2024-25WEリーグ 06節 10月20日(日)14:03 マイナビ仙台レディース 1-2 AC長野パルセイロ・レディース 長野Uスタジアム
後藤
(にいなY)
遠藤 大西 美和
(石坂)
原 中島
里緒 長船 國武 吉岡
(松永)
齋藤
(清水)
佐藤にいなが得点に絡む
サブは、清水、佐藤楓、松永未衣菜、隅田、佐藤にいなY、岩田Y、石坂。
AC長野Lは、GK伊藤有里彩、DF安倍、岩下、坂井、岡本、MF菊池、村上、伊藤みぐみ、稲村、FW高橋雛、大内。川船、中村、中野は、ベンチスタート。
シュート10本、攻撃の姿勢は見せた
リーグ戦、カップ戦合わせ8戦で、未だ未勝利のマイナビ仙台レディースは、初勝利を目指して、アウエーでAC長野パルセイロレディースと対戦。
この試合、マイナビ仙台はスペースに走り込み、サイドからの攻撃などで、前半からチャンスを作った。
AC長野Lを上回るシュート10本を放ち、一時は石坂のゴールで同点とするものの、最後は背後を突かれてフリーを許し、1-2で敗戦。
勝負の綾でいうと、2つのバーに当たったシュートが、明暗を分けた。
前半15分の遠藤ゆめのシュートは弾かれ、後半4分、AC長野L安倍のシュートはバーに当たってゴールで先制許す。
確かに、AC長野Lの方が決定力が少し上だったが、これが逆になっていたら、ゲーム展開も分からなかった。
中島、佐藤にいなが絡んで、石坂がゴール。
それでも、点がずっと取れていなかったところで、中島、ユース佐藤にいなが絡んで、いい形で石坂のゴールが生まれた。
にいな、石坂は後半からの交代出場で、ひとつミッションを果たした。
この試合、例によって中島があちこち動いてチャンスメークしたが、得点のシーンでは右サイドから、ペナ角の佐藤にいなに当てると、にいながアウトのフリックパスでリターン、これでDFをはがし、フリーの中島がゴロパスを中央に送ると、石坂が合わせるシュートでゴール。
ひさしぶりに崩すゴールで、中島の精度、にいなのアイデア、石坂のゴールへの姿勢が合わさって、痛快なゴールだった。
今後につなげて欲しい。
入るまで打つべし
もったいなかったのは、石坂のゴールを除くと、焦りなのか、枠外シュートが多く、4-5回あった決定機を逃した点。
特に、大西には再三チャンスが回り、1本決めて欲しかったが、前半から相手のマークも厳しく、かなり当たられていて、消耗もしていた。
フィジカルをWEリーグ仕様とするには、もう少し時間が必要のようだが、打てる位置にいる事はいい。
とにかく前が空いたらシュートを打つのが大事なので、何度でも、諦めずに打ち続けて欲しい。
またも敗戦ではあるが、今期のこれまでの試合の中では、一番ゴールに迫り、ようやく少し光が見えてきたか。
ただ、ゴールを割らないと勝利には至らないので、球際勝負で張り合い、チャンスがあれば、どの選手でも、枠内シュートを狙う戦いを続けて欲しい。
前半
マイナビ仙台は、前節と同じ布陣で、4-2-3-1、AC長野Lは4-4-2か。
フィジカルのある選手を揃え、前からプレスが特長というAC長野Lだが、序盤は、あまり前からこない。
マイナビ仙台は、左右にボールを散らして、サイドからチャンスを窺う。
3分、マイナビ仙台、中島のパスを受けて、右から佐々木美和のクロス、これをダイレクトでフリーの大西がシュート、キーパー。
12分、AC長野L、マイナビの右から、稲村が侵入、折り返されるが、GK齋藤抑える。
15分、マイナビ仙台、右から中島のクロス、左サイドの遠藤ゆめがダイレクトの左足シュート、バー!!
惜しい。
16分、AC長野L、直後、相手GKからのキックで長船の対応が遅れ、高橋がフリーでシュート、GK齋藤が飛び出てクリア、しかし、再び、大内ががら空のゴールへシュートを打つ。しかし、ここは戻った長船がクリア。なんとか失点は防ぐ。
22分、マイナビ仙台、左コーナー。中島のキックは巻いて直接枠内へ、キーパーパンチング。
今度は右コーナー、佐々木里緒がキックも、クリアされる。
25分、マイナビ仙台、ゴール前でパスカットした中島が、右サイドから左足ミドルシュート、キーパー。
その後は徐々に一進一退に。
35分、マイナビ仙台、吉岡から中島、最後は佐々木美和のクロスに、ニアに走り込んだ後藤のフリックヘッド、枠外。
38分、AC長野Lが右コーナー。齋藤が弾き、國武クリア。
マイナビ仙台、AC長野L共にシュートは3本。コーナーはマイナビ5本、AC長野Lが1本。
後半
AC長野L、MF村上に代わり、FW川船が入る。
頭からプレスを強めたAC長野Lが、押し気味になる。
⚽4分、AC長野L、右から中央での落とし、安倍のミドルがループシュートで、バーに当たりそのままゴール、0-1。
7分、AC長野L、右から左へ振り、フリーの高橋がシュート、サイドネット。
10分、マイナビ仙台、FW後藤に代わり、ユースの佐藤にいなが入り、大西と2トップ。
14分、AC長野L、左から右と展開、シュートは枠外。
17分、AC長野L、伊藤めぐみにイエロー。
19分、AC長野L、ゴール前、左右に展開、ペナ内でシュートのこぼれを、倒れて抑えた齋藤が、額を足裏で蹴られ、流血。
VRがあれば、レッド相当の危険なプレーに見えた。
20分、マイナビ仙台、出血負傷のGK齋藤に代わり清水、DF長船に代わり松永が入る。
次第に疲れが出たマイナビ仙台は、セカンドを拾われ続け、苦戦していたが、23分頃からカウンターも出始める。
27分、マイナビ仙台、佐々木美和に代わり石坂が入り、FW。大西が右MF。
⚽29分、マイナビ仙台、中島から佐藤にいな、にいなアウトのリターンパス、中島のクロスに、石坂がゴールで1-2。
32分、マイナビ仙台、遠藤ゆめが左からのクロス、中央石坂スルー、右の大西がフリー、シュートもバーの上。
33分、マイナビ仙台、左から佐藤にいなのミドルシュート、キーパー。
33分、AC長野L、高橋雛に代わり、中野が入る。
35分、マイナビ仙台、佐々木里緒から、最後は石坂シュートもブロックされる。
35分、AC長野L、坂井にイエロー。
⚽38分、AC長野L、カウンター、右サイドのつなぎから、左裏に出され、フリーの川船がゴール、1-2。
42分、マイナビ仙台、AC長野Lのキーパーがこぼすところ、大西が左足で狙うが、枠外。
追加時間7分間。
1分、マイナビ仙台が右サイドでつなぎ、最後は上がってきた佐々木里緒が30mのミドルシュート、バーの上。
4分、AC長野L、ゴールキック1本で抜け出した川船が、フリーでシュート、ポストに当たり、外。
チャンスは作ったが、決め切れないマイナビ仙台。試合は1-2で敗戦。
後半のマイナビのシュートは7本、AC長野Lは6本
シュート数:10-9 CK:6-2 FK: 8-3 得点:石坂咲樹 (AC長野L)安倍乃花、川船暁海 警告:(AC長野L)伊藤みぐみ、坂井 主審:松尾久美子 入場:951人
タグ:石坂咲樹