13節:対横浜FM1-3、中村抑え切れず

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J1 2nd  2015年10月3日(土)14:00 ベガルタ仙台1-3横浜F・マリノス ユアスタ仙台



ハモン 奥埜
    (ウイルソン)
野沢 金久保
(山本)    
富田 梁
   
石川 渡部 鎌田 菅井
    
六反

サブは、関、蜂須賀、上本、杉浦、武井、ウイルソン、山本。横浜FMは、中村、伊藤、アデミウソン、天野純スタメン。矢島、藤本、ベンチ入り。斎藤は欠場。

前半の失点は、三門のミドルシュートがDFに当たってコースが変わった感じだったが、後半の2失点は、中村俊輔のミドルへのパンチングが甘かったり、ゴール中央の絶好の位置でフリーキックを与えたりと、やらずもがなの感があり。

後半7分、左タッチライン際からの、ハモンの強烈なクロスに、奥埜がニアで頭で合わせた同点弾までは見事だったが。。。

台風や低気圧も去って、秋晴れ。夏日となった仙台。ユアスタの空には鱗雲。しかし、試合の方は、爽やかとはいかなかった。

前半。
ベガルタ、最初はハモンが右、奥埜が左に構える。開始早々、そのハモンが右サイドをドリブルで上がり、右足でのクロス、流れたが、いつもと違うプレーを見せる。しかし、すぐに横浜がボールを支配、ベガルタは守備を固める時間が続く。3分、ベガルタ右サイドで、横浜FM右35mのフリーキック。これはクリアし、奥埜がヘッドで前にボールを進めながら、カウンターを狙うが、途中クリアされる。

4分、野沢が菅井につないで、右コーナーのチャンス。キッカーは野沢。ショートコーナー、戻しての中央から金久保のシュート、ふかす。準備してきたプレーなのだろうが、不発。その後、横浜FMが後ろでゆっくり回しながらチャンスを伺う展開。ベガルタも持たせて深追いしない。8分、左から中村の長いクロス、ファーサイドに合って、ヘッドも、六反正面。10分、アデミウソンが中央に持ち込んでロングシュート、これも六反正面。その後も、キープ力のあるアデミウソンに、しばしばアクセントをつけられた。

11分、金久保が中央にカットインしての左足ミドルシュート、枠外。その後は横浜FMが回す。14分、横浜FMのコーナー。こぼれ球を、ファビオがミドルシュート、枠外。16分、中央やや右30mでフリーキックのチャンス。クリアされる。17分、伊藤のシュート、枠外。さらに横浜FMが回すが、シュートは打てず。20分、横浜FMに縦に、テンポ良くワンツーでつながれ、最後はアデミウソンのシュート、サイドネット。

22分、ベガルタエリア右奥35mで、横浜FMのフリーキック。中澤に一瞬フリーになられ、ヘッド打たれるがポスト、危なかった。25分、ようやくベガルタ、奥埜がコーナー付近でボールをキープするが、結局上げられず。26分、またも横浜FMがベガルタエリア中央やや左で、40mフリーキック。ヘッドはクリアするがコーナーを与える。また中澤をフリーにするが、なんとかしのぐ。28分、横浜FMの左コーナー。これは途中で富田がカット、石川に振るがパスにもう一歩。

32分、ベガルタが左から右へとボールを送り、最後はハモンのシュート、ヒットせず。37分、ベガルタが相手陣でボールを回し続け、最後は、野沢からファーサイドの菅井へクロス、合わず。35分、横浜FMが中央から、三門が低いボールでミドルシュート、渡部に当たってコースが変わり、六反反応できず、先制許す。37分、ベガルタも回して、最後は野沢のクロスに菅井がヘッド。枠外。さらに42分、右サイド金久保がためて、縦のスルーパス、DFの背後に届き、菅井が端婚で一瞬フリー、シュートは枠外。しかし前半で最もいい攻撃だった。

43分、今度は横浜FMに裏にパスを出され、コーナーを与える。しかし、これは守り、0-1で前半終了。

後半。
いきなり奥埜のクロスに、金久保がダイレクトでシュート、枠外。2分、横浜FM陣内左ライン際でフリーキックを得る。野沢のキックに、ニアですらそうとした鎌田、しかしボールは外。4分、横浜FM小林?にするすると裏に走りこまれるが、オフサイド。

そして6分、左サイドタッチライン際から、ハモンの速いクロス、ニアに飛び込んでヘッドで合わせた奥埜が、決めて1-1、同点。久しぶりにみる電光石火の連係からの得点。7分、横浜FMの天野にカットインからのシュート打たれるが、ヒットせず。8分、野沢のクロスはクロス・バー直撃。狙ったtのか?9分、アデミウソンにドリブルでするすると侵入されるが、止める。10分、奥埜、菅井、ハモンの3人でカウンター。最後はハモンのシュート、バーの上。

