9節対栃木1-0、平瀬の得点で辛勝連勝

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2009年4月18日(土) 13:00 ベガルタ仙台1-0FC岐阜 宮スタ



平瀬  中島
    (ソアレス)
梁     関口

斉藤  永井     
    (富田) 
朴 渡辺 エリゼウ 菅井
(一柳)          
サブは、萩原、一柳、富田、田中、マルセロソアレス。栃木は、小針、米山、栗原、松田が先発。

強い日差しも心地よい風が吹く宮スタ。隣の体育館には、倖田來未のツアーバスが止まり、コンサートの準備中。今日も1万人を切り、9,678人と寂しいスタジアム。せめてミソノだけでも来て(笑)1曲歌ってくれれば・・・渋滞無しのシャトルバスは、往復とも泉中央間30分とスムーズではあったが。

怪我から関口、朴が復帰してスタメン。試合は、前半、ボールを支配しながら、人数をかけて守る栃木の壁を崩せず、スコアレスで後半へ。
後半、早い展開でサイド、中央と攻める栃木、ロングボールで裏を狙うベガルタがカウンター合戦となるが、フリーのシュートチャンスをより多く作ったのは栃木の方。

それでも再三のピンチを、相手のホームランシュートと、林の美技で救われたベガルタは、21分、斉藤の絶妙の縦パスに、平瀬がダイレクトで決めたシュートが決勝ゴールとなった。

苦しんでの勝ち点3。課題はあるが、ともかく前進。

前半。
引き気味でプレスもあまりない栃木に対して、ベガルタが押す。開始早々、ゴール右25mでフリーキックのチャンス。しかし、シュート打てず。3分、中島、中央からのシュート、DF。その後、パクから梁へのパスが通りクロスを上げるも打てず、栃木のカウンター。ミドルシュートを打たれるが、枠外。その後まったりと中盤での攻防。お互い週3試合の疲れを意識してか、厳しいプレスはあまりない。1節休んだ関口だけが、縦横無尽に汗をかく。栃木では、河原が右サイドをちょろちょろしてうるさいが、クロスに精度を欠く。

8分、相手ゴール右35mのフリーキックのチャンス。ベガルタの選手が、エリア内でのしかかられたかに見えたが、ノーファール。11分、右コーナーのチャンス、こぼれを平瀬えぐって、右サイドから強いボールで入れるが、キーパー直接。13分、平瀬が粘ってコーナーゲット。この右コーナーは、エリア内でボールがこぼれ、ベガルタの選手が次々シュートするが、相手も人数が多く、決まらない。最後は中島がオーバーヘッドで小針の頭上を抜くが、バーに当たる。惜しい。

15分、ベガルタがボールを回し、最後は梁が中央の関口へ、関口落として平瀬がフリーでのミドルシュート、キーパー正面。展開は良かったが。。。18分、平瀬が右サイドに流れて中央への強いボールでのクロス、関口、中島と中央にいたが、飛び込めず。さらにパクの巻いたクロスが、DFに当たり、こぼれるところ、上がっていた菅井がフリーで左足のシュート、枠外。20分にもベガルタがセカンドボールを拾い、波状攻撃、最後は梁のシュート、小針が触って、コーナー。このキックに、広大がヘッドで当てるが、枠外。

21分にも、ワンタッチパスを小気味良くつないで、最後は菅井のクロス。コーナーを得るがシュート打てず。24分、ようやく栃木もワンタッチパスをつないで、波状攻撃。しかし、最後はエリゼウがクロスをクリア。28分、ベガルタが再びボールを回し、梁がミドルシュート、ヒットせず。なにせ、エリア内に栃木が大杉、躊躇していては、なかなかシュートコースを作れない。28分、菅井が上がったがクロスへのタイミング合わず、もう一歩。

30分、相手エリア内で関口がボールキープ、シュートを打つが、ボールがこぼれ、最後は梁がシュートも打ちきれず。さらに、パクが上がってキープも倒され、フリーキックを得る。このこぼれに関口が中央からのミドルシュート、キーパー正面。その後ややまったり、中盤での攻防。お互い疲れからか、パスミスが出てチャンスが作れない。
37分、栃木が、ベガルタゴールやや右30mのフリーキック。米山のシュートはホームラン。さらに栃木はカウンターから、両サイドをワイドに使って、ミドルシュートまで持っていくが、枠外。40分、ベガルタもスローインからつないで、平瀬に託すがシュート打てず。さらに関口が中央からのシュート、キーパー飛び出していたが、DFが触ってコーナー。決まらず

