38節:ベガルタ仙台2-2いわき、連動の攻撃で一時逆転、守備はまだ課題

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2023 J2 38節 10月8日(日)14時03分 ベガルタ仙台 2-2 いわきFC ハワイアンズスタジアムいわき


山田
(ホヨンジュン)
氣田 中島 松崎
(齋藤)(菅田)(郷家)
   鎌田  
 長澤    
 (エヴェルトン)    
秋山 福森 小出 真瀬
       

氣田が2試合連続PKゲットで決め、鎌田が久々のゴール

サブは松澤、菅田、松下、エヴェルトン、郷家、齋藤学、ホヨンジュン。

いわきは、GK高木和、DF宮本、家泉、江川、MF下田、杉山、岩渕、山口、山下、FW吉澤、谷村。有田、芳賀、永井、河村はベンチスタート。

前節、アウエーで町田を3-2と下し連勝、勢いに乗るいわきFCと、アウエーで対戦。勝ち点も同じ43。

いわきは、スタジアム名称変更初の試合ということで、4,889人でチケット売切れ。ベガサポも1000人弱は詰めかけたか。


ベガルタは、真瀬が2カ月ぶりにスタメン、フル出場。久しぶりに右SBで躍動したのが今後につながる。ただ、この試合では、もうひとつ点に絡めず。

試合は、いわきの攻勢の時間が長く、先制を許したが、ベガルタも連動から2得点して、一時逆転。

攻撃では徐々に成果が見られた一方、守備では、両サイドから厳しく攻められ、2失点でドロー。小出、福森の調子は上がっているものの、サイドやボランチとの連携など、守備の方には、まだまだ課題が見られた。


ただ、先制されると、ほぼ勝てないという今季の中で、アウエーの試合の中で修正を図り、一時は逆転。

球際勝負でも、やられ放しでなくなったのは、ようやく地に足が付いてきたということで、前進はしている。

既に、昇格の可能性はなくなったが、既に来季に向けてのリスタート、個々の選手の中で始まっている。

毎試合、前進し勝利を目指すことが、次につながると思う。


試合は、いわきが両サイドに振りながら、裏に走り込み、特にベガルたの左サイドの裏をついて攻勢。

前半は、ベガルタの左サイドを杉山が、後半は右から左に移った谷村に、フリーで走り込まれ、先制弾、同点弾につなげられた。

ベガルタは、前半30分までは、いわきの攻勢に、反撃もままなならかったが、山田、中島が間に立ってボールを受け、ワンツー利用でサイドの選手を上げ、徐々に攻撃のリズムを掴む。

球際勝負も、カードを随分もらったものの、ひるまず当たって、一方的な相手のリズムになることを阻止。攻め合いの試合に持ちこんだ。


ベガルタの2得点は、いい流れを作ってのもの。

前半35分の氣田のPKは左サイドで、秋山、氣田、中島とつなぎ、こぼれたところを、最後は氣田がDFの死角からペナ左から侵入し、PKゲット。これを氣田が自分で2試合連続で決めた。

後半12分の鎌田の得点も、中島が背後に浮き球、ペナ内に右走り込んだ山田が受けて、反転から左足でクロス。中央に氣田が走りこんで3人を引き付け、ファーにフリーで走りこんだ鎌田が、ダイビングヘッドと、連携が嵌っていた。


