04節:ベガルタ仙台1-2湘南、連携未だ。ハモン今季初ゴール

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2019J1 04節 3月17日(日)17:00 ベガルタ仙台1-2湘南ベルマーレ BMWスタジアム

長沢
(阿部)
梁 石原
(吉尾)  
石原崇  蜂須賀
シマオマテ 兵藤
(ハモン)  
永戸 大岩 平岡

シュミット

サブは、 関、常田、富田、道渕、吉尾、阿部、ハモンロペス。ジャーメインは欠場。湘南は、FW梅崎、山崎、菊地、MF杉岡、斉藤、松田、鈴木冬、DF山根、フレイレ、小野田、GK秋元。指宿、古林、秋野はベンチスタート。

前半は、湘南の出足と厳しい寄せの前に、ボールを前に送れず、カウンターから、シュートまで持ってこられるピンチの連続。それでもなんとかしのいでいたが、前半終了間際に、相手のCB小野田の上がりについていけず、ワンツーから失点。

後半、長沢、梁に代え阿部、吉尾を入れる2枚代えを頭から行ったが、随所でミスが出て、シュートまでなかなか行けない。すると、18分、兵藤が攻撃参加した後を、カウンターで狙われ、梅崎からパスをCB山根に決められ2失点。

開幕から勝ちの無いベガルタに、2失点は重くのしかかったが、ボランチのシマオマテを下げ、ハモンを投入。阿部が自由に動き、吉尾をボランチして、攻撃力アップを狙う。39分永戸のクロスに、ハモンがジャンプしない落ち着いたヘッドで、決め1点返す。その後も追加点を狙うが、攻めてもパスミスが出てつながらず、そのまま試合終了。


ベガルタは、ルヴァン杯から中3日で、長時間出場していたベテランの梁と長沢をスタメン起用。湘南は、出場停止の岡本に代わり、右WBに高卒ルーキーでレフティの鈴木冬を起用。

前半。ベガルタが風下。
開始から、湘南が出足よくベガルタのボールを奪い、サイドから仕掛けてくる。ベガルタは前での動きが鈍く、パスを出せない。上がっても攻めきれず、カウンターを食らうの繰り返し。1分、ベガルタ攻められるが、しのぎカウンター、しかし、つながらず。2分、湘南が回す。石原がパスカットして上がるが、再び奪いかえされる。3分、ベガルタエリア右から、杉岡の速いクロス、平岡クリアミスもなんとかしのぐ。4分、石原崇がドリブルで侵入も、ラストパスが石原先生に合わず。

5分、湘南鈴木のミドルシュート、枠外。その後、ゴールキックから、長沢の頭で落とすが、だれにも合わず。6分、左サイドから梁のクロスもクリアされる。以降、梁は守備に下りてくる時間が長くなる。8分、平岡からパスを受けた蜂須賀のクロス、石原先生、ヘッドはもう一歩。9分、中央で石原先生がパスカットされ、CB小野田がそのままドリブル前進、左足でミドルシュートを打つが、枠外。危ない。

11分、右サイドでボールを回されるがクリア。12分、永戸からのサイドチェンジ、つながらず。13分、相手陣前で、ようやくボールを回すベガルタ。14分、湘南回すが、ここは最後は出させる。15分、石原ヘッドで落とすが、その後キープできず。16分、平岡から長沢へのパス、シュートは打てず。17分、蜂須賀が裏へのパス出すが、決まらず。18分、ベガルタ中盤で回して、蜂須賀のクロス、長沢には合わず。

20分、山崎のクロスはクリア。ベガルタ、ここまで、連動が少なく、WBからの攻撃が少ない。ボランチからパスも至近距離ばかり。21分、杉岡にグラウンダーのパスを出されるが、クリア。23分、湘南が中央での落としから、山崎の左足シュート、枠外。24分、今度は鈴木のミドルシュート、わずかに枠外。27分、縦パスを通され、中央フリーから山崎のシュート、わずかに枠外。ベガルタ防戦一方。

28分、ようやく兵藤、梁から石原崇にパスが通るが、そのあとパスミス。さらに永戸が攻撃参加、しかし、クロス出せず、パスカットされ守備に戻る。29分、ベガルタが回して、最後は大岩がクロス、流れる。30分、湘南が裏へのパス、流れて助かる。その後、ベガルタの攻め、蜂須賀から石原、右奥に流れた梁がシュート狙うが、角度なくブロックされる。

31分、湘南のカウンター、永戸が抜かれ、山崎がドリブル前進、シュート打たれるが、ここはシュミットダニエル(ダン)抑える。34分湘南が回して、最後は鈴木のクロスにヘッド打たれるが、ここもダン。ベガルタは、両WBがなかなか上がっていけない。36分、湘南の左コーナー。キッカーは杉岡。ショートコーナーからつなげられるが、ファールで終了。

38分、菊地のクロスに、梅崎にヘッドで合わせられるが、平岡が体を寄せる。40分、これで湘南の右コーナー。鈴木のキックにヘッドも当たりが弱く、ダン抑える。42分、左から杉岡のクロス。これはクリア。その後、兵藤が上がって攻撃参加したところを、CB小野田にドリブルで持ち上がられ、山崎とのワンツーから最後は、中央フリーでダイレクトで合せられ失点、0-1。ここまで、攻められながらも、しのいできただけに悪い時間帯。

前半は、いいところがなくシュート1本。0-1とリードされて終了。

後半。
ベガルタは、長沢、梁に代え、阿部、吉尾を入れる2枚代え。石原先制がワントップ。一応阿部、吉尾がシャドウであるが、阿部が縦横に動く。他の選手も、強めに当たりにいくようになるが、ファールとなる。1分、ベガルタエリア左ライン際45mで、湘南のフリーキック。つながれてヘッド打たれるが、ダン。4分、阿部のヒールパスから石原崇が、ドリブルでえぐり、折り返しの浮き球、吉尾が侵入してヘッドも枠外

