33節:対横浜2-2、ベガルタ躍動、多彩な攻め見せるも決めきれず

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2017J1 33節 2017年11月26日(日)13:00 ベガルタ仙台2-2横浜Fマリノス ユアスタ仙台

石原

野津田 西村
  (クリスラン)
蜂須賀  古林
    (菅井)
三田 奥埜

増嶋 大岩 平岡
  

サブは、石川慧、菅井、梁、茂木、クリスラン、野沢、ジャーメイン良。横浜FMは、天野、前田、ウーゴヴィエラ、ダビドバブンスキー、中沢スタメン。伊藤翔、中町はベンチスタート。

ホーム最終戦。立ち上がり5分、25mのフリーキックを、天野に鮮やかなバナナシュートで決められ、先制許す。
しかし、出足のいいベガルタはパスカットから、ワイドな展開、ワンタッチプレーでチャンスを作る。19分にコーナーから大岩、28分、フリーキックから石原が決め一気に逆転。

その後も、ベガルタが、マリノスのお株を奪う展開を見せるが、追加点が奪えず、終盤へ。互いに疲れが見える終盤。ベガルタは、フリーキック後のシュートから、オウンゴールを与える。

その後、クリスラン、菅井を投入も、追加点を奪えずドロー。成果も確認できたが、上に行くための課題も見えた試合。


強風が吹くユアスタ。気温は少し上がって、前半は、風もまだ冷たくはなかった。場内ほぼ満員。人文字は「上へ」。

前半。
立ち上がりから出足のいいベガルタ。しかし、序盤は回される。2分、横浜FMのコーナー、ヘッドでクリアし、カウンター。三田から石原へのパスは流れる。4分、ベガルタエリア中央やや左、25mで横浜FMがフリーキック。キッカーは天野。左足で、しばきあげたボールは、鋭く曲がり落ち、いきなり決められる。0-1。これは、中村俊輔を彷彿させるシュートで、どうしようもない。

6分、ベガルタがボールを回す。蜂須賀から西村、打てず。7分、中央やや左25mのフリーキックを得る。決まらず。9分、平岡のロングボールが、古林に通り、古林のクロス、石原もう一歩。以降、ベガルタが、スペクタコーな展開で、攻め続ける。12分には、古林から三田のシュート、ブロックされる。

13分、中央石原から右の古林へ、シュート性のクロスは、クロス・バー。跳ね返ったところを、石原がヘッドするも、バーの上。ベガルタも決定機。14分にも、左蜂須賀から右の古林、中央石原もう一歩と連続攻撃。16分にも、蜂須賀のクロスに、石原のヘッド、キーパー弾くところに、古林詰めるが、押し込めず。18分、増嶋の大きなサイドチェンジに、古林がダイレクトボレーでのクロス、これでコーナーを得る。それにしても、惚れ惚れするような古林のクロス。

ここの右コーナー、三田のキックに、大岩のヘッド、増嶋ヘッド、西村シュート、こぼれたところの混戦から、大岩が押し込んで、同点1-1。大岩今季3点目。守備で、横浜FMのFWを無力化していた大岩だが、ゴールも決めた。19分、ベガルタエリア40mでフリーキックを与えるが、しのぐ。その後、動きのいいベガルタは、球際で悉く勝ち、プレスの甘い相手に対して、テンポよくボールを回し、ワイドな展開も織混ぜて攻勢。しかし、なかなかシュートへは行けない。

25分、パスカットした野津田から西村へパスが通り、ひとりかわして、右からの強烈シュートを西村が打つが、キーパー正面。26分にも野津田がつないで、スピードにのった古林のクロス。27分、右奥30mのフリーキック。平岡がヘッドで落とし、中央石原が落ち着いて、右足トラップ即右打ちの、技ありシュートで押し込み、2点目。石原は公約達成、今季10点目。前半で逆転するのも珍しいベガルタw

28分、横浜の攻撃を奥埜が戻りカット。30分、野津田のパスから古林がシュート、ブロックされる。さらに、野津田、奥埜とワンタッチでつなぎ、最後は石原、カットされる。32分、平岡のロングボールが裏へ、古林もう一歩。33分、バブンスキーのシュートは関がカット。34分、横浜FMのカウンター、奥埜がカット。奥埜の運動量とパスカットが生きている。

35分、横浜FM、ようやくDF山中が、ひとりでドリブルで持ち上がり、シュート、決まらず。ベガルタもすぐ、三田、野津田、石原とワンタッチでつなぐが、もう一歩。36分、古林のクロスからコーナーを得る。これはクリアされる。38分、横浜FMが左コーナー。これもベガルタクリア。39分、三田のサイドチェンジから古林。倒されフリーキックを得る。右角30m。三田のキックは、枠内キーパー前に落とすも、キーパーにキャッチされる。

42分、三田が、相手エリアで、バランス崩しながらも粘ってキープ、折り返し、これを蜂須賀フリーでシュートも、枠外。43分、ミロシュ デゲネクにイエロー。44分、横浜FMもクリアミスで、コーナーを得る。追加時間は2分。これは決まらず、カウンターを受けるが、囲んで阻止。前半は、2-1とリードして終了。

