10節:対名古屋1-0、耐えて勝ち切る。ウイルソンのチャンスメーク、奥埜が決勝弾

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J1 2nd 2015年9月12日(日)18:30 ベガルタ仙台1-0名古屋グランパス 豊田スタジアム



ハモン 金園
(ウイルソン)  
奥埜   金久保
(山本) (村上)
富田 梁
   
石川 渡部 鎌田 菅井
    
六反

サブは、関、村上、蜂須賀、武井、杉浦、ウイルソン、山本。名古屋は野田、永井の2トップ。闘莉王、田口スタメン。川又、レアンドロドミンゲスが、ベンチスタート。矢野は欠場。

もともと運動量が少ない上に、中2日の選手もいる名古屋は、ボールを支配するものの、連動した動きがもうひとつで、決定機も六反が反応して失点を防ぐ。

ベガルタはラインを上げ、中盤は逆に下がり気味して守備を固め、チャンスを伺う。

後半、名古屋が川又、レアンドロドミンゲスを投入して勝負に出て来るが、怪我上がりのレドミの動きはいまいちで助かる。逆にハモンに代わりに入ったウイルソンは、前節はよりは体が動いており、うまくキープしてためを作る。

すると、34分、ウイルソンから金久保、シュートのこぼれを奥埜へパス。奥埜のシュートが、楢崎を弾き、闘莉王の足先を抜け、先制ゴール。

その後は、ウイルソンと、金久保に代わって入った村上が老獪なプレーで時間を使い、1-0で勝ち切り、3連敗を止め、久々の勝利。

前半。
開始から名古屋がボールを支配。ベガルタ左サイドの小川に、ボールを集めてくるが、石川がぎりぎり対応、簡単には上げさせない。3分、ベガルタようやく反撃、富田から左サイドの奥埜へパスが通り、クロスを上げるが、中央合わず。5分、名古屋、野田のポストプレーから、2列目の矢田のシュート、枠外。危ない。

7分、ハモンのパスから奥埜がシュート、ブロックされる。8分、金久保がドリブルからのミドルシュート、枠外。ややタイミング早過ぎるか。11分名古屋のコーナー。これは守る。14分、左奥40mのフリーキックを得るがシュートは打てず。16分、ハモンのパス、金久保には通らす。17分、石川にイエロー。ベガルタエリア左奥30mのフリーキックを与える。直接シュートはバーの上。

20分、永井のシュートは六反。次第に名古屋の攻撃に馴れてきたベガルタが、反撃しはじめるが、なかなかシュートまで行けない。21分、ハモンが強引にロングシュート、ゴロでキーパー正面。24分、パスカットした奥埜が金久保へパス、金久保がドリブルで抜いていこうとするが、カットされる。そして、名古屋のカウンター、しかしの野田は止める。

25分、六反への緩いバックパスを、永井にスピードで攫われそうになるが、ファールで終了。26分、野田にエリア内に侵入されるが、なんとかクリア。30分、奥埜が粘って、相手エリア左横でフリーキックを得る。梁のキックはキーパー。32分、石川のサイドチェンジ、右サイドで金園がヘッドで折り返すが、中央に誰もいない。33分、本多のクロスは六反キャッチ。

31分、ベガルタのコーナーからカウンターを受ける。永井が角度が浅いところからファーへのシュート、六反が反応ではじき出す。その後、奥埜、金園と連続シュートも、ブロックされる。36分、左サイド奥35mのフリーキックを得る。決まらず。奥埜が相手ライン裏へのスルーパス、金園が受けて、最後は走り込んできた金久保がシュートも、キーパー。

そして41分、野田の左足シュート、六反弾くも、後ろにボールが飛び、ポストに当たり枠外へ。何とか、しのいだ。42分、名古屋が左奥35mのフリーキック。決まらず。結局、前半は0-0で終了。

後半。
開始早々、ハモンが遠目から強引シュート、これでコーナーを得る。シュートは打てず。3分、富田から金園への裏へのパスが通り、金園はキーパーと1対1、しかし当ててしまい、ゴールならず。これは決めて欲しかった。その後は、互いに蹴り合い、シュートチャンスが作れないまま過ぎる。

