06節:対浦和、0-7大敗、敗戦から学ぶべし

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2017J1 6節 2017年4月7日(金)19:30 ベガルタ仙台0-7浦和レッズ 埼玉スタジアム


奥埜
梁  
  
永戸  蜂須賀
(茂木)(菅井)
三田 富田 藤村
  (クリスラン)
増嶋 平岡 大岩
 

サブは、シュミットダニエル、菅井、石川直樹、佐々木匠、茂木、野沢、クリスラン。浦和は、興梠ワントップ、武藤、李、柏木、槙野スタメン。ズラタン、オナイウ、菊池がベンチスタート。尚、石原は契約により出場しない。

最初15分は、ワンタッチプレーで攻め込む時間はあったが、次第に、引き付けられては、かわされ、裏にタイミング良く出され、フリーで決められるの繰り返し。前半だけで、興梠のハットほか4失点。後半は、前掛りなった後に、カウンターを次々決められ、7失点の失点記録。

攻撃力のある浦和相手ということで、藤村を入れた3ボランチの3-5-2の、守備的布陣で臨んだが、先行された時のパニックは、改善できなかった。

前半:
開始1分、奥埜と梁がワンツーで前進、奥埜が、DFの間からミドルシュート、枠外。
2分、ベガルタゴールやや右30mで浦和のフリーキック。柏木のキックは関。その後、中盤のせめぎあい。5分、三田から上がってきた永戸がクロス、クリアされる。カウンター受けるが、クリして逆カウンター、奥埜がポストプレイもその後つながらない。7分、ベガルタ右からサイドチェンジのボール、永戸にはつながらず。

8分、柏木から裏の興梠に出されるが、オフサイド。9分、ベガルタも永戸から、裏に出た梁にパスを出すが、オフサイド。11分、左の興梠から、中央に入ってきた武藤にパスが来るが、蜂須賀クリア。12分、三田がドリブル前進、左の奥埜に出して、コーナーを得る。左コーナーを梁が蹴るが、キーパー。15分、ベガルタゴール前で回されるが、興梠はオフサイド。こうやって、トライされながら、間合いを図られていたのか。

16分、浦和のミドルシュート、クリア。17分、中央で浦和につながれるが、ラストパスは通らない。18分、中央から武藤のミドルシュート、バーの上。そして19分、左サイド関根に永戸がかわされ、さらに切り返しで三田もかわされて、えぐってのクロス、中央興梠に高い打点のヘッドを合わされ、失点。守備的にしていた前半で、早くも失点。しかも完全に崩された。ベガルタやや慌て出す。浦和は、余裕でボール回し。

22分、裏に出されフリーでシュートされるが外れる。ベガルタも、たまにカウンターを狙うが、途中で簡単にパスカットされ、シュートで終われない。さらに浦和に、ロングボールからオンサイドで次々走り込まれ、後追い守備をさせられる。27分、今度は関根と興梠のワンツー、抜け出した関根から、興梠がフリーで決めて0-2。2分後、早くも足が止まったベガルタに対し、パスカットした武藤がドリブル前進、そのまま強烈なミドルーシュート、ゴール左隅に決め、0-3。30分で勝負はあった。

32分、また浦和のカウンター、しかし関根がキックミス。34分、ようやくベガルタが、浦和エリア左横でフリーキックのチャンス。しかし、梁のふわっとしたキックは、キーパー。37分、奥埜がパスカットして、前進するが、すぐ取り返される。40分、関根が脇腹自傷で、退場。代わりに駒井が入る。41分、三田のロングシュート、枠外。

42分、浦和がワイドな展開。駒井のクロスでコーナーを与える。これは関。44分、ベガルタのフリーキックの後、浦和のカウンター、侵入してきた宇賀神に、平岡が後ろからチャージ、PK献上。興梠に決められ、前半だけでハットを許す。0-4という屈辱のスコアで、前半終了。

