2018なでしこリーグ1部 17節 2018年10月28日(日)13:00 マイナビベガルタ仙台レディース0-2ノジマステラ神奈川相模原 ユアスタ仙台
浜田 安本
奈良 小野
(美和 (櫨)
佐藤楓 田原
(市瀬)
万屋 坂井 北原 奥川
齊藤
サブは、鈴木あぐり、千葉、高平、市瀬、佐々木美和、三橋、櫨。ノジマステラは、FW南野、田中萌、大野、MF川島、田中陽子、松原、DF平野、小林、國武、石田、GK久野。
なでしこリーグも残り2試合。今節はホーム最終戦。
快晴の下、行われた試合は、中2日の試合にもかかわらず、前半は裏をつくサイド攻撃から、浜田にフリーのチャンスがあったが、シュートは枠外。35分、クリアしきれないところを大野に決められ先制許す。
後半、ノジマの左右の揺さぶりについていけなくなると、シュートも散発に。終盤コーナーからの安本のシューはポスト。終了真際に、クリアが小さくなったところをフリーでシュートされ、2点目を献上、敗戦。失点は、いずれも崩されてというより、クリアミスなのが残念。
前半。
1分、ハーフ付近から北原のフリーキック、ファールで終了。その後3分頃まで、互いのパスがつながらない展開。前半、ベガルタの守備は、割り切って蹴りだす。4分、ノジマステラが攻め込むが、ベガルタが押し出す。6分、ベガルタゴール前、クリアし切れないボールを、田中萌にヘッド打たれるが、キーパー正面。
8分、安本がパスカット、中央をドリブル前進、左の浜田にパスが通り、浜田がフリーでのシュートも、キーパー正面。その後一進一退。ここまで、ベガルタは中3日の割には、走れている。11分、ベガルタのカウンター、右サイド、安本から浜田、流れる。12分、ノジマステラが左右に展開。クロスを入れられるが、クリア。
14分、北原から裏に出た浜田へのパスはオフサイド。15分、安本のパスを、中央上がっていた楓が受けて、ミドルシュート、枠外。16分、松原にミドルシュート打たれるが、キーパー正面。キック力がある。さらに川島のクロスから左コーナーを与える。そのあとはノジマステラのオフサイド。
17分、GK齊藤のックから、浜田につながり中央フリー、狙いすましたシュート、枠外。18分、ベガルタの左コーナー。こぼれをノジマステラにカウンターされるが、すぐ戻り対処。21分、ベガルタのカウンター、楓のワンタッチパスから安本、浜田、さらに奈良とつなぎ、最後は田原がシュートするも枠外。
23分、左サイドを攻められ、左コーナーを与える。シュートのこぼれ、川島のクロスはクリア。24分、ノジマステラのフリーキック、すぐ回すがつながらず。26分、ノジマステラエリア中央やや右35mで、フリーキックを得る。奈良のキックに、坂井のヘッド、バーの上。29分、今度は、左ライン際35mでフリーキック。ファーサイドから田原が飛び込みヘッド、枠外。
31分、ベガルタ左サイドから大野のシュート。齊藤こぼすがすぐ掴む。今日は、大野が常に左奥で張っていて、万屋が上がれない。32分、奈良がドリブルで上がって、えぐってのクロス、浜田が左足で何とか合わせるが、ゴール天井。33分、ベガルタのカウンター、浜田から、安本が追い越す動きでつなぎ、安本のクロスに、左から奈良がシュート、枠外。これはいい流れ。
34分、ノジマステラのカウンター、南野の中央からのシュート、GK斎藤一旦弾くが、DF陣クリアしきれず、左の大野が、フリーで、狙いすましたシュート、ポストに当たりゴール、先制許す、0-1。連戦のベガルタとしては先に点を取りたかったが。。
36分、奈良のクロスから左コーナーを得る。こぼれを田原シュートも枠外。37分、ベガルタのカウンター、浜田から奥川のクロス、合わず。40分、ノジマステラに回されるが、最後はオフサイド。43分、奈良が上がってのクロス、浜田が左足を大きく振るシュート、バーの上。叩けない。追加時間1分。中央35mでフリーキック得るが、合わず。