13分、富田がパスカット、奥埜への縦パス、奥埜は囲まれながらも、切り返してシュートまで持っていくが、キーパー正面。14分、永井に裏を取られるが、渡部がぎりぎりクリア態勢、永井のファールで終わる。15分、ハモンのセンタリングはキーパー。その後、鎌田にイエロー。ベガルタエリア右奥で名古屋のフリーキック。名古屋は、矢田、牟田に代え川又、レアンドロドミンゲスを入れる2枚代え。

フリーキックは、レドミが蹴るが枠外。やはりまだ本調子ではないようだ。田口のシュートも枠外。17分、レアンドロドミンゲスのドリブルを富田がファールで止め、イエロー。エリアすぐ外で名古屋のフリーキック。しかし、レドミのキックはまたも枠外。22分、名古屋にベガルタゴール前でボールを回され、最後はレドミのシュート、枠外。24分、ベガルタもハモンに代えウイルソンが入る。

名古屋の攻撃の後、カウンター、奥埜からつながらず。その後は名古屋が左右からのクロスを入れる、連続攻撃。しかし、クロスは悉く、逆サイドへ流れるだけに終わり、助かる。27分、ウイルソンが右45度やや遠目からロングシュート、インにかけて枠内に飛ぶが、楢崎の好セーブに会う。コーナーを得る。左コーナー、渡部ヘッドにあてるが、枠外。この間、ウイルソン、レドミ共に、つまずいて倒れ、両選手ともまだ本調子でない様子。

30分、ウイルソンが右からドリブル、コーナーを得る。こぼれをシュート、またコーナー。決まらず。

34分、永井のボールをカットしたウイルソンが、斜めに走り込んで、ボール呼び込む金久保へ、絶妙のパス。エリア内1対1の金久保がシュート。キーパーに弾かれるところ、いつの間にか上がっていた菅井がスライディングで楢崎をブロック。こぼれを拾った金久保が、再びシュート、と見せて、中央で待ち構えていた奥埜へパス。奥埜はダイレクト、インサイドでコースを狙うシュート、楢崎が驚異的な反転で触るものの、及ばず。カバーの闘莉王の足先も越え、ゴール。貴重な先制点。奥埜は今季6点目。

36分、運動量が落ちてきた名古屋に対し、ベガルタがキープできるようになる。36分金園がキープから左足でシュート、キーパー正面。37分には左サイドから梁がロングシュート、枠内も、楢崎に弾かれる。コーナーを得る。こぼれを回して、最後は相手ラインの中央に残っていた渡部が、正面からシュート、枠外。これは決めてほしいところ。39分、名古屋はアクシデントで磯村に代え、ダニルソンが入る。

40分、そのダニルソンンのロングシュート、六反。41分、小川にクロスを入れられるが、六反抑える。42分、奥埜が倒され、村上と代わる準備していたが、OKとなって、金久保に代わり村上が入る。44分、その村上、相手のボールをカットし、右ライン際をドリブルで上がり、時間を使う。追加時間は3分。ここで奥埜に代え、山本を入れる手堅い交代。

ボールをつないだベガルタは、ウイルソンが相手コーナー付近でボールをキープ。じらして当ててコーナーを取る。その後、名古屋の最後の攻撃、なかなか放り込めず、最後裏へのボールが小川に届かず、試合終了。

ベガルタが、名古屋のスタミナ不足の攻撃をうまく退け、我慢して、後半のチャンスに、一気にエリア内に人数が入って決勝点をもぎ取った。まだ、決定機をはずしたり、再三サイド攻撃を許すなど、快勝とまではいかないが、今できることをやって、アウエーで貴重な勝ち点3をゲット。

ただ、まだ下位のチームとの差が決定的ではなく、次のホームで連勝して初めて、一歩前進といえる。少し落ち着いたところで、連勝をしたい。


試合後のインタビューでは、奥埜選手が、東日本大震災から4年半とか、先の豪雨被害に方へのゴールという話をしていて、7番らしくなってきた感じ。

シュート数:16-12、CK:7-1、FK:11-15 得点:奥埜博亮  警告:石川、鎌田、富田、奥埜 主審:中村 太 入場:21,008人