入れ替え戦第1戦:対磐田1-1、ナジソン先制、ドローも、自信の内容。

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2008年 12月10日(水)19時 ベガルタ仙台1-1ジュビロ磐田 ユアスタ仙台



ナジソン 中島
(中原)(佐藤)
梁   関口

斉藤 富田
  
磯崎 渡辺 千葉 菅井


サブは、萩原、岡山、木谷、田村、佐藤、中原、平瀬。磐田は、前田、ジウシーニョの2トップに、トップ下に松浦。鈴木、茶野、岡田の3バック。中山、萬代、名波はベンチスタート。

今季最多、ほぼ満員の18,974人を飲み込んだユアスタ。久々にチケット争奪戦があった模様。午後7時のキックオフ時は7度近い気温であったが、時間が過ぎるにつれ、しんしんと冷えてくる。

しかし、試合ではサポの気持ちが熱かった。誰かがりードするまでもなく、コーナーなどチャンス時は、コア付近だけでなく、スタジアム全体が、大声でレッツゴー仙台や、手拍子で声援を贈る。これこそが、ベガルタの応援だ。


試合。固くなることが心配されたが、ベガルタの出足は最初からいい。磐田にボールを持たれても、次々と積極的なプレスで危険の目をつんでいく。うるさいジウシーニョにも執拗に詰めて、コースを限定させる。

開始1分、富田がロングシュート、枠外。今日は積極的でいい。関口と中島でワンツー2本、もう一歩。5分までは、まずまずの動きのベガルタ。磐田はカウンターから、右の駒野にふってクロスを入れる、前田が落として、松浦やジウがシュートというパターンを繰り返す。

8分、千葉の中央のパスをカットされ、一気にシュートまで持っていかれるが、枠外。10分、ベガルタのコーナー。このこぼれ球を、磐田にカウンターから、フリーで持っていかれそうになるが、関口が80mを一気に戻って驚異の守り。ピンチを防ぐ。13分、今度は中島がエリア内に切れ込んで、左足のシュート、枠外。さらに磯崎のクロスが流れてそのまま枠内に行くが、キーパー。15分、磐田に連続コーナーを許すが、シュートはさせない。

20分、ベガルタのコーナー。こぼれ球を押し込めなかったが、何度もつなぎ、最後は梁のシュート、キーパー正面。直後、今度は磐田がベガルタエリア角でフリーキックのチャンス。しかし、松浦のキックはホームラン。さらに攻め込まれ、エリア内に入られるが、なんとかクリア。26分、今度は、ベガルタのチャンス、中島からフリーの梁にパスがつながるが、寄せられてシュート打てず。30分、磐田がベガルタエリアでボールを回し、林が飛び出すところ、かわされてゴールが、がら空きとなるが、磐田のシュートは角度なく枠外。危ない。

34分、中島が磐田エリアすぐ外で倒され、裂傷。しばらく外に出て10人。そして、40分、相手のクリアボールを梁につなぎ、梁は右に流れていたナジソンへのスルーパス。これでうまく裏で受けたナジソンがニア側から右足の強烈シュート、決まって先制!ここ一番でのナジ。これで元気が出たベガルタは、関口が切れ込んでの左足のシュートもキーパー。その後もコーナーのチャンスも決められず。しかし、今季最高の全員の出足と、ナジソンの一発で、1点リードで前半終了。


後半。磐田は左サイドの村井を起点に放り込んでくる。ベガルタはやや足がとまり、プレスが甘くなる。3分、磐田のコーナー、守る。5分、ベガルタが左右に大きい展開、しかしシュートは打てず。お互いに中盤がルーズになってきた。7分、ゴール前で前田に落とされ、松浦へのプレスが甘くなったところを左足で決められ、1-1同点。アウエーゴールを献上

しかし、この失点で、再びベガルタも寄せを激しくしていく。磐田はボールを持つと無理せず、回すような動き。10分、ベガルタが磐田エリア横からのフリーキック。13分、中島がサイドからクロス、しかしーキーパ。さらに、ナジソンのパスに梁がシュートシャンスも、打ち切れず。15分、磐田ゴール正面やや左のフリーキックのチャンス。ナジソンが蹴るがバーの上。16分、ナジソンに代わり中原入る。今日の中原、力んだか、トラップが落ち着かない。25分頃まで一進一退。

25分、ベガルタが左右からのクロスを入れるも、もう一歩。26分、今度は磐田に回され、最期はフリーのシュートされるが、ふかす。だが、ところどころで、パスミスも目立ち始める磐田。27分、DFかわされ、前田がフリーで1対1、しかし、林が前に出て、ファインセーブ。危機を救った。 34分、関口が遠めからのロングシュート、ドライブがかかるが、もうひとつ落ちきれず。惜しい。35分、今度は磐田がベガルタエリア中央で、ワンツーをつなぎ、シュートまで持っていくが、枠外。

36分、ベガルタが磐田ゴール中央25mで絶好のフリーキックのチャンス。梁のキックは、川口も見送るしかなかったが、惜しくもバー。40分、磐田のフリーキック、こぼれを打たれるが、林の正面。43分、ベガルタのフリーキック、こぼれ球を菅井がダイレクトでシュートするも、バーの上。44分、中島に代え佐藤が入り、関口と中原の2トップ。しかし、終盤は攻めきれず、入れ替え戦第1戦は1-1のドローとなった。


特に前半は鋭い出足で、がっちり守りながら、相手のラインをくずしての先制。後半は磐田のボール回しにやや出遅れた時間もあったが、総じて五分に渡り合った。点も取れたし、相手の攻撃パターンも見えてきた。勿論、第2戦はアウエーで。さらに厳しい戦いとはなるだろうが、勝つための自信はついたと思う。やればできる。

2分けで上がるのではなく、J1チームに勝利して倒す。落日の王者とは違い、勝って上がるのが、ライジング・サン、チャレンジャーの戦い方。

第2戦は、魂を現地参戦の方に託し、仙台から皆さんと共にエールを送ります。絆。


シュート数:13-10、CK:3-7、FK:18-10  得点:ナジソン (磐田)松浦  (警告)ベガルタなし (相手)ジウシーニョ、大井、村井 (主審)扇谷健司