29節対名古屋2-1、ウイルソンの2ゴール、ヘベルチのアシストで勝ち切る

  • 投稿日:
  • カテゴリ:
J1 2013年10月19日(土)14:00 ベガルタ仙台2-1名古屋グランパス ユアスタ仙台



ウイルソン 赤嶺

 梁   太田
 (ヘベルチ)(武藤)
松下 富田
(田村)    
石川 角田 渡辺 菅井

サブは、桜井、石川大徳、田村、ヘベルチ、武藤、中原、柳沢。名古屋は永井、玉田の2トップ。藤本、ダニルソンスタメン。矢野、ケネディはベンチスタート。

ベガルタは鎌田、名古屋はトゥーリオが出場停止で、互いに守備意識が高く、ゴールトを簡単には許さない拮抗した展開。ベガルタはシュート数こそ多いが、悉く足元にブロックに入られた。

後半早々、コーナーのこぼれを赤嶺が折り返して、どフリーのウイルソンが押しこんで先制。しかし、

11分、広大がスライディングをかわされ、永井に裏を取られてさらわフリー、最後は玉田に押し込まれ同点。

その後、一進一退で決め手がないまま、名古屋はケネディを、ベガルタは武藤(太田と交代)、田村(松下)、へベルチ(梁)を投入。

そして終盤。残り2分で投入された、ヘベルチのコーナー4本連続で押すが決めきれない。ロスタイム、そのヘベルチのシュートが縦のスルーパスになり、名古屋DFの間を抜けて、ウイルソンの足元へ。ウイルソン、一瞬で裏を取り、左足アウトサイドでワントラップ、反転即左足でたたきこんで、勝ち越し。気持ちいいゴール!

冨田、角田が再三、相手のパスをカット、玉田、永井、藤本に仕事をさせなかった。ウイルソンの切れはいまいちだったが、ポジション取りの良さと、最後はブラジリアン・ホットラインが炸裂して、勝ち切った。
これで5試合残して、ベガルタのJ1残留が確定。


前半。
台風の後に一気に寒気がやってきた仙台。日中でも17度。しかしスタジアムは、次第に熱気を帯びて、最後は熱く燃えた。クライマックスシリーズをやっている楽天と、時間がかち合ったが、15,178人とまずまず。名古屋サポは500人位?

互いに相手のパスを封じる。3分、ベガルタゴール前でボール回すが、赤嶺シュート打てず。その後、一進一退。互いに潰しあう。冨田の出足がいい。8分、ゴール前で回されるが、クリア。また、膠着状態。ベガルタがボールを持つと、名古屋はツー・ラインを引いて、がっちり守る。ベガルタ、なかなか突破できない。15分、カウンターから松下のパスが梁に通り、中央からグランダーのミドルシュート、枠外。ようやく試合が動き出す。

17分、赤嶺がサイドに流れてのクロス。クリアされる。18分、玉田に侵入されるが、角田が体を入れる。20分、ベガルタがボールを回し、最後は太田のクロス。キーパー。その後、田中にドリブルで上がられるが、これも石川がうまく出す。23分、こぼれ球をウイルソンがシュートするが、打ち切れず。24分、右ライン際25mのフリーキックを得る。キッカーは松下。エリア内のファールで終了。29分、名古屋にボールをまわされるが、ラストパスがライン割る。名古屋のパス精度も悪い。

30分、冨田が相手のパスをカット、大きなサイドチェンジを太田に通すが、シュートまでに至らず。その後、右奥35mのフリーキックのチャンス。決まらず。32分、名古屋のカウンター、藤本にシュートされるが、枠外。34分、太田のクロスに赤嶺辛うじてヘッドを当てるが、ヒットせず、キーパー。37分、コーナーのチャンス、ゴール前での混戦、ウイルソン詰めて、最後は石川のヘッド、枠外。

39分、梁から最後は菅井がこぼれ球をシュート、枠外。42分、カウンターからフリーで持ち込まれるが、最後のヘッドは枠外。結局、ベガルタが押し気味も、決定的なシュートは無く、前半は、スコアレスで終了。

