ナビスコ3節:対鳥栖1-1、初出場GK石川慧、ビーグセーブで勝ち点呼び込む

2016ナビスコ 3節 4月6日(水)19時 ベガルタ仙台1-1サガン鳥栖 ベアスタ



ハモン 野沢

杉浦  藤村
(奥埜) 
差波 ミンテ
(三田)  
蜂須賀 平岡 大岩 菅井
   (渡部) 
石川慧

サブは、松浦(2種)、渡部、二見、三田、奥埜、佐々木匠、西村。ベガルタは9人入れ替え。
鳥栖は、豊田、富山、キムミヌ、谷口、鎌田、高橋義希がスタメンとガチメンバー。

ベガルタは、GK六反、関の怪我で石川慧が、2011年の加入から、ソニー仙台、秋田へのレンタルを経て、J1初出場、初スタメン。サブGKは2種登録ユースの松浦。杉浦が今季初スタメン。ボランチに差波、ミンテのコンビと、ターノーバー。18歳佐々木匠が今季初ベンチ入り。

前半は鳥栖に圧倒的に攻められ、パスミスを拾われてカウンターから失点。後半、奥埜、三田を投入。間延びしてきた鳥栖に対して、奥埜らが自由に動きまわり、チャンスメーク。コーナーを連続して取る。41分、コーナーのこぼれをミンテが押し込んで同点。その後、豊田のどフリーシュートを、初出場GK石川が、足1本で弾くセーブも見せて、チームに勝ち点1をもたらした。

(前半)
激しく雨が降り続くベアスタ。
2分、ベガルタ自陣のからのロングボールに野沢が裏を取ってのフリー、オフサイド。4分ベガルタが左サイドで回すが、打てず。鳥栖のカウンター、クリア。5分、ベガルタが回し、右サイドからハモンがカットイン、最後はミンテがミドルシュートも、キーパー正面。6分、鳥栖のペクが、ベガルタ右サイドからの高速クロス、シュート性をGK石川が止める。8分、またもペクにドリブルからのクロスを入れられるが、石川。

10分、鳥栖の鎌田のクロスに、豊田が菅井の背後からのヘッド、枠外。菅井が寄せていたが、もろともせず、打たれた。その後、野沢が裏へのパス、藤村が裏に抜けるがオフサイド。13分、豊田からキムミヌへのスルーパス、流れる。14分、鳥栖がベガルタゴール前でボールを回すが、最後はオフサイド。15分、鳥栖が縦のスルーパス、豊田が中央からシュートもヒットせず。17分、ようやくベガルタ、蜂須賀が上がってのサイドチェンジ、菅井?は折り返せず。17分、鎌田が、ひとりかわしての、クロス、流れる。

18分、鳥栖のコーナー。高橋義希のキックはクリアするが、こぼれところを、谷口にオーバーヘッドされ、枠外。20分、鳥栖のキムにキープされ、左足のシュート打たれるが、枠外。21分、差波の攻撃参加からコーナーを得る。キッカーは野沢。こぼれを、杉浦がうまくトラップしてのシュートは枠外。22分、蜂須賀の縦のパスに、裏に出た野沢がフリー、ループシュートはキーパーに阻まれた。その前にオフサイド。23分、カウンターから裏を取られそうになるが、石川が出る。その後、鳥栖がボールを支配。しかし、シュートは打てない。

27分、鳥栖が斜めのクロスを入れてくるが、流れる。差波のパスカットから攻撃しようとするが、つながらず。この間、ゴールキックで石川が遅延行為を取られイエロー。これもJ1初。もう1枚食らうと、ユースのキーパーが出なければならない。石川、ここまで多少固かったが、見てる方も一気に緊張が高まる。32分、鳥栖がボールを回す。藤田にクロスを入れられるが、精度無し。33分、蜂須賀の縦のボールに走り抜けたハモンが、左サイドをえぐり、得意の高速クロス、逆サイドから野沢がなだれこんで、ダイレクトで合わせるが、キーパー林に阻まれる。ここまでで最大のチャンスだったが。コーナーを得る。決まらず。

36分、差波のスルーパスを受けた菅井が侵入して、ループシュートを狙うが、枠外。そして、38分、左サイドで杉浦のパスをカットされ、そのままカウンター、ベガルタ守備陣は、戻りながらの守備、背後背後に走り込まれ、最後はペクにフリーで強烈シュートを決められ、先制許す。ここまで豊田を自由にさせないなど、奮闘してきたが、ダイナミックなカウンターにやられた。40分、鳥栖が、右ライン際40mのフリーキック。一旦弾くが、こぼれ球をフリーで鎌田に打たれる。石川が反応よく、ファインセーブ。追加点をしのいだ。