11分、ハモンが左サイドから、右へ大きなサイドチェンジ。しかし、横浜FMのカウンターを受け、アデミウソンのシュート、枠外。この間、鎌田にイエロー。12分、クリアボールをカットされ、伊藤にシュート打たれるが、これは鎌田がカット。14分、今度はベガルタがカウンター、野沢の縦パスに、菅井が走り込むが合わず。16分、ハモンがパスカット、ドリブル直進、最後は金久保がシュートも、ブロックされ、コーナーへ。

右コーナー、梁のキックは、ニアのハモンのヘッドにどんぴしゃ、枠内も、キーパーのセーブに阻まれる。ここ数試合でもっともタイミングが合ったコーナーだったが。。。18分にも、ベガルタのカウンター、ハモンから左の野沢、クロスはキーパー直。今日の野沢少しクロスがずれている。すると19分、中村にミドルレンジから、ブレ球のシュート打たれる。正面のボールで六反はセオリー通り、パンチングで弾いたものの、近場に落ちたところを、走り込んだ小林に押し込まれ、2点目を許す。守備陣、一瞬集中を欠いていた。

ようやくベガルタが反撃体制になったところで突き離された。即座に交代起用に動いて欲しかった。24分、渡部にイエロー。中央30mでまた中村にチャンスを与えてしまった。しかし、今度のシュートはバーの上。26分、左角30mのフリーキックのチャンス。決まらず。27分、奥埜に代えウイルソンが入る。動き回る奥埜が先に変わってしまった。疲れたと判断されたのか・・・・直後、スローインからつないで、ハモンの左足強烈ミドルシュート、わずにバーの上。

30分、ベガルタエリアのアーク付近でアデミウソンを倒しファール、横浜FMにやってはいけないフリーキックを与える。横浜FMは思うツボ。ほぼ正面25mのフリーキック、中村に鮮やかに巻いて落とされ、1-3とダメを押される。六反まったく読めず。ここで野沢に代え山本入れる。横浜FMも伊藤に代え矢島を入れる。34分、ウイルソンが、ゴールラインぎわまでえぐってのクロス、ゴール前を通過。36分、横浜FMは天野に代え兵藤を入れ、守り固め。37分、渡部がパスカットされ、中村をファールで止めて、またまたアーク付近でフリーキックを与える。これはなんとか壁に当たり、コーナーを与える。クリア。

40分、中村がお役御免で交代、DFの栗原が入ってくる。ボールを持ってもなかなかシュートが打てないベガルタ。42分、ウイルソンが左から、金久保が右からとクロスを入れるが、合わせられない。さらに横浜FMエリア内のルーズボールに、ウイルソンが突っ込んでいくが、二人三人と囲まれ打ち切れず。時間が少なくなる。追加時間は4分間。

ウイルソンが左ライン際からのドリブルでコーナーを得るが、うちきれず。さらにハモンのクロスに菅井、もう一歩。
結局、中村俊輔の追加点を跳ね返せず、1-3で押し切られ、ホームでの勝利は、またもお預け。

前半は受け身ながら、中村にプレッシャーをかけ、後ろでプレーさせていたが、後半疲れが出て来ると、プレスがかからなくなり、アデミウソン、三門などに自由に動かれ、疲弊し、カウンターへの出足が鈍った。

ハモンが囲まれながら、チーム随一の馬力で強引にチャンスを作って、奥埜のゴールにつながったり、、コーナーで枠内ヘッドを打ったが、リードされて連携がもうひとつになった。最後は、動かされて足に来た守備陣が、やってはいけないフリーキックを自陣近くで与えてしまい、相手にチャンスを与えた格好。
ベンチも、流れを変える交代が少しずつ遅れ、順番も違っていたように思えるが・・・

ま、終わったものは仕方ないので、17日のアウエー清水戦で勝ち点3を取る戦いを、選手、ベンチ含めて準備するのみ。
次節、清水は命運がかかる試合になる可能性があり、ホームでもあり、必死にくるだろう。が、こちらも一歩も譲れない状況。勢いに呑まれず、ハートは熱く、アタマはクールにして、戦いたい。

びくびくしないで、ずるくファイトする。それが勝利への道。

シュート数:13-19、CK:3-6、FK:8-15 得点:奥埜博亮 (横浜FM)三門、小林、中村  警告:鎌田、渡部  主審:村上伸次 入場:15,685人