ナビスコ4節:対福岡0-0、積極的な姿勢も、決めきれず

2016ナビスコ 4節 4月20日(水)19時 ベガルタ仙台0-0アビスパ福岡 ユアスタ仙台



奥埜 西村
  (野沢)
杉浦  小島
  (金久保)
藤村 差波
  (三田)
二見平岡 大岩 蜂須賀
 
六反

サブは、石川慧、石川直樹、キムミンテ、金久保、三田、佐々木匠、野沢。福岡は、平氏、邦本がFW、田村、亀川スタメン。中原貴之、坂田、城後はベンチスタート。ウエリントンは欠場。

両チーム10代選手を先発させる、大幅なターノーバー。序盤は福岡からサイドを攻められ、シュートを許すが、ブロックする。10分を過ぎるとベガルタももうボールを持てるようになるが、ロングボールの精度が悪くシュートに至らない。

後半に入ると、両チーム、ベテラン選手を投入、カウンター合戦のような様相になるが、互いに決定機を決めきれず、スコアレスドロー。ベガルタは、4試合消化で暫定1位キープ。勝ち点8で、3位とは3差。

今季初スタメンの西村、プロ初スタメンの小島とも、いい面もあったが、プレーの精度はまだまだ。今後も精進してほしい。怪我あがりの六反、金久保、中堅杉浦がいい味だしていた。


前半。
立ち上がりは福岡のペース。ベガルタはブロックを固めながら、ロングボールでカウンター。1分、福岡のクロスは流れる。3分、二見から杉浦へのスルーパスは流れる。4分、縦のロングボール、西村へはつながらず。7分、差波の横パスをカットされ、為田のシュートされるが枠外。その後、奥埜がボールを奪い、二見へ。クロスは打てず。10分、中央やや左の差波から、右前へのロングフィード、小島が菅井ばりの走り込みでヘッド、オフサイド。しかし、これでベガルタの勢いが出る。

11分、大岩がパスカットからパス、右奥でフリーの奥埜がやや遠目ながら、巻いたシュートを狙うが、枠外。12分、左サイドで細かくつなぎ、二見がえぐってのクロス、キーパー。15分、縦ロングボール、西村もう一歩。ここまでロングボールが多いベガルタ。16分、奥埜が粘ってファールを貰う。濱田にイエロー。福岡エリア左角奥35mのフリーキック。キッカーは藤村。大岩がヘッド、かすって枠外。

その後、両チームにパスミスがでて膠着状態。藤村のロングボールに、小島、打てず。20分に差波からのロングボール、打てず。22分、藤村からパスを受けた杉浦がシュート。23分、福岡のカウンター、平井にカットされ、中央をドリブル突破されフリーになりかかるが、オフサイド。25分、ベガルタがカウンター、奥埜のからのパスは中央流れる。26分、奥埜から逆サイドの二見へ、グラウンダーのパス、弾かれる。26分、今度は福岡、亀川のシュート、コーナーを与える。2本連続も守る。

31分、二見からのパスをうけた杉浦が左から侵入、ひとりかわすが、股抜きのところで流れ、シュート打てず。中央で待っていた西村は、なんで寄こさない!のポーズw32分、亀川にひとりでキープされるが、なんとかカット。33分、ベガルタ自陣からのフリーキックを、蜂須賀が蹴る。34分、差波がパスカットされ、福岡のカウンター、シュートはさせないが、コーナーを与える。キッカーは平井。2本連続、最後は六反がしっかりキャッチ。

37分、福岡が、ベガルタエリアでボールを回し、最後は亀川のシュート、枠外。38分、蜂須賀から二見へのサイドチェンジ、仕掛けてコーナーを得る。藤村が戻すキック、ボールが行き交い、最後は大岩、打ち切れず。39分、西村が前でポストプレー、囲まれボールを奪われ、カウンター受ける。しかし、平岡がクリア。41分、センターサークル付近からのフリーキック、平岡のキックに小島のヘッド、枠外。43分、蜂須賀のトラップミスをついて、福岡の攻撃、最後はフリーで中原秀人のシュート、枠外。

AT1分。ベガルタ右サイド裏にボールを出され、コーナーを与える。これは六反がキャッチ。前半、互いの意図が見える試合ではあったが、シュートを決めきれず、スコアレスで終了。

後半。
開始30秒、蜂須賀にイエロー。ベガルタエリア右角で、福岡のフリーキック。邦本からキムのヘッド、枠外。2分、前線で奥埜、小島からパスが西村出る、呼吸がいまいち。3分、ベガルタエリア内でつながれるが、藤村が体を寄せる。4分、ベガルタがカウンター、奥埜から西村へのパス、もう一歩。7分、小島からパスを受けた杉浦へのシュート、枠外。

