24節:ベガルタ仙台0-3清水、先手を取られて大敗

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2023 J2 24節 7月5日(水)19時03分 ベガルタ仙台 0-3 清水エルパルス ユアスタ仙台



山田 ホヨンジュン
(梁)   (遠藤) 
氣田  フォギーニョ
       (加藤)
鎌田 エヴェルトン
     (中山) 
内田 菅田 小出 蜂須賀
       (相良)
小畑

敗戦も、GK小畑は復活、内田がいいクロス

サブは、松澤、キムテヒョン、梁、相良、加藤、遠藤、中山。

清水は、GK権田、DF北爪、高橋祐治、鈴木義宜、西澤、MF白崎、ホナウド、中山克広、カルリーニョスジュニオ、FW乾、北川。チアゴサンタナ、オセフン、神谷、井林、岸本はベンチスタート。

試合前から強い雨が降り続くユアスタ。

前節、山形に大敗を喫して中3日。ホームで強豪清水エスパルスを迎え撃ち、上昇のきっかけを作りたかったベガルタ仙台。

鎌田が復帰したが、中島、郷家とポイントゲッターが欠場。


前半で、個の力を存分に見せつけられ、ミスも重なり、序盤でカルリーニョスジュニオ、乾に決められ、2失点。

後半、背中打撲のホヨンジュンに代わり、遠藤を投入。連動からのチャンスメークも出でかかった矢先の、9分、ロングボールから、カルリーニョスに抜け出られ、乾とのコンビで、3点目を決められ、敗戦。


