これでいいのだ

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今日2008年8月2日、漫画家の赤塚不二夫さんが肺炎で亡くなりました。72歳。
手塚治虫、石ノ森章太郎もすでにいなくなり、またひとり昭和の文化の担い手が去りました。

自分はそれほどのマンガオタクではありませんでしたが、今のゲーム機のように、昭和な子供にとって、少年・少女漫画は必須アイテム。好き嫌いじゃなく、仲間の共通の話題がマンガネタ。男子は、外で野球するか、家でマンガ。赤塚マンガも空気のような存在でした。

小学生の頃は、小遣いでは新刊を買えないので、学校帰りにマンガ貸本屋に行って、ボール紙で表紙を補強した貸本用のマンガをしょっちゅう借りにいったものでした。田舎町でも、貸本屋はあちこちにあって、マンガは借りるものでした。

赤塚さんの晩年は病気で大変だったようですが、奥様に支えられがんばっていたようですが、その奥様に先立たれ、寂しかったでしょうね。

作品など資料が、青梅市にある青梅赤塚不二夫会館に展示されているようです。昭和文化の代表のひとりとして選ばれたのでしょうか。アマゾンのリストを見ると、マンガだけでなく、古典や子供向けの科学本など、幅広く書いていたのには驚きました。

また、ニュースを見ると10年前に勲章も貰っているのですね。ひょっとしたら、あのヒョットコ政治家の配慮かもしれませんが、とてもいいことですね。昭和のこどもの夢をはぐくんたひとは、称えられるべきです。ご冥福をお祈りします。