天皇杯2回戦:ベガルタ仙台4-1FC大阪、ハモンと石原祟が各2ゴール要所で決める

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第99回天皇杯 2回戦 7月3日(水)19:00 ベガルタ仙台4-1FC大阪 ユアスタ仙台


吉尾 ハモン
(田中)  
石原崇   兵藤

富田 梁

照山 常田 大岩 飯尾
(金)       
川浪

サブは、 シュミットダニエル、蜂須賀、金正也、椎橋、田中渉、石原直樹、長沢。FC大阪はFW横野、木匠、MF久保田、吉森、須ノ又、四ケ浦、DF舘野、池永、橋本、前田、GK永井。川西はベンチスタート。

今年もベガルタ仙台の天皇杯は、2回戦からで、対戦相手は、JFLで目下11位のFC大阪
開始10分、石原祟のシュートの跳ね返りを、ハモンがあっさり決め、楽勝かと思われたが、コンパクトな布陣、プレスをかけるFC大阪に苦戦。追加点を取れないまま、前半終了間際に、サイド攻撃からの混戦で決められ、同点とされて前半終了。

後半開始早々、ハモンが右でひきつけての折り返し、兵藤がフリーでキーパーと交錯しながらの、ころころシュートを詰めてきた石原祟が押し込んで、2-1とリード。

しかし、これで攻撃の姿勢を強めたFC大阪に攻め込まれ、連続コーナーを与えるなど、押される展開に。ようやく27分に、カウンターで、ハモンがドリブルでDFを引き離し、キーパーとの1対1を決め3-1とリード。

さらに3分後、裏に出た兵藤がキーパーをうまく引き出して、パス、またも石原崇が、左から詰めて無人のゴールに4点目を決めて、ダメを押した。


 梅雨の合間の晴れで、日中は気温が上がったが、試合が始まる頃には、涼しい風が吹くユアスタ。ベガルタは、リーグ戦とスタメン全員を入れ替え。サブには、石原先生、長沢も入れ、万が一に備える構え。

FC大阪サポは、10名弱だが、良く声が出ているし、ドラムの連打が凄い。今日はサブの、シュミットダニエルが紹介された時は、応援弾幕まで用意してくれている。


前半。
FC大阪は4バックで、コンパクトにブロックを組み、ラインは上げている。プレス厳しく、ボールを奪おうという感じ。チーム得点王の川西は、ベンチスタートで、184cm長身の横野がスタメン。開始1分までは、互いにボールが収まらない。2分、大岩のロングボール、ハモンには合わず。

3分、FC大阪が裏に出してくるが、キーパー川浪。その後ベガルタの攻め、ハモンが右からシュート、キーパー弾く。さらにベガルタが回し、中央フリーの富田のシュート、枠外。ベガルタはトップの吉尾が動き回り、キーパーなどにチャージ。FC大阪は、パスをつないで来る。

7分、ベガルタが回すが、後ろから引っ掛けられる。ファール。なかなか激しく来るFC大阪。特にベガルタの右サイドは、激しく来られて苦戦。⚽10分、常田のロングボールを兵藤が落とし、石原祟へ。中央へのカットイン・シュート、はじかれたボールを、フリーになっていたハモンが、落ち着いて流し込み先制1-0。早い時間の先制で、ベガルタ楽になる。

12分、右サイド、ハモンを中心に細かく回すベガルタ。さらに常田のロングボールに、走りこんだ照山、もう一歩。その後、FC大阪のカウンター、左サイドを攻め手くるが、ここは常田がゴールキックにする。13分、右サイドライン際35mでベガルタのフリーキック。キッカーは吉尾。照山が大外でフリーでいたが、中央へ低いボール、大岩がダイレクトで足で合わせようとするが、合わず、枠外。

15分、右サイド、ハモンがしつこくボールを追うが、ファール取られる。16分、吉尾から兵藤、ハモンが当てて、スローイン。その後、大岩のロングボールで、石原走りこみクロス、これはブロックされる。さらに、左サイド、吉尾がドリブルからの抉り、石原崇のクロスから、兵藤のシュート、枠外。17分、これで右コーナーを得る。キッカーは吉尾。富田がシュートも枠外。

