16節対広島2-2薄氷ドロー。ウイルソン先制・同点弾

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2012年J1 6月30日(土)18:30 ベガルタ仙台2-2サンフレッチェ広島 ユアスタ仙台



ウイルソン  赤嶺
       (中原)
梁    太田
    (関口)
角田  富田
  
朴 渡辺 鎌田 菅井
     (松下)    
サブは桜井、内山、田村、松下、関口、中原、柳沢。広島は、佐藤寿人1トップ、高萩、石原、森崎和、ミキッチ先発。大崎、中島浩司ベンチ入り。

試合前に、スカパーのCMソングを歌う、乃木坂46のミニライブ。思ったより、おっかけオンリーの人は少なかった?スタジアムは久々の大入り18,772人。

中2日での試合。互いに取り合った4点はいずれも素晴らしいゴールだった。ベガルタは急速にスピードアップする広島に攻撃に、再三ピンチ。中央で競り負け、左サイドを執拗に破られ、素早いシュート、カウンターにポストやバーに救われること3度。負けゲームだったが、粘りと運もあって、ドロー。

試合開始10分、角田-ウイルソン-赤嶺-ウイルソンの見事な連携から、のウイルソンのゴールで先制しながら、追加点を決めきれず、前半終了間際、佐藤寿人の飛び込みを許し、同点される。

後半になると広島にどんどんチャンスを作られ再三のピンチ。怪我上がりの選手が多いベガルタは、次第にプレーが遅くなる。すると、後半19分カウンターで逆転許し、劣勢のベガルタ。

しかし、33分、前からプレスでバックパスを奪うとウイルソンがキーパーをぶち抜いて、起死回生の同点ゴール。なんとかドローに持ち込んだ。試合後は「ポイチ」のコール。古いサポは広島森保監督に時の流れを感じたことだろう。


ピッチ内練習で広島のサブメンバーには10人いて、鳥篭などをやっている。メンバー多くてもの良いルールだったっけ。

前半。
立ち上がり広島は引き気味、3バックから5バックにして、サイドを塞ぎ、ベガルタも遅攻。開始早々、赤嶺が相手ボールをブロック、梁のクロスに角田がシュートも、枠外。3分、広島エリアでボールを回し、赤嶺-梁とつなぎ、最後は太田のミドルシュート、枠内もキーパー。4分、太田のクロスからコーナー2本、赤嶺のヘッド、狙い済ますが、枠外。6分、右サイドでウイルソンが粘ってキープ、ゴールを横切る早いクロスに、太田、もう一歩。コーナーを得るが、ファールで終了。

8分、角田がボールを奪われ、カウンターを仕掛けられるが、取り返す。そして10分、中央、角田の縦パスをウイルソンが受けて前線の赤嶺へ。赤嶺、囲まれながらも折り返しのスルーパス、ウイルソンDF二人の間を抜けて、キーパーと1対1。西川の逆をついてゴールに流し込み、先制!一連の流れ、ウイルソンの確実性が、実に気持ちいい得点。

しかし、失点して、広島も前に出てくる。12分、広島ミキッチのクロスは直接林。14分、広島がボールを回し、縦の浮球にヘッドを合わせられるが、これがポスト。危ない。さらに、速いパス回しから、速いタイミングでの石原のシュート、枠外。と、先制したものの、試合が難しくなる予感。17分には、ベガルタのバックパスをカットされて、森脇のシュート、枠外。20分、広島がクロスいれるが流れる。さらに攻められるが、ベガルタも囲んで、最後は富田がボールを奪う。24分には、裏を取られ、林が飛び出し、ゴールががら空きでシュートを打たれるが、カバーした鎌田がクリア。

25分、ようやくベガルタも鎌田からウイルソンにパスが通り、ウイルソンのパスにシュートまでいくが、枠外。さらに右サイドで相手のクリアミスを粘ったウイルソンが緩い浮球、これを中央で、赤嶺がDFにつかれていたが、強引に体をねじこみ、ヘッド、しかし弱く、キーパー。32分、ベガルタがボール回し、相手エリア右横でフリーキックのチャンス。しかしファールで終了。その後、梁のパスカットから赤嶺へも収まらず。ベガルタ、今日は動きがいまひとつ重く、広島のプレスにつっかけられる。