さらにボールを回されて、鳥栖のコーナー。こぼれを放り込まれるが、守る。終了間際、菅井がヘッドでつないだボールを、ハモンがドリブルでエリア内侵入、一瞬キーパーと1対1になるが、打つのをためらっているうちに囲まれる。キーパーもかわそうとしたのか。前半は、鳥栖の鎌田を中心に、攻めに攻められ続けたが、なんとかしのいだ。シュート少ないながらも、決定機は2回があったが、決めきれなかった。1点リードされて終了。

後半。
ベガルタはセンターバックの平岡に代え渡部入れる。日曜の試合に向け、疲労考慮?またボランチに藤村、右サイドに差波が回る。ようやく後半からベガルタが、前からボールを取りに行く。3分、ベガルタのカウンターから、蜂須賀がクロス流れる。さらに、右ライン際35mのフリーキック。ハモンは打ちきれず。6分、ペクにドリブルからのクロスを入れられる。7分、鎌田のミドルシュート、枠外。

8分、ベガルタが、右奥40mからのフリーキック。キッカーは野沢、決まらず。10分、杉浦のパスをカットされ、中央富山へパスを通される。しかし、これはブロック。11分にも豊田へのパスを通されそうになるが、ブロック。12分、ベガルタが相手ゴール前でボールを回し、杉浦のスルーから、野沢のシュートチャンスもトラップ収まらず。その後、コーナー2本連続、こぼれを野沢のクロスもオフサイド。16分、杉浦に代わり奥埜が入る。

鳥栖の富山に裏を取られシュート打たれるが、石川が弾いてコーナーを与える。連続コーナーをしのぐ。17分、鳥栖がカウンターからコーナー。シュートがは石川がパンチング。藤村自陣でのバックパスを奪われ、あわや。19分、ハモンがロングシュート、枠外。20分、ベガルタエリア左奥で鳥栖のフリーキック、クリア。21分、ペクのクロスがあわやも、しのぐ。25分、差波に代え三田が入る。27分、鳥栖のコーナー、しのぐ。29分、中央の豊田にパスを通され、シュート態勢のところ、大岩が体を入れて止める。30分、奥埜フリーのチャンスも打たず、右の三田へパス。三田えぐって、右足のクロスは、ヒットせずライン割る。

32分、左ライン際の鳥栖のフリーキック、35m。これをしのいで、奥埜から野沢へ、さらにハモン。カットインから前にミンテがいたが、自分で打とうして阻まれる。34分、蜂須賀がドリブルで持ち上がり、左45度からのシュート、枠内もキーパー正面。35分、鳥栖はペクに代えチェを入れる。36分、ベガルタがボールを回して、コーナーを得る。このあと、スローインから、ハモンがつないだボールを、奥埜がいったん浮かせて左足のボレー、キーパーに触られ、コーナー。コーナーからのこぼれを三田がシュートも、キーパー正面。

40分、ベガルタが右コーナーのチャンス。野沢のキック、中央で弾かれたボールを、大岩が競りながらなんとか頭で落とす。ゴール左で動き直したミンテが、フリーでたたきこみ、1-1同点。こぼれが来そうなところで待っているミンテ。その後、鳥栖のカウンター、キムミヌがフリー、シュートは石川がパンチ。43分、藤田にイエロー。44分、三田のロングシュート、コーナーを得る。これは野沢が直接ゴールを狙い、林がキャッチ。すかさず、鳥栖のカウンター、奥埜が戻ってなんとかタッチに出す。

その後、左奥35mで鳥栖のフリーキック。豊田に裏を取られ、至近距離からのヘッド、石川が残り足で反応、追加点を止めるファインセーブ。追加時間は3分間。ATに入っても鳥栖の攻撃。中央35mのフリーキックを与えるが、壁をかすめて、石川正面。結局1-1のドロー。

9人メンバー代えで、前半は、寄せが甘く、かなり押し込まれたが、失点の後もずるずる行かず、後半、奥埜、三田の投入で相手を動かし、チャンスを作った。ボランチとDF陣の連係に課題は残るが、何よりも、石川の2つのファインセーブで、勝ち点1を拾い、ミンテもちゃっかりゴールで、今季初得点。次につながる勝利。

予選Bグループ全6試合中、3試合消化で勝ち点7。暫定1位キープ

シュート数:11-15、CK:8-6、FK:10-19 得点:キムミンテ(鳥栖)白 星東  警告:石川慧 (鳥栖)藤田 主審:家本政明 入場:4,195人