後半。
攻守ともに精彩を欠く藤村に代え、クリスランを投入。さっそく、浦和エリア右コーナー付近のスローインのボールを、オーバーヘッドでゴール方向へクロス。しかし、その後、浦和のカウンターで、李にあっさり裏を取られ、関と1対1、股間を抜かれ0-5。リスク覚悟の前掛りとはいえ、開始早々の失点は痛い。2分、蜂須賀のクロス、流れる。

4分、相手GKへクリスランが厳しくチャージ。5分、ベガルタゴール前で回される。6分、奥埜がキープして、裏に走り出た三田へ。相手が詰めてくるところ、三田が素早くシュートしたが、バーの上。惜しい。その後、7分李にイエロー。8分、浦和のカウンター、興梠に入れ替わられ、武藤がクロス、コーナーを与える。これは守る。11分、また放り込まれて、コーナー与える。しのぐ。12分、ベガルタのカウンター、奥埜から永戸に出すが、流れる。

その後、永戸のクロスに、梁が一瞬、浦和エリア左角でフリー、ステップを踏んで、西川のタイミングをずらす左足シュート、しかし西川に弾かれる。右コーナー2本。さらに永戸のロングスローと、チャンスが続いたが、シュートできず。14分、三田にイエロー。浦和のフリーキックからこぼれを阿部にシュートされるが枠外。16分、宇賀神に代え菊池が入る。17分、蜂須賀にイエロー。19分、浦和のカウンター、増嶋かわされ、コーナーを与える。左コーナーから柏木のキック、こぼれを大岩がオウンゴール。0-6

発奮したか、上がった大岩クロスを上げ、永戸?がシュートもクリアされる。22分、永戸、蜂須賀に代え、茂木、菅井を入れる2枚代え。25分、GK関が相手カウンターのボールを、飛び出して、ヘッドでクリア、これをつないで、ベガルタがゴール前で回すが、ファールで終了。以後ベガルタの攻撃でファールで終了が多くなる。

28分、茂木から菅井へのパス、キーパー。その後、クリスランにイエロー。30分、浦和のカウンター。またも完全に崩され、興梠がフリーでシュートも外してくれる。32分、奥埜がキープ、倒され、エリア左角でフリーキックを得る。茂木が蹴るが、枠外。37分、奥埜が疲れ始め、トラップも、ままならない。その後、浦和につながれ、最後は柏木がシュート、枠外。

39分にも決定的なシュート許すが、関正面。40分、左サイドライン際40mのフリーキックを得るが、つながらず。42分、浦和のカウンター、柏木が、ドリブルから持ち上がりシュート、関が弾き出す。この時間でも浦和の選手は走れる。左コーナーからさらにフリーキックを与える。中央30m、これは枠外。追加時間は3分。

三田から富田へつなぎ、クロス、上がっていた大岩がシュート狙うも、合わず。その後、菊池から中央へ柏木へピンポイントのクロス、柏木がループヘッドで、決め0-7。ベガルタの失点記録になってしまった。ベガルタの最後は、ヘッドの落としから、梁がダイレクトでシュートするが、わずかに枠外。一矢も報いることができず、大敗。


3ボランチはまったく効果なさず。「調子がいい選手を出した」はずなのに、そもそもパフォーマンスが悪い。
互角からちょっと上のチームなら、最初守って、そのあと攻撃も十分あるのだろうが、個人技に加え、走力すら差のあるチームに対し、体力のある内に得点を狙っていかないと、手遅れになるのではないだろうか。

こちらが点を上げていけば、相手も少し慌てて、そこにチャンスが生まれる。上位チームとの戦い方は、考え直す必要がありそう。ということで、バプロが調子を上げ、中野、平山が戻るまでは、我慢の日々になりそう。


シュート数:5-14、CK:3-6、FK:13-16 得点:(浦和)興梠3(1PK)、武藤、李、オウンゴール、柏木 警告:三田、蜂須賀、クリスラン(浦和)李 主審:村上伸次 入場:25,372人