26節:ベガルタ仙台1-1FC琉球、早々の真瀬の先制弾も、追加点奪えず、ドロー

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2022 J2 26節 7月10日(日)19時04分 ベガルタ仙台 1-1 FC琉球 タピック県総ひやごんスタジアム


中山 皆川
   (富樫) 
氣田    加藤
(名倉)  (蜂須賀)

鎌田 フォギーニョ

内田 キム 平岡 真瀬
(石原)   (遥大)
杉本


サブは、小畑、佐藤遥大、蜂須賀、石原、富田、名倉、富樫。

琉球は、GKダニーカルバハル、DF上原、大森、中川、大本、MF田中恵太、池田、武沢、中野、FW阿部拓馬、ケルヴィン。清武は欠場。人見、ヴィニシウスサントス、上里、李栄直はベンチスタート。

3連戦の最後は、沖縄で、最下位FC琉球との対戦。ベガサポもかなりの数が参戦。

琉球は、監督が、6月末からスペインのバレンシアで、ヘッドコーチも務めたという、ナチョ フェルナンデスに交代。前節は岩手から久々の勝利を上げ、チーム向上中。だた、この試合は清武がいない。

ベガルタも連勝中。前節は、あまり前から来ない甲府相手に3-0と快勝と、この試合も有利に進めるかと思われた。ベガルタも、中島が軽い怪我による様子見(監督談)ということで、久々に鎌田がボランチでスタメン。

試合は、前半5分で、真瀬のゴールで先制したが、39分の加藤のPKは止められ、逆に後半早々に失点。その後は攻め合うが、終盤疲れから、ミスが多くなり、ATには、琉球のカウンターから、シュート3連発を浴びたが、今度はベガルタのGK杉本が連続セーブ、なんとかドロー。

琉球は、元ベガルタの阿部拓馬が、前線でのタメや、キープからの速い球出しで、ベガルタを揺さぶる。また、体をうまく預けてきて、再三ファールを取るので、やっかい。

さらに琉球は、ボールホルダーに素早く寄せ、アベタクやボランチが散らし、人数をかけた一気のカウンターから、速いテンポでシュートを打ってくる。守備では、DF陣が強固。GKダニーにも再三止められた。


それに対し、ベガルタも前半は、カウンター合戦で応じ走り込んだが、追加点を奪えず。暑さの中で、後半、これが消耗させる事となった。

尚、鎌田はフル出場。怪我上がりの石原、蜂須賀もまずまずのプレー。そして、3日前に移籍してきたばかりの、CB佐藤遥大がまずまずのプレー(やはりヘッドは飛ばす)と、その辺は良かったが、氣田はもう一つで交代、中山も終盤ばてた。

結果を見れば、痛いドローとも言えるし、ベガルタの方がキープ率は高くても、琉球に決定機が多かった事を考えると、ドローでも止む無しとも言える、という試合になっていた。


以下、簡単に経過。

⚽前半5分、平岡からパスを受けた真瀬が、ドリブル前進。加藤にパスを出すと、加藤えぐって、ヒールで折り返し。これに侵入した真瀬がシュート、キーパーに弾かれる浮いたボールを、再び真瀬が、左足ボレーで豪快で決め、先制!1-0。まさに電光石火。

と、ここまで良かったのだが、これで琉球は凹まずに、ボール際への詰めは衰えない。その後、6分の中山の落としに、加藤の左足シュートにもブロック。

9分、琉球、武沢の左からの斜めのパスを、アベタクがダイレクトシュート、枠外。

16分、琉球がスローインから、中野がミドルシュート、枠外。

17分、今度はベガルタ、左サイド内田がドリブル前進。中山から加藤、さらに真瀬のクロスに、中山ヘッドで落とし、最後は皆川のヘッド、キーパー。

22分、ベガルタのカウンター、加藤から裏の中山にパスが通り、そのままシュート、枠外。

24分、琉球が左からアベタクのパスを、ケルヴィンが即、反転シュート、枠外だったが一瞬フリーになっていた。

その後、盛んにベガルタが裏へスルーパスをだすが、3連続オフサイド。

39分、ベガルタ右サイドを攻め、ペナ内に加藤が侵入するところ倒され、PKゲット。キッカーは加藤
ここで琉球のGKダニーカルバハルが寄って来て、盛んに加藤の圧をかける。加藤は目線を合わせないようしていたが。。
キックはダニーの飛んだところに当たってしまい、こぼれを加藤が触る前に、DFに寄せられ決められず。