35分、石原にドリブルで持ち込まれ、最後は寿人のシュート、これは広大?が体を張ってとめる。38分、ベガルタの左サイド、ミキッチにえぐられ、最後は森崎にループ気味に狙われるが、シュートはネット天井。40分、ベガルタも回して、梁のパスを受けたウイルソンがキープ、最後は速いクロスに中央で赤嶺があわせるが、キーパー正面。42分、梁のドリブルからサイドからのクロス、赤嶺のシュート、キーパー。44分、ベガルタエリア左奥35mの広島のフリーキック。キッカーは森崎。これを回されて、シュートされるが林押さえる。

そして前半ロスタイム、カウンター応酬から森崎がボールをしばきあげるシュート、これは林。さらに広島が左サイドミキッチ?の速攻から速いクロス、2列目から飛び込んできた寿人が、左足アウトサイドでコースを変えて同点とされてしまう。なんと悪い時間帯での失点。前半は1-1の同点で終了。

後半。
いきなり広島のパスミスを攻めて、スローイン連続で地域を前進。すると左サイドからの梁のクロスにファーサイドの菅井がヘッド、決まらず。その後もカウンターから角田、ウイルソンとつないでのクロス。流れる。3分、広島に回されて、最期は石原の左からのシュート、枠外。6分、広島にゴール前で回され、クリアしきれず防戦一方。7分、ミキッチに裏を取られ、フリー。しかしオフサイド。9分、ウイルソンに足払いにいった千葉にイエロー。その後、太田がカウンターから、ひとりでドリブル前進。しかし、3人に囲まれてしまう。10分、ウイルソンのクロスに広大のヘッド、クリアされる。13分、西川が飛び出して、がら空きのゴールにも押し込めず。

14分、広島のコーナーキック。決まらず。16分、広島、佐藤寿人に代え森崎浩司が入る。ベガルタはカウンターから太田が上がっていくがフォローが遅れる。そして19分、チュソン、富田が攻撃参加した裏をつかれ、簡単に中に入れられると、2列から森崎浩司に入りこまれてダイレクトで決めれ、1-2逆転許す。20分、ベガルタも太田に代え、怪我から一ヶ月ぶり復帰の関口が入る。22分、広島も清水に代え、ファンソッコが入る。その後、角田にイエロー。

24分、ウイルソンのライン際のキープからコーナーをゲット。25分、鎌田に代え松下が入り、ボランチ。角田がセンターバックに回る。26分、ベガルタがフリーキック30mmを得る。これは合わず。27分、中央でウイルソン、関口、ウイルソンとつなぎ、速いクロスをニアに入れるが、キーパー。すると33分、富田が広島エリアでプレスをかけ、赤嶺と共にバックパスに追い込んだところ、ウイルソンがキープして、西川も抜いて無人のゴールに決めて同点。中々シュートまで行けなかったところ、またウイルソンが確実にきめた。

36分、散々ミキッチにやられていたチュソンが、スライディングで止め、意地を見せる。その後は互いに疲れが出て、パスミスが出始める。パスカット応酬。40分、広島はミキッチに代え石川が入る。ベガルタも赤嶺に代え中原が入る。43分、広島のカウンター、完全に裏を取られ、どフリーになりかかるが、関口が長躯戻り、なんとか体を寄せる。シュートは林の頭上を抜けるが、バー。救われた。関口の寄せが効いた。

ロスタイムは4分間。相手のパスをカットとした中原がフリー。しかし、前方のウイルソンにパスして、オフサイド。もったいない。自分で打って欲しかった。さらに相手陣でのこぼれ球を中央から中原の強引シュート、DFにブロックされる。結局、そのまま2-2でドロー。首位攻防戦は勝ち点1ずつを分け合った。

ベガルタの方が疲労感があり、後半になると、動き出しが悪く、パスの呼吸が合わなくなった。そんな中で、ウイルソンがひとりライン際のボールを、スピードをいかして、ものにして再三チャンスを作った。

守備では、広島の速いパス回しに大崩れになりそうなところを、なんとかしのいだ。内容的には負け試合だったが、選手としては、コンディションの悪い中、精一杯やったと思う。ただアウエーでのドローをホーム勝ち点3につなげられなかったのは事実。次節、前半戦の最後の試合、神戸戦はアウエーであっても勝利で終わりたい。

シュート数:12-11、CK:5-1、FK:14-20  得点:ウイルソン2 (広島)佐藤寿人、森崎浩司 警告:角田 (相手)千葉 主審:吉田寿光