立ち上がりから、球際に厳しく来る清水に押され、マイボールを失い続けたのが失点につながった。

先制されると勝ちがないベガルタ。

先に点を取り、清水を慌てさせる以外に勝機はなかったが、攻撃力の自信を復活している相手に、弱点とスペースを突かれ、余裕で攻められた。

それでも、後半、ベガルタもテンポアップして、遠藤が自由に動き、背後を取る動きで、チャンスを何度か作った。が、3点目が痛かった。

前半から、ボール保持者、受け手の両方が動いていかないと、なかなか厳しい。


ただ、完敗の中にも、遠藤以外にも、いい選手の動きがあった。

後半、清水のどフリーシュート3点を止めた、GK小畑の復活。3失点については、ノーチャンスだったが、後半は1対1で止めたシュートがあった。

また、インサイドへの果敢な上がりと、精度の高いクロスで起点となった内田など、今後につながる選手の動きもある。

この試合では、カルリーニョスにやられ放しだった蜂須賀も、後半は居直って、前目でいいクロスも出始めた。次節は、前半からガツガツいって欲しい。

後半は、リスクを負いながらも、全体が連動してテンポアップ、ラストパスまで持っていった時間があった。


さて、今後。

松崎が入るまでは、右サイドの強化を誰が担うのかと、前の得点力アップが課題。

相良・郷家の状態次第だが、左相良右氣田に配置して、左右両サイドの仕掛けを増やし、郷家をFWに持っていき、得点力をアップを狙うのはどうかなと思う。

左相良なのは、ミドルの精度があるから。より狙わせたい。

トップは郷家+山田、中山で、相手ペナ前で勝負させたい。勿論中島が戻れるなら、この組み合わせに入る。


次節、鎌田とホヨンジュンが、イエロー累積で欠場。

松下が、ボランチで出るなら、予測しながら走りまくる必要がある。

栃木も前プレス、テンポよく背後背後に、つないでくる。

ベガルタも、全員が最初から恐れずに激しく行って、勝ち点3を取りにいって欲しい。


前半
立ち上がりから、ミドルゾーンで、ベガルタのボール保持者に圧をかけ、ボールを奪っていく清水。

開始早々、ベガルタペナ左角奥で、清水のフリーキック。西澤のキックは合わず。

2分、フォギーニョが上がって行くが囲まれ、逆に清水のカウンター。左から中山がドリブル前進、左コーナーを与える。
鈴木のヘッドは、バーの上で助かる。

4分、今度はベガルタ、氣田が自陣でのボールを奪い、カウンター。左コーナーを得る。鎌田のショートコーナーからのクロスはクリアされる。

8分頃から清水にゴール前でボールを回される。

⚽10分、裏に抜け出たが右からの仕掛け。これで、清水の右コーナー。
西澤のキックに、ニアで北川がすらし、DFの間から足を出したカルリーニョスに決めれ、失点0-1

今のベガルタに、序盤での失点は痛い。

その後は、清水、カルリーニョスのキープ、中山、乾のスペースへの動きで翻弄される。

17分、鎌田がボールを奪われ、清水中山に左から切り返してのシュート打たれるが、ここはGK小畑。

⚽19分、ベガルタ自陣で、蜂須賀からパスを受けた小出が、中央の鎌田に付けようとして、北川にカットされ、乾につながれると、ペナ内でのキープから決められ、0-2

前節に続いての守備陣のマイボールでのミス。これは無くしたい。


20分、ようやくベガルタ、氣田がパスカットしてホヨンジュンが落とし、上がってきた蜂須賀フリーでのクロス、流れる。

さらに、エヴェルトンから氣田、クロスがクリアされて、左コーナー。鎌田のキックを菅田がヘッドも、ヒットせず、キーパー。

23分にも、山田からパスを受けた蜂須賀がアーリークロス。しかし西澤に当ててしまう。

24分、内田がドリブルで持ちあがり、ファールを受け、中央やや右35mでフリーキック。これはつながらず。

26分、カルリーニョスが右でキープ。ゆっくり回す清水。相手の勢いを止めるゲーム運びが憎たらしい。


27分、氣田がパスカット、ホヨンジュンにつなぎ、右からフォギーニョがクロス。こぼれを鎌田打てず。

28分、今度は清水。左の中山のクロス、カルリーニョスがヘッド、これは小畑正面。危ない。

また、キープして、左右に展開、ゆったり回す清水。

30分、清水、氣田のパスをカットし、左サイド裏に走られるが、中央で菅田がクリア。

33分、エヴェルトンにイエロー。

33分、清水のロングボールに、北川が走り込みGK小畑と交錯。その後のゴールキックはライン割る。

35分、内田のロングボールがホヨンジュンに通り、氣田へ。氣田から右でフリーのフォギーニョへ。シュートのタイミングも、トラップして折り返すが、クリアされる。
ここは打つべし。

36分、清水のカウンター、鎌田がファールで止める。鎌田にイエロー。
これで、ボランチ2枚にカード。

37分、右サイド、エヴェルトンからフォギーニョ、DF背負いながらワンタッチで右の蜂須賀に出す。蜂須がクロス、また当てられる。

これで右コーナー、左コーナー連続。こぼれを右サイドから山田が左足シュート、ブロックされる。

その後、清水が再びプレス。ゴール前で回される。

42分、ようやく内田がパスカット。氣田が上がってまたぎフェイントから、ホヨンジュン、キープできず。

追加時間3分間。
ホヨンジュン背後から蹴られるが、ノーファール。

1分、カルリーニョスにパスカットされ、カウンターもしのぐ。

2分、左から清水のクロス、北川にシュート打たれるが、ブロック。

前半は、0-2で終了。
ベガルタのシュートは1本のみ。コーナーは5本。清水はシュート6本、コーナー4本。


後半
前半終わりでなんか言ったのか?ホヨンジュンにイエロー。

ベガルタ、ホヨンジュンに代わり遠藤が入る。

開始30秒、早速、遠藤から蜂須賀につなぎ、右コーナーを得る。
遠藤のコーナーキック、ホギーニョが戻して、遠藤が右からグラウンダーのシュート、キーパー。角度ないが枠内。

前からプレスを始めるベガルタ。
清水はかわすように、サイドチェンジを使って、回す。

2分、清水、乾から左の北川、落としたところをカルリーニョスがシュート、これはGK小畑正面。

4分にも清水、左から右へと展開。最後は白崎のシュート、こぼれを右からシュート打たれるが、またもB止める。

その後、左の裏を乾に取られるが、菅田が粘りクリア。左コーナー。ここは内田クリア。


6分、内田がドリブルで上がりインサイドへ。左の遠藤につなぎ、クロス。右から蜂須賀上がってヘッド狙うが、頭上通過。

7分、中央でパスを受けた菅田がプレス受けるが、回りこみながらはがし、右インサイドの鎌田へ。最後は蜂須賀のクロス、遠藤もう一歩。

⚽9分、少し、ベガルタの攻撃にリズムが出てきたところで、清水CBの高橋がロングボールをカルリーニョスに通す。
カルリーニョスは、競りながら、蜂須賀をかわして、えぐり、中央のへ。乾が左でキープし、クロス、またもDFの間で受けたカルリーニョスが、ボレーで決めて、0-3