前半で2点取って、楽勝・・・の思いがかすめたところで、嫌な流れに。

それでもATに、左ライン際40mのフリーキックを得る。内田のキックに、フリーの皆川ヘッド、もキーパー正面。

前半は1-0で終了。

後半。
ハーフタイム、DAZN情報では、ナチョ監督は「人生をかけろ」と激しい激を飛ばしとのこと。これで、暑さの中、琉球がボールホルダーへの素早い寄せ、カウンター時の人数をかけた走りをさらに敢行。

ベガルタも選手を代えながら、相手ゴール前までは、ボールをつないでいくが、琉球の寄せの速さに遅れを取り、次第に疲れからミスも出て、中々追加点が取れない。

後半、頭から、ベガルタは氣田に代え名倉を入れ、右に。加藤が左に回る。

⚽開始1分、ベガルタが琉球の攻撃をしのぎ、カウンター。名倉のパスを、飛び出した加藤がヒールで止めようとしたのがミスになり、奪われると、即クロス。これをケルヴインがダイレクトシュート、GK杉本弾くが、ゴール中央側にこぼれてしまい、これを中野に押し込まれ1-1

前半終盤の嫌な流れに、ミスが重なり、追いつかれてしまった。

7分には、中央フリーで琉球にヘッドを許し、枠外。危なかった。

11分、名倉のキープから、鎌田が浮球でボールを送るが、中山と合わず。

12分、琉球ケルヴィンが着地で足を痛め、人見に交代。

19分、真瀬が右サイドをドリブルで上がり、フリー、えぐってニアへのグラウンダー、皆川が飛び込みスラィデイングで狙うが、キーパーに阻まれる。

23分、ベガルタは皆川に代え、富樫、内田に代え久々の石原を入れる。

24分、琉球のカウンター。フリーで抜け出されそうになるが、キムテヒョンが戻って、辛うじてシュート足に当て、しのぐ。

27分、ベガルタの左コーナー。ここで平岡に代わり、移籍してきたばかりの佐藤遥大が入る。加藤のキックに中山ヘッドも寄せられる。

32分、フォギーニョにイエロー。画面的には、逆にひっかけられたようにも見えたが。

33分、名倉から中央中山の落とし、ずれる。中山にも疲れか。

34分、琉球のカウンター。アベタクと田中がでつながれるが、石原が戻り、ペナ内で田中と交錯しながらクリア。一瞬PKかと焦る。

35分にも、琉球のカウンターから大本がシュート、枠外。

38分、加藤に代え蜂須賀入る。真瀬がMFに上がる。

38分、蜂須賀相手陣スローインから浮き球を裏に。そこへ富樫が滑り込んでボレーで狙がうが枠外。

41分、琉球は田中に代え李栄直 が入る。

42分、カウンターから琉球に侵入されるが、シュートはキムテヒョンがブロック。

44分、左サイド名倉からのパスに中山が裏に抜け出し、ドリブルから、角度無いなが速いシュート、枠外。中央富樫に合わせる手もあったか。

追加時間は6分間。
1分、琉球の李に、カウンターを阻止され、李にイエロー。

4分、琉球がカウンターでペナ内に2人、3人と入って来る。シュートのこぼれをまた打たれる、至近距離のシュートを3連続で止める、GK杉本。悪い流れから敗戦の危機を救った。

5分、中山の強引シュートで、左CKをゲット。キッカーは鎌田、低いボールをクリアされて、試合終了。

19時のキックオフで気温30.8度、湿度62%で、3連戦目。
両チーム、試合終了後に倒れ込んだが、琉球の選手の方が、多かったようだ。

「人生をかけろ」、その意気込みを、打ち破れなかった。

シュート数: 11-11 CK: 3- 1 FK:12 -17  得点:真瀬拓海 (琉球)中野克哉  警告: フォギーニョ (琉球)李栄直  主審:岡部拓人  入場:2,012人