キーパー正面。そのあと、川崎がカウンター、一気に中村がシュートまでいくが、林が抑える。17分、大久保がベガルタゴール正面でキープシュート、DF弾き、コーナーを与える。

中村のキックからこぼれをシュートされるが、バーの上。さらにカウンターから、アランに一気に持ち上がられ、シュートされるがサイドネット。これがコーナーとなり、川崎に中村、レナトと2本蹴られるが、クリア。20分、ベガルタのカウンター、ウイルソンが中央をドリブル前進、左から付いていった太田にパス、シュートするも、キーパー。その後、すぐに川崎がカウンター、これは守るが油断ならない。

22分、川崎にえぐられてクロス入れられるが、コーナーに逃げる。中村のキック、こぼれをレナトにシュートされるが、枠外。タイミングは合っていた。23分、松下の浮球パスにウイルソンもう一歩。24分、太田にイエロー。中央やや左35mでフリーキックを与える。これはフリーでヘッド許すが林が正面で抑える。

おされ気味のベガルタだったが30分、角田からのロングボールで、うまく裏をとった梁がフリー、キーパーも飛び出てきて、ループで無人のゴールを狙ったが、枠外。惜しい。31分、川崎がまた回すがオフサイド。34分、ウイルソンが左サイドをドリブルで上がるが、トリッピングで倒される。自力で立てず、担架で退場。左足首を痛めた模様。急遽、武藤が入る。赤嶺ワントップ気味。

37分、中村のドリブルを松下が止めて、すかさず太田がドリブルで上がって、クロス、キーパー。41分、中村に裏にパスを出されるが、そのまま流れる。43分にも、川崎のカウンター、アランにシュートされるが、林が押さえる。結局、前半は1-0リードで終了。

後半。
川崎が縦横に攻撃を展開し出す。開始早々、レナトがラストパスを横から入れてくるが、なんとか鎌田がクリア。コーナーを与える。キッカーはレナト。左右に揺さぶられ、最後は大久保?にフリーでシュートされるが、ポスト。2分には、ベガルタの左エリア角付近から中村のミドルシュート打たれるが、枠外。5分に、おミドルシュートを枠内に打たれるが、林が弾き出してコーナーを与える。これはクリア。

その後、ベガルタがようやく石川、梁、太田とつないでクロス、キーパー。その後、一進一退の時間が続く。山本にドリブルでエリア内侵入を許すが、菅井がクリア。さらに大久保がドリブルからのシュート、ポスト!サンターナの呪いか。直後、レナトにもシュート打たれるが、クロス・バー。14分、またもゴール前で大久保にキープされるが、今度は人数をかけて打たせなかった。16分、ベガルタのゴール中央30mで川崎のフリーキック。中村のシュートは、ポスト

19分、ベガルタがゴール前で回し、チャンスを作るが、武藤、梁ともトラップが大きなり、打ち切れない。20分、ゴール前に持ち込まれるが、オフサイドにかける。22分、稲本のスルーパスはゴールライン割る。24分、ベガルタのカウンター、武藤のクロスに赤嶺、もう一歩。26分、一瞬の隙、中村に速い縦パスを中央のレナトに通され、ワントラップで即シュート、決められ同点とされる。粘り強くレナトを抑えてきただけに、もったない瞬間だった。

28分、アランのシュートがオフサイドになったころで、大久保が異議?でイエロー。30分、川崎にパスを回されるが、しのぐ。31分、太田に代わりヘベルチが入る。31分、角田?からのパスを受けた菅井がドリブルで上がって行き、落ち着いて、側のフリーの松下に折り返し、これを角度をつけてシュートした松下が決めて、2-1勝ち越し。耐えに耐えた後、一発の攻守切替をものにした。

この後、3トップ気味にヘベルチが前で張る。34分、武藤にイエロー。遅延?良く分からない。38分、ヘベルチがドリブルで一人で中央を持ち上がるが、打ち切れず。39分、川崎はアランに代え森谷入れる。40分、川崎のコーナー。しのぐ。43分、左ライン際35mのフリーキックを得る。松下が裏に抜けていくが、折り返せず。

川崎は、さらに稲本に代え伊藤を入れる。追加時間は4分間。川崎が回して、中央からフリーのシュート、大久保か?また、はずす。ロスタイムに松下に代え佐々木を入れて時間使い。結局ベガルタしのぎ切って2-1で勝ち、久々の連勝、久々のホームでの勝利。


ボール回しとカウンターでチャンスを伺ってくる川崎に対し、コンパクトにブロックを固め、割り切ったクリアで相手のスペースをリズムを最小現に押さえた。それでも後半は前後左右に揺さぶられ、次第に疲労もあって守りの時間が長くなったが、相手も前係りで薄くなったサイドを、菅井がうまくついて、松下のゴールにつなげた。

今や大黒柱のウイルソンの不在の中で、追加点をあげ勝ちきったのは大きい。バーやポストに何回か救われたのも、運だけでなく、なんとかシュートに体を寄せていくことを繰り返した成果もあると思う。

ウイルソンの怪我の具合が気になるが、今のところ捻挫ということで、さほど長い休みになりそうなのが救い。菅井、武藤と怪我人持ちが増えているが、控え陣も奮起して松下のごとく、アピールしてほしい。

シュート数:8-17 CK:1-9、FK:25-15  得点:ウイルソン、松下年宏  (川崎)レナト 警告:太田、武藤  (川崎)大久保  主審:木村博之


尚、この試合の前座で毎年恒例、キャンプでお世話になっている延岡市選抜と仙台選抜の試合が行われた。また浴衣デーなど夏休み向けイベントがあり、レディースの選手やチアリーダーも浴衣で撮影会などを行った。また試合前には川崎、ベガルタのサポで親善ドッチボール大会もあった模様。