15節:対柏2-0、攻守にバランス良く、ボランチ攻撃参加で完勝

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2016J1 1st 15節 2016年6月11日(土)19:00 ベガルタ仙台2-0柏レイソル 日立サッカー場



ハモン 野沢

梁  奥埜
(蜂須賀) 
三田 富田
(藤村)  
石川 渡部 平岡 大岩
(二見)   
六反

サブは、関、蜂須賀、二見、藤村、水野、ウイルソン、西村。柏は、ディエゴ オリヴェイラ、エデルソンがFW、武富、鎌田がスタメン。田中順也、増嶋はベンチスタート。

立ち上がりから、攻守にバランスのいいベガルタは、高い位置でボールを奪うと、次々チャンスを作る。前半相手シュートは0に抑える。32分、裏に出た梁の絶妙クロスに、三田が飛び込んで先制。相棒富田の昨日の第2子誕生を祝い揺りかごダンス。

後半、柏の攻撃にやや押されてもブロックでスペースを消す。逆に23分、大岩のクロスに裏に出た奥埜、さらに富田がエリア内に突っ込みPKゲット、ハモンがこれを決め、その後も、時間を使う攻撃で相手の焦りを誘い、完勝。

やや元気のない柏相手とはいえ、攻撃では相手のスペースを突いて、しっかり崩し、攻守の切り替えで守備も固めて、今季一番の内容。リーグ戦は3連勝となった。


今日は審判交流プログラムで、オーストラリアから来日の、ジャレッド ジレット氏が主審。やたらと止めたがる日本の審判より、アドバンテージ適用で、スムーズに試合が展開。これも、今のベガルタには有利だったか。

前半。
ハモンが右からの柔らかなクロス、キーパー。3分、柏のコーナー、キッカーは茨田。これはクリア。4分、こぼれ球を拾われるが、最後はゴールキック。5分、カウンター、ハモンが右からクロス、こぼれを左から石川がシュート、コーナーを得る。2本連続。こぼれを奥埜がシュート、枠外。7分、カウンター、ハモンがためて、上がった大岩がクロス。エリア内、奥埜が落として、右から侵入の野沢がシュート、ヒットせず、枠外。しかし流れは良かった。

9分、梁のサイドチェンジに、右からカットインのハモン、シュートは枠外。11分、柏がベガルタの裏に浮き球を入れてくるが、六反。12分、柏が抉ってのクロス、コース上で六反。13分、石川がパスカットされるが、守る。15分、柏がベガルタエリア右奥30mのフリーキック。六反キャッチ。すかさず、前線にフィード。三田が走り込むがクリアされる。その後、一進一退。

20分、右ライン奥30mのフリーキック。これはクリアされる。22分、柏の右クロス、六反。24分、柏のディエゴがドリブルで前進、エリア内侵入もシュート打たず、ゴールラインまでえぐっての折り返し、石川がコースに待ち構えクリア。25分、ハモンから大岩、えぐってのクロス、コーナーを得る。コーナーは合わず。26分、ディエゴにイエロー。三田顔面強打されるが、試合続行(一時脳震盪だったらしい)。

29分、柏にえぐられるが、ライン割る。そして32分、左から石川が上がって、パスフェイントから、裏の梁へスルーパス、これを梁が左足から右足に持ち替え、ゴールを横切る絶妙パス、中央奥埜の裏にいた、三田が左足で押し込み、先制。三田は今季3点目。ゴール前にボランチを含め人数がいた。この後、昨日の富田の第2子の誕生を祝い、揺りかごダンス。ベガルタには珍しいw34分、武富にドリブルで侵入されるが、シュートは打たせない。

35分、左から柏のクロスはクリア。36分、湯澤のドリブルから柏にコーナーを与える。37分、ベガルタのカウンター、梁のサイドチェンジに奥埜、さらに相手陣でパスを回すが、シュートに至らず。38分、ベガルタ、リードしても引かず、前からプレス。39分、相手ボールをカットしたハモンが、ゆったりもって、ドリブルで抜きながらのシュート、キーパー。41分、柏が回すが、ブロック。45分、柏回すがオフサイド。柏、手詰まり。追加時間は2分間。

AT1分、ベガルタがカットしてカウンター、梁がフリー、しかし奥埜のパスミスで打てず。結局前半、柏のシュートをゼロに抑える。前半は1-0で終了。

後半。
ベガルタは顔面強打の影響か、三田に代え藤村を入れ、そのままボランチ。1分、野沢の左足クロス、これは流れる。2分、ベガルタ左サイド、コーナー付近で柏のフリーキック。流れる。4分、相手陣内のスローインから、ベガルタがボールを回すが、シュートは打てず。5分、ハモンが右サイドからのシュート、こぼれをキーパーがスローインに逃れる。6分、柏はエデルソンに代え川寛斗を入れる。

