15節:対鳥栖1-1、苦しい展開も、シュミット好セーブ連発、中野のゴールでドローに

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2017J1 15節 2017年6月17日(土)19:00 ベガルタ仙台1-1サガン鳥栖 ベストアメニティスタジアム

石原

西村 奥埜
  (梁) 
永戸  蜂須賀
   (中野)
三田 富田

増嶋 平岡 大岩
  
シュミット

サブは、関、石川直樹、菅井、梁、中野、佐々木匠、野沢。鳥栖は、豊田、富山、鎌田、高橋義希、原川スタメン。イバルボ、池田、水野はベンチスタート。

クリスランが警告累積で欠場も、最近好調の西村がスタメン。三田もケガから復帰した。しかし、鳥栖の堅い守りと、吉田、鎌田の裏を突く攻撃に苦戦。

前半終了間際の追加時間には、裏取られまくりでピンチの連続。しかし、GKシュミットが、フリーのシュートを何本もストップ。

それでも、後半4分、右サイドから吉田に攻められ、中央でフリーの原川にシュートを許すとオンゴール気味に先制許す。

なかなかシュートまでいけないベガルタは、奥埜、蜂須賀に代え、梁と中野を入れる2枚替え。これで右サイドを活性化。すると23分、コーナーのこぼれを中野が冷静に押し込んでドローに持ち込んだ。

前半。
人工芝のように美しいピッチのベアスタ。思ったより多いベガサポが、画面に映る。ただ、この日のDAZNは、開幕以来の映像の途切れがあった。

開始早々、奥埜が横パスを入れるが、流れる。その後は、鳥栖が仕掛けて来る。2分、富山が平岡を振り切り侵入も、増嶋がカバー。3分、鳥栖がワンツーから豊田へのスルーパス、クリア。4分、豊田のクロスはキーパー。ベガルタはマイボールでも、ボールが収まらない。6分、永戸が左から右足でのクロス、クリアされる。直後、増嶋から、DF間の石原へピンポイントクロス、石原厳しい態勢からもシュートに持っていくが、キーパー。

7分、鳥栖がワンタッチでつなぎ、最後は富山がトラップ即シュート、枠外。8分、富田から裏の永戸へスルーパス、永戸折り返すも、オフサイド。10分、蜂須賀のクロスはキーパー。鳥栖は選手間に、スペースがぼっかり空くことがある。12分、福田のドリブルうからのクロス、流れる。13分、鳥栖の右コーナー。しのぐ。19分、豊田を倒し、鳥栖にベガルタゴール中央30mのフリーキックを与える。しかし、原川はふかす

その後中盤でのせめぎあい。24分、大岩からパスを受けた蜂須賀が、すぐにゴールを横切るセンタリング、ファーサイドからフリーの西村突っ込むが、いま一歩。28分、ベガルタが、相手ゴール前で細かくつなぐが、最後はオフサイド。31分、富田からパスを受けた石原がシュート、ふかす。今日のベガルタはワイドな展開を繰り返すも、なかなかシュートが出ない。

35分、今度は鳥栖が、自陣で回すが、出しどころなし。36分、ベガルタが左コーナーを得る。その後、鳥栖のカウンター、ドリブルで持ち込まれるが、パスミスで助かる。38分、鳥栖のクロスは永戸が押さえる。その後、鳥栖の連続攻撃。
39分、かウンターから裏取られ、フリーのシュート打たれるが、シュミット正面。危ない。41分にも、鎌田がキープしてのえぐり、これはオフサイド。42分、豊田から原川にパスが通り、フリーでシュート許すが、オフサイド。このシュートもシュミット止めている。

結局、前半は鳥栖が調子を上げつつも、スコアレスで終了。

後半。
1分、蜂須賀が石原とのワンツーから左足ミドルシュート、ふかす。2分、富田がパスカット、奥埜から石原へのパスはもう一歩。そして4分、ベガルタの右サイドから鳥栖の吉田が上がって、中央でフリーとなっていた原川にパス。原川が即ミドルシュートを打つと、ベガルタの選手2人に当たってコースが変わり、オウンゴール気味に決まってしまう。これには、さすがに好調のGKシュミットも反応できず。

さらに5分、パスカットされ、富山にシュートされるが枠外。その後は、ベガルタも攻め込むが、なかなかシュートまで行けない。9分、左奥40mでフリーキックを得る。こぼれ球のチャンスがあったが、押し込めず。11分、ベガルタがパスカット、しかしつながらず。13分、鎌田のサイドチェンジは流れる。16分、鎌田に裏を取られ、クロス、豊田のシュートが枠外。危ない。

