20節:ベガルタ仙台2-2川崎、守備で粘り、AT5分マルティノスが弾丸シュートで、首位から勝ち点

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2021J1 20節 5月12日(水)19:00 ベガルタ仙台2-2川崎フロンターレ 等々力


皆川

加藤千 匠 中原
(松下)(赤﨑)   
フォギーニョ 富田
(氣田)(マルティノス)

蜂須賀 アピ 照山 真瀬
(シマオ)    
ヤクブ スウォビィク

サブは、小畑、吉野、シマオマテ、氣田、松下、赤﨑、マルティノス。

川崎は、GK丹野、DF山根、谷口、車屋、登里、MF田中碧、脇坂、旗手、FW小林悠、三苫、知念。レアンドロダミアン、家長、長谷川、ジエジエウはベンチスタート。

首位川崎に、いずれも技ありゴールで2度先行されるも、氣田のしかけから中原、終了間際には照山からマルティノスで2度追いつき、貴重な勝ち点1をもぎ取った。

川崎のACL出場のため、20節を14試合目に前倒しで実施。

序盤の失点で、今日も大量失点かと思いきや、守備で粘り強く、0-1の時間を長くしたことが、後半の中原、マルティノスのゴールでの同点劇につながった。

ベガルタは、中2日連続の日程もあり、先週のルヴァン杯のスタメンから、シマオマテに代わり、照山、小畑に代えクバを入れたメンバーでスタート。清水戦大敗からの巻き返しを図る。

川崎の方は、キーパーとダミアン、家長、ジエジウを変えてきたが、田中碧、三笘、旗手、山根など主力は出ずっぱり。さすがに今日は、動きにやや精彩を欠き、パスミス散見の試合だった。

前半
立ち上がりから、川崎がボールを支配。ベガルタもブロックを作ってしのぐが、ボールは中々奪いきれない。

【川崎】⚽2分、ベガルタの右サイト、登里が真瀬をかわして、ゴールラインぎわまでえぐっての、ふわっとした折り返し。ファーで、小林悠が蜂須賀から体は逃げながら、腹筋で逆サイドにヘッドを決め0-1。早くも失点で、ベガルタには厳しい展開。

【川崎】6分、CB車屋が、ミドルレンジから強烈なミドルシュート、知念に当たってコースが変わるが、ベガルタのGKクバが反応、ワンハンドで掻き出す。

その後も川崎に、ほとんどボールを支配されるが、粘り強く守備。フォギーニョも、出ては戻りで、スペースを埋める。
川崎は、先制してややペースダウン。パスミスもたまに出る。

【ベガルタ】12分、ベガルタカウンター、匠から中原がスルー、中央から皆川がミドルシュート、バーの上。

【ベガルタ】13分、左サイドを攻め、左コーナーを得る。中原のキックに、離れていた照山の折り返しヘッド、そのまま枠外へ。

【ベガルタ】20分、相手ゴール前でボールをつなぎ、最後は加藤がシュートを狙うが、ブロックされる。

【川崎】25分、ベガルタのパスをカットして、知念がカットインからのシュート、クバ正面。

【ベガルタ】26分、佐々木匠が田中碧に激しく行って、イエロー。

【川崎】29分の山根のクロスから連続攻撃。次々コーナーで、ベガルタを攻める。33分のベガルタのカウンターは、蜂須賀を止める。

【ベガルタ】39分、右サイド匠から加藤へのスルーパスはもう一歩。

【川崎】AT1分、小林が、フリーでペナ内侵入もパスがずれ、ベガルタは助かる。

【川崎】AT2分、ベガルタのフリーキックの後、川崎のカウンター、右コーナーを得るが、決まらず。


後半
【ベガルタ】ハーフタイムで、蜂須賀に代えシマオマテ、フォギーニョに代え氣田を入れる。中原がボランチに入り、氣田が右MF(途中で加藤とポジションチェンジ)、照山がCBから左SBに回る。

