WE02節:マイナビ仙台レディース2-1AC長野L、プレスに苦戦も要所で決め、最後は「えみる」で連勝

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WEリーグ2022-2023 02節 10月29日(土)14:03 マイナビ仙台レディース 2-1 AC長野パルセイロ・レディース 長野Uスタジアム


ブラトヴィッチ

船木    矢形
(後藤)     
中島  宮澤
隅田
高平 市瀬 西野 國武
(万屋)  (松永) (楓)
松本

サブは、齋藤、佐藤楓、万屋、ポンピルンピラワン松永、後藤。スタメン前節同じ。

AC長野Lは、GK風間、DF奥津、長江、奥川、岡本、MF太田、伊藤、菊地、稲村、福田ゆい、FW瀧澤。福田まい、成田、川船、小澤はベンチスタート。

初戦ホームで快勝したマイナビ仙台レディースは、今節は、アウエーでAC長野パルセイロ・レディースと対戦。

マイナビ仙台Lは、前節と同じスタメンで、4-3-2-1、AC長野Lは4-4-2か。

AC長野Lは、コロナ禍もあったりして、中心メンバーの大久保、肝付がいないなど、メンバーが変わったようだが、チームの戦術は徹底しているように見えた。

元マイナビ仙台レディースの、福田まい・ゆい、奥川、成田は元気にメンバー入りw


試合は、AC長野Lの激しい前プレスと、素早い展開、バンピーなピッチ状況にも悩まされ、中々マイボールをつなげないマイナビ仙台L。

しかし、前半で、GKの2つのミスを突き、きっちりと、矢形、ブラトビッチが得点を上げ、2-0とリードできた。

後半も、相手のプレスとワイドな攻撃に苦しめられ、9分に、コーナーから1点を返されるが、追加点は与えず。

終盤には、「鹿島る」ならぬ、「えみる」というべき、割り切りプレーをやり切って、勝ち切った。

立ち上がりからプレスに苦戦

内容的には、非常に苦しい試合だった。

AC長野Lのシュートは、マイナビ仙台Lの3倍の15本。前・後半、万遍なく打たれた。

AC長野Lが、いい距離感で、ものすごい勢いで次々、前プレスをかけて、パスコースを塞がれる。体をぶち当てるのも厭わない。そして、宮澤、中島には複数人で囲み、ボールを奪いに来る。

ピッチは、かなりあちこち掘れている状態で、トラップやグラウンダーが少しでもぶれると、狙われた。

さらに、両サイドを執拗に攻められて、クロスを入れられる。なんとか、シュートには寄せてはいたが、フリーの決定機も与えており、相手のシュート精度が高ければ、違う結果になっていただろう。

相手ミスを逃さず得点につなげ、前半で2-0とリード

それでも、勝利できたのは、前半の2回、いずれも相手GKのミス(というにはかわいそうだが)を確実に、10分、39分と、いずれも得点につなげたこと。そして、最後の割り切り。

⚽10分の得点は、相手のゴールキックが、左サイドの高平の前に飛んできて、すかさず中島につける。

中島反転から、視野広く、右サイド裏への絶妙のクロス、矢形が走り込んで、DFの背後で受け、右足ダイレクトでシュート、決まって1-0

中島のパスの精度が高く、矢形も力まずに決めた。矢形は2試合連続ゴール。那須川天心パフォも披露。

⚽39分の得点は、AC長野Lのキーパーがペナ内パントキックまでに、6秒超えて手に持ったというファール。実況ではラインを踏んだとあったが。これで、ペナ内側での間接フリーキックとなった。ちょっと厳しいジャッジ。

