2024 J2 29節 8月31日(土)19時03分 ベガルタ仙台 2-0 いわきFC ユアスタ仙台
中島 エロン
(情滋) (梅木)
有田 郷家
(相良) (マテウス)
鎌田 松井
(松下)
奥山 菅田 小出 真瀬
林
いわき相手に当たり負けせず。前半、終盤で走り勝つ
サブは、松澤、マテウスモラエス、松下、工藤蒼、相良、オナイウ情滋、梅木。
いわきは、GK立川、DF五十嵐、堂鼻、石田、MF有馬、山下、山口、坂岸、FW西川、熊田、谷村。加藤、棚田、下田、加瀬、大森は、ベンチスタート
心配された台風10号も、試合には影響がなかったが、いわきの方は、事前の練習場確保に影響が出たり、渋滞にはまるなど、思わぬ余波があったようだ。
しかし、試合前にハイワアンズの"フラガール"と、ベガチアの競演のところで、突然のゲリラ豪雨。
短時間で、雷は無かったが、雨上がりのピッチは湿度も高く、消耗戦になる。

チーム一丸の勝利
前節、千葉に2度先行しながら、後半の3連続失点で、2-4と逆転を食らったベガルタ。
長澤が移籍した事もあり、チーム一丸の姿勢を強め、いわきと、ホーム・ユアスタで対戦。
試合は、フィジカルが売りのいわきに、球際で互角以上に渡り合い、前半では動き出しの速さで先手を取って、背後を突き、優位にすすめる。
すると、前・後半に、中島が2ゴールを上げ、守備の集中も切らさず、15得点のいわき谷村にも仕事をさせず、2-0。
4月のダービー以来の2点差クリーンシートで快勝。3位長崎に勝ち点3と迫った。
この試合は、長澤の移籍を受けて、ボランチが久しぶりに10番、鎌田がスタメン。
また、CBには、体調不良の實藤に代わり、これまた久しぶりの小出、髙田の怪我を受けて真瀬が右SBでスタメンで出場。
鎌田は、松井とのコンビも良く、動き出しやポジショニングがスムーズで、違和感なくボールを運んだり、パス出しをした。
いい準備ができていたのだろう。
コーナーキックも担当し、中島の2点目の起点となったし、守備時には5バックに参加するなど、守備にも馴染んていた。
小出は、真瀬へのロングボールや、中央の縦パスなど、迷いなく精度の高いパスを供給。
いわきを守備に走らせる要因になった。
ベガルタは、メンバーが変わっても、違和感のないFPの連係と、動き出しの良さで、前半30分間は、戸惑ういわきを圧倒、流れを作った。
中島の個人技光る先制点、久々の選手達も絡む追加点
前半8分の、先制点は、中島の個人技。
奥山のスローインを左サイドで、DFを背負いながら、キープ。ボディフェイント(財前談)をかましながら、自分のポイントにボールを置くと、反転即、弾丸シュートで、ファーのサイドネットに突き刺した。
後半28分の、2点目の方は、中島の技もあったが、チームとして味がある。
後半は、選手を代えて動きが良くなったいわきに対して、守る時間が長くなったところで、19分に、エロンに代え梅木、有田に代え相良を入れて、相手を動かす。
すると25分、攻められた後のロングボールを、菅田が蹴り出すと、梅木がしっかり追って、相手陣でスローインを得る。
奥山のスローインを梅木がキープ。途中出場の相良につなぐと、ドリブルで仕掛けて、左コーナーをゲット。
このコーナーキックを鎌田が、ファーの菅田に合わせ、菅田が頭で折り返すと、中島が背後に倒れ込みながら、なんとかゴール方向へシュート。
変な回転がかかったボールは、ポストを守っていた西川に足元で跳ねて、ゴール内へ。
決めたのは、中島だが、そこに至るプレーのつながりに、途中出場や久々の選手が絡んでいる。
今のベガルタらしい得点だった。
ちなみに、中島はキャリアハイの今季11得点。
当たられても倒れなくなった、ベガルタの選手達
勝負の綾としては、考え過ぎて、スタメンをいじってきた、いわきの作戦ミスとか、エロンへのファールをこの試合は取ってくれたとか、もあるかもしれない。
しかし、基本の所で、いわきのストロング・ポイント、フィジカル勝負で、互角以上に渡り合ったのが、最大の勝因なのは間違いない。
ベガルタも、長身の選手なら、体の強い選手を集めているので不思議はないが、小兵の選手の進化が結果につながっている。
一番顕著なのは、勿論、中島で、あの体格で、複数人に囲まれても、以前より増して、しっかりとボールを収められるようになっている。
逆三角形の上半身は、かなり作り込んでいる。
また、昨年までなら、当たられると倒れていた、小柄の真瀬、情滋なども簡単には倒れず、相手を振り切って、ドリブルで上がれるようになっている。
鎌田も同様。
また、この試合の松井は、攻撃を主に鎌田に任せ、相手のボールを奪いに行くプレーが目立った。これまた、簡単には倒れない。
このベースを基に、さらなる連携で上を目指したい。
有田のゴールもありだ