【川崎】後半も立ち上がりから、攻める。3分、左からのクロスに、旗手がフリーでヘッド、枠外。

【川崎】5分、知念が、シマオマテと競りながら前進、アピアタウィア久も寄せるがシュート打たれる。枠外。

【ベガルタ】10分、左奥30mのフリーキック。中原のキックに、アピがヘッドで折り返すがオフサイド。

【川崎】15分、左からのクロスに、知念が体制崩しながらも、フリーで枠内ヘッド、クバ正面。

【ベガルタ】17分、加藤に代え松下が入る。ボランチ。中原が右に移る。
【川崎】同、脇坂に代わり塚川、知念に代わり家長入る。

【川崎】20分、右コーナー、旗手のキックからつないで、ファーサイド塚川がヘッド、枠外。

【川崎】26分、旗手がペナ内まで侵入、左足シュート、枠外。27分には、家長のボレーシュート、枠外。

【ベガルタ】⚽28分、皆川の落としから、氣田が左サイドドリブル。DFの間を素早いタッチで抜け、シュート、キーパーが弾くところ、中央にフリーでいた中原、左足のインサイドで決めて、1-1同点。何度かドリブルを止められていた氣田が、ここでは速い動きで抜きかけシュートしたのが得点につながった。

【川崎】31分、追いつかれた川崎がパス・スピードを上げ、ボールを回すが、元気が出たベガルタも粘り強く守備。

【川崎】32分、田中碧に代え遠野、小林に代えレアンドロダミアンが入る。

【ベガルタ】34分、佐々木匠代え赤﨑が入る。自陣からシマオのフリーキック。氣田から赤﨑とつなぐシュートもブロックされる。

【川崎】⚽ベガルタゴール前でつなぎ、ドリブルで三笘が、アピの脇をすりぬけ、ペナ内でフリーとなり、シュートを決め、1-2。川崎が再び勝ち越し。

【川崎】39分、車屋に代え、ジエジエウが入り、守り固め。

【ベガルタ】41分、富田に代えマルティノスが入る。中原がボランチに戻る。

【ベガルタ】42分、中原の右コーナーキックから、浮き球ルーズボール、皆川のボレーシュート、こぼれを赤﨑が押し込むが、キーパーが足ではじくセーブで決まらず。

【川崎】ベガルタの左コーナーをしのいで、川崎のカウンターから家長シュートまでいくが、枠外。

【ベガルタ】追加時間。ここからマルちゃん劇場。
1分、川崎ゴール前で回し、マルティノスがペナ内侵入も、交錯して脇腹打撲?ペナ内で倒れたまま。しかし、試合は続行。
その後、スタッフがピッチ内入り、マル印。しかし、立ち上がっても、主審の外に出るようにの指示に、何やらいって動かないマルティノスを、スタッフ(武腰通訳?)が引っ張って外に出し、試合を再開させる。

【川崎】2分、カウンターで、左からのクロス、長躯走りこんだ三笘が、ぎりぎりで追いつきシュート、クバ正面。

【ベガルタ】3分、真瀬、皆川と粘ってボールをつなぐ。

【ベガルタ】⚽5分、川崎の上がりを止めて、カウンター。中央の松下が、左に猛然と上がってきた照山へのパスから、マルティノスが中央に位置取りしたところに、パス。マルティノスが左足で、しなるようなシュート、高速弾丸のグラウンダーとなって、ゴール右隅に決まり、2-2。土壇場で同点追いつく。

結局、そのまま試合終了。控え組が多いメンバーで、ややお疲れ気味とはいえ、王者川崎相手に、2度追いつき勝ち点1をゲット。少し選手が自信を回復できた試合になったかと思う。


とりわけ、氣田は、今日もトライで苦戦はしていたが、最後にJ1らしいドリブル突破で1点目を演出。マルティノスもマル砲の威力を、まざまざと見せつけた。まあ、守備とか連携の課題もあるがw、ベンチいれば、相手は嫌かもしれない。

そして、まだミスもあるが、地道に寄せ、受け渡しながら体を張る守備も見え始めた。

ただ、13試合して勝ち点7どまり、19位は、変わらないので、次のホーム福岡戦での勝利が大事。

今や6位、勝ち点22の実績に加え、新外国人の破壊力あるゴールも見せている相手。今日以上の闘争心で、今度はレギュラー組が奮起する番である。

シュート数: 9-15 CK:4 -11 FK: 8-12  得点:中原彰吾、マルティノス (川崎)小林悠、三笘  警告:佐々木匠  主審:今村義朗  VAR:柿沼 亨  入場:4,752人