43分、パクのシュート、キーパー。さらに平瀬の浮球パスに菅井がシュート打つが枠外。前半はチャンスを多々作りながら、崩しきれずスコアレスで終了。

後半。
つなぐサッカーで、より決定機を作ったのは栃木。ベガルタはロングボールでスペース狙い。1分、早速、ゴールキックを中島が中央で落とし、フリーで走りこんだ関口がボレーシュート、バーの上。2分、今度は栃木が放りこみ、こちらも簡単にフリーでのミドルシュート、ふかす。危ない。さらに5分、栃木がワンタッチでつないで速攻、ミドルシュート、またもバーの上。ベガルタもようやく、ロングボールに平瀬が走りこんで、シュートもヒットせず。7分、栃木にボールを回され、フリーでのシュート許すが、バーの上。ベガルタの守備がついていけてない。

10分、永井に代わり富田が入る。関口がカウンターで右サイドを上がり、走りこんだ平瀬へ、バックヒールがスルーか、とにかくボールは勢い無くキーパーへ。13分、またも栃木に回され、シュート許すがふかしてくれる。15分、ベガルタが左コーナー付近でフリーキックのチャンス。斉藤の変則パスに、パクが粘って、ひとりかわしてクロス、コーナーゲット。18分、ここで中島に代わりソアレス入る。コーナーは決まらず。20分、斉藤からのパスにソアレスがヘッド、コーナーへ。このキックは、ニアに飛び込んだソアレスの頭に合うが、シュートは枠外。しかし、ようやくベガルタが流れを引き戻す。

そして21分、カウンター、斉藤がロングボールを右サイドのスペースに出すと、平瀬が斜めに走りこんでフリー、躊躇無くダイレクトでファーサイドを狙い、グラウンダーで小針の手先を抜けたシュートが先制ゴールとなった。しかし、リードされて栃木も前に出てくる。25分、ベガルタゴール中央30mで広大がファールを取られ、フリーキック献上。危険な位置。しかし、巻いて枠内にきたシュートは、林がキャッチ。26分、足を気にしてか運動量が落ちたパクに代わり、一柳入る。

27分、栃木にカウンターから裏を取られ、1対1を許すがシュートは林がファインセーブ。決定的なピンチを救う。直後、今度はベガルタがカウンター、平瀬がサイドに流れてクロスを上げるも、キーパー直接。精度いまいち。29分、またカウンターから、裏に抜けたソアレスが突進するが、DF二人に囲まれる。30分、今度は栃木がカウンター、フリーでベガルタ右サイドからクロスを入れられるが、クリア。菅井が上がったままの裏をつかれる。栃木のコーナー。33分、ソアレスがドリブルでコーナー付近へ、フリーキックのチャンス。梁のキックはキーパー。

栃木のカウンターはワンタッチで小気味良くつながり、ラストパスまでいくのだが、シュートをことごとくふかしてくれて助かる。35分、ベガルタのコーナーキックのこぼれを、栃木に一気にカウンターでつかれ、最後は右サイド、エリア内からの強烈なシュートが来るが、菅井が腹でブロック、しばし立てなかった。その後は一進一退。43分、菅井?の縦パスにソアレスうまく抜け出て、ドリブルからのシュート、キーパー。44分、富田のファールでベガルタゴール中央、30mでフリーキックを与える。しかし、これも林がナイスセーブ。ロスタイム3分間。最後は、梁とソアレスで、早いワンツーから、ソアレスがキーパーと交錯しながらのシュート、しかしサイドネット。


試合後の小針コール。サッカーやっていれば、また会えるということだね。お互い上のステージを目指してがんばろう。

相手の決定力不足に助けられながらも、平瀬のあげた虎の子の1点を守り、とにかく連勝。栃木は9試合で得点1だが、点が入りだすと、かなりやりそう。今日も、まともに入っていたら3-1でやられていたかもしれない。ベガルタは、シュート数こそ20本だが、枠内は少ない。今後の勝利のためには、守備のチェックも必要だろう。勝ちながら修正。

シュート数:20-15、CK:8-1、FK:13-19  得点:平瀬智行 (警告)渡辺広大 (相手)米山 (主審)佐藤隆治