なでしこ02節:ベガルタ仙台レディース0-1ノジマ、攻撃組み立てられず

2018なでしこリーグ1部 02節 2018年3月25日(日)13:00 マイナビベガルタ仙台レディース0-1ノジマステラ神奈川相模原 相模原ギオンスタジアム


櫨 井上
 
楓   安本
(美和)   
市瀬 三橋
  (武田)
千葉 坂井 北原 奥川
齊藤

サブは、鈴木あぐり、佐々木美和、武田、沖野。ノジマステラは、南野FW、MFに田中萌、田中陽子、川島、松原、DF高木、平野、小林、國武、吉見、GK久野。大野はベンチスタート。

ベガルタ仙台レディースは、奈良が前節の交錯プレーの影響か、欠場。代わりに佐藤楓が左MFでスタメン。それ以外は前節同じのメンバー。

試合は、ノジマのプレスの前に、おっかなびっくりのプレーとなってしまい、攻撃の形暮れず、井上は孤立。シュートも打てない展開が続く。すると、後半、開始早々、ノジマのカウンターから簡単につながれ、最後は、田中萌のダイクレトシュートを決められ、先制許す。結局、この失点を跳ね返せず。0-1で敗戦。

風の強いギオン。ベガルタ仙台レディースは、前半は風上。

前半。
立ち上がりは、ベガルタも攻め上がり、10分、12分と連続でコーナーを得る。今日は奈良がいないので、キッカーは、左右とも安本が蹴る。12分のコーナーでは、中央で三橋がヘッドで合わせるが、ヒットせず、キーパー。16分、南野にイエロー。

17分、ゴールキックから安本のクロス、キーパー。18分、川島のクロス、これはクリア。その後、クリアミスを突かれて、シュート打たれるが、バーの上。19分、カウンターで井上がドリブル前進するも、カットされる。20分、ノジマのクロス、クリア。次第にプレスを強めるノジマに対して、ベガルタは反応が遅く、このあたりから、ボールを前に送れなくなる。ただ前に蹴るだけに。

25分、ノジマGKのキックミスに、櫨らが迫り、相手陣でのスローイン。しかし、シュートまで行けず。26分、ベガルタDFから、櫨に向けてのロングパス3本連続、同じように蹴っては、カットされる。29分、ようやく右から安本、シュート性のクロス、キーパー。その後も、ノジマの速い出足の前に、後ろを向かされ、キーパーへのバックパスから、蹴り込むだけになる。

36分、安本から井上へのパス、収められる。井上が持つと複数で囲みにこられ、ゲインできない。37分、ノジマが右からのクロス、クリア。37分、ベガルタエリア中央30mで、フリーキックを与える。これは壁。38分、ベガルタようやく攻め上がり、市瀬がミドルシュート、枠内もキーパーに弾かれ、右コーナー。安本のキックに、三橋?のヘッドはキーパー。こぼれを拾い、シュートから、またコーナー。しかし、決まらず。

40分、ノジマにベガルタエリア付近で、こぼれをつなげられるが、クリア。43分、北原から櫨へのパスはオフサイド。44分、クロスを入れられるが、クリア。前半は、あまり攻撃のリズムが作れず苦戦、ただ、ノジマの攻撃もしのいで、スコアレスで終了。

後半。
ベガルタが風下。開始1分、ベガルタが攻め込むが、カットされ、ノジマのカウンター、田中陽子から簡単につながれ、左からのパスを、田中萌に、ノーステップ、ダイクレトでシュートされると、これを決められ、先制許す。攻撃のリズムが悪い中、守備では、なんとかしのいでいたが、一瞬の隙にやられた。

これで、ますます浮足立つベガルタ。パス受けてから受け手を探しているうちに、カットされる、を繰り返す。5分、ノジマがベガルタエリア中央35mでフリーキック。これを直接狙われるが、キーパー、パンチでクリア。7分、ノジマに、ワン・ツーでエリア内侵入され、シュートされるが、キーパー正面。9分、ベガルタエリア前で、ルーズボールを奪われ、シュートされるが、これもキーパー。

10分、守備に終始した佐藤楓に代え、佐々木美和を入れる。11分、ノジマのバックパスに、安本が猛然とプレス、キーパーチャージとなるが、意地を見せる。14分、ノジマにテンポ良く回される。15分、ミドルシュート打たれるが、キーパー正面。19分、井上がカウンターで持ち上がるが、抑えられる。さらに佐々木美和のクロスに、安本、足元に入って、トラップできず。

21分、動きいまいちの、ボランチ三橋に代え武田を入れる。武田はFWへ。櫨がボランチに回る。しかし、なかなか展開できず。この後、ベガルタエリア左奥40mで、ノジマのフリーキック。クリアミスもあったがしのぐ。25分、ノジマが右コーナー。田中陽子のキック、こぼれをつながれヘッドでシュートされるが、バーの上。

30分、ベガルタがボールを回すが、連動に乏しく、なかなか前に行けず。31分、安本のクロス、中央もう一歩。武田もまだ、位置取りが定まらない感じ。34分、ノジマはMF川島に代え、DF石田を入れる。36分、ノジマがワンツーでエリア内侵入、これもキーパー抑える。39分、佐々木美和からのグランダーのパス、中央もう一歩。41分にも、美和からのクロスを井上が受けるも、キープし切れず。流石に疲れたか。

42分、ノジマは田中萌に代え、大野を入れる。44分、ノジマにキープされ、シュートされるが、枠外。追加時間は3分間。ベガルタ自陣のフリーキックを、GKの齊藤が蹴り、最後の攻撃。スローインからつなげるも、打ち切れず、試合終了。

前半始めに、コーナーのチャンスでの決定機はあったが、流れからは皆無に等しい、連動の無さ。櫨と井上が単独でボールを持つ感じで、囲まれてしまうし、ライン裏を狙うロングボールの精度が悪く、次第に疲弊。中盤は相手の鋭いプレスの前に、守備に追われ、ほとんど展開ができなかった。後半に至っては、シュート数ゼロ。

連動してボールを奪ったり、早い反応でパスを展開する余裕がなく、最後まで、ただ前に蹴り出すような試合になってしまった。前節攻撃にアクセントをつけていた、奈良が、怪我なのか、いないのが痛い。櫨と奈良でボランチを組ませるなど、収めどころを作り、怪我が無いなら小野など、捌けるベテランも入れて、前でもタメられるようにしないと、厳しい。

幸い、カップ戦も1節は試合が無く、次の試合は4月8日のカップ戦2節。この2週間で修正を。特に若手は、厳しく、かつノーファールで、体を当てていくことを、早く覚えてほしい。


シュート数:5-12、CK:4-2、FK:5-10 得点: (ノジマステラ)田中萌 警告:(ノジマステラ)南野 主審:松尾久美子 入場:1,271人