WE09節:マイナビ仙台L1-1AC長野L、廣澤先制、オケケ守備に奮闘もドロー

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2023-24 WEリーグ09節 3月9日(土)13:03 マイナビ仙台レディース 1-1 AC長野パルセイロ・レディース ユアスタ仙台


廣澤  中島
(後藤)   
カーラ   石坂
(遠藤)   (美和)
太田 隅田
   (西野)
高平 オケケ 國武 田畑
   (松永)     
松本

廣澤2試合連続弾も、後半頭に失点

サブは、齋藤、松永、パウラ、西野、遠藤ゆめ、佐々木美和、後藤。メンバー全員前節同じ。
AC長野Lは、GK伊藤有里彩、DF奥津、奥川、岩下、岡本、MF稲村、大久保、鈴木日奈子、伊藤みぐみ、三谷、FW安倍。タニガーン、小澤、菊地はベンチスタート。

前節よりは気温が上がったが、しばしば小雪が舞う、寒いユアスタ仙台。

前節と同じメンバーで臨んだ、マイナビ仙台レディースは、5位につけている、AC長野パルセイロ・レディースと対戦。

グラデーションが美しい、「復興応援ゆにふぉーむの配布」もあったが、その予定数を超える 1,728人の入場。


プレス応酬で、互いにシュートが少ない展開の中、マイナビ仙台Lは、前半37分、カウンターからのいい連携で、廣澤が2試合連続ゴールで先制。

しかし、後半早々に、左サイドからのクロスに、守備で無双していたオケケの前に、伊藤めぐみに飛び込まれ、失点。

ただ追加点は与えず、佐々木美和、後藤、松永を入れて30分過ぎから、マイナビ仙台Lが攻勢。ゴール前に何度も迫る。
終了直前にもチャンス。大声援の中、フリー中島のヘッド、決め切れず、ドロー。

5位の相手に、互角の展開ができ、勝利のチャンスもあった。

前節から引き続き、チームとして好調を維持しているが、随所でもったいないマイボールでのイージー・ミスが散見。

これを精度の高いプレー、速いパスに変えていくことが、上位浮上への鍵となりそう。


前半で目立ったのはボランチ太田の運動量と、速いパス。

ピンチから一気にカウンターでチャンスメークす。精度がもっと良くなれば、タメが作れる隅田との関係も良くなるだろう。危険地帯のカバーリグには良く走っていた。


そして、守備では、CBオケケが、相手の背後狙いのボールや、1対1で無双の強さを発揮。

クロスやスルーパスを悉く止めて、AC長野Lの流れを作らせなかった。

それだけに、後半早々、オケケの前に飛び込まれ、フリーでヘッドで決められたのは悔しいところ。


前半37分の先制点は、理想的な展開。

AC長野Lエリアで隅田がパスカット。左のカーラに振ると、ここは狙わず、ペナ横までドリブルで上がり、横パス。中島がダミーで走り込んでDFを引き付けスルー、裏に入ってきた廣澤真穂が、DFと競りながら押し込むという、連携のゴールで、先制

廣澤は、2試合連続、今季3点目と登り調子。

この時間までは、30分のカーラのミドルシュート(バーに当たり惜しい)くらいしか、決定機が無かったので、先手が取れたのは大きかった。


後半、左MFのカーラに代え遠藤ゆめ投入。

今日の遠藤は押さえこまれて、仕掛け切れなかった。

後半4分、前述の通り、AC長野Lに、左からのクロスから、飛び込んできた伊藤めぐみに決められ、1-1と同点に追いつかれる。


ただ、それでずるずるいかなかくなったのが、後期のいいところ。

6分には、左から中島、右の石坂とつないでシュート、ブロックされる。

14分、無双していたオケケにアクシデント。

尻の下ハムストリング?あたりを抑えて、座り込んでしまう。ただ、そのままプレー続行。


互いにつぶし合って、シュートが少なくなってきたところで、17分に、ボランチ隅田に代え西野、右MF石坂に代え佐々木美和を入れる。

AC長野Lも疲れ、ボールを中盤で奪えるようになるが、パスは、まだなかなかつながない。


29分、オケケが再び倒れ込み、松永と交代。走り回って疲労が見えるFW廣澤も、後藤に代わる。松永右SB、田畑がCBに回り、これが嵌った。


30分以降は、交代メンバーが躍動。特に後藤が、ボールを引き出す動きを盛んに行って、活性化。

31分、右からのクロスに後藤が裏抜けして、ダイビングヘッド、もう一歩。ボールが残って、遠藤ゆめが折返すが、態勢が間に合わず。決定機。

直後、相手キーパーのパスを中島がカット、ドリブルで侵入も、キーパー他3人に囲まれ打てず。しかし、決定機の連続。

37分には、後藤が右に振ると、松永が上がってグランダーのパス。中央右に上がってきたボランチの西野が、ダイレクトで合わせるが、枠外。決定機。


ATになって、マイナビ仙台Lの応援が、スタンド一体で激しくなる。

4分、右から佐々木美和のクロスに、DFの裏にうまくフリー入った中島。DFとGKが弾けず、ボールが流れてくるが、ヘッドのタイミング合わず、クリアされる。
最後のコーナーもキーパーに弾かれ、試合終了。

後半残り15分のチームの攻勢と、スタジアム一体の応援は、勝ち切れるイメージだったが、もう一歩だった。


オケケの状態は気になるが、CB田畑の場合もわるくはない。

次節も、球際の厳しさ、予測のプレーは続行、シュートも増やして勝利して貰いたい。

シュート数:4-5  CK: 1-5 FK: 8-7  得点:廣澤真穂  (AC長野L)伊藤めぐみ  警告:西野、佐々木美和  主審:柳 彩乃  入場:1,728人