15節:対鹿島2-1、関口2点アシスト、阿部いぶし銀のプレー

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2018J1 15節 2018年5月20日(日)14:00 ベガルタ仙台2-1鹿島アントラーズ 県立カシマサッカースタジアム

阿部 石原
(西村)   
関口  蜂須賀
(永戸)(古林)
奥埜 野津田   
 富田

板倉 大岩 金

サブは、川浪、平岡、永戸、古林、椎橋、ジャーメイン良、西村。鹿島はFW金崎、土居、MF中村、遠藤、小笠原、永木、DF安西、昌子、植田、伊東、GKクォンスンテ。鈴木優磨、ペテロジュニオール、レオシルバはベンチスタート。

阿部が久しぶりにスタメンで復帰。立ち上がりから激しいボールの奪い合い。前半ベガルタは、両サイドからどんどん仕掛け、開始2分、関口の速いクロスを石原がヘッドで早くも先制、ペースをつかむ。

その後、阿部のエリア内でのえぐりから、奥埜のヘッドなど決定機はあったものの決めきれず。次第に遠藤を中心として鹿島の反撃を許すようになるが、今日のベガルタは球際に激しく行き、フォローもしっかりついて、鹿島の攻撃をしのいでいく。

後半、鹿島が2人代え、3バックへの変更などで、両サイドを締めてくると、守勢に回るが、20分に、関口のコーナーキックから、大岩がすらし、板倉が頭で押し込み2-0。その後の、鹿島にボールを回されるが、西村を投入して、カウンターで時間を使う。38分、後半から入った鹿島の鈴木優磨に、1点返されるが、厳しい寄せを最後まで貫き、逃げ切って、カシマスタジアムで久々の勝利。


前半。
コイントスで、サイドを入れ替える富田。開始早々から、阿部が上下に動き回り、蜂須賀へのパス、蜂須賀から最後は石原のシュート、ブロックされる。2分、左サイド関口の切り返しからの速いクロスに、ニアの石原が、ダイビングヘッドで首を振ると決まって、先制!キーパー動けず、いきなりの得点。石原は今季4点目。3分、鹿島の右からの攻撃、永木のワンタッチシュートは、わずかに外。危ない。

4分、鹿島の速攻、左から遠藤のクロス、これはクリア。さらに縦パス、これは板倉が外に出す。6分、ベガルタがフリーキックをミス、拾われて、遠藤が左に振り、コーナーを与える。左コーナー。これをしのいで、カウンター、阿部から関口、野津田とつなぎクロス、これは石原の頭上。7分、ベガルタがボールを回す。

8分、野津田から蜂須賀、仕掛けてエリア内まで入り、コーナーを得る。右コーナーは野津田が蹴る。こぼれを鹿島がカウンター、金崎がドリブルで上がっていくが、ファールで終了。9分、奥埜が右奥25mからミドルシュート、枠内も、キーパーのワンハンドセーブに阻まれる。10分、土居にキープされるが、野津田が後ろからボールを奪う。今日のベガルタは球際を厳しく行っている。

11分、ベガルタがボールを回す。右から左へと振る。12分、金がロングボール、蜂須賀にはつながらない。13分、ベガルタ回す。カットされ、鹿島がロングボール、これは関。14分、奥埜のロングキックに野津田が走りこみ、コーナーを得る。左コーナーは関口が蹴る。クリアされ、スローイン。カウンターを受けるがカットする。

15分、植田がベガルタのパスをカット、そのままドリブル前進、しかし、そのあと奥埜が体を入れ、ファールを貰う。17分、鹿島金崎がキープ、左の伊藤のパスはカットする。18分、板倉にイエロー。ベガルタエリア左奥35mでフリーキックを与える。遠藤のキックは、板倉がヘッドでクリア。19分、右の蜂須賀から左の関口へ、さらに大岩が上がってカットインするも、ボールを奪われる。

20分、鹿島が回す。21分、関口がドリブルキープも、クロスは上げられず。23分、互いに激しいボールの奪い合い。その中でも、ベガルタやや優勢。24分、石原からパスを受けた阿部が仕掛け、エリア内侵入、キーパーもかわし、折り返しの速いパスに、と中央飛び込んだ奥埜のヘッド、抑えられずバーの上。さらに、25分にも阿部が侵入、折り返しに関口、クロスは流れる。

26分、遠藤からパスを受けた伊東が上がり、クロス。これはクリア。さらにスローインから、遠藤のスルーパス、これは関口。29分、左サイドを攻められるが、野津田が戻って守備。30分、ベガルタエリア左ライン際で、鹿島のフリーキック35m。キッカーは遠藤。ヘッドは押さえる。31分、金のパスをカットされて攻められるが、クリア。また左奥35mで鹿島のフリーキック。こぼれを安西にシュートされるが、枠外。

34分、鹿島のロングボールからの攻めはオフサイド。35分、阿部の仕掛けはゴールキーパーが蹴り出し、スローイン。36分、野津田がキープして、右ライン際35mのフリーキックを得る。ここからつないで、最後は蜂須賀のクロス、クリアされる。37分、金崎がキープ、大岩止めるもファール。38分、ベガルタカウンター、富田から阿部、関口の侵入もクリアされる。

39分、ベガルタ、左サイドで細かくつないで、最後は、奥埜が、グランダーのミドルシュート、枠内もまたしてもキーパーのファインセーブに会う。これで左コーナーを得る。キッカーは関口。こぼれを石原がミドルシュート、枠外。42分、板倉が粘り、野津田がエリア内侵入、ここで小笠原が奥埜にスライディングでイエロー。鹿島監督熱くなって抗議。