9分、左ライン際40mのフリーキック。差波から奥埜、シュートは枠外。これでコーナーを得るが、決まらず、福岡のカウンターを受ける。途中選手が交錯しながら、プレイ・オンで福岡が攻め、結局フリーキック。これは守るが、この間、差波にイエロー。差波は次のナビスコ杯は出場停止。13分、ベガルタがコーナーを得る。こぼれ球を再び奥埜が放り込むが、オフサイド。その後、自陣から杉浦がドリブル、最後は西村が左足のシュート、コーナーを得る。これは決まらず。

16分、ベガルタのカウンター、シュートに至らず。17分、二見がクロスもミスキック。19分、福岡がワイドな展開。平井のクロスに、フリーの亀川がシュート、枠外。これは危なかった。20分、小島に代え金久保入る。21分、福岡が縦のロングボール、裏とられるがオフサイド。23分にも福岡のカウンター、しかしパスは流れる。福岡も最後にミスが多い。25分、福岡は邦本に代え、ベテラン坂田を入れる。27分、金久保から西村のパス通らず、福岡のカウンター。ベガルタアーク付近でフリーキックを与える。正面25mのピンチ。平井のキックは外れる。

この後、差波に代わり三田が入る。30分、その三田のクロス、平井にカットされるが、大岩がクリア。31分、藤に変わり城後が入る。32分、金久保からパスを受けた杉浦がエリア内フリー、しかしキーパーに寄られ、シュートはふかす。決定的。さらに、33分、左奥35mでフリーキックのチャンス。三田のキックから浮き球、右から突っ込んだフリーの大岩がシュートも、キーパーのセーブに会う。これも決定的。さらに三田得意の仕掛けからシュート、コーナーを得るが守られる。

35分、為田に代わり、中原貴之が入る。加入1年で福岡を昇格に導いた、元ベガルタの選手だが、今日のヒーローにするわけにはいかない。36分、ベガルタも西村に代え野沢を入れる。中3日。37分、金久保のクロス、中央合わず。38分、平井の絶妙浮き球パスに、走り込んだ坂田がフリー、足先のシュートは六反正面。危なかった。ベガルタもカウンター、野沢の左足シュート、キーパー正面。

終盤打ち合いになる。39分、福岡のクロスから亀川がフリーでのシュート、枠外。今日は、その精度に何度救われたか。40分藤村にイエロー。ベガルタエリア左奥35mで福岡のフリーキック。オフサイドで終了。そのあと、三田のクロスから最後は二見が右足でのシュート、ふかす。しかし、コーナーを得る。野沢が蹴るが、ライン割る。ATは4分間。

残り時間少なくなっても、積極的に互いにカウンター応酬。途中、三田にイエロー。2分目。左奥35mでフリーキックのチャンス。相手のクリアミスを再び上げる、蜂須賀もう一歩。その後、福岡の攻撃、クロスやシュートは六反が抑え、試合終了、スコアレスドロー。

互いのターノーバーの試合。両チームに決定機があったが、決めきれなかった。お互いに勝ち点3が取れる試合内容だっただけに、反省点も少なくない。ベガルタは久しぶりのスコアレスではあったが、DF陣でのもたつきが狙われ、自らピンチを招く場面がまだある。

今日スタメンの10代西村、小島とも、動けてはいたが、まだ、キープ力やパス精度は上げる必要がある。チーム事情でなかなかリーグ戦には出ずらいが、ナビスコなどで、チャンスをものにしていって貰いたい。小島の動きは菅井ばりで見てて面白かったが、周りとの連携はこれからか。

今日の差波は、ロングボール、大きな展開を意識していたようで、それは一定の結果を出していたが、キープしながら、細かくつなぐ方も、できるとチャンスも増えるだろう。藤村は、今日は守備的な動きで粘りを見せ、この辺に適性のあるのかもと思わせた。

勝てる試合で勝ち点1どまりは、いささか物足りないが、怪我の金久保、六反の目途がたったのは次につながる。
相手のミスに助けられた面もあるが、久しぶりに、失点はゼロにできたので、次のリーグ戦では勝利を!


シュート数:11-13、CK:7-5、FK:1-18 得点:なし 警告:蜂須賀、差波、藤村、三田 (福岡)濱田、亀川  主審:荒木友輔 入場:5,956人

尚、試合前に北エントランスと、スタジアム内市民後援会ブースで、熊本地震の義援金募金が行われました。これとは別に、15日からサポータ有志が集めた義援金はロアッソ熊本経由で被災地に送られるとのことです。ご協力ありがとうございました。