17節:対鳥栖1-0、猛攻に耐え、最後はFW3人で決勝ゴール

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2018J1 17節 2018年7月22日(日)19:00 ベガルタ仙台1-0サガン鳥栖 ベストアメニティスタジアム

阿部 石原
(西村) 
中野   蜂須賀
(永戸)  
奥埜 矢島
(ジャーメイン) 
富田

板倉 大岩 平岡

サブは、シュミットダニエル、永戸、古林、椎橋、ジャーメイン良、西村、ハーフナーマイク。鳥栖は、FW田川、池田、小野、MF原川、福田、高橋秀人、DF吉田、高橋祐治、キムミンヒョク、藤田、GK権田。豊田、フェルナンドトーレス、高橋義希、乾大知は、ベンチスタート。

球際厳しく、サイドが走りまくる鳥栖に、ベガルタは苦戦。攻撃のチャンスでも石原、中野、奥埜が抑えこまれ、鳥栖のカウンターからの、エリア内侵入に苦しむ。

後半からトーレスが入り、タメを作られたり、コーナーからフリーのヘッドを許すが、抑え切り、42分、後半投入のジャーメインが、石原のスルーパスに、スピードでDFの裏を取り、ファーサイド西村への折り返しパス、これを西村が左足ダイレクトで決め決勝点。前節の大敗から失点することなく、勝ち切った。


雨の鳥栖。これで酷暑は避けられ、気温27度。湿度は高いが、少しは涼しい気温となった。試合途中で稲光りもあったが、試合は続行。

前半。
いきなり開始40秒、蜂須賀が吉田の裏を取り、奥埜へ。倒され、エリア横でフリーキックを得る。キッカーは奥埜。ニアに蹴るが決まらず。さらに奥埜が蜂須賀とのワンツーでエリア内入っていくが、打てず。これでコーナーを得る。3分、右コーナーを蹴る前に、主審は、稲妻で試合を一時中断。1分30秒後再開。

奥埜のキックに大岩のヘッド、枠外。これがベガルタの、前半の唯一のシュート。5分、吉田がカットインから打とうとするが、クリア。7分、鳥栖が左から藤田のクロスに田川のヘッド、枠外。早くも鳥栖が両サイドからの攻撃で、リズムを掴む。8分、右サイドの石原からのスルーパスに、矢島がエリア内裏に走りこむが、惜しくもオフサイド

8分、富田が自陣で田川へのプレゼントパス、そのまま持ち上がられ、シュート打たれるが、関。11分、蜂須賀と阿部のワンツーで、蜂須賀上がっていくが、ファールで終了。12分、ベガルタが中央をドリブル前進するが、キムにカットされる。その後、ベガルタのカウンター、蜂須賀のサイドチェンジ、流れる。

14分、今度は鳥栖がベガルタエリア中央で、ワンツーでつなぐが、カットする。しかし再び鳥栖がカット、吉田から原川、そのままミドルシュート、関抑える。ここまでベガルタは、右からの攻め一辺倒。17分、鳥栖が、ベガルタエリア中央やや左35mで、フリーキック。原川のキックは合わず。

20分、板倉が持ち上がり、矢島から蜂須賀、最後は矢島がシュート狙うが、ブロックされる。21分、平岡が縦のスルーパスから、蜂須賀がクロス、阿部には合わず。その後、鳥栖がカウンター、これは止める。23分、板倉が自陣から持ち上がり、蜂須賀へのサイドチェンジ。しかし決まらず、鳥栖のカウンター、福田がフリーでのドリブル。危なかったが、板倉が戻ってストップ。

24分、大岩のロングボールに、阿部が仕掛け。左コーナーを得る。しかしシュートは打てず。26分、中野が左足でのクロス、これはキーパー直。27分、パスカットされ、鳥栖カウンター、小野のパスはカット。28分、板倉がドリブル、ボールを奪われ、回されて、最後は田川がフリー、左足の強烈シュートは関が押さえる

29分、板倉から中野、矢島とつなぐが、鳥栖のラインを突破できない。32分、吉田がベガルタの右サイドからのカットイン、さらに田川、関が飛び出て蹴りだす。34分、福田のクロスに、大岩がかわされ、最後は田川のヘッド、これは枠外。35分、小野が平岡をかわして、えぐってのクロス、しかし味方に合わず助かる。

この間、石原へのプレッシャーが厳しく、しばしば倒されるが、今日の主審はほとんど笛を吹かず。36分、小野に中央からシュートされるが枠外。38分、鳥栖の左コーナー、これはクリア。40分、蜂須賀から奥埜へのパス、シュートは打てず。41分、富田が高橋秀人にカットされ、カウンターを受ける。左からクロスされるが、関。この高橋秀人にも苦しめられた。

43分、蜂須賀のクロスは流れる。追加時間、1分。ATに入って、鳥栖がベガルタエリアやや左25mで、フリーキック。原川のキックはバーの上。前半から押し込まれながらも、ぎりぎり守って、スコアレスで終了。

後半。
開始1分。蜂須賀のクロスへの鳥栖のクリアボールが、エリア内の阿部の前に跳ね返るが、ダイレクトの合わせは枠外。急に来た。さらに、中野から阿部、キープするがつながらず。2分、鳥栖のクリアミスに、矢島から中野とつなぐが、パスが流れる。4分、ベガルタ自陣で蜂須賀のクリアミス、これをクロスされるが、クリアも、ボールがゴール方向であわやオウンゴールも、関抑える。