ベガルタのリズムが出たところで、しっかり決めてくる清水。

リスクを負ってラインを上げているだけに、裏を取られるのは仕方ない面もあるが、カルリーニョスには、常にDFの間で受けられてしまう。


ただ、3点取られたベガルタは点を返すべく、思い切った攻撃に出る。

10分、氣田のクロスのエヴェルトンシュート、枠外。11分、内田のクロスにフォギーニョもう一歩。

14分、清水は、MFカルリーニョスに代えDF岸本、MF白崎に代え宮本を入れる。

18分、ベガルタは、エヴェルトンに代え中山仁斗、山田に代え梁を入れる。

17分、遠藤のバックパスを北爪にカットされ、北川へ。さらに中央乾がキープで、中央25mでフリーキックを与える。

21分、ここで清水、北川に代えチアゴサンタナ、乾に代え神谷を入れる。

アーク付近のFKは、神谷が狙うが、壁に当たる。

22分、清水サンタナにキープされ、神谷が左足ミドルシュート、枠外。

24分、から蜂須賀、クロスを中央で遠藤が頭で落とし、キーパーが出るところ、中山が振り切って、左に流れてのシュート、角度無くクリアされる。
これで左コーナー。鎌田のキックからヘッドは枠外。

27分、清水の中山がカウンター、これはクリア。

28分、中央菅田が速い縦パス、氣田が受けて落とすが、つながらず。さらに、右奥から、鎌田のスルーパスに、上がった内田受けてクロス、合わず。

31分、清水、中山に代えオセフンを入れる。

32分、左から氣田のクロスで、左コーナー。遠藤のキック、こぼれを内田が上がってクロス。中山には合わず。

33分、清水、ホナウドからオセフン、ゴール前で回す。
しかし、奪ってベガルタがカウンター。氣田のドリブルに、清水の背後走る遠藤が受けて、クロスも合わない。

34分、ベガルタの左コーナー。遠藤のキックにファーで受けた氣田、トラップはまらず、シュートもブロックされる。

36分、梁がチャージしてボールを奪い、氣田が上がってクロス。ホナウドにクリアされる。

37分、ベガルタ、フォギーニョに代え加藤を入れる。

38分、菅田から鎌田へのバックパスを奪われ、オセフンがどフリー。しかしシュートはGK小畑が止める。

これで清水の右コーナー。こぼれを放り込まれるが、GK小畑が出てパンチング。

39分、清水、左からのクロスに、高橋がヘッド、枠外。

40分、ベガルタ、左サイドでワンタッチでパスをつなぎ、最後は右から蜂須賀のクロス。こぼれを鎌田がシュート、キーパー正面。

41分、清水がゴール前でつなぎ、最後はサンタナがシュート、小畑正面。


42分、蜂須賀に代え相良を入れる。左に相良、右に氣田が回り、加藤が右SBに下がる。

43分、右の氣田から遠藤、中央からグラウンダーのミドルシュート、GK権田が弾くところ、右でフリーの中山に前にころがる。どフリーの中山、左足シュートは枠外。これは決定的。

追加時間は5分間。
清水、左サイドで岸本抜け出し、フリーで上がると、切り返して左足のシュート、バー!
さらに、サンタナが右からシュート、これば枠外。

3分、ベガルタ菅田が上がってパワープレー。左から相良がクロスも、合わない。

4分、清水がカウンター、オセフンがフリーでシュート、またもバー!

4分、清水神谷にイエロー。

5分、遠藤のクロスを氣田が落として、中央に走り込んだのシュート、枠外。

結局0-3で完敗。

後半、ベガルタのシュートは7本と攻めたが、清水には12本打たれた。コーナーはベガルタ4本、清水2本。

90分仙台レッツゴーの応援も、清水の攻撃のリズムを、変えることはできなかった。

ラストパスの精度、決定力の差はある。それでも、恐れずひるまず、球際に寄せ、積極的な攻守で、戦うのみ。

シュート数: 8-18 CK:6-9  FK:11-14  得点:(清水)カルリーニョス ジュニオ2、乾 貴士  警告:エヴェルトン、鎌田、ホヨンジュン (清水)神谷  主審:佐藤誠和  入場:9,124人