J1 2015年3月22日（日）16時 ベガルタ仙台0-0湘南ベルマーレ BMWスタ
金園 ウイルソン
野沢 茂木
（奥埜）
梁 富田
石川 渡部 鎌田 菅井
（蜂須賀）
六反
サブは関、蜂須賀、多々良、杉浦、武井、奥埜、西村。湘南は大竹、大槻、高山の3FW、藤田スタメン。ブルーノセザル、山田はベンチスタート。
前半は湘南の速い攻めに苦しむも、粘り強い守備でゴールを割らせず。後半5分の金園のジャンピングボレーは、相手キーパーが、終盤の湘南セザールのエリア内侵入は、六反が止め、互いに決めきれず、スコアレスドロー。渋い勝ち点1。
ベガルタは水曜のナビスコに続き、GKに六反を起用。ウイルソン、金園の2トップとし、奥埜はベンチスタート。湘南は遠藤航が五輪予選で欠場。ベガルタのハモンと湘南のアリソンという、フィジカルのある選手が、ともに出場停止。11,315人が入場。
前半。
いきなり左ライン際のフリーキック。菅井の上がりや、茂木のミドルシュートと立ち上がり5分は、ベガルタのペース。しかし7分頃から、湘南得意の、人数をかけた速攻が出てきて、ベガルタは対応に追われる。8分、大竹にシュートされるが枠外。
10分、野沢の浮き球に、金園が走りこんでシュートするが、バイーヤに寄せられる。今日は、このバイーヤに、ベガルタの2トップは苦しんだ。13分、湘南がフリーキックや、コーナーからヘッドあわせてくるが、枠外。また、ベガルタが寄せる。
17分、菅井がふくらはぎを痛め、自らバツとのことで、急遽、蜂須賀が入る。その後は湘南の攻めが続く。18分高山のミドルシュートは、六反正面。20分にも反転して侵入されるが、シュートミスで助かる。
23分、攻められ続けていたベガルタだが、相手のバックパスをウイルソンが猛然とチャージ、ヘッドで落とすと梁のシュート、弾かれるところウイルソンもシュートするが、クリアされる。その後は、再び湘南の速攻。しかし、オフサイドや、ぎりぎりクリアでしのぐ。27分のコーナーも六反キャッチ。
28分、野沢の裏への浮き球、キーパー。31分、湘南にコーナーを与えるが、渡部がクリア。すると、33分、相手のボールを奪って野沢から金園、最後はウイルソンがドリブルからのシュート、枠外。35分過ぎると、また湘南ペース。しかし、ベガルタもブロックを崩さず、膠着状態へ。40分にはカウンターの応酬、ピンチにもウイルソンが守備するなど、相手のスタートを遅らせる。
前半終了間際には、蜂須賀のクロス、野沢の意表をつくオーバーヘッドのでクロスなどが出たが、シュートには至らず。結局、前半は押されながらも、スコアレスで終了。
後半。
いきなり湘南がコーナー。これはしのいでカウンター、蜂須賀の上がりから逆にコーナーを得る。しかし、金園合わず。
そして5分、中央45ｍの梁のフリーキックから、蜂須賀が右から簡単に放り込むと、金園がキーパーに背を向けた状態から、体をひねりながらのジャンピングボレーでシュート、枠内をとらえたが、湘南のキーパー秋元のファインセーブで弾かれる。惜しい。しかし、見せるプレー。
その後は湘南。コーナーからのヘッドはクリアするが、遠目から藤田にシュートされる。しかしこれもクリア。10分にも高山にカウンターを仕掛けられるが、梁が守備。その後は攻守が激しく入れ替わる展開に。11分の湘南のコーナー2本を守り、13分、野沢がクロスを入れるが、キーパー。15分、永木に運ばれるが、シュートは打たせない。
18分、湘南は菊池に代えブルーノセザルを投入。22分、ウイルソンがドリブルで持ち込んでのシュート、枠外。湘南も寄せが速い。25分、茂木に変わり奥埜投入。いろいろな場所に奥埜が顔を出し、かく乱を狙うが、湘南も永木があちこちでスペースを埋め、ボールを拾って展開してくる。
27分、湘南に回されるが、クロスはミス。ベガルタの奥埜がドリブルで侵入を図るが、止められる。28分、湘南は藤田に代え、古林を入れる。30分、ベガルタが回すが、なかなかシュートに至らない。金園が、サイドから入れたクロスはキーパー。
31分、湘南の攻め、切り返しに蜂須賀がころんでいる間にクロスを入れられ、相手のCB三竿にヘッドを狙われるが、渡部が体寄せてフリーは阻止。33分、梁のイエロー。34分、コーナーを得る。梁のキックは低いボール、シュートまでつながらず。36分、今度は右ライン際のフリーキック。セザルにイエロー。野沢のキックはキーパー。
39分、湘南は大竹に代え山田直輝を入れる。41分、湘南のフリーキックからヘッドされるそうになるが、合わず。43分、ベガルタのカウンター、ロングボール1本から、ウイルソンがキープ、切り返しで一人かわし、左足シュート、わずかに枠外。
44分、今度は湘南の山田、菊池とエリア付近から侵入され、最後はセザルがDFの裏に出てくるが、シュートは六反がうまく足でブロック。危なかった。
追加時間は3分。ベガルタ右サイドから湘南の30ｍフリーキック。すらされるが、ぎりぎりクリア。その後のコーナーを2本つづけられるが、これもクリア。最後は六反がセーフティにゴールキックで時間を使い、結局、スコアレスドロー。
お互いに中3日で、出足の鋭さや、パスの精度がもうひとつの面があったが、共に攻守の早い切り替えと、シュートへの速い寄せでゴールを割らせなかった。わずかにあった決定機も、互いに決めきれず、スコアレス・ドロー。
菅井の足の状態は気になるが、今日の展開で、勝ち点1の積み上げは、よしとするしかないか。必ず次の勝ち点3につなげたい。
シュート数：9-10、CK：5-9、FK：16-13 得点：なし 警告：梁 （湘南）ブルーノセザル 主審：西村雄一