16節:対横浜FM2-8、屈辱の大敗。敗戦から学ぶのみ

  • 投稿日:
  • カテゴリ:

2018J1 16節 2018年7月18日(水)19:00 ベガルタ仙台2-8横浜F・マリノス ユアスタ仙台

石原
中野  阿部
(ジャーメイン)
永戸  蜂須賀

富田 奥埜 
   (梁)
椎橋 大岩 平岡
(西村)   

サブは、川浪、常田、梁、金久保、古林、西村、ジャーメイン梁。横浜FMは、FW遠藤、伊藤翔、仲川、MF天野、喜田、扇原、DF山中、金井、中澤、松原、GK飯倉。オリヴィエ ブマル、大津、 ウーゴ ヴィエイラはベンチスタート。

真夏の夜の悪夢。好事魔多し?いや、これはリアル。自分達がだけが成長し、他が変わらない事はなく、スピードと力のある選手がしっかりと対策を練って来ると、こういう事もある。

目を背けず、敗戦から見えた綻びを、ひとつずつ縫って、より強くなるしかない。

横浜FMの鋭い出足、スピードに乗ったドリブルでちぎられると、裏にパスを出され、次々とフリーでのシュート許す。前半12分までで連続失点を許すと、パニックになったかのように、DFが孤立させられ前半だけで4失点。後半も、相手カウンターでの1対1をことごとく失い、8失点の記録的大敗。

終盤、ジャーメインの振り向きざまのシュート、コーナーからの蜂須賀のヘッドで2点返し、辛うじて意地は見せた。

両チーム合わせて10点入ったので、長くなるので、得点経過のみ。映像で確認しての振り返りまとめ。。

⚽2分[得点] (横浜FM)14 天野 純
横浜FMが自陣から、ワンタッチの斜めパスでつなぎ、ベガルタ右サイドの遠藤がスピードのあるドリブルで、平岡の裏をフリーで上がり、エリア左のフリーの伊藤へ速いパスを通す。伊藤のシュートは、いったん関が弾くが、こぼれを拾った天野が楽々決めて先制許す。

⚽12分[得点] (横浜FM)16 伊藤 翔
横浜FMが自陣奥から、ベガルタ右サイドへのロングボールを通し、走りこんだ遠藤がライン際での落とし、内側の山中の精度の高いクロスを、伊藤が、DFの前でワンタッチで触り、2点目。

⚽31分[得点] (横浜FM)19 仲川 輝人
中央でキープした仲川が、大岩と1対1の股間を抜くグランダーのシュートを、ゴール隅に決め3点目。

⚽33分[得点] (横浜FM)16 伊藤 翔
ベガルタ左サイドでもたつき、大岩から椎橋への短いパスをカットされ、さらに大岩のクリアも小さく、中央で伊藤に拾われて4点目。

 36分、椎橋に代え西村を入れシャドウ。中野が左WB。永戸が左CBに下がる。

 後半。

⚽52分[得点] (横浜FM)24 山中 亮輔
横浜FM、自陣からのロングボール、左の仲川が、ベガルタDFを広げる右へのパス。遠藤が落として、内側の山中がフリーで、左足の強烈ミドルを突き刺し、5点目。

⚽59分[得点] (横浜FM)16 伊藤 翔
横浜FM松原のロングボールに ベガルタ左サイドの、永戸と中野の間を、仲川がドリブル前進。フリーで速い折り返し、中央の伊藤が合わせて6点目。今季無得点の伊藤はハットトリック。

 直後の60分、横浜FMは伊藤に代え、オリヴィエ ブマル、喜田に代え大津を入れる2枚代え。大量リードながら、攻撃を緩めない。

 71分、ようやくベガルタも、阿部に代えジャーメイン良、奥埜に代え梁を入れる。

⚽71分[得点](横浜FM) 13 金井 貢史
横浜FMがコーナー連続。左からのコーナーに、ニアに走りこんだ大津が、頭ですらし、なだれ込んだ金井が押し込み6点目。

⚽72分[得点] (ベガルタ)19ジャーメイン 良
失点直後、梁から出たパスを蜂須賀が、中央のジャーメインへ。ジャーメインは反転即左足でシュート。これが決まって1点返す。ジャーメインがシュートする時、梁がゴール前に詰めて、中澤が一人で二人を見る格好になっていた。
ジャーメインはリーグ戦初ゴール。今季通算3点目。

⚽81分[得点] (横浜FM)20 オリヴィエ ブマル
横浜FMがコーナーからのこぼれを回す。山中のスルーパスに金井が走り出て、折り返し、ベガルタがコーナー流れのままのラインの裏を、オリヴィエ ブマルが飛び出し、フリーでダイビングヘッド。8点目。

⚽ 90分[得点](ベガルタ)4 蜂須賀 孝治
梁の右からのコーナーキックに、中央で蜂須賀が、中澤に競り勝って、高い打点のヘッドを決め、2点目を返す。蜂須賀リーグ戦2点目。

横浜FMは、まず奥埜と石原の縦のラインを消し、富田や攻撃陣が前にボールを取りに来たところで、裏に精度の高いパスを出す。または、ワンタッチの速いパスで、ベガルタにプレスをさせずに前進していく。パスを受けたサイドの遠藤、仲川が高速ドリブルで、裏にフリーで抜け出すと、中央で伊藤が点で合わせる、または他の選手が折り返しのボールを狙う、という攻撃だった。

斜めのパスでレーンを跨ぎ、裏を取る。また、パスだけでなく、高速ドリブルを混ぜて、ボランチ陣と距離ができた3バックを孤立させ、抜き去るという作戦か。ベガルタのスピードや1対1での戦い方を見抜かれていた。

松原など、相手陣奥からロングボールが出るので、FWのプレスを最初からしていく必要があったと思うが、パス回しでじわじわ攻めて来ると、思ったのだろうか。8点のうち半分くらいは、パニックによるミスからの失点や、前掛りの裏ということもあり、実質は4失点位。

ベガルタの得点は、焼石に水の感はあっても、梁、蜂須賀、ジャーメインの連携の1点目、中澤に競り勝った蜂須賀の2点目と、それなりに意味がある。

まずは前線からのプレスのかけ方、タイミングなど、ひとつひとつ課題を克服していくのみ。


シュート数:10-21 CK:4-7 FK:16-21 得点:ジャーメイン 良、蜂須賀 (横浜FM)天野、伊藤翔3、仲川、山中、金井、オリヴィエ ブマル  警告:ジャーメイン良、中野 (横浜FM)遠藤  主審:松尾 一 入場:13,081人