後半戦からスタメンを勝ち取っている有田だが、この試合も出色の出来。
左サイドに入っても、持前のスピードを活かして、相手のボールを背後からちょっかい出すし、チェンスでは、しっかりと、ゴールを狙える位置に入っている。
後半にも、もう少し有田に時間を!とスタンドで思っていたが、ベンチも評価していたようで、後半15分まで使ってくれた。
2回の決定機。
前半25分、鎌田からパスを受けた真瀬が、右に流れてきたエロンにパス。エロンが素早く横パスを中央に送ると、中島がDFを引き連れてスルー。
左から中央に入ってきた有田がフリーで、バウンドしたボールを右足シュートも、キーパーに弾かれる。
後半早々にも、中島が選手を背負ってキープして、パスを左に送ると、フリーの有田が左足で合わせるが、これもキーパーにセーブされる。
勿論、決め切って欲しいところだが、とにかく、取れる位置にいて、枠内に打っていれば、近いうちに入るだろう。
中島、相良だけでなく、有田、そして梅木にも初日が出て、どんどんチームの得点力を上げていって欲しい。
油断する暇なし。チーム内競争も激化
移籍や怪我人で、楽ではないチーム状況ではあるが、今日の鎌田、小出、梅木、そして松下などの動きを見ていると、出場機会の少ない選手、控えの選手達も、かなり準備が整ってきている感じ。
長期離脱していたモラエスも戻って来た。
今日、いい試合ができたからといって、力を抜いている暇はない。
緩いプレーをした選手がいたら、そのポジションを奪い取ろうと、チームの中のライバル達が、目を光らせている。
次節は、最下位の群馬と対戦だが、今節ホームで1年ぶりの勝利を上げて、連勝を狙っている。
いわき戦以上のパフォーマンスを出すべし。
そして、勝利を重ねよう。
前半
いわきは、3バックだが、今日は谷村と熊田の2トップ気味。
ベガルタはいつも4-4-2だが、有田を左サイド、郷家が右に入って、サイド対策か。
序盤から、ベガルタが、いわきを出足で上回り、小出や松井のロングボールで背後を突いて、ペースを握る。
いわきは出しどころに迷って、スローダウン。
3分、左サイドから中島のスルーパスに、ペナ内で裏抜けのエロン、インサイドでシュート狙うが、キーパーがセーブ。
⚽8分、ベガルタ、スローインから中島の反転シュートで先制、1-0。
20分、いわき、ベガルタ右から西川のクロス、谷村のこぼれ、中央から山下シュート、林正面。
25分、ベガルタ、鎌田、真瀬、エロンとつなぎ、クロスに最後は有田フリーでシュート、キーパーに弾かれる。
30分、いわき、山下にイエロー。
32分、いわき、山下に代え、下田を入れる。
33分、ベガルタ、有田にイエロー。
前半、ベガルタのシュート5本、いわきは2本。
後半
いわき、坂岸に代え大森、熊田に代え加瀬が入る。
いわきのパススピード上がり、序盤はボール保持く。
加瀬が、ベガルタの左サイドを上がり、再三クロスも、ベガルタは5バックや、ブロックで、中央で楽に打たせない。
1分、ベガルタ、いわきゴール前で中島キープ、左の有田にパス。有田左足でシュートも、キーパーに弾かれる。
10分、いわき、ベガルタペナすぐ外でフリーキック。西川のキックは壁。
19分、ベガルタ、エロンに代え梅木、有田に代え相良を入る。
梅木のプレス、相良の仕掛けで、いわきに守備をさせ、じわじわと体力を奪う。
19分、いわき、大森にイエロー。
⚽28分、ベガルタ、鎌田の左コーナーキック、菅田が折り返し、中島が押し込んで、2-0。
29分、いわき、西川に代え加藤が入る。
32分、ベガルタ、鎌田に代え松下、中島に代えオナイウ情滋が入る。郷家がトップに。
左の相良に加え、右からは情滋、真瀬でどんどん仕掛ける。
38分、ベガルタ、小出からのパスを情滋が受けて、インナーラップの真瀬につなぐと、真瀬がペナ内えぐって、切り返しがシュシュート狙うが、ブロックされる。
セカンドを拾えるようになったベガルタ、情滋のロングスロー連発で、時間を使い、いわきの選手を自陣にくぎ付けにする。
42分、いわき谷村のシュートは菅田がブロック。
43分、いわき、山口に代え棚田が入る。
45分、ベガルタ、郷家に代えマテウスモラエスが入る。5バックへ。
走り回った郷家を休ませるだけでなく、久々のモラエスに試合勘をつける事もできた。
ATは5分間。
ベガルタは、いわきのコーナー、フリーキックも集中して対処。シュートを打たせない。
結局2-0でベガルタが勝利。今回は快勝で、シーズンダブル。
後半、ベガルタのシュートは3本、いわきは3本。
シュート数: 8-5 CK:4-5 FK: 19-13 得点:中島元彦2 警告:有田 (いわき)山下、大森 主審:川俣 秀 入場:14,773人

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