2025/26 WEリーグ 20節 5月3日(日祝)14:03 マイナビ仙台レディース 1-0 三菱重工浦和レッズディース 浦和駒場スタジアム
津田
遠藤 大西
(坂井)
矢形 太田
井上
(高原)
にいな 西野 三浦 安倍
.
清水
前半堅守、後半の風下活かし、攻勢
サブは、伊藤有里彩、高原、佐々木里緒、坂井、岩城、菊地、松井。
浦和Lは、GK池田、DF櫻井、髙橋はな、後藤、長嶋、MF伊藤美紀、タンチュリエローリー、榊原、加藤千佳、丹野、FW島田。菅澤、高塚、エスタマイキス、長尾は、ベンチスタート。
優勝争い中の浦和Lに快勝
WEリーグも残り3試合。マイナビ仙台は連敗ストップ、浦和Lは優勝の目を残すために勝ち点3が欲しい試合。
マイナビ仙台は、前節、INAC神戸戦に敗れはしたものの、内容的には互角に近い試合だっただけに、この試合は、14得点の島田、なでしこの高橋はな他タレント揃いの強敵相手でも、勝ちを狙う試合。
駒場は強い風が吹いて、前半は浦和Lが風上。
試合は、前半、中盤でボールを支配し、左右からのクロスを狙う浦和Lに対し、マイナビ仙台は全員守備で、一度抜かれても次、または中央で寄せて、シュートは打たせず。記録上、前半のシュートを0に抑えた。
特に左サイドの佐藤にいな、右サイドの大西若菜が、球際勝負で五分戦いができたのが大きい。
たまに、抜かれても、すぐさま他の選手のカバーや、二度追いの寄せなどで、相手に決定的なクロスを出させなかった。
そして、攻撃では少ないチャンスをシュートにつなげ、29分、右サイドで回してから、太田がバーに当たる惜しい左足シュート。FKのこぼれを遠藤ゆめがシュートなど、チャンスを作った。
後半になると、マイナビ仙台が風上になり、疲れが見える浦和Lのパスを、しばしばひっかけてマイナビ仙台が、スペースを突く攻撃。
8分、矢形のポストプレーから、左サイドを仕掛けた遠藤ゆめのクロス、ファーに回った矢形がヘッド。寄せられて、わずかに外となったが、形ができてきた。
15分にも、太田のドリブルからの左足シュート。
30分には、遠藤ゆめ、津田がシュートと、18分から菅澤を投入してきた浦和Lに対しても、攻勢を強める。
後半34分、ロングボールを津田が収めて、左に振ると、フリーの大西がドリブルで侵入、左足に持ち替えてのシュートを決めて、これが決勝点。
その後の、浦和Lの反撃も、積極的な守備でリズムを作らせず、後半もシュート2本に抑え、勝ち切った。
これまでのレギュラー陣二人を欠いても、新たな選手が活躍。自分達のやり方をやり通したナイスゲームだった。
浦和Lには、昨年9月にも2-1で勝っており、シーズンダブルも達成。
CB陣中心に、チーム一丸の守備が勝ちにつながる
前節、INAC神戸に好守備を見せ、互角な展開ながら、後半頭で失点し、敗戦となった試合を教訓に、まずはしっかり守備を逃げずに守り、マイボールも簡単に蹴らずに、連携で逃げ道を作って、サイドに展開、遠藤ゆめ、大西の左右の仕掛けで、時折相手を脅かした。
三浦、西野のコンビはこの日も堅い守備。チャレンジ&カバーで、ゴール前で、中盤やサイドの選手と相手を挟んで、シュートを打たせない。
マイボールにした後は、相手に迫られても、コンビネーションでかわして、ビルドアップのボールを供給できるので、相手に長く持たれながらも、あまり押されている気がしないのが、今のマイナビ仙台。
この試合では、トップ下左の矢形が、津田と共に、アンカーの伊藤をマーク。簡単には蹴らせなかったのも奏功。
津田は試合を通して、前からプレスで献身的に相手のロングボールを減じた。
両サイドでは、左SBの佐藤にいなが、長身タンチュリエ ローリーをかなり抑え、右の安倍はまだ従来ほどのキレではなく榊原の仕掛けに苦労したが、それでも体をぶつけて遅らせた。
中盤では、いつもの通り、井上、太田が激しく寄せて、奪い取ると、左右に展開。
そして、左遠藤ゆめ、右大西は、スタミナを活かして、縦の突破。さらに逆サイドまで動いたり、守備で自陣でプレースバックしたりと、江崎欠場の穴を埋める、大きな運動量で、相手の攻撃を遅らせた。
攻守充実の大西、左サイド奮闘の佐藤にいな
決勝点をあげた大西、無失点に貢献の佐藤にいな、共に共通してるのは、前シーズンとくらべて、体つきが全く変わったということ。