5分、鳥栖は田川に代え、フェルナンドトーレスを入れる。場内歓声。6分、石原から矢島、さらに右の阿部とつないでいくが、クロスは流れる。8分、石原が倒され、やっとファールを取って貰える。中央40mでフリーキック。富田がすぐ蹴る。その後、右コーナーを得る。奥埜のキック、中央で叩きつけるヘッドでのクリアは、トーレス。

10分、高橋秀人のシュート、関抑える。11分、鳥栖はFW池田に代え高橋義希を入れる。その後、鳥栖の右サイドで、石原が追いこんでスローインを入れる。その後、鳥栖のゴールキック、中央でトーレスが頭ですらし、裏に小野に走りこまれるが、板倉がクリア。14分、ベガルタも阿部に代え西村を入れる。

15分、西村が早速ドリブル前進からキープ、ファール貰って、中央35mでフリーキックを得る。ここから回し、中野のパスに西村が侵入、折り返しのパスを出すが、奥埜はもう一歩。しかし、西村が入って、ベガルタのリズムも出てきた。

17分、左サイドを上がっていき、矢島が攻め上がるが、トラップミス。18分、鳥栖がトーレスめがけて放り込み、板倉がヘッド。左コーナーを与える。原川のキックの、中央でトーレスが、どフリー。しかし、のけぞりヘッドは関正面。19分、矢島に代わり永戸入り左WBへ。中野が内側に入る。20分、鳥栖がベガルタエリア中央35mで、フリーキック。こぼれを回され、左コーナーを与える。このこぼれを吉田にシュートされるが、枠外。

22分、中央で大岩がトーレスと1対1、ボールを奪う。
23分、ベガルタエリア中央やや左30mで、鳥栖のフリーキック。原川は直接狙い、枠内も、関が触ってバーに当たり、枠外。これで右コーナーを与える。キムに頭で合せられるが、枠外。さらに、小野からのパスに、右に流れたトーレスのシュート、大岩がニアを切り、ファーを狙われたシュートは関弾く

その後も、トーレスがドリブルからのパス、板倉カット。29分、中野のクロスに蜂須賀、打てず。30分、中央でトーレスが浮き球パス、吉田にフリーで侵入され、関の頭上のループシュート、平岡追いついて、無人のゴール前でクリア。危なかった。31分、鳥栖のコーナーはクリア。この後、鳥栖は藤田に代え安西を入れる。

33分、ベガルタが守ってからのカウンター、西村から石原、リターンを受けた西村フリーだったが、右足トラップがミスで、打てず。35分、左のトーレスへのパスを出されるが、板倉が体を入れ、抑える。36分、小野に裏を取られ、クロスを入れられ、コーナーを与える。左コーナーはクリア。

37分、中野に代わり、ジャーメイン良が入る。その後、自陣エリア横で永戸がハンド。フリーキックを与える。こぼれは関が押さえる。39分、左から安西のクロス。その後、トーレスがエリア内でキープも、クリアする。39分、吉田に、カットインからのシュート打たれるが、関。40分、ベガルタが左コーナーを得る。ジャーメイン、カットインから狙うが、カットされる。

42分、ベガルタのカウンター、中央の石原から絶妙のスルーパスが、右のジャーメインへ。ジャーメインがDFを振り切り、右足でのパス。左から走りこんだ西村がフリー、ダイレクトで確実に決め、先制。前3人の鮮やかな攻撃。

43分、ベガルタエリア内での浮き球を、なかなかクリアできず。44分、鳥栖が右コーナー。富田がクリア。こぼれを鳥栖が回し、小野がヘッド、関が押さえる。追加時間は4分間。1分、鳥栖の放り込みは、関がパンチング。その後、ジャーメインが、相手陣で時間使うが、ボールを奪われる。

2分、小野がドリブルも止める。4分、石原が持ち込んで、右奥でファール貰い、フリーキックを得る。そのまま試合終了。

シュートわずか3本のベガルタが、トーレス人気で満員のアウエーで、しっかりと勝利。野津田がいない中でも、完封勝利。前節からの不安を払拭した。

前節の結果を受け、守備的なベガルタ。両サイドの上がり、小野の変幻自在の動き、原川のプレースキックと、多彩な攻撃力を持つ鳥栖ではあるが、決定力がもう一歩。そこで、豊田、トーレスを補強した、という事だろうが、まだ本調子でないとはいえ、トーレスを、関、大岩、板倉が止めて、勝利を近づけた。

攻撃では矢島が、まだフィットせず、石原が高橋秀人らに抑えられ、ファールも取って貰えなかったが、最後に、上り調子のジャーメインと、エース西村を投入して、カウンター一発で決めた。失点を抑え、勝ち点3で、いい流れを呼び戻すのが、最大のミッションだったので、この試合は、これでいいだろう。

ただ、サイドからの仕掛けがあまりできず、裏への飛び出しの精度も、まだまだ上げる必要がある。逆に、サイドから結構えぐられていた守備も課題。もっとミドルシュートなど、トライも必要だろう。まだマイクも使っていないので、さらなるオプションで、相手を攪乱していきたい。

それにしても、アウエーで雨の中、現地参戦のベガサポもお疲れさまでした。チャント聞こえてました。なにかJRの遅れもあったようで。勝てて良かったw


シュート数:3-17 CK:4-9 FK:15-17 得点:西村拓真  警告:(鳥栖)高橋祐治  主審:山本雄大 入場:17,537人