前半は、奈良やボランチ陣の上がりで、チャンスを何度が作りながら、決めきれず。守備ではしのいでいたが、一瞬のもたつきを突かれ、0-1で終了。
後半。
ノジマステラが、ボールを左右に展開し始め、次第に追えなくなってくる。それでも、5分、ベガルタが攻め込みスローインからのクロスに、安本フリーでヘッド、枠外。その後、互いにパスがつながらない膠着状態。10分、左サイドで回し、ライン際40mのフリーキックを得るが、つながらず。
12分、ノジマステラのカウンター、フリーでシュート打たれるが、GK齊藤が前に出てセーブ。13分、さらにノジマステラに回されて、シュートされるが枠外。17分、また回されて、しのいでいたが、シュート打たれる。バーの上。19分、ようやくベガルタがボールを回し、浜田の落としから安本のミドルシュート、バーの上。
21分、ノジマステラが左コーナー2本連続。しのぐ。23分、ノジマステラのカウンター、左から中央、ミドルシュート打たれるが、キーパー。24分、坂井がスルーパス狙うが、カットされカウンターを受ける。これで左コーナーを与える。こぼれを放りこまれるが、サイドネット。
26分、ベガルタのカウンター安本がドリブル前進、右からのクロスに浜田が足を回して、ゆるいシュート打つが、キーパー。既に疲労感。28分、ベガルタ、相手の攻撃をしのいでカウンターも、上がれず。29分、左コーナーからスローイン。シュートは打てず。
30分、ベガルタは、小野、田原に代え、市瀬、櫨を入れる2枚代え。市瀬はボランチ、櫨はトップ、安本が右サイドに回る。32分、スローインからつないで、坂井から浜田へのパスはもう一歩。33分、ノジマステラは大野にかえDFの高木を入れる。37分、回されてシュート打たれるが、キーパー正面。
38分、奈良に代え佐々木美和を入れる。その後、櫨から浜田の落とし、しかし楓はクロス入れられず。さらに左から攻めるが、シュートは打てず。40分、ノジマステラのカウンター、ファールで止める。42分、相手のトラップミスを突いて、半田がドリブル前進、クロスを入れて、右コーナーを得る。キッカーは佐々木美和。
ここで、ノジマステラは田中萌えに代え、長身178cm池上を入れる。コーナーのこぼれ、安本が合わせたシュートはポストに当たり、枠外。44分、さらに右コーナー。こぼれを奥川がクロス、浜田のヘッドはキーパー正面。追加時間1分、ノジマステラは、川島に代えDFの和田を入れる時間使い。2分、平野がドリブル上がりクロス、ベガルタDF陣のクリアが小さくなっているところ、カットされ、右角でフリーになっていた南野に決められ、2点目を失う、0-2。そのまま試合終了。
前半、体力がある内に決めきれず、後半は散らされて、余力を奪われた。後半投入の選手も、決定的な仕事まではできず、DFでのクリアでのもたつきを狙われ、2失点。しかしチャンスは幾度かあり、もったいない試合だった。
今節、C大阪堺Lは敗戦、最下位確定で、自動降格決定。9位だったF日体大は、浦和Lに1-0と勝利して、勝ち点13でベガルタに勝ち点差1をつけ、8位に再浮上した。得失差にも差があるので、ベガルタ仙台レディースとしては、次の最終節で、ジェフ千葉Lに勝利して、INAC神戸が、F日体大に引き分け以上となる事を待つのみ。
形も何もできない時期にくらべれば、点は取れる体制にはなってきた。特に奈良と楓の調子が上がっている。次は、高平や有町と、さらには、使えるなら若手も走らせて、アウエーでも先手を取って勝利したい。
尚、この試合はホーム最終戦とあって、ティーナ・カリーナの応援歌のライブもあった。
試合後、セレモニーがあり、監督挨拶には、悲壮感が出ていたが、ここは居直って勝負すべし。恐れずに戦い、たとえ入れ替え戦(H&A)に回っても、勝ち越せばいいのである。
シュート数:12-10 CK:4-5 FK:11-9 得点:ジ(ノジマステラ)大野、南野 警告:なし 主審:朝倉みな子 入場:1,546人