8節対愛媛1-1、追いつかれ3連続ドロー。林の美技フイ

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2008年 4月 19日(土)14:00 ベガルタ仙台1-1愛媛FC ニンスタ



中島  中原
(佐藤)(平瀬)
梁     関口
      (飛弾)   
千葉  永井

田村 一柳 渡辺 菅井

サブは萩原、富田、飛弾、佐藤、平瀬。富田が初ベンチ入り。木谷の怪我を受けて一柳が今季初先発。渡辺広大とのヤング・センターバックコンビとなった。今日のノルマは勝ち点3。アウエーだから引分けでいいとは誰も思っていない。そのせいか永井らが前半から飛ばすベガルタ。

前半。最初から相手ボールを奪って、押し捲るベガルタ。4分早くもコーナーのチャンス。こぼれをフリーの関口が狙うもヒットせず。6分には、中央でボールをうまくすくった永井が右サイドの流れた梁へパス、これをダイレクトで折り返し、中央で中原が頭で合わせるが、DFに寄せられ、枠外。7分、右サイド奥からのフリーキック、千葉?がニアに飛び込むが枠外。さらに8分、中島のミドル枠外。セカンドボールも悉く拾い、一方的に攻めるのだが、シュートは多くても枠内に行かない。9分、愛媛に初めてカウンターで運ばれるが、一柳がカット。

12分までは一進一退。前半はベガルタの出足良く、愛媛はほとんどボールを前に運べない。それでも13分、パスカットされ、そのまま運ばれて、愛媛大木にドリブルからミドルシュートを枠内に打たれるが、林がはじき出す。16分、梁のスルーパスに中島が裏に抜け、フリーの中央永井へ折り返しも、シュートはヒットせず。17分、逆に愛媛がフリーキックのチャンス。直接ゴールに飛んでくるが、林がパンチング。シュートは少なくとも枠内に飛んでくる愛媛。しかし前半でのピンチはこれくらい。

19分、今度は関口が左サイドを侵入、マイナスのクロスを入れるが、DF。なかなかシュートまでいけなくなってきたところ、25分、一柳の自陣からのフリーキックを中原が落とし、エリア付近で、梁が回転しながらのダイレクト左足のシュート。これがゴール隅に決まって先制。キャプテンの先制弾。しかし、愛媛相手なら1点で勝てると油断したのか、その後は相手に合わせるような展開。パスの連動性が少なくなる。

ようやく27分、梁のスルーパスに走りこんだ関口のシュートも、DF。30分には愛媛ゴールやや左30mのフリーキックのチャンス。これを田村が狙うがチョロで枠内も、キーパー正面。33分、中島のシュート枠外。37分、スローインから梁がサイドへの放り込み、上がってきた菅井が合わせるが、コーナーに。このコーナーから中央で田村が頭で合わせるが、バーの上。40分、相手ゴール左30mフリーキックのチャンス。今度は梁が蹴るが、ふかす。41分、久々に愛媛のカウンターで侵入されるが、林。43分、中島がドリブルで突破、しかしシュートせず、中途半端なクロス。45分、田村のロングシュートは枠外。前半は押しに押していたが、結局1点のみで終了。

後半。
前半の飛ばしが効いたのか、永井、千葉のコンビが前半のようにはボールカットできず、他の選手も待ってプレーするようになり、愛媛にボールを支配され、梁や関口も守備に追われる。愛媛はボールを保持しながら、サイドのスペースに流しては、際どいクロスを次々放り込んできて、ベガルタは防戦一方。それでも中央で踏ん張るベガルタ。4分。6分と跳ね返す。8分、ようやくベガルタのカウンター、ロングボールがうまくキーパーとDFの間にこぼれて、中原触れば、というところで、打てず。逆に愛媛にカウンターで展開される。

15分、縦1本を若林に通され、シュートされるが、なんとか体を寄せて枠外。18分にも愛媛神丸にフリーでシュートされるが、枠外で助かる。19分、ベガルタが久々のカウンター、菅井が上がって右サイド奥から梁にパス、角度ないところから梁がシュートも弾かれる。23分には菅井の縦パスに、中原エリア内侵入も、ブロックされる。24分、中島に代え佐藤が入り、4-2-3-1。しかし、相変わらず愛媛の運動量の方が多い。25分には、ゴール前で回されて最後フリーでヘッド打たれるが、枠外。ベガルタはブロックの守備が相手についていけず、サイドから次々クロスを入れられる。

30分、関口に代わり飛弾が入る。31分、スローインから簡単に入れられ、またもフリーでヘッドされるが、寄せてなんとかしのぐ。35分、永井にイエロー。相手もイエローで、中央35mでフリーキックのチャンス。こぼれ球を梁がシュート、跳ね返るところ永井がループで狙うが、かき出され、コーナー。佐藤のキックは、ファーで中原に合うが、戻りながらのロングヘッド枠外。38分、中原に代え平瀬が入る。

しかしここで愛媛に攻め込まれコーナーを与える。してついに40分、耐え切れずPKを献上。千葉にイエロー。しかし、宮原のシュートを、林が読み良くセーブ。ピンチを救った。雄叫びを上げる林。後はチーム一丸で勝つだけのはずだ。すると早速、大チャンス。平瀬が、相手ゴール前で、パスミスをカット、フリーでキーパーと1対1。これはごっつあん、当然そのままシュート、今日こそ歓喜のマルチで勝利か!と思いきや、なぜかシュートせず横パス。しかも折り返しをヘッドするが枠外。画面には、笑って誤魔化す平瀬の顔が。唖然。

決定機を逃していると、ロスタイムは3分。梁と飛弾など小兵がキープするが、キープに失敗して一気にロングボールを通されると、守備で2対2となって押し込まれ同点弾を許す。そのままジ・エンド。またしても2点目を奪えず、失点を抑えることもできずに、3連続ドロー。


FWがフリーなのにシュートに行かないチームは恐くない。気になるのは、負けと引分けの試合では、後半になるとボランチが疲れて、前のMFが守備に追われ、攻撃が手薄になり、追加点も取れなければ、守備も団子になってほころびが出る。毎回同じことを繰り返しているように見える。ベテランと心中するのではなく、調子を見て機敏な交代も必要ではないか。

今日も安定した林に敗戦から救われ、若手CBも収穫ではあった。しかし、攻撃面では、ボールをキープしてるように見えて、サイドをスピードで切り裂く、ダイナミックな攻撃、ダイクレトなシュート、などは影を潜めている。スペースのないところで、ノーステップで無理やり打つようなシュートが多い。ドリブルでエリア内入って、シュートで勝負に行かない。後半の愛媛のような攻撃が出来て初めて、得点につながるのでは。。。

次ぎの水戸、鳥栖戦と中2日でホーム連戦。簡単ではないが勝ち点6がノルマである。

シュート数:14-11、CK:5-2、FK:25-15  得点:梁勇基 (愛媛)内村  警告:永井、千葉 (相手)横山、星野、赤井 (主審)勝又光司