後半。
開始15秒、石原のシュートは決まらず。後半は横浜FMも球際に強く来るようになる。52秒、横浜FMのクロスからバブンスキーのシュート、枠外。2分、平岡のパスミスを拾われて攻められるが、しのぐ。3分、横浜FMがボールを回し、左コーナーを与える。これはしのぐ。その後、6分頃まで、激しくボールの奪い合い。7分、横浜FMが、横に流れながらシュート、枠外。

8分、三田、蜂須賀とつなぎ、最後は野津田のグラウンダーのシュート、枠外。これでコーナーを得る。決まらず。11分、スローインからつないで、奥埜が左足のミドルシュート、枠外。12分、西村がドリブルで侵入、最後は石原が、枠内シュートも決まらず。13分、横浜FMエリア左角でフリーキックを得る。山中にはイエロー。決まらず。15分、ベガルタがボールを回す。この後、スローインの遅延?で増嶋にイエロー。

16分、横浜FMエリア右奥30mで、フリーキックを得る。そこから増嶋のクロスに平岡のフリックヘッド、枠外。さらに、蜂須賀のクロスに石原のシュート、キーパー正面。19分、野津田のロングシュート、キーパー。20分、古林からパスを受けた西村、反転即左足でシュート、枠内も弱くキーパー。しかし、ナイストライ。

21分、横浜FMはイッペイ シノヅカに代え、遠藤を入れる。22分、横浜FMが、ベガルタエリア左角でフリーキック。これはきまらず。さらに23分、横浜FMのロングパスは流れる。両チーム疲れが見え始める。25分、横浜FMのクロス、コーナーキックを与える。これはクリア。さらに26分、横浜FMが裏にパスを出すが、流れる。27分、天野にイエロー。28分喜田にイエローと、横浜FMもファールで止めるようになってりいる。

31分、左奥35mでフリーキックを得る。決まらず、カウンターを受ける。ここも奥埜がクリア。32分、横浜FMにコーナーを与える。裏にいれられるが、しのぐ。34分、横浜FMは、金井に代え伊藤翔を入れる。その後、ベガルタがカウンター、三田が裏に出し、左右にふるが決まらず。35分、石原がエリア内倒されるが、ノーファールの判定。

38分、横浜FMがカットインからのシュート、これはブロックする。ベガルタは、横浜FMのフレッシュな選手の動きに、後手を踏むようになる。41分、ベガルタエリアアーク付近、伊藤のダイブかと思われたが、大岩がイエローを受け、フリーキックを与える。また天野の登場。しかしキックは壁に当たり、コーナー。一旦はしのぐが、こぼれをシュートされ、これに反応した平岡の足先に当たり大きくコースを変え、ループ気味にゴールに吸い込まれて、オウンゴール献上

平岡、今日はいいプレーが続いていただけに、無念。しかし、これはしょうがない。43分、ベガルタはようやく、西村に代えクリスラン、古林に代え菅井を入れる。44分、横浜FMがベガルタエリア右横30mでフリーキックを得る。これはしのぎ、カウンター、野津田から奥埜、さらにはクリスランにつながり、ゴール前での、クリスランのジャンピングボレー、決まらず。さらに、奥埜が胸トラップからのボレーシュート狙うが、これも枠外。

AT5分間。野津田のつなぎから、クリスランが、右からの枠内シュート狙うが、キーパ。さらに、中央から奥埜のミドルシュートも出るが、結局追加点ならず。2-2のドロー。


今日のベガルタは、、「横浜FMクラス」の展開力とボール際での厳しさ、テンポのいいつなぎと、増嶋、平岡のビルドアップ、古林の精度の高いクロスなどに加え、三田、野津田、石原、西村のワンタッチプレー、シザーズやスイッチなど、多彩なプレーで、つなぎまでは、圧倒していた。

しかし、23本のシュートを放ちながら、キーパーのタイミングまで、はずせたのは少なく、フィニッシュからゴールまでに、もうひとつが足りなかった。

守備では、フリーキックとオウンと、やや不運な面もあった。相手のFWには、ほとんど仕事をさせなかったし、奥埜、三田、野津田が体を張ってカット、ボールを奪うなど、終盤までは、今季一、ニの出来だったと思う。それでも、ゴール近くでのセットプレーをあたえてしまうと、こういう事もある。

ベンチにも、同点とされる前に、明らかに疲れが見える選手を代えて、勝切る姿勢を見せて欲しかった。

スペクタコーなサッカーは、確かに見てて楽しい。けれども、「いいサッカー」は、勝利を得るために


シュート数:23-10、CK:7-6、FK:13-17 得点: 大岩一貴、石原直樹 (横浜FM)天野、オウンゴール 警告:増嶋、大岩 (横浜FM)ミロシュ デゲネク、山中、天野、喜田  主審:中村 太 入場:18,059人

尚、この試合は今季のホーム最終戦とあって、試合後にセレモニー。
郡市長の挨拶はビデオレター。社長、渡邉監督、富田主将(ひさしぶり)の挨拶。ユアテック賞には、毎試合、運営に協力頂いている富谷高校サッカー部。

そして例によって、ベガッ太くんとの大坂さんの小芝居・掛け合い(w)の後、
サポ投票による年間MIPに三田選手、同MVPには、石原選手が選ばれ、ドコモさんからポイント賞が贈られました。さらに、記者投票による年間MVPにも、石原選手が選出され、アシアナ航空券が贈られました。


復興ライブは、サンプラザ中野くんパッパラー河合聖和学園短期大学 和敬 YOSAKOI演舞が登場。