27節:ベガルタ仙台 1‐0 千葉、闘志躍動、攻守連携向上、武田のヘッドで勝利

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2025 J2 27節 8月24日(日)19時04分 ベガルタ仙台 1-0 ジェフユナイテッド千葉 ユアテックスタジアム仙台


荒木 小林
  (エロン)
相良     郷家
(宮崎)      .
鎌田  武田
(工藤) (松井)

奥山 菅田 井上 真瀬
(髙田)      .

今期ユアスタ初勝利、荒木好アシスト

サブは、梅田、髙田、石井、松井、工藤蒼、山内、エロン、中田有祐、宮崎。

千葉は、GKホセスアレス、DF髙橋壱晟、鳥海、河野、MF日高、田口、エドゥアルド、イサカゼイン、椿、FW呉屋、森。米倉、デリキ、横山、杉山、植田は、ベンチスタート。



全員で全力で勝ちに行った試合

負ければ、自動昇格挑戦権が遠のく、勝ち点差5、2位千葉との直接対決。

チームもファン・サポも全力で勝ちに行った。

日中は猛暑日だった仙台。

17時頃に、にわか雨があり、19時には気温は下がり27.5度。

ただし湿度81%と、猛烈な蒸し暑さで、ピッチ内の選手に、足攣り多数が出た。

この日の入場16,234人、千葉サポも1,800人と、ビジターもダービー並みの入場。

この日は、車両故障による、東北新幹線の運休が試合前にあったりしたので、それが無ければ、さらに入ったかもしれない。


さて試合は、土俵際のベガルタが、立ち上がりから気迫のプレー。

激しい球際、素早いカバーリーング、そして攻守でのスピーディーな連携で、多くのチャンスを作り、シュート13本を放ち、千葉のシュートは後半の3本に抑え、緊迫したゲームを、武田のゴールを守り切って勝ち切った。

これまで1勝1分け11敗の千葉から、価値ある2勝目。

チームの戦い方については、森山監督が淡々と語っているので、当方は、現地で興奮の坩堝に酔いしれたゲームから、ざっくりと感想文。


監督談によると、暑さの中サイドバックの上下動が、かなり疲労をもたらすという事で、いつもよりあまり上がらず、郷家、相良の両サイドと武田、鎌田のボランチ陣による、スペースのカバーを図ったという事。

実際、攻撃陣は、暑さの中、かなりな運動量で、前半は相手にスペースを与えず、逆にショートカウンターで攻めた。

千葉に、サイド攻撃を自由にさせずに、逆にベガルタが相手のパスコースを読んでカットする場面もあり、優勢に進められた。

また、相手の強力ワントップ、森を何度かトラップにかけるなど、5本もオフサイドを取れたのも、研究の成果だろうか。


後半には、ベガルタにも疲れが出始め、千葉に一時ワンタッチ連続でボールを逆サイドに流す、得意の攻撃をされた時間もあったし、セットプレーでピンチもあったが、井上のシュートブロック、奥山の寄せなどで、楽には打たせず、無失点。

後半10分過ぎから、少し押され気味になってきたところで、17分、小林に代えエロンを入れて、前プレスや、タメ作りをリフレッシュできたのも大きかった。

再び押し返し、人数をかけて攻め、ベガルタのペースに戻すことができた。

5本打てと言われた気合の相良は、珍しく力んで、どフリー外しがあったが、とにかく積極的に打って、チームに勢いをもたらし、守備でも相当走っていた。


気持ちいい連携からの、武田のヘッドでゴール

前半38分の先制点は、狙い通りの、連携速攻。

右サイドを自陣まで攻め込まれところを、郷家が下げさせ、相手の横パスを、鎌田が一瞬早く、前にスルーパス。

小林心がドリブルでキープ、荒木は、DFの背後のスペースに斜めのランをすると、パスがつながる。

この間、ボランチ武田が、猛然と中央を走り込み、DFの間でフリーになると、荒木のクロスにジャンプ一番。

高い打点のヘッドで、叩きつけゴール!

自分は、スタジアムの南で見ていたが、あまりにも鮮やかなヘッドを、高い打点で決めたので、最初は郷家の点かと思ったw
(公式さんも一時そう思ったらしい)