相当ウエートをやったと思われるが、それでいてスピードが落ちることもなく、出場機会が増える毎に、対人の自信をつけて、プレーの安定感が増してきた。
大西は、このところ右サイドを担当しているが、持ち前のドリブル突破に、対人の強さが加わって武器になってきた。
寄せられたり、体をぶつかられてもバランスを崩さず、そのまま前にボールを出して抜き去られるようになった。
そして、この試合では、右角からのドリブル、フェイントでDFをひとりかわし、二人目は左足に持ち替えてかわして、即シュート。
得点後も足が攣るまで、逆サイドや自陣奥まで幅広く動いて、守備にも貢献。
左サイドの遠藤ゆめに加えて、右からも仕掛けて点が取れる体制ができた。
佐藤にいなは、このところ左右の両SBで使われているが、左右両足で蹴られる上に、球際の強さも加わり、堅実な守りを見せている。
この試合では、浦和Lの長身170cm、タンチュリエ ローリーと対峙したが、154cmと小柄でも、互角の勝負を展開。
抜かれても、味方と協力して取り返したり、体を入れて侵入を阻止したりと、楽にクロスは上げさせなかった。
さらに、後半出て来た、菅澤のWタッチを見抜いて、あっさりボールを奪うなど、落ち着いたプレーぶり。
また、遠藤ゆめ同様、左足でも強いキックが蹴れるので、左サイドでもスムーズにこなせるし、ゆめとのコンビも相性がいいようだ。
90分プレーできるスタミナがついて来たのもいい。
守備的な面では、レギュラー陣と遜色なく、怪我人が出で苦しい中、ボランチ候補だったが、案外、SBのポジション争いに名乗りを上げるのか。
遠藤ゆめ、再三の仕掛けで相手を下げさせる
相棒の石坂が怪我?で欠場の中でも、単騎で突破する勘所を掴んだ感の、遠藤ゆめ。
両足を使う細かいタッチのドリブルに、相手の逆をつける両足のキック、体の入れ方や反転で抜き去るテクニックと武器が増えた。
前節は練習通りという、カットインからのゴール見せたが、この試合でも二人位に囲まれても、フェイントや切り返して、かわして抜け出し、背後を取り、シュートやクロスで、相手を脅かした。
この試合、浦和Lにボールを持たれる時間が長かったが、プレースバックや逆サイドまで動いて、守備をしたり、左サイドでの仕掛けではキープしながら時間を作れるので、相手を下げさせ、攻守に貢献した。
また、プレースキックでは、両足のキックで、どちらサイドでも、インスイングのキックが蹴られるのも強み。
さらに収穫、高原
大西の得点直前に、井上と交代ではいった高原も、短時間であるが、勝利に貢献。
アンカーというより、太田とのWボランチ気味だったが、自由に動いて相手のボールを奪い、大西などにパスをつないだ。
特に大西のゴールが決まる直前、浦和Lが、マイナビゴール前に人数をかけて侵入しかかった時、後ろからボールを奪取して、危険を防いだプレーは大きかった。
リードした後も、相手にハードアタックしたり、大西のフォローで受けて、素早く展開するなど、チームのプレースピード保ち、受け身でない、積極的な全員守備に貢献。
浦和Lの反撃の圧を削ぎ、「鹿島る」状態に持ち込んだ。
高原は見た目のイメージが、色白で、一見華奢に見えるが、ハードな球際と、素早いパスワークが可能で、コンディションはよさそう。長い時間プレーできるようになれば、心強い。
もうシーズン終盤なのは残念だが、来期は、中盤陣で切磋琢磨し、大暴れして貰いたい。
前半
マイナビ仙台4-1-3-1、浦和L伊藤アンカー、島田ワントップの4-1-4-1か。
36分、浦和L、髙橋はな、遠藤ゆめと交錯。髙橋にイエロー。
前半、マイナビ仙台のシュートは3本、浦和L0本。
後半
浦和L、DF櫻井に代え長尾が入る。
18分、浦和L、MF加藤千佳に代えFW菅澤、MFタンチュリエローリーに代え高塚が入る。
21分、マイナビ仙台、井上にイエロー。
27分、髙橋は左足腿裏自傷で、エスタマイキスに交代。
36分、マイナビ仙台、井上に代わり高原入る。
⚽38分、マイナビ仙台、ロングボール、津田が収めて左へ。左から大西がドリブルで仕掛け、左足でゴール、1-0。
42分、浦和L、丹野に代わり原田が入る。
AT4分、足攣りの大西に代わり坂井が入る。
後半、マイナビ仙台のシュートは4本、浦和L2本。
シュート数:7-2 CK:2-4 FK: 13-8 得点:大西若菜 警告:井上 (浦和L)高橋はな 主審:田澤友梨奈 入場:2,176人
タグ:大西若菜