18分、FC大阪がベガルタエリアのハーフ付近、右ライン際でフリーキック。ここかからつながれ、折り返しから、ヘッドでシュート狙わられるが、ヒットせず。ベガルタがボール持つと、コンパクトにブロックを敷くFC大阪。21分、FC大阪の攻め、こぼれ球をつながれ、右コーナーを与える。こぼれのクロスは、ここはクリア。この間、吉尾とFC大阪の選手の二人が別々に倒れている。

23分、足を痛めたらしい、吉尾に代え急遽、田中渉が入る。兵藤がトップに上がり、田中は左MF。25分、ベガルタの右サイドをFC大阪が攻める。ライン際35mでフリーキックを与える。ここをしのいで、ベガルタのカウンターもクリアされる。さらに、FC大阪の右からのクロスは常田がヘッドでクリア。26分、FC大阪の左コーナー。こぼれをつながれそうになるが、オフサイド。28分、ベガルタの攻め、石原崇のドリブル前進、兵藤へつなぎ、最後はハモンがクロス、キーパー。

29分、梁からパスを受けた田中が、中央をドリブル突破しようとするが、自分の足に当てボール流れる。さらに飯尾が抜けようとするが、ブロックに合う。30分、左サイド、兵藤から石原崇、カットインシュート、枠外。これで右コーナーを得る。これはキッカー田中の左足。常田のヘッドは枠外。32分、FC大阪が回し、裏にパスを出して来るが、流れる。その後、常田のロングボールを、上がった照山がつなぐが、兵藤へはもう一歩。

34分、富田からパスを受けた田中がキープしきれず、ファールしてしまう。そのあとFC大阪の攻め、中央キープ、こぼれ球をシュート打たれるが枠外。36分、FC大阪がボール回し、ワンツーで崩そうとるが、ミス。FC大阪は時々パスミス出るのが残念。38分、田中から、兵藤、さらに石原崇、グラウンダーのセンタリング、と富田はトラップミス。

39分、照山がドリブルからシュート、ブロックされる。その後、FC大阪のカウンター、大岩もかわされ、フリーでシュート打たれるが、シュートはバー!助かる。40分、常田のスルーパス、ハモンはもう一歩。キーパー抑える。41分、田中がドリブルからのシュート、バーの上。42分、田中とハモンがパス交換、ペナ内田中侵入、キーパーと交錯。ここで田中にイエロー。⚽44分、FC大阪がベガルタの右からの舘野のクロス、ファーサイド横野にヘッドで打たれ、川浪弾くが、こぼれを木匠に、ダイレクトで押し込まれ、1-1。混戦で寄せが遅れた。

追加時間は1分間。常田から兵藤の落とし、ハモンにつなぐが、シュートは打てず。前半早々に先制したが、少し攻めが単調になるところ、終了間際に失点、1-1、と嫌なムードで後半へ。

後半。
1分、兵藤がうまいトラップで相手をかわし、するするとドリブルでぺナ内へ。⚽2分、ハモンロペスが、ペナ右角で、またぎフェイントから、ラボーナで、ペナ内の兵藤へパスを通し、キーパー出て来るころ、ぎりぎり当てた兵藤のコロコロシュートを、左から詰めてた石原崇が押し込み、2-1と勝ち越し。石原移籍後初ゴール。ほとんど兵藤のシュートで入っていたが、頂きマンモス。

前半、嫌な終わり方だったが、後半早々で、再び流れをもってきたベガルタ。3分、田中のクロスに富田のヘッド、ファールとされる。5分、スローイン連続も攻めきれず。6分、右からハモンがドリブル前進、中央へラストパスだすが、弱い。するとFC大阪のカウンター、左からクロスを入れてくるが、ここは川浪がパンチング。7分、FC大阪の左コーナー。こぼれをシュートされるが枠外

