08節:対サガン鳥栖0-3、序盤の好機逸し、サイド攻撃に沈む

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J1 2014年4月19日(土)14:00 ベガルタ仙台0-3サガン鳥栖-ユアスタ仙台



ウイルソン 赤嶺

梁    太田

鎌田 富田
   (武藤)
   
二見 石川 広大 菅井
(鈴木)         

サブは、桜井、鈴木規郎、武井、マグリンチィ、佐々木、八反田、武藤。鳥栖は豊田、池田の2トップ。藤田、水沼、安田スタメン、高橋義希と磯崎はベンチスタート。

桜満開にもかかわらず、10度を切って3月並の冷たい風が吹く、ユアスタ。11,413人。鳥栖サポも100人くらい?スカパーのキャンペーンで、写真撮影会であだっちーこと足立梨花さん、ベガユニを着て来場。社長の退任挨拶もあったらしいが、間に合わず。

水曜のナビスコでは、スタメン全員を入れ替えて、必勝体制できた鳥栖。中2日、怪我人も多く、ベテランでも連投させざるを得ないベガルタは、序盤、ワンタッチパス多用で、相手を崩しにかかり、何度か決定機を作ったが、決めきれず。逆に、鳥栖に、44分、安田の精度の高いクロスに、丹羽にフリーで詰められ失点。いやな流れ。

後半になると、恐れていたカウンター合戦になり、決めきれず、運動量が落ちて、裏を取られ始めたベガルタは、15分にまたもサイド攻撃にフリーを許し、詰めたも ののオウンゴールの形で2点目を失う。試合終了間際にも、前ががりになって、裏を取られて独走を許し、1対1からのだめ押しの3点目を取られて大敗に終わった。

鳥栖は、豊田に無理に集めず、囮役をさせて、2列目から飛び出しての得点。ベガルタとしては豊田は自由にさせなかったが、他の選手についていけなった。中2日でスピード系のチームと、まともにやり合っては厳しい。

ただ、結果は完敗であるが、鳥栖の方もパスミスが多く、またベガルタもパスカットして攻め上がるなど、チャンスは多かった。が、クロスの精度や最後のシュートのところで、枠に飛ばなかったのが残念。

そして失点すると、攻め急ぎから、連携を自ら崩してしまう悪循環。今は、1失点なら取り返し、ドローでもいいぐらいな気持ちでないと持たないのでは。とりあえずは心身共にリフレッシュするところから、始めるしかないのではないか。

前半。
開始早々の20秒、梁からパスを受けたウイルソンが35mのロングシュート、わずかにバーの上。さらに1分、左コーナー付近で赤嶺がフリーキックをゲット。しかし梁のキックは横に流れる。その後は、ベガルタがワンタッチパスでの裏への飛び出し、鳥栖はロングボールでの抜け出しを狙う。6分、鳥栖が縦のロングボールに、池田のヘッド、枠外。

8分、今度はベガルタがカウンターで攻め上がり、コーナーを得る。クリアされる。その後は一進一退。12分、梁から赤嶺とパスが通り、赤嶺がノーステップ左足シュート、やや弱くキーパー。14分、左ライン際の梁から縦のスルーパス、赤嶺が走りこんでクロスを上げるも、流れる。しかし、これまでにない攻撃が出ている。17分鳥栖のコーナー。藤田のキックは関が抑える。

19分、二見のロングスロー、赤嶺はかすったが、ファーの菅井がスライディングでシュート、ポスト!しかしオフサイドの判定。24分、今度は鳥栖の藤田のロングスロー、ファーサイドで豊田がヘッドも関抑える。鳥栖はさらに水沼がロングシュート、ホームラン。28分、ベガルタのカウンター、ウイルソンがえぐってのクロスに、赤嶺のけぞりがなら、キーパーのいないファーサイドへ、浮き球ヘッドで狙うが、枠外。

32分、ウイルソンと梁のワンツーで持ち込むがこれも打ち切れない。32分、ベガルタゴール前で、豊田と石川?が交錯。その後は鳥栖がボールを回す。ロングボールで裏を狙ってくる。41分、菅井がクロスを入れるが、ファールで終了。43分、赤嶺からのパスで走り出たウイルソンが、ハーフバンドのシュート、枠外。

直後の44分、ベガルタ右サイドに、上がってきた安田に精度の高いクロスを入れられ、DFの頭上を越えて、ファーに丹羽にフリーで飛び込まれ、左足で決められ先制、許す。ここまで、むしろ押し気味に進めていただけに、先に失点して選手のショックもあったかしれない。前半は一点リードされて終了。

後半。
4分、鎌田のクロスに赤嶺が低い姿勢でのヘッド、シュート?枠外。さらに太田がエリア内侵入からのクロス、梁のシュート、ふかす。7分、二見のロングスロー、こぼれを富田のボレーシュート、枠外。8分、鳥栖の攻め、ロングシュート打たれるがバーの上。

10分、ここで二見に代え、鈴木が入る。すると13分、その左サイドからクロスを通され、詰めたもののオウンゴールとなって、2点目を取られる。その後のコーナーはしのぐ。16分、関のゴールキックから、ウイルソンが持ち上がり、前の赤嶺へパス、赤嶺フリーでのヘッドだったが、キーパー正面。18分、鎌田のイエロー。20分、富田に代え、武藤が入り左サイドハーフ。梁がボランチに入る。

ベガルタは攻めを急ぐ。24分、カウンターから梁、赤嶺とつなぎ、最後は太田がシュートもDFに当たる。カウンター応酬の様相になる。鳥栖にライン際からのフリーキックパスをつながれるが、なんとかしのぐ。27分、鳥栖安田のクロスに、豊田のヘッド、枠外。29分、ベガルタもカウンター、ウイルソン上がっていくが打ち切れず。30分には、鈴木のクロスにウイルソンつないで、最後は梁のシュート、キーパ。角度が無かった。

32分にも鈴木のクロス、こぼれ球に殺到するが、押し込めず。33分、武藤がドリブルでファールを貰い、左45度でフリーキック。キッカーは鈴木、壁。。35分、鳥栖は金民友に代え早坂入れる。この間、鳥栖の池田、丹羽にイエロー。鳥栖は引いてカウンター狙い。ベガルタ押し上げるが、リズムが良くない。40分には、菅井が上がってシュートも枠外。44分、鳥栖のカウンター、全員上がっていた裏を取られ、鎌田が追うが振り切られて、1対1から早坂に決められ3失点目。ダメを押された。

結局2失点を喫した後、反撃を試みるが、出し手と受け手が離れすぎて相手のカットを受けやすくなり、相手のボールをカットしたり、パスミスを貰ったりして、チャンスになりながら、有効な攻撃になりにくかった。早く点を取りたい気持ちは分かるが、バランスを崩すと、さらに大量失点になる。そこの辺りの「落ち着かせ」プレーヤーが必要と思われる。

バランス重視で、当面は、ロースコアゲームに持ち込んで、最悪でも勝点1を押さえるゲームにしていくしかないのではないか。その中で、攻守の速さをアップしていく。
次もスピード系の清水であるが、勝負の綾は分からない。びくびくしないで、かっつり守り、チャンスを待て。

シュート数:18-9、CK:1-2、FK:19-15  得点: (鳥栖)丹羽、オウンゴール、早坂  警告:鎌田 (鳥栖)池田、丹羽 主審:扇谷健司