7分、湯澤のドリブルからのシュート、枠外。8分、放り込まれクリア、柏にコーナーを与える。これもクリア。9分、茨戸にカットインからのミドルシュートを打たれるが、枠外。11分、ゴール前でのセカンドを拾われ、コーナーを2本与える。最後のクロスは六反。14分、ようやくベガルタのカウンター、ハモンがトラップミス。17分、柏のクロスは六反。

18分、ディエゴがドリブルからのキープ、エリア内に入られ、コーナーを与える。これを守り、ベガルタがカウンター、シュートは打てず。ややベガルタも運動量が落ちてきたか。24分、ハモンのクロス、こぼれ球を大岩がシュート、枠外。ここで柏は湯澤に代え、伊東を入れる。ベガルタ、このあたりからセカンドボール拾えるようになる。

23分、上がった大岩が裏に飛びでた奥埜にどんぴしゃパス、奥埜がシュートしようとするが、キーパーに阻まれ、ボールがこぼれるところ、富田が猛然と打ちに行き、キーパーのPKを誘う。倒されPKゲット。これをハモンが、キーパーの逆をつくシュートで決め、2点目。ハモン、今季2点目。またしてもボランチの攻撃参加で点につながった。しかも、いい時間帯。

25分、柏のパス回しに自陣に戻った梁が守備。26分、柏は秋野に代え田中順也が入る。27分、ハモンがコーナー付近にボールを運びながら、相手にぶつけコーナーキックを得る、余裕のプレー。近くのベガサポ大歓声。さらにスローインから、ハモンがキープ、最後はドリブルから石川が右足のシュート、枠外。

28分、柏が斜めのクロス、しかし中央合わず。29分、柏がベガルタゴール前でボールを回し、最後は茨田ミドルシュート、枠外。やや危険。30分、また梁が自陣に戻り、体を張った守備。31分、ロングボールを柏の左サイド奥で受けたハモン、胸トラップからの浮き球、さらに、股抜きで柏の選手を翻弄。ベガサポ喝采。この後コーナーを得る。しかし、こぼれ球をつなげず。

33分、ディエゴの右足シュートは枠外。35分、柏のドリブルに、渡部がエリアすぐ外でファール、イエロー。25mの柏のフリーキックは壁。36分、六反が低い弾道のパントキックで、ハモンへのアシスト狙うが、もう一歩。37分、右ライン奥35mのフリーキック、こぼれ球を奥埜がシュート、コーナーを得る。38分、コーナーのこぼれ球を石川がシュート、枠外。この時足攣り。

39分、ベガルタがカウンターから、野沢のクロス、コーナーを得る。ここで石川に代わり、二見が入る。コーナーのこぼれを二見が早速シュートするが、味方に当たる。この間、鎌田にイエロー。41分、カウンターから奥埜がキープしながら、ゆっくり上がる、囲まれボールを失うが、時間は使う。42分、ベガルタエリアすぐ外で、今度は藤村がファールでイエロー。20mの柏のフリーキック、これも壁に当てる。

44分、梁に代え蜂須賀入る。45分、柏のフリーキック。これは守り、ベガルタがカウンター。決まらず。追加時間は3分。柏は焦りからか、クロスが流れ、ベガルタボールに。ベガルタが時計を進め、そのまま2-0で勝ち切り、リーグ戦3連勝。

自陣でのブロック、前からのプレス、攻撃への集散など、連携が非常に嵌ってほぼ完勝といっていい内容。柏にはタメを作れる選手がいない、サイドのスペースが空くという事もあったが、ベガルタが攻守に仕掛け、弱点を突いて、自分達のペースで試合ができた。


まだまだ、パスの精度を高める、相手の突破を早めに抑えるなどの課題はあるが、攻守の連動がようやく形になって、勝利に結びつくプレーができての3連勝は、次につながる。ただ、渡部は警告3枚目で次節出場停止。大岩がスライドになるだろう。


シュート数:12-8、CK:7-4、FK:12-11 得点:三田啓貴、ハモンロペス(PK) 警告:渡部、藤村 (柏)ディエゴ オリヴェイラ、鎌田 主審:ジャレッド ジレット 入場:9,534人