前半
いわきは4-1-4-1、ベガルタは、4-2-3-1的なw

いきなり、いわきの杉山がが、ベガルタの左から侵入、ここはクリア。

序盤から当たりが激しい両チーム。いわきがピッチを広く使って攻勢。ベガルタしのいでカウンターも押し返される。

癖のあるピッチに慣れないベガルタは、しばしば芝にスパイクを取られ、転ぶ。

4分、真瀬が上がってクロス、右コーナー。決まらず。

8分、右コーナーの後、山田からパスを受けた中島が、シュートもヒットせず。

9分、いわきの右コーナー。山下のキックに家泉のヘッド、バーの上。

12分、ベガルタ、左45度ペナ角でフリーキック、さらに左コーナーを得るが、決まらず。

⚽18分、いわきが右から左へ展開。杉山がフリーでポスト際へのクロス、弾き返せず、走り込んだ岩渕がポスト際から押し込んでゴール、0-1

25分、長沢がひっかけられ、いわきのカウンター、宮本のミドルシュート、枠外。

26分、真瀬上がってのクロスもライン割る。

30分を過ぎると、ベガルタもワンタッチなどで、チャンスを作り始める。

⚽35分、秋山から中島、こぼれたところペナ左から侵入の氣田が、家泉に足をひっかけられ、PKゲット。
氣田がPKを自分が決め、1-1と同点。氣田は2試合連続、今季6点目。

36分、いわきに、小出のパスをカットされ、カウンター受けるが、しのぐ。

37分、氣田のドリブルから秋山、中央の中島につなぐと、30mのミドルシュート、ポスト!
弾かれたボールにも、山田が詰めるが、ボールの勢いが強く、枠外。

40分、いわき山下のアーリークロスは、林がキャッチ。

42分、鎌田からのパスにペナ内の山田、トラップ合わず、打てず。

追加時間は3分間。

前半、ベガルタのシュート4本、いわきが5本。

後半
いわきは、ベガルタ左サイドを攻略していたMF杉山に代え、FW有田を入れる。

2分、いわきがワンツーで速攻、最後は谷村がシュート、林正面。

4分、いわき、ロングボールから谷村がシュート、枠外。

8分、松崎から鎌田へスルーパス、合わず。

⚽12分、中島から右裏の山田へ浮き球パス。山田が左足で折り返すと、氣田がDF3人を引き付けて、ファーに走り込んだ鎌田が、フリーでダイビングヘッド、2-1と逆転。
鎌田は今季2点目。

先制されて、逆転まで2点取れたのも久しぶり。

15分、真瀬にイエロー。

これで、いわきが右角25mでフリーキック。山下のキックに、戻りながら吉澤がフリーでヘッド、枠外。

18分、いわき谷村にイエロー。

21分、いわき、吉澤に代わり永井が入る。谷村が右から左へ回る。
ベガルタは松崎に代え、郷家が入る。

⚽23分、いわきが左サイドのスローインからつなぎ、谷村が裏に抜けて折り返しのパス、郷家がクリアしきれず、こぼれたところを、入ったばかりの永井に押し込まれ、2-2と同点。

いわき田村監督の思惑通りの点になってしまった。

24分、いわき、ペナ左角35mでフリーキック。家泉のヘッドは枠外。

29分、郷家にイエロー。

30分、真瀬上がってのクロスを、いわきの選手がハンドしたものの、ファール取られず。

31分、いわき、岩渕に代わり河村が入る。

33分、ベガルタエリアで、有田が小出と競るが、小出が体を入れて守る。

35分、ベガルタが、山田に代えホヨンジュン、長澤に代えエヴェルトンを入れる。

38分、いわき、山口に代え、芳賀が入る。

39分、ベガルタ、鎌田の横パスを受けた、中島がダイレクトでシュート、ヒットせず。

39分、ホヨンジュンにイエロー。

終盤、互いのコーナー取るも、決め切れず。

追加時間は6分間。

1分、鎌田が右へ展開。フリーであがった真瀬がぎりぎり追いついてクロスも、ヒットせず。

2分、ベガルタ、中島に代え菅田、氣田に代え齋藤学を入れ、3バックとする。

3分、いわきの右コーナー、山下のキックのこぼれ、芳賀が反転シュート、枠外。

4分、いわきエリア中央35mでフリーキック。鎌田のキック、こぼれをエヴェルトン押し込むが、その前にファール。

5分、エヴェルトンにイエロー。

結局、試合は、先制されたベガルタが後半逆転するも、追いつかれドロー。共に勝ち点1を分け合った。

後半のシュートはベガルタ3本、いわき6本。

シュート数:7-11  CK: 3-3 FK: 15-21  得点:氣田亮真(PK)、鎌田大夢 (いわき)岩渕弘人、永井颯太  警告:真瀬、郷家、ホヨンジュン (いわき)谷村  主審:高崎航地  入場:4,889人