28節:ベガルタ仙台1-1藤枝、相手10人にシュート23本で1点のみ、攻め手は増えるも

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2023 J2 28節 7月29日(土)19時03分 ベガルタ仙台 1-1 藤枝MYFC ユアスタ仙台


ホヨンジュン
(中山)

氣田 中島 郷家 松崎
(フォ)  (加藤)(情滋)

鎌田
内田 キム 菅田 真瀬

ホヨンジュン2試合連続、先制弾も、後半追いつかれる

サブは小畑、若狭、梁、加藤、オナイウ情滋、フォギーニョ、中山。
藤枝は、GK北村海チディ、DF川島、山田、山原、MF水野、新井、久富、岩渕、横山、榎本、FWアンデルソン。矢村、平尾、永田、河上はベンチスタート。

ベガルタ仙台は8戦勝ち無し、堀体制になっても、まだ勝ち星がない、というところで、ホームに藤枝MYFCを迎え、勝利を目指す対戦。

藤枝は、夏の移籍ウインドウで、今季13得点の渡邉りょう、久保といった中心選手が抜け、代わりに札幌から田中宏武を期限付き移籍で、FC今治から中川選手を獲得したが、まだ未登録で、この試合には出ていない。


この日の仙台は、猛暑日で、朝から暑く、午後5時頃にスタジアムに着いた時も、むせ返るような暑さ。

幸い、赤城乳業さん提供の、ガリガリ君にありつく事ができ、ひとごこち付いてから、スタジアム入り。

キックオフ前になって、ようやくスタンドには、多少風が吹いてきたが、コーナーフラッグは萎えたまま。ピッチ上はかなり蒸し暑そう。

公式記録でも、試合開始の19時で、依然気温30.9℃、湿度64%と、今季一番の厳しい条件だった。


そんな中、試合は、開始20秒で、藤枝のCB山原が、ホヨンジュンをペナ前で引っ張り、DOGSO一発退場

いきなり数的有利のアドバンを頂けるという、苦しむベガルタへ、勝利の女神のささやかなプレゼント、
かと思われた。


3バックの藤枝に対し、ベガルタは堀体制での4-1-4-1。

前半ボールを回しながらも、中々いい形のシュートが打てなかったが、前半41分の先制点は、狙っていた形が決まった。


菅田が持ち上がって、右サイドの松崎につなぐと、タメ。真瀬が上がってきたところで裏に落とすと、真瀬が絶妙のクロス。中央ホヨンジュンが、引っ張られてながら、しっかり頭を当てて、ゴール。2試合連続弾。ホヨンジュン、後半戦だけて5得点目。

チームも久しぶりの先制で、乗っていくかと思われた。


しかし、勝利に焦ったのか、ベガルタ仙台は、シュート23本を浴びせながらも、この1点止まりで、逆に後半、カウンターから、上がってきた河上に、中央からミドルを決められ1-1、同点。

前半は、相手10人とあって、気持ち余裕でボールを持てていたベガルタ。

菅田、キムテヒョンが高い位置でボールを回し、チームとして、左右のサイドチェンジを繰り出しながら、左は氣田とオーバーラップする内田、右は松崎のタメ・仕掛け、追い越す真瀬と、両翼からチャンスと作り、時々、鎌田や菅田が縦のスルーパスを狙うという、攻めの3パターンは作れた。

ただ、藤枝の上手い守りの前に、リズムが同じで、回してポン、氣田が時間をかけたドリブルで突っかける、がメインで、シュートのタイミングを読まれた。

また、クロスが入った場面でも、ペナ内に入る人数が少なく、セカンドを毟りとって、ねじ込むような事ができなかった。

そして、守備。怪我の選手が戻り、松崎も入って、ホヨンジュンが好調と、攻撃に光が見えてきたが、守備では、まだ、ボールウォッチャーになる一瞬があり、同点とされた。


それにしても、ツキもなければ、シュートが枠に行かない。

前半14分、氣田の浮き球クロスに、裏に抜けフリーの郷家のシュートは、キーパー正面。

前半AT、ロングボール、ホの落としを中島が中央からシュート、バー!