それにしても、山形戦での劇的FKといい、この日のヘッドといい、おいしい所を全部持っていくジモティー武田。

この千葉戦に合わせての、選手ローテーションだったのだろうが、コンディションがいい時の武田は、別モノ。

要所での試合勘、落ち着きは大きな戦力。


さらに、この試合では、守備でもいつもの5割増しは走って、サイドのカバー、ペナ内の守備と、得意のパス出し以外にも走り回っていた。

ハードな守備は、あっさりカードにされてしまう試合もあったが、この日の主審は、あまり取らないタイプなのも幸いした。



小林心の"高さ"とキープ力に刮目

相手のスペース狙いで組んだ、小林心、荒木の2トップも、嵌っていた。

変幻自在に動き回る荒木に対して、小林もいい距離感で動き、裏抜けや、プレースバックにも走った。

心は、ヘッドの競り合いでも高いジャンプで競られるし、ドリブルのキープ力もある。

自分のゴールで決めたいという気持ちも強いだろうが、この試合のように動いて、使い使われの関係の方が、点に絡め、いずれ自身もゴールするだろう。

ゴール前を横切るようなパスに、飛び出し合わせるというシーンが増えるといいなと思う。


CB井上、バンザイ壁では"腰ふりの余裕"w

千葉のストライーカー森など、相手のシュートやラストパスを、何本もブロックした、スーパーな井上。

この日も読みのブロックと、相手のカウンターにもぎりぎりついて無失点に貢献。


さて、後半10分、千葉がベガルタゴール左45度、25mのフリーキックの場面。

ここで、ベガルタは武田と長身3人を壁にして、例によって手を上に上げての"バンザイ・ウォール"。

さらに、この緊迫した試合の中、井上は腰振りダンスで、キッカー田口の集中を妨げるw


ベテランキッカー田口も、熱い選手なので、一瞬「ふざけんなよ!」と思ったかもしれない。

それでも気を取り直して、鳥海にぴったり合わせてくるのは流石だが、微妙なずれも?

さらに、長身の鳥海には、奥山が体を当てて、わずかにヘッドは枠外。

千葉は決定機を逃した。

腰ふりダンスの効果は定かではないが、このタイミングで、余裕のある井上。実に頼もしいw


シュート13本で見せた多彩な連携

1得点にはとどまったが、この試合は、シュートまで至る連携がかなり向上していた。

枠内シュートも多く、GKスアレスの好守に阻まれたせいの1得点。

本数だけでなく、シュートまでの過程が向上。

特に右サイドで郷家などがキープすると、真瀬やボランチ陣まで寄ってきて、相手の守備を引きつけ、相良をフリーにしたり、中央で誰かがキープすると、素早く寄って、ペナ内で受けに入る。


これまでは、SBやサイド一人の走力、ドリブルでがんばって上がって、単純にクロスを放り込むが、中央で当てられない、というパターンが多かった。

が、この試合では、前で一人がキープすると、素早く何人かが寄ってきて、ヒールや切り返しでかわしながら、ラストパスを出すという、おそらく練習してきたことが出せたのではないか。

ここぞという時の攻撃陣の集散のスピードが、これまでの試合と全く違った。

後は、これを、下位チームでも、緩めずに繰り返せるか。

コンスタントに出して、ひとつひとつ勝っていきたい。

やればできる。


持続できるかハードな守備

危機感を持って、全員が集中してスピードある寄せ、素早いカバーができた千葉戦。

あの蒸し暑さの中で、それをこなしたのは驚異的。

これをいかに持続するか。

控え陣や出ていなかった選手の準備も重要。


毎試合同じテンションで動けるかは、言うほど簡単ではないだろうが、他のチームは、何連勝もやってるわけで、戦い方、連携の質を保つことが、目標達成には不可欠。

休む時はしっかり休んで、コンディションを維持。

勝つたのめの緩急を意思統一しながら、がんばって欲しい。

やればできる。


ベンチも一丸、ラストプレー!?

1-0リードで迎えた、後半AT6分の6分目。

林のGKとなって、これでタイムアップかという時、ベガルタベンチから選手、スタッフ総出で、林に向けて、腕をこっちだこっちだと振っているシーンがあった。

多分、タッチラインを割るキックで終らせろ、という事だと思うが、残念ながら林のキックは、ピッチ内に落ちる。

それでも、相手と競り合った荒木が、最後はダイビングヘッドで、タッチの外にボールを出し、笛。

あまり見た事のない終わり方だがったが、これぞチーム一丸のラストプレーだった。


前半
千葉は日高を含めた4バックか?ベガルタは小林心、荒木のスピード系を2トップにした4-4-2。
3分、千葉の田口にイエロー。

⚽38分、ベガルタ、荒木のクロスから走り込んだ武田のヘッドでゴール1-0。

前半のシュートは、ベガルタ6本、千葉0本。

後半
千葉、日高に代え植田、椿に代え杉山入る。

12分、千葉、呉屋に代え横山入る。

17分、ベガルタ、小林に代えエロンが入る。

34分、ベガルタ、3枚代え。奥山に代え髙田。足攣りの相良に代え宮崎、足攣り気味の武田に替え松井を入れる。
荒木が左MFに回り、宮崎、エロンの2トップ。

千葉は、森海渡代わりデリキが入る。

41分、千葉、イサカゼインに代わり米倉が入る。

AT2分、ベガルタ、鎌田に代わり工藤蒼が入る。

AT2分、千葉m小林監督にイエロー。


後半のシュートは、ベガルタ7本、千葉3本。



シュート数: 13-3 CK: 3-2 FK:14-13   得点:武田英寿  警告:(千葉)田口、小林監督  主審:木村博之  入場:16,234人