20節:ベガルタ仙台2-3磐田、序盤の2失点重く、郷家、遠藤がゴールも敗戦

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2023 J2 20節 6月11日(日)13時05分 ベガルタ仙台 2-3 ジュビロ磐田 ユアスタ仙台



中島 中山
(ホ) (相良)
氣田    郷家
(遠藤)   
鎌田 エヴェルトン
       (梁)
内田 菅田 若狭 小出

1-2からの磐田の守りを崩せず

ベガルタは小出、若狭が久々スタメン。サブは、小畑、秋山、梁、相良、フォギーニョ、遠藤、ホヨンジュン。

磐田は、GK三浦、DF鈴木雄斗、伊藤、リカルドグラッサ、松原、MF藤原、上原、松本、山田大起、ドゥドゥ、FWジャーメイン良。後藤、金子、山本康裕はベンチスタート。

今節は、3連勝へ、かつ、ホーム3連勝へのチャレンジ。同じ勝ち点30で並ぶ磐田と、ホームで対戦。

梅雨入りの仙台は、朝から雨。昼には少し明るくなったものの、霧雨や小雨が、間断なく降るユアスタ。

スリッピーなピッチを活かして、ホームの有利さを活かしてほしかったが。。。

開始8分での2失点が、最後まで重かった。


それでも、試合全般では、ビルドアップや連携では、磐田と五分五分の戦いが、できていたと思うし、以前のベガルタとは違うが、勝敗を分けたのは、細部。

ラストパスの精度は、磐田に分があった。

磐田のワントップ、ジャーメイン良が、フィジカルを活かしたポストプレーや、守備でのプレスで、ベガルタを悩ませた。

また、ベガルタは、厳しいプレスを受け、味方同士の距離感が、いい時の感じにさせて貰えず、ペースダウン。

ボールは持っても、攻撃が渋滞する時間が長く、追いつけなかった。

磐田ゴール前では、ラストパスのところで、グラッサにクリアされて、何回かチャンスを逃した。

2点は返したものの、磐田に両サイドのスペースは固められ、サイドに追い込まれて、時間をうまく使われた。


きれいに崩す事も大事だが、角度無くても大胆なシュート、強引にペナ内に仕掛けるプレーも増やしたい。

もう一度、球際の厳しさ、攻撃のテンポを思い起こして、一つ勝つところから始めよう。

前半
ベガルタは、キムテヒョンが出張、真瀬の怪我もあり、小出を右SBに入れ、中山をスタメンとした4バックでスタート。

磐田は、ジャーメインがワントップの4-2-3-1。

開始8分で、いきなり2失点。いずれもスリッピーなピッチを磐田に利用され、GK林の前でバウンドしたFKやクロスが、ゴールになってしまった。


1分、蹴り込まれたボールへの寄せで、ファールを取られてしまい、ベガルタエリア中央やや左25mでフリーキックを与える。

⚽2分、ここで藤原が右足インサイドでボールをしばきあげ、ゴール右前にボールを落とすと、ワンバンで変則回転のシュート。これをGK林が弾き損ね、ゴール中央へ跳ね上がるとろこを、素早く突っ込んだ鈴木雄斗に押し込まれた。0-1

ピッチを見て、仕込んだプレーだと思う。林もボールの回転が分からなったのだろうが、できれば、ゴール外へ弾いてほしかった。

いきなりの失点だが、ベガルタも反撃。

3分、中島から右の郷家へ。クロスに中山もう一歩。

5分、ジャーメインの肘が菅田に入り、ファール。

⚽7分、ベガルタエリア右でスローインを与える。ライン際から上原がクロス。これに磐田のヘッドは合わなかったが、林の前でバウンドしたボールは、ファーのゴール内へ、決まって0-2

