第83回天皇杯全日本サッカー選手権大会


99-04 

2003 節 期日 キックオフ 対戦相手 会 場
3回戦 12/14(日)13:00 アルビレックス新潟 1-2v 仙台スタジアム

寿人 山下
(金)   
西(福田)
根本   財前
   (森保)
シルビ

数馬 小村 渡邉 村上

高桑
ユース出身西、公式戦初出場も逆転負け

 観客15000人。天皇杯としてはいつもより多いが、ちらほら空席がある。新潟からも2500人くらいは、来ていただろうか。アウエイ席数が限定されないので、久々に見る数だ。

サブは、萩原、森川、森保、福田、金。
互いにミスが多く、大味な試合。期待の西がトップ下で公式戦初先発。前半途中までは、ポストプレーなど、そこそこプレーしていたが、次第に遠慮気味のプレーに。いろいろ鍛えることはあるが、まずは強い闘志が必要か。

 試合は、前半40分、それまで、押されていたベガルタが、久々チャンスをつかみ、西のポストプレーから寿人がクロス、山下が飛び込んでのヘディングシュートで先制。いい時を思い出させるキレのある山下のプレー。いつもこの強気でプレーしてくれれば、どこにいても結果は出せるだろう。さらに直後コーナーから数馬のヘッドも枠にいったが、DFにクリアされる。

 後半以降は新潟に中盤のボールをことごとく支配され、守備一方に。西もボールを見ることが多くなり、75分に福田と交代。福田はクロスから頭のシュートが一発あったが、キーパー正面。その後カウンターから、たびたび村上がロングボールを放り込むなどするが精度を欠き、ボールを拾われピンチを招く。ついに87分にカウンターから左サイドをつかれ同点とされる。寿人に代え金入る。
延長に入ると、ベガルタも思い切ってラインを上げるなど、したが互いに攻めきれず。前半終了間際財前が足負傷で急遽森保が入る(立てなかった。少々心配..大事ない模様)。延長後半開始直後のコーナーからあっさりヘッドを決められ、Vゴール負け。

 シュートに至るまでの連係ある攻撃の形ができない。球をこね回してワンテンポ、出すのが遅れる。マイボールなった時に、みんな下がっているので、前線に飛び出す選手がいない。終盤での守備の集中切れ、など今季の課題が出てしまった。考えてみれば両サイドバックは急造、随所に違いのあるプレーを見せるシルビーニョは骨折したままの出場と、万全とはとうていいえない体制だったが、問題は基本のところにある。選手層の薄さだけでなく、守備、攻撃時の意識の統一ということが必要なんだろう。集中切れの問題は、はっきりしている。体力不足。フィジカルの裏づけこそが精神的な強さの元。つまりキャンプの時からの、緻密なトレーニングこそが終盤の勝負を決めてくるということだろう。

 弱いところがあるのだから、そこを強くする。天才じゃないんだから、努力するしかない。問題点を強化して90分動ける選手ばかりになれば、特長も活きてくる。出直しだ。来季へ向けての戦いはもう始まっている。

即、終了。賞金ゲットもなし。。。

準決勝:12月27日(土)/
決 勝:1月 1日(水・元日)/国立