20分、なかなか打開できないベガルタ。ここで、奥埜、蜂須賀に代え、梁、中野を入れる2枚代え。22分、右ワイドに入った中野が早速ドリブルで仕掛ける。取れそうで取れない独特のリズム。23分、鳥栖がベガルタゴール前で回して、最後は富山の飛び込みシュート、枠外。25分、西村が、相手右エリア角でボールをキープ、反転して左足でのシュート、枠外。

26分、カウンター、梁がドリブル前進、左の永戸へパス。永戸のクロスでコーナーを得る。左コーナー、三田のキックが中央でこぼれるところ、するすると中央に走り込んだ中野が、キーパー前で、左足で軽くコースを変える、落ち着いたシュートで同点!怪我で苦しんだ、地元佐賀東高出身の中野が、御返しの今季初ゴールを決め、力強くガッツボーズ。

27分、鳥栖にゴール前に殺到されるが、次々クリア。鳥栖の左コーナー。原川のシュートは、シュミットがパンチでクリア。30分、中野クロスはキーパー直。中野が入って右サイドが明らかに活性化。また梁がタメを作る動き。ただ、なかなかシュートに行けない。33分、鳥栖は富山からイバルボに代わる。34分、平岡にイエロー。平岡通算2枚目。35分には、増嶋にイエロー。増嶋は通算3枚目。しかし、これは、ほとんど足にかかっていないように見える。

その後、三田が右サイドからの大きなサイドチェンジ。永戸が折り返すが、中央合わず。37分、永戸のロングスロー、ニアで平岡頭で合わせるが、キーパー正面。38分、大岩のクロス、こぼれを西村がダイレクトシュート、キーパー正面。その後、鳥栖のカウンターは、パスミスで助かる。39分、中野のクロスに西村のヘッド、枠外。

その後もベガルタがボールを回す。石原から中野。41分、中央から平岡が突っ込み、フリーキックを得る。35m。三田が浮き球のキック、もう一歩。43分、鳥栖は鎌田に代え、今季ベガルタから移籍の水野が入る。直後、豊田の左ミドルシュート、枠内も、またもシュミットが反応、弾き出す。これで鳥栖にコーナーを与えるが、クリア。44分永戸クロスの低いボールに、左角でフリーだった梁が、ゴール上を狙う突き上げるようなダイビングヘッド、枠外。

追加時間は4分。鳥栖のパスミスを突いて、西村から石原へ。シュート決まらず。コーナーを得る。決まらず。2分、鳥栖のイバルボが、ベガルタ陣でロングスロー、これはクリア。3分、ベガルタゴール前、中央35mの鳥栖のフリーキック、水野が蹴るがクリア。コーナーとなり、これもキッカーは水野。

ここで、ベガルタエリア内で、豊田と増嶋が小競り合い。豊田が執拗に増嶋に絡むので、主審がコーナーの笛を吹かない。時間が、どんどん経過。鳥栖は勝つ気が無いらしい。ここのコーナーで、ベガルタのクリアのキックが小さくなるところ、拾われ、吉田のシュートされるが、ふかす。

さらに、鳥栖のカウンターで、豊田がうまく抜け出しフリーかと思られたが、シュミットが飛び出し、クリア。豊田の一人相撲と、シュミットの好判断が最後も出て、アエウーの苦しい試合でも追いついての勝ち点1。


鳥栖のホームなのに、相手に苦手意識を植え付けるのに成功した。
鳥栖の裏への飛び出しには、何度も苦しめられたが、ベガルタ3バックのカバーリングの連係と、シュミットとの「掴んだ」前への飛び出しで、ことごとくゴールを阻止。増嶋の精度の高いロングボールも使える。

失点では、どまん中が空く課題がまた出たが、攻撃では、西村がうまく動き周り、相手を攪乱。中野が変態ドリブルで調子を上げ、初ゴール。梁もアクセントある攻撃を繰り出して、バリエーションを見せた。フィニッシュはまだ課題。

勝ち点は1だが、次が大いに期待できる内容で、ホームでの対大阪夏の陣に臨める。

シュート数:7-11、CK:3-4、FK:15-20 得点:中野嘉大 (鳥栖)原川 警告:平岡、増嶋 主審:福島孝一郎 入場:10,265人