目の前の選手で死角だったか。何とか反応して欲しかったが、上原もスピンをかけたキックで、想像以上に曲がったということか。

その後、中島が3人に囲まれたり、中山がグラッサにボールを奪われたりと、磐田の守備の強度が高い。

10分、競り合いで、若狭の顔面にドゥドゥが肘打ち。口の中を出血で、一時ピット外。VARだったらイエローが出たかもしれない。

さらに、鎌田がボールを持つと、厳しくチャージしてくる磐田。

⚽それでも12分、
ベガルタがボールを回し、氣田、エヴェルトン、中島とつなぎ、左サイドからシュート性のクロス、ペナ内左に寄っていた郷家が、ヒールで触り、これがゴール。1点返し1-2

郷家は今季6点目にして、ホーム初得点だが、まだリードされてるので、すぐに試合再開。

序盤で2失点したものの、4分で、1つ返したので、反撃ムードが高まった。

しかし、その後の磐田の守備が手堅かった。4バックが、コンパクトにスライドして、サイドのスペースを締める。

それではと、ベガルタがロングボールを蹴るが、なかなか前と合わない。

中山にはグラッサが体を当て、反転させない。

16分、菅田からの縦パスが中山に通り、氣田に渡して、クロスもオフサイド。

19分、磐田のロングボール、ジャーメインキープからのシュート、林正面。

22分、中山の落としから、中島、シュートは打てず、回す。最後は菅田の縦パスが流れる。

その後、磐田が後ろでゆっくり回す。

26分、中盤でのボールの奪い合い。

28分、磐田、山田から松原のクロス。DFの中央に走り込んだジャーメインが、フリーでヘッド、枠外。

30分、ベガルタも、再三いいクロスを上げる磐田の松原に、3人で囲みにいく。

以降、カウンター応酬。ベガルタはシュートまでいけない。

32分、磐田は上原、松原とつないで、最後は山田がシュート、これはブロック。

30分、磐田鈴木雄斗にイエロー。


33分、中島が中央でキープ、左足シュートはブロックされる。これで左コーナー。ショートコーナーから再び中島クロスも流れる。

36分、磐田がボールを回すが、右サイドまで詰めた内田が守備。

その後、ベガルタがボールを持つが、磐田のプレスで、ミスも出る。

42分、エヴェルトンが持ち上がるが、カットされ、ジャメからの山田、折り返してジャメがシュート、枠外。

43分、ベガルタが回し、小出のクロスを中山が落とすも、つながらず。
その後も、キープ。小出が走り込むが、パスは合わない。

44分、磐田、ジャメの落としを松本がフリーでシュート、林が弾いたところ、ジャメがボレーで狙うが、空振り。危なかった。

追加時間は3分間。
パスを受けた中山が、左に流れながら反転シュート、グラッサにブロックされる。
これで、右コーナー。中島のキックに菅田のヘッドは真上に。クリアされる。

