第77回天皇杯

観 戦 記
1回戦 11月30日(日)13:00 山雅SC(長野)7-0 仙台スタジアム
(6-0)(1-0)
 荒れ模様の天気だったが、なんとか雨は降らずに試合開始。先発は、GK高橋、DF田中、阪倉、古賀、斎藤。MF千葉泰、真中、入井、千葉直樹、FW水内、大倉。立ち上がり10分位は動きが悪く、五分五分の展開。しかしサイドへの球出しが少し早くなってからは、面白いように山雅のゴールを攻撃できた。
 
 10分、千葉泰の左コーナーキックに水内が合わせて先制。20分、古賀から大倉へとゴール近くでボールを回し2点目。27分、大倉のセンタリングを山雅がオウンゴール?、3点目。28分、またまた千葉泰の左コーナーキックに水内が合わせて4点目。30分、斎藤克が右45度から30メートルのロングシュート、5点目。37分、ゴール近くで水内から大倉へ小さいパス、大倉がキーパーを軽くかわしシュート、6点目。もう忙しくてメモを取る暇もない。時々ミスパスから攻め込まれるが、キープ力で差があるので、余裕の守り。しかしだんだん攻めが雑になる。
 
 後半は、阪倉、大倉に代え、谷口、平が入る。真中はCBに下がる。さらに攻め切れない状態が続き、60分に泰にかわり中村を入れるが、前半のような球回しが見られず、時折攻め込んでも平がはずしまくる。それでも70分に入井のセンタリングに水内が叩き込んで7点目。
 点差の割には、横綱相撲という気はしなかった。山雅の闘志あるプレーが良かった。ブランメル、きっちり戦わないと鹿島には勝てないよ!試合の帰り、東の空に虹がかかっていた。次の試合もレインボーの嵐といきたいもんだ。

2回戦 12月7日(日)13:00 順天堂大 0-1 仙台スタジアム
(0-1)(0-0) 
闘志なき者は去れ、と言ったら誰もいなくなった。
先発はGK石川、DF古賀、阪倉、真中、斎藤MF千葉泰、千葉直樹、本明、入井、FW水内、大倉。後半入井→中島、千葉泰→中村、水内→平(時間不明)

スピード、勝利への意志、ボールへの執念いずれも順大が上回っていた。
冷たい冬の雨の中、順大の闘志だけが光っていた。前半6分、ペナルティエリア近くでフリーキックを与え、これを順大只木がカーブのかかった見事なシュートで決め、先制される。以後はマンマークがしっかりしている上に、パスコースを読んだ順大守備にシュートすら打たせてもらえない。

 後半ようやくパス回しが早くなって、何回かチャンスをつくるが、フリーでお膳立てしてもらったシュートが枠にいかない、ゴール前の混戦で勇気あるシュートが見られないなど、やる気のない内容。それに、とにかくボール扱いがイージー。確かに寒くて雨も降っている悪コンディションだったが、これでは自分をアピールするどころではない。
 寒空の中、2000人のサポーターが集まった。ブランメルのオーナーは社長でも知事でもなく県民である。これは象徴的な意味ではない。ブランメルの選手は、いつもオーナーの前でプレーしていることを忘れないでほしい。闘志も見せず結果も出さないで、オーナーにくってかかるプロっているだろうか。

宮城県代表決定戦 9月14日(日)14:00 仙台大学 2-1 県サッカー場
今日も動きが悪く、球出しが遅い。前半29分バックの間を抜かれて先制される。後半ようやくリズムが出てきて、いずれも越後からのラストパスで2点(田中のヘッドとアンテ)を取り、からくも勝つ。GK石川が1対1を3度ほど止めたのにも救われた。ビンクがレッドを貰ったのが痛い。