7分、パスカットされカウンターを受ける。梅崎のクロスはダン。8分、間延びしてパスの奪い合い。ベガルタは、チャンスでパスミスが出てつながらない。10分、蜂須賀がカットインからやや強引な左足ミドルシュート、枠外。ベガルタ、ボールが収まらないので、攻撃が単発になる。12分、湘南鈴木から杉岡へのパスは、蜂須賀がブロック。13分、湘南の右コーナー。キッカー鈴木、クリア。

15分、ベガルタが左右からクロスいれるが、シュート打てず。14分、阿部のスルーパスに、石原崇、届かず。16分、平岡が上がってパス出すが、カウンターを受ける。梅崎から中央の山根のパスが通り、永戸がかわされ、シュート決められ、2点目を失う。湘南のCB二人にやられた。18分、左から石原先制の折り返し、吉尾が右足ダイレクトでシュートも、わずかに外。19分、シマオマテをさげて、ハモンロペス投入。吉尾をボランチに下げる。

20分、阿部が落として、石原崇のシュート、枠外。22分、湘南右からのクロスに菊地、シュートは枠外。23分、ベガルタが右コーナー。永戸がファーの離れた所に蹴り、フリーの石原崇がボレーで狙うが枠外。このサインプレー見るのは今季2回目だが、枠にいかない。25分、湘南のカウンター、山崎がシュート狙うが、ダンがクリア。

26分、ベガルタが回し、吉尾から永戸のクロス、中央でフリーの阿部がヘッド、枠外。これは決めたかった。27分、永戸がカットインからのシュート、キーパー。28分、ハモンが右から、強引にカットインからのミドルシュート、枠外。30分、中央石原から右のフリーの平岡にパスが通るが、シュートに行かず、戻す。これをカットして、湘南のカウンター。なんとか戻って守備。

ベガルタもカウンター、阿部からハモン、裏は取り切れず。31分、ハモンから中央の石原スルーパス、キーパーが先にキャッチ。32分、湘南は鈴木に代え古林入れる。33分、湘南のコーナー。これはしのぐ。35分、古林がカットインからミドルシュート、バーの上。その後、ゴールキックから、石原先生、上がっていくが、打ち切れず。直後、湘南のカウンター、杉岡のミドルシュートはバーの上。

37分、蜂須賀のクロス、オフサイド。38分、ベガルタが湘南ゴール前でボール回すが、なかなか打てない。永戸の侵入もクリアされる。39分、左ライン際からの永戸のクロスが、ハモンに合い、ジャンプせずにヘッドですらしてニアに決め、1点返す。1-2。ハモンにも初日。40分、湘南は梅崎に代え秋野を入れる。42分には、松田に代え中川を入れる。44分、左奥30mでフリーキックのチャンス。永戸のキックは枠内も、キーパー正面でパンチング。

追加時間は5分間。これで永戸がロングスロー狙うが、すっぽ抜け。1分、ベガルタは放り込み、蜂須賀ヘッドも合わず。3分、ダンのキックから石原先制、これで右コーナーを得る。GKダンも上がり攻撃参加。しかし、キーパーにキャッチされる。ダンが古林を倒し、ファールで終了。4分、ベガルタがカウンターにしようとすることろ、中川にファールで止められる。そのあと、最後の放り込みをするが、石原崇のファールで終了。

シュート数:10-16 CK:2-5 FK:11-15 得点:ハモンロペス (湘南)小野田、山根 警告:(湘南)中川 主審:村上伸次 入場:9,290人。


前半は、積極的に当たりにいかないベガルタを見て、ワンタッチでかわしながら、湘南が走りまくり、ミドルレンジから、フリーでどんどん打たれた。失点はいずれも、相手CBの上がりからのカウンターで、相手ラストパスの精度も高く、スピード系の相手に対して、ボランチ陣を中心とした、ベガルタの守備の対応が苦しい。

相手のスピードアップを止めるには、前からのプレスで起点に絡みつく必要があろうが、中3日のベテランの梁と長沢、まだ本調子でない石原先生では、なかなかスピードダウンさせれなかった。そして相手は永戸を中心に、パスが出ると分かっているので、潰しに来て、さらにボールを奪ってフリーになる、という図式が、この試合でも出た。石原崇との連携が高まらないと、ここも厳しい。

相手も違うので、ルヴァンの結果が、即リーグ戦につながらないかもしれないが、スピード、運動量のある選手で勝負していかないと、遅攻のチーム以外は苦しい。やはり、永戸は前に持って行き、常田、金でCBを固めるしかないのでは?

そして期待の吉尾であるが、できれば、ボランチよりも前で、やらせたい。守備と当たりで体力を使うと、ゴール近くで危険な男の、攻撃の良さが減ずる。兵藤、島尾の奮起、松下、富田の登場が待たれる。前3人は、現状ではジャーメイン、ハモン、吉尾が理想と思うのだが、ジャーメインの状態はどうなのか。

とにかく、ビルドアップを語る以前に、ボールを失い、やすやすとカウンターを許しているので、取りどころの確認、修正は必須。椎橋、飯尾も、まだまだかかるだろうから、ルヴァンで結果を出した選手も使いながら、勝負するのみ。

まあ、形はできないといいながら、FW陣は一応全員点を取ったので、結果を恐れず、球際を一段厳しく、取り切って勝負できるようになれば、優位なゲームもできるはず。川崎、清水、磐田も、まだ勝ち無し。びくびくせずに、やればできる。

一週空いて、セレッソ、鳥栖とホーム2連戦。勝ちに行きましょう。