44分、石原がキープ、鹿島エリア左横でファール貰ってフリーキックを得る。キッカーは野津田。ニアに蹴るが、クリアされ、スローインへ。結局シュートは打てず、ゴールキックへ。追加時間は3分間も、そのまま。前半は1点リードして終了。

後半。
鹿島は中村に代え鈴木優磨、小笠原に代え犬飼を入れる2枚代え。さらに3バックに変更の模様。
ボールの奪い合いが激しくなる、後半の序盤。3分、石原にイエロー。鹿島のカウンター、伊東が侵入、なんとかしのぐ。4分、左ライン際30mのフリーキックを得る。キッカーは野津田。これはクリアされる。5分、中央40mのフリーキックを得るがつながらず。その後、大岩から中央石原へのロングボール、もう一歩。サイドが締められているので、中央から攻めている。

6分、安西からのスルーパス、関が出る。7分、鹿島が回す。ベガルタエリア内で激しい奪い合い。8分、ベガルタ回して蜂須賀のクロス、クリアされる。9分には、蜂須賀がカットインして、左足のクロス、キーパー。10分、鈴木の突進もファールで終了。11分、足攣りか?蜂須賀が古林に代わる。蜂須賀は担架で退場。鹿島回すが金がファールで止める。

13分、奥埜から野津田のワンツー、さらに古林のクロスは流れる。14分鹿島が回す。16分、阿部に代わり西村が入る。17分、鹿島が左からのクロス、クリア。18分、ベガルタのカウンター、奥埜がドリブル前進、さらに、石原、野津田とつなぎ、最後は西村が折り返しのパス、流れる。19分、西村がドリブルでエリア内侵入、折り返しに中央のフリーの奥埜のシュート、キーパーがクリア。

20分、これで左コーナーを得る。キッカーは関口。関口のキックに、大岩がニアに走り出てフリック、中央の板倉が頭で角度を代え、決まって2点目。2-0。後半、鹿島が勢いを盛り返したところでのいい時間帯。板倉は今季2点目。21分、鹿島のパスを西村がカット、野津田のクロスに石原、シュートは打てず。22分、富田のトラップミスを突かれ、鹿島のカウンター。左からのクロスに、中央走りこんだ鈴木優磨がフリー、シュートは空振り、助かった。

そのあと左サイドでのせめぎあい。関口に疲れが見える。さらに、古林から左の野津田へのパスが通り、野津田が右足でのシュート、枠外。これがコーナーとなり、右コーナー。野津田が蹴るが、ファールで終了。25分、鹿島が左からのクロス、これはクリア。ここで、ベガルタは関口に代え永戸を入れる。26分、鹿島がベガルタエリア、アーク付近で25mのフリーキック。永木のキックは壁。28分、永木のクロス、鈴木が突っ込んでくるが、キーパーチャージ。

31分、板倉と永木が交錯。ここで遠藤が執拗に抗議し、異議でイエロー。永木は出血で一時ピッチ外。33分、大岩と鈴木のせめぎあい。34分、鹿島がベガルタエリア右横でフリーキック。永木が戻る。鹿島の攻めはオフサイド。35分、鹿島は土居に代え安部を入れる。その後、ベガルタが右サイドでつないで、最後は野津田のミドルシュート、枠外。36分、植田が自陣からのフリーキックをミス。

37分、鹿島が連続しての放り込み、クリア。38分、鹿島が右コーナー。その後、遠藤の浮き球を、鈴木優磨きが頭で右サイドに落とし、リターンパスを走りこんでフリーでシュート、決められ1-2。これは崩された。40分にも、鹿島が回す。41分鹿島がパスミス。さすがの鹿島も連戦と焦りからか、ミスが出る。42分、野津田から奥埜、古林がキープ、エリア右角でフリーキックを得る。野津田のキックは、キーパーがパンチング。金のクロスは、流れる。

44分、ベガルタがカウンター、永戸のパスは流れる。追加時間は5分間。1分、鹿島が左コーナー。遠藤のキック、関触れなかったが、なんとかクリア。2分、鹿島がボールを回す。安西が反転シュート、これは関。3分、鹿島の遠藤から安西、大岩がクリア。スローインに逃れる。鹿島が攻めてくるが、エリア内でファール。結局、そのまま試合終了、ベガルタが鹿島相手にアウエーで勝ち点3を上げた。

速攻でのパス回しから、関口の速いクロスを石原との連動で先制パンチ。後半相手がシステムを変えて、攻め倦んだが、コーナーからの久々の得点で、優位にゲームを進めた。前半には、阿部のエリア内への仕掛けから決定機があったので、追加点を取っていれば、さらに優位に進めただろう。

鹿島がACLから中3日だったとはいえ、代表DF二人のチームから、完全に崩してのマルチ得点は、今後にもつながる。失点シーンでは、ややボールウォッチャーになった面もあるが、これも課題として、中断期間中に整えたい。

怪我から久々復帰の阿部がよく動き、エリア内にも仕掛けてベガルタのペースとし、関口は左サイドで粘ってチャンスメーク、コーナーでもアシストするなど、ベテラン勢が味を出して、石原、板倉のゴールを導いた。守備では、全員が球際で厳しく当たり、鹿島の連続攻撃を減じて、勢いに乗らせなかった。

15連戦中、チームとしては、苦しんだ時期もあったが、中断前に、まずは勝ち点20を超える事ができた。これで6月のルヴァンカップ、天皇杯と中断期間中もしっかりと実戦で調子をあげて、7月の再開に備えたい。


シュート数:7-10、CK:3-5、FK:20-23 得点:石原直樹、板倉 滉 (鹿島)鈴木優磨  警告:板倉、石原 (鹿島)小笠原、遠藤   主審:岡部拓人 入場:23,942人