さて、ペナのラインすぐ内側、中央やや右でのフリーキック。矢形は、スラッキーこと、ブラトヴィッチに、ジェスチャーで、ボールを自分が一度踏むから、蹴ってと示す。

これをスラッキーが、グラウンダーで、壁の脇を抜けてファーサイドに、強烈に蹴り込み、ゴール!2-0

リーグ戦2試合目で、スラッキーにもゴールが出て、開幕2試合で、スタメンFW陣が全員得点と、いい流れである。

ここ2試合、スラッキーは、なかなかシュートチャンスがなかったが、守備ではプレースバックでかなり体を張っており、貢献度はあるのだが、やはり点が欲しかっただろう。笑顔。

チームメイトに教えられてた「命!」パフォーマンスも控えめにやっていたw

後半もプレスに苦しみ、コーナーから失点も、踏ん張る

後半、AC長野Lは、左MFの福田ゆいを、川船に代える。そして、どんどん圧をかけて来る。

⚽マイナビ仙台Lの失点は、後半9分。右コーナーから菊地にコーナーキックを直接決められた。ファーのポスト上部に当たって跳ね返る、敵ながら見事なキックで。これは、どうしようも無い。

28分には、左サイドを攻められ、奥津からのパスを走り込んだ稲村にダイレクトで打たれるが、サイドネットなど、後半もシュート9本を浴びた。

後半も通して、AC長野Lに攻められる時間が多く、カウンター仕掛けても、すぐ囲まれて、シュートできない苦しい展開だったが、失点は、1点に留めた。

失点後の13分には両サイドを佐藤楓、万屋に代え、相手のサイド攻撃に対抗。

31分には、CB西野と、右サイドの楓のポジションを入れ替え。

39分には、再三カウンターで、ドリブルを仕掛けていた船木に代え、後藤を入れ、4-4-2にするなど、様々に修正を試みた。

AC長野Lも39分、菊地に代え成田、瀧澤に代え小澤を入れて、プレスを維持する。

AC長野Lの攻守の切り替えの速さに、マイナビ仙台Lの後半のシュートは、28分、コーナーから、スラッキーのヘッドの1本止まり。

最後は、秘儀「えみる」で逃げ切る

ただ、それでもリードを保ち、勝ち切った。

試合終盤には、去年まで見られなかった、徹底した時間使い。

後半42分ごろに、GK松本が「終わらすぞー」と声をかけたのが合図。ベンチから指示があったのだろう。


まず、AT1分に得た右コーナーで、中島が、ボールを1回踏むだけで、すたすたとコーナーを離れる。ボールはコーナーに置いたまま。

守備で、自陣ペナ付近に離れていたAC長野Lの選手は、一瞬唖然。コーチの声で、慌ててコーナーに行くが、そこを囲む。

それだけ相手の起点が下がるわけで、さすがに引き出しが多い、百戦錬磨の中島姉さん。

その後、西野が足攣りになったのは、偶然だと思うが、AT2分には松永に交代。枠が残っていてよかった。

その後は、攻められても、割り切りった蹴り出し。

GK松本はゴールキックは外へ。相手のスローインも、宮澤がつながず、ヘッドで外に出すなど、約4分間を時間使いに費やした。

これを中島依美選手にちなんで、「えみる」と勝手に命名w

最後AT4分に、左ライン際でフリーキックを与え、放り込まれるが、ここはGK松本が飛び出して、抑え込み、2-1と逃げ切りに成功。

勝ちながら修正

苦しい試合ながらも、流れからの失点は許さず、前半のチャンスを決め切る決定力を見せ、2連勝。スラッキーにも、リーグ戦初日。結果は上々。

ただ、冬場のピッチは、ユアスタ含め、バンピーな所も多いだろうから、ボールが走る練習場でも、強いパスでの受け渡しが必要ではないだろうか。

また、ボール保持者が寄せられた時の、回りの選手の動き出しも、もう一段向上させて、ワンタッチを増やしていきたい。

さらなる勝利を目指して。


シュート数: 5-15 CK: 3-6  FK: 9-7  得点:矢形海優、ブラトヴィッチ (AC長野L)菊地まりあ  警告:なし  主審:山本真理  入場:1,182人