その後、菅田を前に残したまま、林が自陣からロングキックもシュートは打てず。

3分、左サイドでパスを受けた氣田がタメ、内田が背後から追い越して、えぐってクロスの得意パターン。こぼれを中島シュートも、ブラッサクリア。

結局、12分以降は点が入らず、1-2とリードされて前半終了。


後半。
磐田は、ベガルタの左サイド側松本に代え、金子を入れる。

ベガルタは攻撃時に若狭、菅田、内田の3バック気味になる。

開始早々、ロングボールから中山が裏に出るが、グラッサに阻まれる。

2分、ベガルタが磐田ペナ左横でフリーキックを得る。中島が直接狙い、キーパーパンチング。こぼれを鎌田シュートもクリアされる。

6分、磐田が右コーナー。藤原のキックはクリアは、こぼれを金子がミドルシュート、クリア。

8分、磐田、金子が左裏を取り、菅田がブロックで、左コーナー。藤原のキックはニアでクリア。

12分、小出がかわされ、松原が侵入も、ラストパスは合わず。

13分、磐田、松原からパスを受けたドゥドゥがドリブルでひとりで持ち込み、シュート、これは林正面。

14分、菅田のサイドチェンジから、氣田が落とし、エヴェルトン、走り込み遅れる。

15分、小出のクロスは流れるが、氣田がキープ、シュート狙うがブロックされる。


17分、ベガルタ、中島に代え、ホヨンジュン、中山に代え相良を入れる。
磐田は、山田大起に代え、191cm、高校生の後藤を入れる。4-4-2か。

17分、磐田が右奥35mのフリーキック。伊藤のヘッドは枠外。

その後は、ベガルタが回してチャンスを窺うが、なかなかいいラストパスを入れられない。

22分、ようやく若狭からホヨンジュンにパスが通りい、落とし、若狭フリーだったが、シュート打たず。
氣田に振って左からのクロス、流れる。

23分、しかし、今度は磐田、後藤からパスを受け、ベガルタ左に流れたジャーメインが右足でシュート、ポスト。危ない。

その後、小出、内田がパスを出すが、前線と合わない。

25分、若狭のロングボールがペナ内の郷家に通るが、トラップが一発で決まらず、寄せられしまう。

ベガルタが引き続き、磐田ゴール前でパスをつなぐが、シュートまで行けない。


29分、ベガルタ、氣田に代え遠藤、小出に代えフォギーニョを入れる。
遠藤トップ下、3バックで相良とフォギがWB的。

30分、フォギーニョがパスカット、侵入して右からクロス、鈴木に阻まれる。

⚽31分、磐田カウンター、金子が左から斜めに引き付け、背後の後藤がフリー。シュートは菅田がブロックも、ボールが巻いて後ろにループ気味、林の手先を越えて決まり1-3
これが痛かった。

32分、上原に代え山田を入れる。

以後もベガルタのパス回し、ゴール前で左右に回すだけで、シュートまで行けない。

36分、磐田エリア右奥30mでフリーキックを得る。遠藤のキック、オフサイド。

39分、ベガルタ、エヴェルトンに代え梁が入る。

40分、ホヨンジュンと磐田選手が絡んでいる内に、時間が経過。

42分、磐田、松原のクロス、伊藤がヘッドで折り返し、ここは菅田ガクリア。

43分、磐田、セカンドボールを回収し、回す。

⚽45分、若狭のロングボール、ホヨンジュンが落とし、拾ったフォギーニョが横パス。侵入した遠藤がDFを腕でブロックして、倒れ込みながら左足でねじ込み、ゴール。2-3。

遠藤、これが今季初ゴール。去年の8月以来、久しぶりの得点。ようやく狙った形で点が取れた。

追加時間は5分間。
AT1分、磐田は藤原に代え、小川大貴を入れる。

1分、磐田、ロングボールから金子が侵入、これはCBで挟む。

2分、磐田ペナ中央25mで、遠藤がうまくファールを貰い、フリーキックを得る。キッカーは遠藤。
慎重に狙うが、キックはバーの上。

4分、磐田の金子が左ライン際でキープ。スローインとし、時間を使う磐田。

結局、そのまま試合終了、2-3と、今節は「直接対決」で敗れた。

後半のベガルタのシュートは、2本、磐田が4本。キープしていても、シュートまでは打たせて貰えなかった。


後半入ったホヨンジュンが、ポストプレー、ボールの収まりで、見せるところがあり、遠藤のゴールにつながるなど、力の一端を見せた。

他選手との連携が高まれば武器になるはず。


シュート数:6-10  CK:3-2  FK:14-17   得点:郷家友太、遠藤 康 (磐田)鈴木雄斗、上原力也、後藤啓介 警告: 鈴木雄斗  主審:福島孝一郎  入場:12,753人

この試合では、応援アンバサダー「いぎなり東北産」のミニライブ、アンバサダー就任の、動画クリエイター「かっつー」さんの登場あり。

またバーチャルライバーグループ「にじさんじ」所属の VTuber、緑仙(リューシェン)さんによる、ベガルタとのコラボ応援歌「WE ARE YOU」も披露された。