後半。
開始早々、冨田と太田がワンツーで攻め込み、コーナーを得る。ここで赤嶺がニアに飛び込み、ヘッドはヒットしなかったが、そのまま自分でクロス、ファーで、どフリーのウイルソンが楽々押し込んで先制。いまいちキレがなかったウイルソンがゴールで目が覚めた。4分にもカウンターから梁とウイルソンで攻め上がり、コーナーを得る。しかし、キーパー。6分、ベガルタがボールをまわして、最後はウイルソンがシュート、コーナーを得る。キッカーは松下。決まらず。

8分、シュートも無い名古屋は中村に代え、ケネディを投入。すると、11分、藤本のパスを広大がカットしきれず、裏を永井に取られ、林と1対1、最後は玉田に押し込まれ、クリアしきれず同点を許す。ベガルタペースで押していただけに、流れを変えかねない得点。しかし、12分、ベガルタがまわしてウイルソンがシュート、ブロックされる。その後、名古屋のカウンター、シュートまで行かれるが、林が押さえる。

15分、冨田がサイドチェンジ、カウンターに持ち込むが、シュートまで至らず。17分、太田に代わり武藤が入る。中盤で膠着状態。23分、梁がパスカットして、クロスも合わず。27分、田中のくロスにケネディのヘッド、林正面。それにしても高い打点。この後は武藤のクロスに、ウイルソンのヘッド、枠外。28分、接触プレーで太ももを痛めていた松下に代り、田村が入り、そのままボランチ。珍しい。

29分、フリーキックからのゴール前のこぼれを押し込めず。30分、カウンターに抜け出たウイルソンがオフサイドの判定。これに不満顔でイエロー。今日は流しまくる主審も、異議にはナーバス。32分、武藤がドリブルから持ち込み打つがこぼれ、これをウイルソンがシュートもキーパー。33分、ベガルタゴールやや左で、名古屋のフリーキック20m。藤本のキックは壁。36分、ベガルタのカウンターで抜け出したのは菅井、最後は梁がエリア付近でボールを持つが、蹴られてフリーキックを得る。カード無し。エリア右角からのキックに、角田がヘッドを叩きつけるが、キーパー。

38分、名古屋はダニルソンに変わり、田口を入れる。39分、冨田のシュート、枠外。40分、エリア内に侵入したウイルソンがシュート、ブロックされるが、コーナーを得る。決まらず。42分、ベガルタのカウンター、ドリブルで独走になったのは菅井。ゴール前でラストパス、赤嶺、猛然と突っ込むが、DFに寄られ決められず。ここで梁に代え、ヘベルチを入れる。44分、冨田のスルーパスにウイルソン、コーナーを得る。

太田、松下、梁がいないので、キッカーはレフティーのへベルチ。相手のクリアに会って、左右2本ずつ4本連続。追加時間は4分間。場内、レッツゴー、センダイが渦巻く。最後まで押し込めなかったが、ベガルタがボールをキープ。ヘベルチがDFの間をグラウンダーでシュート?これを相手の背後に出たウイルソンが、ワントラップ反転、即左足シュートで決めて2-1勝ち越し。菅井も詰めていた。

残り時間、名古屋にファールが多くなって、ベガルタが時間を使い、そのまま勝利。ウイルソンの2ゴール、劇的勝利で、久々にリーグ戦で気持ちよく勝った。ウイルソンは今季も二桁、通算11ゴール。

これでJ1残留が確定。手倉森監督は、通算100勝目を、同じ6年の長期政権で、今季勇退のストイコビッチ監督の名古屋から奪った。

そのストイコビッチ監督は、試合途中、足元に転がってきたボールをリフティングからのキックで、選手に返すサービス?もあり。

さて勝利したものお、上位チームとの差が縮まらず、8位のまま。残り試合全勝で、6位賞金圏内を他力ながら目指す。残り5試合で、6位の川崎とは勝ち点差4。7位FC東京とはまだ試合があるが、当然勝つ。広島、浦和、清水など厳しい対戦が残っているが、6位は目指したい。

尚、この試合では、さまざまな女性優待の企画や、新米配布、試合終了後には15000本アクエリアスが、仙台コカコーラ様より配布されて、サポは益々気分良く、家路についたことだろう。


シュート数:19-4、CK:9-1、FK:17-18  得点:ウイルソン2 (名古屋)玉田  警告:ウイルソン (名古屋)磯村  主審:福島孝一郎