後半18分には、氣田のシュートがバー!
こぼれをフリーの松崎ダイクレトシュート、枠外。

19分、カウンター、右からからフリーのホヨンジュンのシュート、枠外。

41分、コーナーから、中山のヘッドがバー!
こぼれを、フォギーニョのヘッド、枠外。

ホームなんだから、クロス・バーさんは、ゴール内に跳ね返してくれても、いいものを。

さすがに、決定機7回逃すと勝てない。

まだ、精進が足らないのか。


結果として勝ち点1。

勝利を欲しいファン・サポ、そして何より、選手にとっては、物足らない結果ではあるが、されど勝ち点1。順位をひとつ上げた。

今は、自信を回復するためにも、勝利を追求しながら、失点しても下向かず、粘って欲しい。

貪欲に勝利を狙いながら、最低でも勝ち点を積み上げることで、必ず、次へのステップにつながる。


そして、この試合この状況でも、ユアスタに1万人入った。

応援の主体が代わったようだが、スタジアム一丸で、指示がなくても、最後までチャントや拍手での声援が大きく響いていた。

ひとつひとつ、勝ちを狙い、いいプレーを目指そう。

主な流れ
前半
開始20秒、藤枝の山原が、ホヨンジュンを倒し、レッドで一発退場。藤枝いきなり10人。
4-3-2に移行。

ベガルタは4-1-4-1でラインを上げ、ボールをつなぎながら、チャンスを窺う。

5分、キムテヒョンの強烈ミドル、枠外。

14分、左から氣球の浮き球クロス、ラインの裏とった郷家が1対1でのシュート、キーパー。

17分、藤枝、榎本がドリブル前進からのクロスで、右コーナー。これはクリア。

18分、藤枝、20分、ベガルタと、共にコーナーのチャンス逃す。

24分、キムテヒョンのロングボールに、真瀬がペナ内まで侵入するが、キーパー。

25分<飲水タイム>

29分、藤枝がカウンター、水野がミドルシュート、枠外。

33分、ベガルタが回し、氣田がキープ、中央から真瀬にスルーパス、合わず。

35分、鎌田から松崎へワンツー、鎌田からホヨンジュンへ。切り返してシュート、キーパー弾く。

36分、良く分からなかったが、松崎にイエロー。その後、右コーナーを松崎が蹴る。
菅田のヘッドのこぼれ、内田がシュートも枠外。

⚽41分、菅田からパスを受けた松崎がタメ、追い越した真瀬のクロスを、ホヨンジュン、ヘッドで決め、1-0と、ようやく先制。

44分、氣田がドリブル前進、そのままシュート、枠外。

追加時間は5分間。
藤枝がコーナー。横山のキックキムテヒョンがクリア。

3分、菅田のロングボールを、ホヨンジュンが落とし、中央から中島が強烈シュート、バーに当たって下に落ちるが、ノーゴール。

前半は、1-0とリードして終了。

後半
藤枝は、岩渕に代え河上を入れる。横山を2トップに上げ、アンデルソンが左へ。

藤枝は裏へのスルーパスを狙いだす。

2分、藤枝、横山にイエロー。

3分、藤枝、左サイドの裏に縦パス、アンデルソンが走り込み、シュートも、菅田が体を寄せる。

4分、氣田のキープから、マイナスの折返し、中島が切り返しながら、最後は左足シュート。
これで右コーナー。鎌田のキック、つながらず。

10分、キムテヒョンにイエロー。

13分、藤枝は横山に代え永田、MF新井に代えFW矢村を入れる。

14分、カウンターから、松崎が中央へドリブルで侵入、倒されるがノーファール。

18分、藤枝、久富にイエロー。

18分、松崎、真瀬とつないで、最後は氣田がシュート、バーに当たって、こぼれを松崎フリーでダイレクトシュート、枠外。

19分、カウンターからホヨンジュン抜け出し、右からのミドルシュート、枠外。

21分、ベガルタ郷家に代わり加藤、松崎に代わりオナイウ情滋が入る。

⚽24分、ベガルタのコーナーの後、藤枝の榎本がドリブルで上がり、折り返し。アンデルソンがキープ、こぼれるところ、上がってきた河上にゴール隅に決められ1-1の同点。ゴール前での反応が、遅れた。

<飲水タイム>

27分、ホヨンジュンが自陣からロングボール、受けた情滋が走り込むが、クロスは流れる。

31分、藤枝の榎本がドリブル前進。クロスに右から永田がシュート、枠外。

32分、氣田から真瀬、最後は情滋がシュートも枠外。

35分、左サイドから侵入した氣田がシュート、枠外。

37分、氣田に代わりフォギーニョ、ホヨンジュンに代わり中山が入る。
フォギーニョがボランチで、4-2-3-1か?

37分、藤枝の河上が着地で自傷。担架で退場。(※後日、右膝前十字靭帯断裂で全治6~8ヶ月と発表)
鶴。

37分、アンデルソンに代わり徳永、河上に代わり、鈴木翔太が入る。

その後は、ベガルタが攻め続けるが、クロスがことごとくずれる。

45分、右コーナー、鎌田のキックに中山がヘッド、バー!
跳ね返りをフォギーニョが頭で押し込もうとするが、DF二人に挟まれ、枠外。

追加時間は、5分間。
中山が、中島や情滋のシュートへと、アシストするが、打ち切れず。

4分、右コーナー。GK林も上がる。鎌田のキック、林がすらして中山がヘッドも枠外。

結局、1-1ドロー。


シュート数:23-4  CK6-2:  FK:10-10   得点:ホヨンジュン (藤枝)河上将平  警告:松崎、キムテヒョン (藤枝)山原(退場)、横山、久富  主審:先立圭吾  入場:10,021人