9分、梁から兵藤、さらにハモンでシュートも、キーパー。これが左コーナーとなる。キッカーは梁。さらに右コーナー、今度は田中が蹴る。ヘッドは枠外。11分、FC大阪にシュート打たれるが、カウンター、田中のパスはずれる。12分FC大阪にペナ内侵入されるが、川浪ブロック。14分、富田が中央パスをカットされ、FC大阪のカウンター、シュートはクリアするが、左コーナーを与える。ここは飯尾がクリア。

18分、石原崇と照山で左サイドでキープ、ファールされ、左奥35mのフリーキックを得る。さらに左コーナー。キッカーは梁。決まらず。20分、FC大阪は今日先先制の木匠に代え、エースの川西を入れる。その後、ベガルタペナ横でFC大阪がフリーキック。キックは流れる。23分、互いにパスミス。疲れが出て来たか。24分、梁のロングボール、ハモンもう一歩。

⚽27分、攻め込まれた自陣から、富田のパスに、中央抜け出たハモン、相手ひとりをドリブルで振り切ってフリー、キーパーの1対1を確実に決め、3-1、トドメ。いい時間帯。ハモン、今日2点目。29分、FC大阪に裏に入られ、シュートされるが、バー。さらにFC大阪が回すが、パスミス出る。

30分、梁からパスを受けた兵藤が、右からペナ内侵入、キープしながらキーパーにフェイントかけながら、横パス、左からフリーで飛び込んだ石原崇が、押し込んで4-1。兵藤の、相手にとっては小憎らしいプレーで、さらにダメ押し。今日初ゴールだった石原崇、一気にマルチ。32分、FC大阪は、吉森に代え町田を入れる。その後、大岩からグラウンダーで兵藤、さらにハモン、キープできず。

33分、FC大阪が右からのクロス、中央フリーも空振り。そのあともシュートされるが、クリア。34分、飯尾に代え、久々に金を入れる。35分、ベガルタゴール前でつながれ、最後はフリーでシュート打たれるが、バーの上。37分、兵藤から田中、浮き球パスに金?侵入も打てず。38分、FC大阪、DFの前田に代えFW塚田を入れる。

39分、FC大阪に回され、右コーナーを与える。ファーサイドから、ヘッドで決められた?と思ったらゴールキック。ライン割っていたか?その後、右サイドでハモンがキープ、最後は強引にシュート狙うが、枠外。43分、これで右コーナーを得る。キッカーは梁。決まらず。44分、FC大阪が回す、しかし疲れからかパスミス。追加時間3分間。

ベガルタ回して、ハモンがシュート。枠内もキーパー弾く。これはファインセーブ。これで左コーナーを得る。ベガルタはキープに入る。取られるが、田中がキーパーにチャージ。そのあと、FC大阪が攻め込み、ドリブルからえぐってのクロス、シュートは枠外。今度はベガルタ、FC大阪ゴール前で回し、最後は金のクロスに石原崇のヘッド、これはクリアされる。

結局終わってみれば、タカチョウ、ハモンが2ゴールずつの4-1で勝利、3回戦に駒を進めた。


点差を見ると圧勝だが、攻め込まれてクリアできず、相手のシュートミスに助けられたのも数本あった。全部決められていると4-4だったかもしれない。

まあ、トーナメントの勝利で、チームとしてはいいのだが、サイドの攻防で、フィジカルで押され放しになったり、プレッシャーの無いロングボールが、何本もオーバーするなど、個人的には課題の残る選手もいた。これは要修正。

一方で、石原祟のドリブルは、まったく相手を寄せ付けず、兵藤のトラップから裏に抜け出し、キーパーのタイミングをはずしてのパスなど、違いを見せつける、うまさも見せてもらった。

ただ、前半、交錯して、足の付け根あたりを痛めたようで、交代した吉尾の状態が気になる(監督談では筋肉系)。

尚、3回戦の相手は、J2のカターレ富山。8月14日(水)予定、場所未定。

シュート数:15-10 CK:6-5 FK:21-17 得点:ハモンロペス2、石原崇兆2 (FC大阪)木匠 警告:田中渉 主審:村上伸次 入場:2,617人